アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ

アダルトチルドレンへの処方箋~主体性の欠如

ACの嘆きの中で多いのが、毒親(あまり良い表現ではありませんが)からの被害(影響)ですね。

受けたダメージが大きければ大きいほど、恨めしいものです(笑)。

そのためか、加害者である親に対して、何らかの報復をしたいと思ってしまいやすいようです。

気持ちは分からなくもないのですが、ただそのやり方が少々問題があるようです。




どういうやり方かといいますと、「目には目を!」です。

このやり方ですと、結局は非難、批判している親と同じことをやっているようなもので、

「親がどうだこうだ」と言える立場ではなくなります


このことは意外と気づいておられないようです。




また、非難しながら、その親に相応しい子ども(自分)に自らなろうと努力(笑)しています

これでは、親を手本としているのと同じです。

批判しているつもりが、見習っているわけです。




愚かな親だから、その子である自分が自堕落な生き方をしていた方が相応しいんだ。

わが子がだらしない方が親が恥をかくし、嘆くはず


と、してやったりといった表情で話してくれた青年がいましたが、どこへ向かっていき

たいのでしょうか。

親が喜ぶことはしたくない」と言うのです。

自分が幸せになれば、親が喜び、親の思うつぼだから悔しいらしいのです。

わが子の幸福を喜ぶ親に何か問題があるのでしょうか?

自分が立派になれば、親の手柄にされてしまうとでも思っているのでしょう。




ここには主体性といったものが見えません。

自身の行動、生き方の基準が、常に親の感情、顔色です。

どこに主体としての自分があるのでしょうか。

親の操り人形のまま一生を過ごしたいですか?






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