アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
アダルトチルドレンへの処方箋~生き辛さの正体
「生き辛さ」というものを考えてみましょう。
日々の生活の中で、私たちが生き辛さを感じる時というのは、事が思うにまかせないときではないでしょうか。
思うようにならない時でも、「しょうがない」とあきらめきれればまだいいのですが、どうしてもこだわりを外せませんと、もやもやしたものが残ります。
分かってはいてもその行動が取れなかったり、気持ちとはうらはらのことを逆にしでかしたりと、望まぬ結果を自ら招いてしまうことが「生き辛さ」であると思います。
「本音と建前」というものがありますが、本音で行動を取るタイプか建前で行動を取るタイプか。
建前でしか行動出来ず常に不満足感を抱いている人もいるでしょうし、本音で行動するがあまり、損ばかりしている人もいるでしょう。
いずれにせよ、なぜその結果を招く、他でもないその行動を取ってしまうのかを考えてみてください。
そこに信念とでも言うべきある「思い込み」がありませんか?
「どうせ自分はうまくいかない」とか「まともに評価してもらえるはずもないし」とか。
また、人は「好ましからざる自分」「不都合な自分」というものを必ずもっています。
たとえば、波風を立てるのがいやで、ついつい周囲にあわせてしまう自分がいたり、職場で誰かが成果を出すと、それを妬んでしまう自分がいたりであったりとか。
こういった場合、そんな自分の一面を受け入れられず、否定し抑え込んでしまうことがあります。
このように強い「思い込み」や蓋をして隠してしまっている自分がいますと、自分の気づかぬところで、足を引っ張ってしまうことになるのです。
これが「生き辛さ」の正体でもあります。
「ただなんとなく」と導かれたその行動が、実は他から方向づけられた自分や自ら否定した自分によって操られていたことを知ることが、生き辛さからの回復の第一歩になります。
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