アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ
アダルトチルドレンの処方箋~ありたい姿①
アダルトチルドレンからの回復といった場合、とかく家族トラウマのケアが焦点と
なりがちですが、どこへ向かうか、具体的な将来像、ありたい姿が不明瞭なまま
の場合が多いようです。
トラウマが解消され、生き辛さが軽減されて「良し」ではなく、人生を活き活きと、
生きがいをもって生きている人たちは、どのような姿勢で生きているのか。
そこに近づけていくことを試みては如何でしょうか。
その理想像を考えるヒントを与えてくれるものに、人間主義心理学のマズローの
理論があります。
マズローは、「人間は価値が内在するものであり、人間性のもつ何ものにも
替えがたい尊厳さ」に光をあてた独自の理論を提唱しました。
その中で、マズローは、生きがいをもって生きる自己実現的人間の特性をいくつ
かにまとめています。
そこから“ありたい姿”を考察してみましょう。
『現実を正しく見、これと快適につきあってゆくことができる』
これは、事実に即した理解です。
アダルトチルドレンの多くは、目の前の事実に対して、客観性が不足し、主観的
なとらえ方に囚われ、自身の歪んだ憶測により、不安や恐怖を抱えています。
したがって、結果に対して何らの確証も得られないこれから未来(未知)のこと
に関しては、なおさら強い不安感や脅威を感じ、挑戦することを過度に避けます。
これに対し、自己実現欲求が満たされている人間は、未知なるものに対して、
豊かな感受性から、逆に好奇心をもって、探求していこうとするのです。
自己信頼感の高さから、外部からの肯定的刺激に対してのみならず、否定的
刺激に対しても、主体的な意志により適確な“対応”が取れるのです。
家族トラウマの影響を受けている場合は、外部からの刺激に対しては、過去の
トラウマなどから、身体は反射的に、心は反応的にしかできなくなってしまって
います。
ですから、何度も同じ否定的(自己破壊的)行動を繰り返してしまうのです。
現実に対し、印象や憶測で判断することなく、客観的に事実を正確に把握し、
適切な評価を与え、自発的、能動的、主体的に対応していくことが、常に現状
と快適につきあっていける姿勢・態度なのです。
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