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解決支援者の現場日記 : 旧ブログでタグ「家庭教育」が付けられているもの

子育て講演会

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7日熊本県玉名郡和水町にて、グリーンコープ生協くまもと様主催の子育て講演会の講師としてお話しさせて頂きました。
今回のテーマは、『子育て 親そだち』として、子育てを通して親自身が親として、また一人の人間として成長して(育って)いくことを述べました。

通常「子育て」をテーマにする場合、子育ての仕方やり方といった方法

論が語られことが多いようです。しかし、私がかねて不登校やひきこもり、ニートの青少年たちと関わっていて

感じることは、子どもたちが見ているのは、親としての在り方、生きる姿勢態度であって、方法としての育て

方ではないということです。

方法論は多様にあっていいと思います。様ざまな“個性”をもった子どもたちです。その子その子にみあった

育て方があります。兄弟であっても個性は違います。となれば育て方は違ってきて当然であり、料理で食材の

味を活かした調理法があるように、大根は大根、ニンジンはニンジンとしてその旨味を引き出すべきです。

家庭教育」を考えるとき、というものをイメージする方が大半だと思います。

しかし、何を目的とした躾なのか、わが子の何を育てるのかといった、わが子に向き合う姿勢が過っている場

合、躾はかえって子どもの成長を歪めます。これに関しては以前もブログで述べていますので、これ以上

述べませんが、今回の参加者は若い母親も多かったようです。私はこれまでの支援活動を通して、子ども

たちの“ありのままの個性”を活かしていく家庭教育の大切さを痛感し、できるだけ若い親御さんたちに話を

伝えたいと思っています。もっと言うと、まだ子どもを授かっていない夫婦に聞いてもらいたいと思います。

あるがままを否定された子どもたちが、人や社会を遠ざけ、殻に閉じこもる生き方を選んでしまいます

今後も子ども達の代弁者として、家庭に笑顔を増やしていく活動を続けていきたいと思います。

 

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詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

11月12日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  11月11日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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講演会のアンケートから

先日行われた家庭教育学級合同学習会の講演会の参加者アンケートが主催者側より送られてきま

した。私の講演会はいつも、実例をあげてお話しします。全て私がかかわった家庭の話です。特に、

青少年たちから直接聞いた声を紹介しています。そのせいか、参加の親御さんたちはわが家の事に

照らし合わせ危機感をもたれる方が多いようです。

「不登校、ひきもりは特別な家庭で起こっていることではありません」「多くの青少年たちが話すトラウ

マ体験は、幼年期のころが多い」ということを講演の最初にお伝えしていますが、毎回「もっと早くに

聞きたかった」という感想をもたれる方があるようです。

今回アンケートの中に、『問題がおきた時、どのような支援の場が必要か』という質問を入れて頂きま

した。一部回答をご紹介します。

・実例のいっぱい聞ける講演会や話し合いの場

・親が安心、信頼して相談できる場所、支援が受けられる場所

・なかなか親自身が受け止められないので、もっと、すぐ相談できる、しやすい場

・子どもをせめたり、家庭や個人で抱え込まないように気軽に相談できる機関

・同じ仲間(親も子も)と情報交換できる、集まれる場所

・直接関われる母親の支援、家庭から責められることが多い

・親の支援

・家族みんなでどうやったらいいか、アドバイスをしてもらえたら良いと思う

・相談できる場がどこにあるのか、わかりやすく示してある場所

・場というより、不登校イコールいけないことという周りの目をなくすような社会の在り方

・家庭と学校、行政が一緒に話し合えるような場所

・家族間内では、感情的になって解決できないので、プロの方に支えをしてもらう場

・子どもの心身に蓄積された緊張をほぐし、過去を清算していかなければならない。親子ともにストレ

スを解消できる場

これらはほとんど当協会が提供できている場です。

しかし、6年前から開設されている無料相談窓口(市の後援を受け、市報に毎月掲載されている)

