アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい
アダルトチルドレンからのQ&A~セルフヘルプとは? ③
被害者意識が強いほど、自身を変えていくことに抵抗します。
変化を起こすことにためらいが強いのです。
変化を起こす勇気が出せないのです。
なぜなら、自らが人生の担い手であるという自覚がもてず、自らの判断、
選択、結果に対する責任を認識できていないからです。
現状の改善のために変化を起こしていく不安感の方が、現状に対しての
不満足感より勝ってしまっているのです。
勇気の反対は、臆病ではなく、追従、依存です。
被害者意識は、加害者としての他者に依存し変化を求めます。
「親が変われ! おまえらがこうした! 人生返せ!」と。
なぜ勇気を出せないのか。
それは、自己の存在の危うさに対する恐れがあるからです。
自己の存在を揺るがすネガティヴな感情は、不満や不安から生じます。
不満は、思うようにならない、得られない、失うといった状況で起こります。
不安は、安心できない(危険な)状況で起こります。
充たされない不快をごまかすために、何ごとかに固執します。
安全感を得たいために、自分の見解に周囲(世界)を合致させようと、事実を
歪めて捉えます。
自分だけをあてにし、自分だけで事足りているという錯覚や孤立主義へと
傾向を強め、自我肥大状態(傲慢)を招きます。
これは、人を身近にせずますます自己の存在を危険に晒していく結果と
なります。
自身の見解への拘りは、変化を拒むところからはじまり、自分の判断力を
信じ過ぎていたことで迷いを深めたということを理解しましょう。
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