アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい
親ガチャを超えて~ゆるしと和解②
前回からの「ゆるし」についてお話しします。
「自己贖い」を止めるためにも、「ゆるしと和解」が必要です。
自分をゆるせないのは、完璧主義というよりも、慢心からです。
慢心は、独りよがりの思い込みから自他への敬意を忘れます。
傲慢になりやすいですね。
「ゆるす」には、「許す」と「赦す」があります。
「許す」ことは、自身の未熟さを自覚し、やり直すことを自身に許可することです。
反省すべきは成した行為であって、存在そのものを否定するものではありません。
自己肯定が大切です。
「赦す」ことは、したことを無罪放免にすることではなく、充分な反省をし、その影響から自分を
自由にすることです。後悔や自己憐憫を手放すということです。
親に対してネガティブな感情を抱いたとしても、それも自然なことです。
しかし、自身を被害者とみなし続けるような非生産的なことをやめることです。
裁かず、咎めず、責めずです。
責任を認め、反省し、改めていく姿勢、心根を自身で承認してあげるのです。
「ゆるす」とは、自分を縛らず主体的に緩め、ほどき、放すこと。
解き放ちです。
謙虚さがなければ反省をしません。
慢心は油断を招き、問題をそのままにしてしまったり、責任転嫁してしまったりと、無責任体質を
つくります。
それでは生き辛さはなくなりようがありません。
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