アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
ミュンヒハウゼン症候群
この病気をご存知だろうか?
病気を創作もしくは既に罹患している病気を殊更に重症であるように誇張し、病院
に通院・入院する。一つの病気の問題が解決、虚偽が見破られたり、小康状態に
陥ると更に新たな病気を作り出す。重篤な患者と見せかける為に自傷行為や検査
検体のすり替え、偽造工作と言ったものを繰り返し行うことがある。
ケガや病気という口実を利用して周囲の人間関係を操作することを目的にして、
同情をかったり、懸命に病気と闘っている姿を誇示する。(ウィキペデイア)
傷害の対象が自分ではなく、わが子などの代理のものに向けられたものが代理
ミュンヒハウゼン症候群です。
人は、周囲から承認され、賞賛されることに渇望する生き物です。
病気や怪我をすると気弱になり、周囲の優しさが何ものにも変え難いほどの
甘美な心地よさを与えてくれます。
私も子どものころ病気をした時、母親の看病がうれしくて、いつまでも病気で
いたいと思ったりしたものです。
代理ミュンヒハウゼン症候群は、わが子の病気を懸命に看護し、周囲の人間
から献身的看護に対して賞賛される快感を手放せなくなるのです。
代理~の場合は、わが子を本当の病気にしてしまうことだってやってしまいます。
それほど、承認、賞賛は人を惑わせてしまう危険をはらんでいます。
自分を傷害の対象とするミュンヒハウゼン症候群に酷似しているのが、不登校、
ひきこもりです。
そしてその家庭で生じる親子間の「共依存」です。
子どもは、自主性を放棄し、親に身の回りの世話をやかせることで、愛されている
という実感を得ようとします。
愛されることが、生きのびるために必要なのです。
また、親はわが子から頼られ、自分がいなければ生活すること自体ができない
ほどに自分を必要とされることで、自身の存在価値を確信したいのです。
まさに必要とされることを必要としているのです。
いずれも、世話をやかせる、世話をやくことでそれぞれをコントロールしようとしま
す。
周囲の人間関係を操作することを目的とする点で、ミュンヒハウゼン症候群と同じ
です。
承認の病と言えるでしょうか。
これらは全て、空虚感から生じる歪みです。
アイデンティティ(存在意義、価値)を保護する殻が破れ、中から自己が溢れ出し、
その隙間(空虚)を埋め合わせるために、執着、依存が生じるのです。
人間のもろさかも知れません。
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