アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
アダルトチルドレンの処方箋~自己処罰
「親を許せない」
「自分を許せない」
「許せない!許せない!許せない!」
私たちは、何ものかに怒り、憎み、恨むといったことがあります。
その情念は、あたかも心に刺さったトゲのようです。
このトゲを取り去るには、どうすればよいでしょうか。
親を許せないのは、愛してくれなかったからですか?
自分を許せないのは、親の期待に応えられなかったからですか?
少し考えてみましょう。
いとおしむ、愛でる気持ちは、何に向けられるのかは、かなり個人差があると
思います。
また、そのもの(対象)の価値を見い出しえなければ、そういった感情は抱かない
でしょう。
人は、等しくそれぞれに相応しい、独自の価値をもっています。
この世に生を受け、ここに存在しているということが、その価値を証明しています。
しかし、「価値」は、それが分かるためには、そこから得られる悦びを体感したこ
とがなければなりません。
愛する悦び(価値)は、愛される悦びを体感(実体験)したことがあるからこそ、得ら
れるものです。
自分を愛せなければ、自分が生み出したものをいとおしく感じることができません。
だから、あなたの価値を見い出せる人は、他に必ずいます。
それが親でなければならない理由はないのです。
であれば、親の期待に応えられなかった自分を許せないですか?
応えなければならない責任があれば、罰を与えたいでしょう。
でも、あなたにはその責任はありません。
あなたは、愛されなかった理由が期待に応えきれなかった無価値な存在だからだ
と信じていますか?
そうではないことは、上に記したとおりです。
あなたは、自分を許さず、罰することでせめてもの償いとし、自責感を和らげたい
のですか?
自分の愚かさを許せないかも知れません。
でも、その償いとして、「自分は幸せになってはならない」と信じていたとしたら、
それこそ愚かなことです。
自分の価値を自ら貶め、「だからより良くなってはいけないのだ」と言い聞かせ
てしまっていませんか?
愚かさに気づけていれば、愚かではありません。
「許し」とは、何でしょう?
手綱を“ゆるめ”、“放す”ことではないでしょうか。
自分の心の中から、囚われを解き放つことではないでしょうか。
自分を許したければ、自分にやり直しのチャンスを与えてあげればいいんです。
誤りや愚かさに気づけた時は、“知恵”を得ています。
その知恵を活かしてやり直してみましょう。
やり直すことが怖くて、挑戦することを避けるために自分を許さないでいるのでは
ないですか?
それは責任感の強さでも、厳しさでもありません。
自分を傷つけることは終わりにしましょう。
あなたは、そこに生きていることで価値を証明しています。
あとは、その価値を活かしていくことです。
火は火で消すことは出来ません。
全く性質の違う水でこそ消すことができます。
恨みの真反対の“感謝”で消すことができます。
何事かに感謝する習慣をもってみたらいかがでしょう。
何事も“恵み”だと思って、「ありがとう」「ありがとう」とつぶやいてみてください。
きっと、恨みが消える恵みがあります。
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