アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい
アダルトチルドレン~12ステップ【自分なりに理解した神】②
「神や仏もあるものか!」という世界観の人は、前提に「神や仏がいれば、自分には
災いは起こらない」というものがあります。
勝手にそう決めているのです。
そんな都合のいい話はないでしょう(笑)。
地球に暮らしていれば、地震もあれば台風もある。津波や竜巻だってある。
病気にもなれば、事故にだってあう。
「困ったときの神頼み」ならぬ、正月や厄払いの時くらいしか神仏に手を合わせず、
些少の賽銭で、あれやこれやと願い事を祈願している人も少なくないようです。
命が生かされているという前提に立てば、世界も違って観えてきます。
「生かされている」ということは、それを妨げるものから守られているということ
でもあり、それだけの価値が自分にはあるということでもあります。
〈神の配慮(意志)〉というものを考えてみると、それは、「成長と調和のための、
自身の生きていく目的を見い出し、必然的に身に起こることから学ぶべきものを
学びなさい」と捉えられないでしょうか。
「神の配慮にゆだねる」というのは、自分の勝手な都合に合わせようとするのではなく、
その神の意向「成長」と「調和」に自分の方が合わせていくことでこそ、
「神も仏もあるものぞ」というまさにその実感を得られる人生になっていくことを
伝えているのでしょう。
ゆだねることが出来るのは、そこに全幅の信頼があればこそです。
守られているという安心感から、自身が取るべき行動を自発的にとっていけるように
なるのです。
この第3ステップは、いかに自己都合、思い込み、囚われを手離す決心ができるかです。
(続く)
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