さえ、知っていた方が、アンケートを回答された方107名の内わずか13名という実態からも憂慮しな

ければならない問題です。告知の方法を工夫していく必要があるようです。

同アンケートの中で他にも、

・学校などにも支援の場があればいいと思う

・相談できる所。学校は教えて

というものがありました。

適応指導教室の所在などが当事者家庭にも告知されていなかったりと、相談や支援の場があっても、

十分に機能しているとは言えないようです。

当協会は、06年に熊本県八代市で、行政、学校、家庭、民間、医療施設が連携し不登校、ひきこもり

を支援していく〈八代不登校・ひきこもりサポートネットワーク〉の立ち上げから参画し、ガイドブッ

クも発行されております。(https://www.interbrain.co.jp/media/)

現在も隔週で八代市で相談会を開催していますが、そこでは、当事者家族と学校教員が一緒に相談

にこられるという連携がはかられています。

今回の講演会では、今後希望する内容として、

・父親が参加できるもの

・父親の子育ての講演、父親同士の関わり

・夫婦関係が大事なので、夫との関わり、夫との家族との関わりについて

・父親への講演会をやってほしい

というものがあげられていました。

かねてより不登校、ひきこもり、ニートの青少年たちと関わっている中で、父親の話が出てくることが

少なくありません。

子育てに関しては、とかく母親責任論に偏っている傾向が見られますが、意外(?)にも当の子ども達

から聞かされる内容に、父親の事は多いのです

私自身かねて3人の娘たちの父親をしていますので、父親たちに青少年たちの生の声を聞いてもら

いたいと感じております。

今後、夫婦で学べる場をもっと作っていきたいと思います。

 

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家庭教育学級合同学習会

今日は、文科省の家庭教育支援基盤形成事業として地元大野城市で講演会が開催され、『子どもの

心の声聞いていますか?』をテーマに講師としてお話させていただきました。

平日の午前中にもかかわらず多数の参加者があり、地元のケーブルテレビの取材も入っていたよう

です。

核家族化や地域のコミュニティが希薄化している現在、家庭教育を地域で支えていく試みは大変有意

義なものと思います。

当協会もかねてより、不登校、ひきこもり、ニートなどの家庭問題支援を行っている中で、単なる躾教

育に偏らない家庭教育の実践が急務の課題であることを痛感しています。

と言いますのも、躾は「お行儀良く」といった見える部分に囚われがちです。児童虐待の親たちが、決

まって「躾のつもりでやりました」と言っているのでも分かります。ですから過度の躾はかえって危険を

伴います。

私が日頃思いますのは、躾は「挨拶・返事・後始末」ができるように育てていればそれで十分というこ

とです。

それよりも子どもたちの自尊感情自己信頼感を育てることの方がより重要です。

健全な自尊感情がそなわっていない子どもは、ストレスに対して非常に脆弱ですし、他者との関わりを

避けるようになります。確たる自分を持ち合わせない子どもは、見知られ不安さとられ不安といった

不安に怯え、人を遠ざけ自身を孤立化させるか、弱者を見つけ出し攻撃(イジメ)することで、自分の存

在感を保とうとします。

自尊感情、自己信頼感を育てるためには、否定しない、けなさない、脅かさない、褒める、認める、

感謝するということが必要です。それらが意識しなくてもできるようになるためには、「敬い」の姿勢を

もつことです。

価値観が多様化している現在、子育てに悩む親たちは沢山いますが、ともすると子育て論は、その

方法論に偏りがちです。子育てマニュアル本なども多くみられるようですが、方法論に囚われると

仏作って魂入れず」といった状況になってしまっています。

重要なのは、わが子と関わる姿勢・態度なのです。

わが子の存在を敬い、尊重する姿勢・態度があれば、わが子を大切に扱います。大切に扱うという

ことは、を促すということです。

「成長」を基準に考えれば、何を許し、何を許せないかが自ずと判断できます。

子どもに嫌われたくないからと、要求に応じるだけの態度は、決してわが子を大切にしているとは言え

ません。

子どもたちは、両親の姿勢・態度から常に安心を得たいと望んでいます

学校に行けなくなった時、いじめられた時、非行をした時、ひきこもった時、そういった際の両親の姿勢

・態度で、新たな傷を受けてしまっているケースも非常に多いのです。

子育てを通して、親もまた育っていかなければなりません。

 

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詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

10月31日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
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骨抜きの家庭教育

支援活動をしている中でよく感じられるのが、当事者やその家族が「変化」に対して順応することが、

なかなかできないということです。だからこそ、長期化してしまっているとも言えますが、その頑さは、

変化を起こさずして、変化(問題解決)を望む」といった表現で言い表せるような、全く矛盾した

状態です。

現状を改善するためであっても、そのために何か新たな事に取り組むことまではしたくないという

心境です。変化を起こすこともためらわれるのですが、そのことで望まざる結果も起こりかねない

ことが怖いのです。

傷つくことへの過度な怯えです。

支援者の介入により、それまでの家庭環境に変化が起き出すと、途端に改善の動きを阻む親御さん

がいます。あたかも問題解決を望まない動きを始めるのです。

また、当事者へのアプローチを促すとそれを拒む親御さんも少なくありません。慣れていないのです。

それほどかねてのコミュニケーションが分断されてしまっているのですが、それよりも一番大きな理由

は、親としてわが子をコントロールできない自身の無力さへの悲嘆を味わいたくないからです。

不登校・ひきこもり・ニートを抱える家庭の問題は、わが子の世話をやくことで、親としてのアイデン

ティティを維持でき、「頼られている」という精神的な充足感を得られる。これが親にとっては甘い蜜と

なってしまうことです。

当事者はというと、世話を受けることで、それまで味わうことが少なかった「愛されている」といった実感

を得られるという利点があり、また、世話をやかせるということで親をコントロールできる満足感が得ら

れます

これは、当事者にはこれまで、少なからず親からコントロールされてきたという思いがあり、その裏返し

です。

前回のブログで、親たちが今拠りどころを失っているという話をしました。バックボーン(精神的支柱)を

持てていないのです。一貫した判断基準、価値基準を持ち合わせていないために、変化に対して臨機

応変に対応できる柔軟性に欠けています。 

心療内科医の星野仁彦氏は著書『機能不全家族』(アートヴィレッジ)の中で、

日本人特有の心理「直視恐怖」は、日本人に無神論者が多く、概して確固とした宗教をもたないことも

関連しているのかもしれないと述べていますが、要は、生き方の哲学をもっていないことが、家族成長

の発達過程における様ざまな危機に対処できない状況を導いてしまっているのです。 

マンションや和室の無い家屋の増加にともない、大黒柱というものがあまり見られなくなってきました。

一家の大黒柱としての父親の存在感も希薄になってきている昨今、家庭に必要なものは、精神的大

です。家族の安全を保証する大屋根を支える心柱です。

精神的大黒柱を持たない家庭は、安定や安心を欠き、変化を怖れ、現状がどうあれそこに固執すると

いった生き方しか選択できなくなってしまうのです。

 

家庭教育支援基盤形成事業
大野城市家庭教育学級合同学習会
『子どもの心の声を聞いていますか?』
 
講 師 中光雅紀
日 時 10月20日(月)9:45~12:00
場 所 大野城まどかぴあ 多目的ホール
加費   無料
定 員   200
主 催   大野城市教育委員会     大野城市家庭教育推進協議会
協 力   NPO法人チャイルドケアセンター大野城
申   込    NPO法人チャイルドケアセンター大野城
(問い合わせ) 大野城市白木原2-3-13
TEL 092-589-8688
 
 

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大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

10月15日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  10月14日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

