アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
自己とのコミュニケーション
私たちが生きていく中で抱える苦悩は、人間関係に集約されると思います。
自分を他者に理解してもらい、他者の思い、動向をまた自分が把握できれば、関わりあいは
円滑にいきます。
そのためには、自分の意志を主張、表現でき、互いの感情交流のためのコミュニケーション
が必要になります。
しかし、このコミュニケーションがうまく取れないという生き辛さを感じている人も少なくないの
ではないでしょうか。
コミュニケーションに苦手意識をもっている人に多いのは、話下手で、気の利いた会話ができ
ないことがその原因と思っていることです。
実際そうでしょうか?
口数が少ない人でもけっこう交友関係が広い人がいます。
それは、コミュニケーションが単に言葉だけで支えられているものではないからです。
コミュニケーションの目的は、相互理解のための自己表現、他者受容です。
そこから信頼関係を構築していきます。
自己表現ができるためには、表現する自分を知らなければなりません。
そのためには、他者とのコミュニケーションの前に自己とのコミュニケーションをはからなけ
ればなりません。
自己との間にも、他者との間にも信頼関係を構築していくためには自己開示が必要ですが、
その自己開示を妨げているものに次の三つがあります。
ひとつが〈シャドー〉です。
これは、自身が否定する、自我と正反対の悪(影)です。
例えば、誰にでも人の幸福を喜ぶ心とねたむ心とを持ち合わせています。しかし、ねたむ心
は、自分でも受け入れ難いですから、下意識に押し込んでしまうのです。
「魔がさした」と言いますが、この魔がシャドーです。
つぎに〈コンプレックス〉
これは単に劣等感ではなくて、無意識の中のこだわり、囚われです。
誤った信念といえます。
親からの刷り込みや、期待にかなった場合だけの条件つきの愛情により、偏った思い込み
が生じるのです。
三つ目に〈ペルソナ〉
外部に順応するための、本来の自己を隠す仮面です。
偽りの自己と表現できます。
これらのものが自己を縛り、本来の自己を見えにくくしていることに気づくことが大切です。
自己とのコミュニケーションがはたせ、創造的・肯定的な心と破壊的・否定的な心を統合で
きることで、他者とのコミュニケーションも自然に取れるようになっていきます。
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
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ふぉーらむ北辰
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