アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
自由に生きる
今の時代は、価値観が多様化し、様ざまな選択肢の中から自分により適したものを
選ぶことができるようになりました。
しかし、その一方で、「○○の自由」といった自由主義が、横行している
ようです。
私はかねがねこの「自由」という言葉の意味がはき違えて使用されているような気
がしてなりません。
「勝手気まま」「自分の勝手」という意味で使われているようですが、
本来「自由」は、「自らに由る」つまり、自分自身に対する揺るぎない
信念を拠り所として、周囲からの様々な規範や束縛から解き放たれ、
とらわれることなく自律的に主体的に行動するところにこそ、存在する
のです。
「独りよがり」や「気まま」では決してありません。
自己の精神の主体的立場が確立でき得ていない者は、舵の無い船のように、さまよ
える難破船となるでしょう。
自己や自己の可能性に向き合える「環境」を自らに用意することが大切です。
それぞれが自分の個性に気づき、また他の個性、違いを認め合う心の広さを持ち得
れば、子ども、大人それぞれの世界で「いじめ」もなくるはずです。
昨今は、「人権」「人権」と声高に叫ばれ、悪しき「平等主義」が横行しています
が、各個人間に見られる相違は、明らかに尊重されなければなりません。
人間の価値は、それぞれの人の適性にあり、その能力を見ることであるはずです。
公正でありながら平衡のとれたもの「公平」の概念こそが、個性を育む価値観と
なるのです。
福沢翁は、「教育の力は唯人の天賦を発達せしむるのみ」として、教育とは、
そのものの適性の発見、そのものの自然の能力培養であることを述べ
ています。
陽明学者の安岡正篤先生は、天賦された素質能力を「天命」といい、
それを知るのが「知命」
それを発揮し、自分を尽くすのが「立命」
と述べておられます。
自分自身の天命を自覚し、志を立て、自身を信頼できてこそ、「自らに
由る」自分が構築できるのです。
そうなってこそ、全き自由人と呼べるのでしょう。
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
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NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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