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早いものであと3ヵ月

10月になりました。今年もあと3ヵ月です。

今月は20日に講演会をひかえています。

これは文科省が家庭教育支援基盤形成事業として「すべての親へのきめ細やかな家庭教育支援手法

の開発」を目指し全国282箇所でモデル事業を展開しているものです。

情報提供」「相談体制の整備」「学習機会の提供」の三本柱で地域で展開していくようです。

情報提供」で言えば、私共の活動の中でも、「どこへ相談に行ったらよいのかが分からない」「適応

指導教室の存在さえ知らされなかった」といった声も何度も聞かされています。せっかくの社会資源

があってもその告知が不十分で機能しければ何の意味もありません。

また「相談体制の整備」では、特に家庭教育という内容の相談体制は、乳児期から思春期、ひきこも

りといった問題では、成人まで対応しなければなりませんし、知育・徳育・体育・食育、非行、いじめ、

不登校と幅広い相談内容が想定されます。

それぞれ専門の者が対応しなければ、やっと足を運んだのに何の答えも得られずとなってしまいます。

学習機会の提供」に関しては、何事も予防という観点から、事が起こる前の対策が必要ですから、

特に家庭教育に関しては、親は子どもができて初めて親になったに過ぎません。親としての教育を受

け、ましてや、親としての資格を取得したわけでもありませんから、分からないことだらけです。

特に今は、核家族、少子化などで近くに両親が居ないといったケースが多く、相談できる相手が居ない

といったことがあります。親になることはできても、親であり続けることは難しいことですから、自ずと

親としての学習の場、機会を提供していくことは重要な課題だと思われます。

今ほとんどの家庭が、機能不全を起こしています。不登校、ひきこもり・ニートの増加、児童虐待、

親殺し、子殺しといった陰惨な事件を見れば明らかです。

したがって、家庭教育の見直しが急務の課題です。単なる躾教育ではなく、子どもたちが本来の個性

を伸ばしていける、健全な発育を促す教育・共育が必要だと思います。 

 

家庭教育支援基盤形成事業
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講 師 中光雅紀
日 時 10月20日(月)9:45~12:00
場 所 大野城まどかぴあ 多目的ホール
加費   無料
定 員   200
主 催   大野城市教育委員会     大野城市家庭教育推進協議会
協 力   NPO法人チャイルドケアセンター大野城
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生命の教育

家庭は生命を産み、育て、見送る場(フィールド)です。

家族が築き上げていく生命の場です。

今その「家庭」が、生命のはたらきを妨げてしまう場になってきているようです。

生命には目的があります。独自のはたたらきがあるのです。他者との関わりという社会の場でこそ活

かされるはたらきです。ひきこもる若者たちは、自らのはたらきを発揮することもできず、自身の価値

を実感することもかないません。

自己の存在価値を見失った者は、さらに自分をおとしめていきます。周囲が自分に期待していないと

信じているからです。

心身医学の分野で、癌の自然退縮の研究がなされています。

末期癌の宣告を受けた患者が、心理的な変化によってその癌が自然に消えていくというのです。

その心理的変化、転換というのは、

大いなる生命、大自然と無数の他者からの支えによって生かされている自己に目覚め、

それらとの結びに感謝し、今を大切に生きる

というものです。

この目覚めによって、内なる生命エネルギーが最高度に高められるのです。

生命の場である「家庭」のエネルギーを高めるためにも、この目覚めは必要です。

地球規模の環境問題は、自然をコントロールしようとした人間の傲慢さの結果です。

大自然は共生していくものです。

子どもたちもまた自然の子です。

親のエゴからコントロールしようとすれば、子どもたちは歪み、本来の自分を見失い、はたらき

できなくなってしまいます。

傲慢さは、「生かされている」という感謝の気持ちが無いところから発生します。謙虚さや他者への

敬いを喪失させ、相手を無意識のうちにコントロールしようとしてしまうのです

家庭教育は生命の教育です。

ひきこもりをそのままにしてしまえば、子どもたちの生まれてきた意味すら失いかねません。

今こそ私たち親たちの目覚めが必要な時なのです!

 

 

家庭教育支援基盤形成事業
大野城市家庭教育学級合同学習会
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講 師 中光雅紀
日 時 10月20日(月)9:45~12:00
場 所 大野城まどかぴあ 多目的ホール
加費   無料
定 員   200
主 催   大野城市教育委員会     大野城市家庭教育推進協議会
協 力   NPO法人チャイルドケアセンター大野城
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