アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
意識的に生きる
私たちは、生活の大半を無意識に過ごしています。朝起き洗顔し、服を着替え、学校や会社
に出る。そのほとんどは毎日繰り返されていることだけに、ひとつひとつ意識せずに行なって
います。パターン化した行動がほとんどと言っていいかと思います。
生きづらさを感じているとするなら、自分のパターン(偏向性)を知ることが大切です。
悩むパターンが同じで、悩んでしまうことになる失敗のパターンや、思考のパターンが
変わっていないということなのです。
あなたは、自分の行動が意味していることに意識を向けたことがありますか?
自分にとってその行動がどういう意味があるのかを考えたことがありますか?
トラウマにより刷り込まれたプログラムは、いつしか意識から外れ、強迫行為を繰り返して
いきます。
心の硬直化、固定化は、執着、偏りを誘引し、自我を変容させます。変容した自分を本来の
自分と錯覚している状態がアダルトチルドレンとも言えます。
硬直化、固定化した心に変化を起こすためには、“気づき”が必要です。
気づく自分は「観察する自己」とも言うべき、客観視できるもう一人の自分です。
その「観察する自己」との対話ができるようになるために、意識の目を向けた生活が必要
なのです。日常の行動ひとつひとつに意識を向けてみてください。何かを感じている自分
を意識してみてください。
生きづらさを感じていると、傷つきたくない気持ちから、感情を鈍磨させてしまうきらいが
あります。感情の鈍磨は、退屈感や空虚感を招きます。
「小人閑居して、不善をなす」 その退屈さから、ギャンブルや飲食、携帯電話などに耽溺
してしまい、ますます生きづらくなってしまうのです。
AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール