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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 福祉 4ページ目

5月福岡たらちねサポート

昨日は福岡エリアの「たらちねサポート」でした。

ちょうど母の日でしたが、一組のご夫婦と5名のお母さん方が参加されました。

 

 

この〈たらちねサポート〉事業は、自助グループの形態を取ります。

自助」というのは、自らを助ける自らが助かるという意味ですので、単なる当事者同士の交流の場

ではなく、どう自分を支え、問題を解決していくかを学びあう場です。

そこには自己責任に基づいた主体性の発揮が求められます。

 

 

わが家で起きている目の前の問題(不登校やひきこもり)を自覚できている親御さん方が、その解決

のために、決して目をそらさず、真正面から問題、課題に向き合っていく。

問題を受容できてこそ、解決のためのスタートラインに立てるのです。

 

 

血縁、地縁を超えた、問題縁課題縁によって初めて出会った親御さん同士が、共に解決を目指して

認め合い、励ましあい、支えあって会を運営していきます。

 

 

この自助会には、大きく三つの目的・機能があります。

(1)分かちあい  これは、縁を大切にし、互いの痛みへの共感、解決のための有益な情報の共有

です。子どもの状態をより理解することで、わが子へ寄り添うことが出来ます。

(2)ときはなち   これは、罪責感などによって押し込められた心を解放し自分だけの考え(我執)

から離れる。 自分を許し、自尊感情を取り戻すことです。

(3)ひとりだち   これは、責任転嫁の連鎖を止め、自分を深く観察し、成長させていくことです。

 

 

これらの機能により、謙虚さ、素直さ、正直さ、誠実さ、豊かさ、感謝、意欲、自尊心、奉仕の精神

といった心性が養われ、長期化をくい止め、解決が促されるのです。

 

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/01/post-3.php

 

 

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大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

5月15日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

5月14日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

5月15日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

【北九州出張相談会】

5月20日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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自分に向き合う

すばらしい親子を紹介した記事を目にしました。http://www.asahi.com/national/update/0417/OSK200904170001.html

 

島根県浜田市の小学校6年生の男の子が、クラス全員に手紙を書き、自身が発達障害であることを

告白し、「僕と友だちになってください」と呼びかけ学校説活を楽しく過ごしているとのこと。

男の子は、2歳9カ月で注意欠陥・多動性障害(ADHD)、6歳で高機能自閉症と診断されたとありま

した。

 

 

父親が障害について学び、学校や他の保護者との連携をはかりつつ、わが子がより過ごし易いよう

に取り組まれたことも記されていました。

 

 

実は以前に私も、同じ発達障害を抱えた高校生の親子とかかわったことがありました。

当初、不登校の相談で来られたのですが、私が本人とカウンセリングをすすめていて、どうもかねて

係っている少年たちと違うものを感じていました。

その後受診を勧め、発達障害ということが分かりました。

 

 

それから、この少年の父親は熱心に障害についての学びを深め、障害についての分かり易い説明書

きを作成し、仲のいい数名の友人たちに渡し、友人たちにもわが子の障害を理解してもらおうと努め

ました。当時私はその姿勢にとても胸をうたれました。

 

 

障害を認め受け容れることも、ましてやそれを開示することも大変勇気のいることです。

しかし、こうしてそれを乗り越えた親子は、大きな財産、宝を得ていると感じます。

 

 

よく、長期化した不登校、ひきこもりの親御さんから「偏見、差別の目で見られるのがいやで、どこに

も相談できなかった」と聞かされることがあります。

確かに、40年以上も前からある不登校にしても、近年のひきこもりにしても、いまだに病人、変人扱

いです。犯罪予備軍といった極めて歪んだ目も一部あります。

 

 

しかし、これは世間の目だけでしょうか?

私は、当事者の親自身にそれを感じることがあります。

 

 

だからこそ、間違った目でわが子を見てしまわないためにも、先の二人の父親のように、学びが必要

なのです。

前回のブログhttps://www.interbrain.co.jp/blog/2009/04/post-94.php で述べましたように、わが子

を理解するためには、学習が必要なのです。

理解なくしてわが子の痛みに寄り添うことはできません

 

 

今回の朝日新聞の記事を読んで、改めて自分の身に起こっている現実に向き合う姿勢・態度の重要

を、この6六年生の男の子から学ばさせてもらいました。

光くん、ありがとう!

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/01/post-3.php

 

 

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5月14日 (要予約 0120-870-996)
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5月15日 (要予約 0120-870-996)
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訪問支援が目指すもの

訪問支援(アウトリーチ)について述べてまいりました。

訪問支援がはたす役割、意味は何かを考えるためには、そもそもひきこもりの支援に必要なことは

何かが明確になっていなければなりません。

 

 

私が関連図書の紹介を乞われた時にお薦めしているものに『ひきこもりと家族トラウマ』があります。

著者は、多重人格研究の第一人者である服部雄一先生です。

この書の内容は、当協会がこれまで行ってきた指導理念を理論的に裏づけするような内容であり、

現場から入ってきた経歴の私としては、臨床家、研究家の立場の方からエールを送っていただいた

ような気がして、とても心強く感じた本です。

 

 

一部抜粋させて頂きますと、「ひきこもりを見る場合、日本人と外国人は目のつけどころが違います。

多くの日本人は「外に出ないこと」「働かないこと」だけを問題にして、専門家も含めて、トラウマ性の

症状-人間不信、対人恐怖、自殺願望、不眠、感情マヒ-に目を向けません

こうした症状を無視すると、ひきこもりは働きもせずに部屋でテレビゲームばかりする怠け者に見え

てきます。

これに対して外国人は、ひきこもりが何年も人を避けて部屋に閉じこもったり、自殺願望をもったり、

人間不信や感情マヒの症状があることに注目します。」(109P)
 

 

 

私はかねてより、不登校・ひきこもりの問題”は何か?ということを相談者の方に問いかけています。

つまり、学校に行っていないことや、ひきこもっている、その状態が最優先で解決すべき問題なのか

を、自問して頂いています。

 

 

「訪問支援活動(アウトリーチ)」https://www.interbrain.co.jp/blog/2009/03/post-88.phpでお話した

名古屋の支援施設のテレビ放映に関しても、この本の中でふれられており、海外専門家たちが絶句

していることや、「これは治療ではない。しかも親のためのものだ。本人のためのものではない

(108P)といった言葉が記されています。

私がこの女性に強い憤りを感じたことは、やはり当たり前のことのようでした。

 

 

この名古屋のひきこもり支援施設「アイメンタルスクール」は入塾生を死亡させた事件を起こした施設

です。こういう事件があると、「いったい何をしたいのかな?親も含め、当事者たちをどうするつもりだろ

う?」と考えてしまいます。問題をどこに置きたいのだろうかと思ってしまいます。

 

 

部屋(家)から出す。家族から離す。集団(社会)生活をさせる。暴力(自他への)を止めさせる。

働かせる。精神病院へ入れる。根性(子も親も)を叩き直す』こういったところが問題として扱わ

れているような印象を受けます。

確かに表面的な課題としては、これらも有りますが、要は何故こうなったか。

それには必ず“訳”があるということです。その“訳”を解消し、さらには、より良く生きていきたいという

意識が生まれれば、結果として上記のことがらは改善されているということです。

 

 

プロセスや手段を目的化してしまうと、本質的な解決から遠ざかります

精神病理を原因にしたてたいといった動きも見られますが、確かに一部病理性がある事例もあります。

であっても、薬を飲ませること、入院させることが目的となっては同じことです。

本人に病気を受容させ、治療への積極性を促し、さらには症状、障害をかかえながらの生き方の充実

(QOL)を模索させていくことが大切だと思います。

そのためには、病人と認めてもらっただけでは解決にはなりません。

 

 

訪問支援の目的はなんでしょう。訪問することが目的となっては意味がありません

いきなり訪問して、声をかけたからといって何の解決にもなりません。

もちろん、本人の了解もないまま強引にドアを開けることは、絶対にあってはならないことです。

 

 

私が訪問する場合は、最初の訪問は必ず日時を伝達します。外出ができる青年の場合は、留守を

される場合があります。それでいいんです。こちらが招かれざる客ですから、本人のテリトリーへの

訪問に対しては、最低限の礼儀をつくすべきです。そしてまた、本人の了解がない場合、絶対にドア

を開けないことを約束し、ドアノブにも手をかけません。これらを徹底することで、当事者は安心して

ドアの向こうにいるようになります。

 

 

訪問支援の目的は、私の場合、当事者に自身のひきこもりがわが家の問題だけではすまなくなって

しまったと認識させる意味があります。わが家の問題である内は、親も子もゆったりかまえてしまい

ます。

第三者が介入することで、社会を意識させることが出来るのです。

 

 

福岡市でも訪問支援事業が取り組まれているようですが、訪問に関して本人の強い拒否がないこと

が条件となっています。斎藤環氏が懸念していたように、支援法が確立されていない現時点では、

それが賢明でしょう。

しかし、本人の強い拒否がない状態であれば、逆に訪問支援の必要はないと思います。

つまり、訪問をせずとも本人が動き出せる可能性が高いということです。

そもそも、訪問支援がどーしても必要なケースというのは、むしろ本人が強く拒否するような場合と

も言えます。

 

 

結論として、訪問支援(アウトリーチ)は、必要に迫られて行うべきもので、安易に話し相手になるため

といったような形で下準備(ここが重要)もないまま行うことは避けるべきだと思っています。

訪問支援法の確立は、実は訪問支援をしなくてもいい方法の確立でもあるのです

どうやって訪問すればいいかを考える前に、どうやったら訪問をしなくてもすむかを考えてもらい

たいものです。

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/01/post-3.php

 

 

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大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

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4月09日 (要予約 0120-870-996)
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4月08日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

4月09日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

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4月06日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

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何のための訪問支援?

前回の訪問支援の記述に対して、支援団体の主宰者の方からコメントが入りました。

同伴支援ということを提示しておられます。詳しくはコメントをご覧下さい。

 

 

大変すばらしい取り組みだと思います。

私がかねて申しておりますように、ひきこもりは生き方の病です。

ですから、様ざまな生きざまに触れさせることはとても有意義なことなのです。

 

 

支援者としての私自身、何ものかを分析し、型にあてはめ、期待値に近づけるといったような支援法

をかねて取っておりません。

青年たちにアドバイスしている内容は、全て自分で人体実験(笑)して効果があった改善法だけを伝

えています。自分をより良く成長させられる生き方を提案しています。

ですから、こちらの期待値に近づけるというよりも、彼らがどう化けるか(笑)を楽しみにしているので

す。いろんな化け方があって、“らしさ”が出てくればいいんです。

 

 

ニート層に関して申しますと、なぜ彼らが健全な職業意識、就労意識が育っていないかというと、

社会の中で働くということに関して、手本となるような、憧れとなるような仕事人が周囲にいなかった

仕事に対して、やりがいや生きがいをもって取り組んでいる大人がいなかったということがあげられ

ます。

残業で遅く疲れ果て、グチをこぼし、休日も接待ゴルフでいない会社員の父親に育てられ、「絶対に

会社員にだけはならない!」と言った青年もいました。

 

 

私が訪問支援をする場合というのは、どーしても自室や家から出られないとか、頑固に意地をはっ

ている(笑)場合だけです。 “どーしても”のみです。

しかし、この“どーしても”が当協会の場合は、前回にもお伝えしていますように、意外(?)に少ない

んです。

 

 

たとえ長期のひきこもりの場合でも、訪問まで至らずに、本人が動き出します。

もちろんそれは、やることをやればの話です。

 

 

では何をやるのかということですが、

それは家族の当事者本人への真の寄り添いです。

うわべだけのまやかしの寄り添いではなく、誠の真の寄り添いです。

それが何かは、是非〈たらちねサポート〉https://www.interbrain.co.jp/topics/ へ参加してみてくだ

さい。

 

 

前回ご紹介した調査結果で、ひきこもり経験者、その家族の相談スタッフの対応を期待している理由

として、「専門性や資格よりも、ひきこもりのことを理解し真剣に取り組んでくれる人を相談相手として

望んでいることを示している」とありました。

これについても私は、ひきこもり長期化の一因であると述べました。

その理由をお話ししましょう。

 

 

何でも経験者が一番の理解者であるというのは、うなづけると思います。

確かにそうです。

しかし、こと“ひきこもり支援者、問題解決者に経験したことだけで適正か?”となるとちょっと

違ってくるんです。

精神科医の斎藤環氏がやはり、「経験者が向いているとは限らない」といった見解をお持ちである

ことは、前々回https://www.interbrain.co.jp/blog/2009/03/post-88.php ご紹介しました。

 

 

私は、別の理由で同じ意見をもっています。

どういう理由かといいますと、

ひきこもりになる青少年たちは、あらゆる事象をとらえる時の選択肢が非常に限定され、偏っている

のです。自身の経験への意味づけに多様性がないです。それは、親ごさんも同じです。

だからこそ、傷つき、そして、ひきこもるという行動しか選択できなかったのです。

こちらのブログhttp://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2009/03/post-2a61.htmlも参考にして

みてください。

 

 

ですから、ひきこもりを経験したからとか、わが子のひきこもりを経験したからとはいっても、必ずしも

相談者、支援者に適性とは言い難いのです。

 

 

不登校、ひきこもりの問題解決の際に大切なことは、一般的解答ではなく、あくまでも特定解を見い

だすということです。

特定解というのは、「この子にとっては」という視点から導きだされるものです。

一人一人資質も、家族背景も、成育歴も違います。

経験者であっても、それは「自分の場合はそうだった」に過ぎません。

自分がそうだったから、他もそう」ではないのです。

 

 

よく、勉強熱心な親ごさんが、いろんな関連書を読み「結局どうすればいいか分からない」と判断に

困ったり、当事者が書いた本を読み「自分には参考にならない」という感想をもらす当事者たちは、

誰にでも当てはまるような一般解を期待するから分からなくなるんです。

特定解を導き出すというところになると、自身の経験だけでは追いつかない部分があるのです。

 

 

こういったところからも見えてくる問題は、「ひきこもり支援に何が必要か?」といったところが

不鮮明なまま、様ざまな論議がされたり、思いつき支援策が講じられていることです。

安易な訪問支援が及ぼす弊害はないのか、訪問せざるを得ない場合のその目的は?などにも関連

することですので、次回までこのテーマに言及しようと思います。

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
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【熊本出張相談会】

3月25日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

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【北九州出張相談会】

4月6日 (要予約 0120-870-996)
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必要なことは訪問支援か?

ある全国規模の家族会による調査資料を見ました。

来年度より始まる「ひきこもり地域支援センター(仮称)」に望む支援内容について、家族429名、

本人83名に調査した結果です。

 

 

家族が求める専門性と本人が求める専門性で、共に多いのが臨床心理士でした。

次いで、ひきこもりを経験した相談スタッフや当事者家族の相談スタッフでした。

私はこの調査内容を見て、「やはり、で、あったか」という感想をもちました。

 

 

どういうことかお話ししましょう。

このそれぞれの結果に対してこの会では、

臨床心理士への期待が高いのは、「心理的援助の専門性を求めている

ひきこもり経験者、その家族の相談スタッフに対しては、「専門性や資格よりも、ひきこもりのことを

理解し真剣に取り組んでくれる人を相談相手として望んでいることを示している」と述べています。

 

 

で、あったか」という私の領解は、ここにひきこもり長期化の一因がやはりあったという納得から

のものです。

今回と次回、二回にわたって論じたいと思います。

 

 

先ず心理的援助の専門性として臨床心理士をあげているところですが。

調査結果を見ても、医師や産業カウンセラーへの期待度に比べはるかに高い割合です。

この点の何が問題か?

 

 

臨床心理士は、対象者の病理性に対して治療的視点に立っています。

障害や目の前の問題を軽減させることを目的として、個人の援助を行います。

では、ひきこもりという状態(病名ではない)が必要とするものがそこにあるのか?

実は、ひきこもり状態の青年たちに必要なことは、発達的視点に立って、自立を目的とし、問題の

除去で終わらず、その後の自立のための意思決定過程を援助することなのです。

この辺りに関しては、当協会サイトhttps://www.interbrain.co.jp/psychoeducation/をご覧下さい。

 

 

個々人が自分の資質を最大限に生かし、自分の環境を利用して、よりよく適応・成長するのを援助

する。それは、各々の人生を建設的かつ創造的に生きていくために必要とする心理学的援助である

わけです。

 

 

また、ひきこもり問題は、当事者個人の問題ではなく、他者(主に家族)、環境との相互作用におけ

る問題ですので、個人の内的環境に焦点をあてた臨床心理の視点ではそぐわない部分が多いの

です。(『カウンセリング心理学』渡辺三枝子著参照)

 

 

これらのことは、不登校児童がスクールカウンセラー(主に臨床心理士)に相談したものの、ただ話を

聞いてくれるだけで、具体的な改善法は全くなかったとか、自分が話せない時の、沈黙の時間(カウン

セラーが黙っているから)に耐え切れず、相談室に行かなくなったということなどからも実感している

方もおられるでしょう。中には、カウンセラーに気をつかい、しゃべりたくないのに無理にしゃべってい

たという笑えない事例もありました。

 

 

ひきこもりの事例でも、4年間もの間社会的自立のために真面目に臨床心理士のカウンセリングに

通い、具体的自立策も与えられず、業を煮やし「30歳になってしまいますが、今のままで大丈夫なの

でしょうか?」と尋ねたら、「私じゃ手に負えないから精神科にでも行って!」と言われて、うなだれて

父親に伴われて当協会へ来た青年もいました。もちろん精神科にも行く必要の無い青年でしたが。

 

 

当協会の支援法では、ほとんどのケースが訪問支援を行わなくとも、親御さんに伴われて自ら出向

いてきます。それはご家族に共に動いてもらうからです。

たまたま本人が動けるケースが多かったということでしょうか?

それにしては、ひきこもり期間も長いですし、年齢も高いのですが。

もしそうだとしたら、前回から訪問支援活動(アウトリーチ)について述べていますが、そもそも訪問

する必要のない家庭に懸命に訪問しようとしているのではと疑念も出てまいります。

実際、当協会の事例でも、もし親御さんに動いて頂かず、本人を動かそうと思えば、訪問するしか

なかったでしょう。

 

 

これらのことから、訪問支援活動が必要なのか、そもそも、ひきこもり問題解決のためには何が

必要なのかを、改めて問い直すことの重要性を論じたいと思います。

もちろん、訪問支援活動が必要なケースもあるのは事実です。

ではその訪問支援活動に真に必要なことは何かも述べたいと思います。

 

 

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3月25日 (要予約 0120-870-996)
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訪問支援活動(アウトリーチ)

15日の毎日新聞に「社会的ひきこもり」の著者斎藤環氏のコラムが掲載されていました。

青少年育成施策大綱」に明記されている訪問支援活動(アウトリーチ)にふれ、支援法がまだ確立

されていない中で実施されることを懸念し、「くれぐれも慎重であってほしい」と述べられていました。

 

 

これまでにあった一部の民間支援団体の拉致監禁まがいの手法による死亡事件や傷害事件を例に

あげ、有効性以上に倫理性に配慮してほしいと述べられています。

倫理性とは、訪問対象者の人権や主体性、プライドを徹底して尊重するという姿勢であると。

 

 

随分以前に放映されたテレビ番組のひきこもり特番の内容から私の見解を述べてみましょう。

10代のひきこもりの息子の頭に、「いいかげん目を覚ませ!」とシャワーの水をかけている父親や、

無理やりひきずり足蹴にしている父親の姿が映し出されていました。

その光景を腕組みしてじっと見ている女性の支援者。時折、激しい(女性とはとても思えない)

口調(罵声)で、親を挑発し、子どもへ説教させ、自身も子どもをののしっていました。 

 

 

説教が親にとっても、支援者にとっても一番簡単な方法。しかし一番徒労に終る方法です

甘えだけでひきこもっている子どもの場合はいいでしょう。

大切な事は、「何が問題解決した状態か?」という事です。

部屋から出すことが解決であれば、まさに“引きずり出す”ことで解決になります。

でも、本質である親との問題や、対人関係の問題は解消されないどころか、さらに深まり、親子の絆は

より切れかかるでしょう

 

 

番組の家族も、母親と妹は別居しており、父親と息子だけが生活していました。

別居の理由は、息子の暴力ということでしたが、母親が逃げたのは、暴力からではなく、我が子から

あびせられる、苦悩からの絶叫を聞くことが出来ない。つまり、現実からの逃避です。

恐らく息子は、母親に見捨てられたと、恨んでいるでしょう。

また、いきなり他人(女性支援者)を連れて来て、いきなり慣れない説教を始め、部屋から引きずり出

し、強制的に親元から引き離す。

これで父親にも恨みが増したことでしょう。「とうとう親父まで見捨てやがった」と。

 

 

特に私が憤りを禁じえなかったのは、カメラの前に子供をさらしたことです。

あの場には、カメラマン、音声、照明、ADと複数のスタッフの方がいたでしょうが、その前で一方的に

蹴られたり、水をかけられたり、罵声をあびせられる子供の気持ちをどう考えたのでしょうか。

 

 

人権」の観念のないまま“ひきこもり問題”に対処すれば、子供たちにさらに傷を与えることになりま

す。

子供に向き合えない親のもとでひきこもりは長期化し、恐れず説教することを向き合う事と勘違いして

いる親のもとで、子供の傷はさらに深まり絆は断たれます

向き合うということは、子供たちの「傷み」に向き合い、「ぬくもり」で癒すことだと、日頃の支援活動の

中で私は感じています。

 

 

斎藤氏は、訪問支援者の資質に言及しておられました。

経験者が向いているとも限らない。「人は自分が抜け出したばかりのあやまちに最も厳しい」(ゲーテ)

からだ。

他者への畏れと自らの行為に対する懐疑を常に忘れないこと。

これこそが、いかなる知識や資格にも増して重要な資質であろう

 

 

私自身は、当事者が自己理解を深め、自己責任のもとでより良い意思決定ができるように援助し、

社会の中で自分らしく主体的に人生を歩んでいけるように忍耐強く後押しできる資質が必要だと

思っています。

自己の無力さを自覚した、慎み敬いの態度が重要だと思います。

「私が助けてあげよう」など思わないことです。

 

 

この訪問支援については、安易な目的、手法もまま見られるようですので、次回も少し取り上げたい

と思います。

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/01/post-3.php

 

 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

3月25日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

3月24日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

3月25日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

【北九州出張相談会】

3月18日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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不登校、ひきこもりの長期化に思う

先日40歳のひきこもりの相談を受けました。

スタートは、中二の不登校です。

それ以来高校にも進学せず、今に至るとのことでした。

 

 

近年は、長期化がかなり進行していることを感じます。

4月からスタートする〈たらちねサポート〉事業は、長期化をくいとめることを大きな目的としています。https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/01/post-3.php

春日市教育委員会の後援と社会福祉協議会の協力を受け、無償の支援活動を展開していきます。

春日市の社会福祉センターで行われる毎月の定例会で、家族がどう関わることで当事者本人を

動かすことができるか、ひきこもりという現象の理解を深め、さらには、個別の家族相談から、それ

ぞれの状況を翻訳し原因を解析していきます。

 

 

定例会は、親(家族)の自助会の形態を取りますが、一般的な親の会とは全く違います。

一般の親の会は、単なる親同士の交流会にとどまっており、中には10年以上参加しているケース

もあります。これでは何のための集まりなのか分かりません。

以前にも「周りを見ても解決した家庭を見たことが一度もありません」と述べられた方がおられました。

この方も長く親の会に参加しておられ、事態が変わらず当協会に相談にこられた方です。 

 

 

長期化の背景には、「問題」を間違ってしまっているということがあります

間違った問題に対して正しい答を出そうとしていたという、極めて不効率なだけでなく、かえって事態

をこじれさせてしまうということをしてしまっているのです。

 

 

「問題」というものは解決された状態と現実との差であるわけですが、何をもって解決とみなすのか

という点で誤ってしまっている。

そして、「問題」というものは変化を必要とする状態であるにもかかわらず、その変化を拒むという

矛盾に気づかないでいることがさらなる長期化を招いているのです。

わが子を変えようとはしますが、自分自身がどこも何も変わっていないのです。

 

 

「親が変わらなきゃ」とよく聞きますが、何を変えればいいのかも分からないで言っていることが多い

ようです。

また、「わが子と向き合う」ということを、パートもやめて四六時中子どもといることだと勘違いしている

ことも少なくありません。

 

 

以前のブログで、「親子の共同作業」https://www.interbrain.co.jp/blog/2009/01/post-74.php

と題して述べたことがありますが、長期化には親自身が深くかかわっているのです。

 

 

今回のサポート事業は、当協会主催の「ゆにわの会https://www.interbrain.co.jp/yuniwa/での

実績を踏まえ展開していくものです。

当事者が動けない状態であっても全く心配ありません。

「ゆにわの会」の参加家庭は、ほとんど当事者が社会参加への訓練を始めています。

親御さんたちが「問題」を見誤らず、変化を恐れず、適切な関わりを始めたからです。

 

 

ただ一つこの「たらちねサポート」事業で危惧していることは、長期化している家庭ほど親御さんが

高齢であり、インターネットを利用していないことが多いということです。

恐らくこのブログを目にすることもないでしょう。

もしあなたのお身内、お知りあいにひきこもり当事者があれば、是非お知らせしてあげてください。

 

 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

3月12日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

3月11日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

3月12日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

【北九州出張相談会】

3月09日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

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社会資源としていま私たちにこそできること Ⅲ

オバマ米新大統領が20日就任演説を行いました。

皆さんも聞かれたことと思います。

よその国のこととはいえ、何かこちらも勇気をもらえるすばらしい演説でした。

世界の経済不況と争いが一日も早く解決されればと祈るばかりです。

 

演説の中で心に残った言葉がありました。

新たな責任の時代」です。

 

当協会では、家族問題の解決のための姿勢として、二つのことをあげています。

〈一切感謝〉〈自己責任〉です。

 

要旨だけを述べますと、

〈一切感謝〉ができると現状を受容できます。

不足や不満だけを感じていれば、目をそらしがちになります。

現状をありのままに観察し、そこから与えられたもの(恵み)を感じ取ることができれば、自ずと感謝

の気持ちが生じます。

不登校やひきこもりといったわが子のメッセージから与えられたものを読み取ってください。

 

〈自己責任〉というのは、自分の後始末は自分ですることです。

それは他人に尻拭いをさせないことです。

ですから必ず義務が関係してきます。

親としての義務は、養育教育があります。

 

「養育」によりわが子を安全にし、「教育」により安定を与えます。

そして二つがそろうことで、安心が得られるのです。

また、わが子に安全安定安心を与えることが親の義務とも言えます。

 

はたせなかった義務の後始末を他者やわが子にさせてしまっていないでしょうか。

母性がはたすべきこと、父性がはたすべきことがなおざりにされ、夫が妻を、妻が夫を互いに責め

あっていませんか?

互いが責めあうのではなく、自己反省し、許しあい、補いあえば、無益ないさかいをすることもないの

です。

 

自分の中で、自分の代でおさめておかなければならなかったものを、わが子に引き継ぎ、持ち越して

しまったものはありませんか?

自分が満たされず、埋め合わせが未だできないている心の隙間を、わが子を思うままにすることで、

埋めようとしていませんか? 

愛すことよりも、わが子から愛されたいと思っていませんか?

 

それらはすべて、自己責任をはたしていないことです

 

オバマ新大統領は、「国民の信念と決意が、国が頼りとするところだ」と述べました。

信念決意

これは、行動を起こし、成果を出すために必要なことです

 

そんなことぐらい分かっている!

よく聞く言葉です。

分かっているつもりでも、行動が伴っていなければ分かっていないのと同じです。

本当にわが子に寄り添い、わが子の苦悩を除き、現状を改善しようと決意(腹くくり)ができてこそ、

様ざまな障害にもあきらめず、家族の絆の再生をやり遂げるのです。

 

私たちは、これまでの支援実績から、ひきこもる当事者たちの声を翻訳して、家族に伝えることができ

ます。

そのことで、今わが家に何が起こっているのかを知ることが出来、何の責任をはたすべきなのかが

分かってきます。もちろん、それからもとても困難な道のりが待っています。

 

しかし、オバマ新大統領の言葉にもありました。

われわれが、自身に、国に、世界に、喜んで義務を持つという認識、困難な任務に身をささ

げるほど精神を満足させるものはないとしっかりと認識することだ

と。

私たちも信念をもって、社会的ミッションと心得て、支援活動を続けていこうと決意を新たにしました。

 

 

 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

2月05日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  2月04日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

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社会資源としていま私たちにこそできること Ⅱ

トピックスでもお伝えしていますように、私共がひきこもり家庭への無償救援活動を展開していかなけ

ればと考えているのは、大前提として、解決ができる問題が、誤った認識のために歪められ、事態が

深刻化し、あまりにも大きな代償を支払わされている現実があるからです。

 

これまでも地元大野城市では、7年前から総合福祉センターで不登校、ひきこもり・ニートの専門窓口

を開設 https://www.interbrain.co.jp/counseling/ し、ここで受ける相談は原則無料です。

毎月の市の広報誌に案内が掲載され、大野城市民のみならず、近隣地域からの相談もあっています。

 

この窓口の開設も、早期に先ず相談ができる場所をと、市教育委員会や社会福祉協議会の協力を

受け始めました。

ここでは他の相談機関と違い、本人が来訪できなくても問題はありません。

当協会のこれまでの支援実績からのアドバイスを行いますので、始めから動けないことを前提として

います。

 

しかし、当然ここでは限られた時間内だけのアドバイスですし、直接介入は一切行えません。

一度きりの相談で終わってしまうケースもあります。

そういった親御さんの傾向としてあるのは、学校に戻すことに拘っていたり、働かないわが子をただ

うとましく思っていたり、わが子の声を聞く姿勢が不足していたりといったことです。

 

特に、「お子さんの状態をより理解するために、親御さんがカウンセリングを受け、学習をしていくこと

が大切です」という促しに、「なぜ親が受けるんですか? 問題なのはこの子ですよ!」と返す親御

さんは、間違いなく一度で終わります。

 

長くやっておりますと、こういったご家庭が数年後に「なんとかならないでしょうか?」と困り顔で再訪さ

れることがあるのです。もちろん事態は、こじれにこじれた状態になってしまっています。

不登校の子が、ひきこもりとなり、病理性の無かったひきこもりの青年が、医療保護入院の措置を取

らざるを得なくなったケースもありました。

 

こういった問題は、ただただ認識、理解不足からなのです。

不登校やひきこもりに対しての当事者家族の理解が深まれば、ほとんどの不登校、ひきこもりは

早期に解決するでしょう。

 

一番は、解決の大きな妨げとなってしまっている「本人が動かない」といった問題が、実は本当の

障害要因ではないということに気づけるのです

 

 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

1月22日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  1月21日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

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福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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早いものであと3ヵ月

10月になりました。今年もあと3ヵ月です。

今月は20日に講演会をひかえています。

これは文科省が家庭教育支援基盤形成事業として「すべての親へのきめ細やかな家庭教育支援手法

の開発」を目指し全国282箇所でモデル事業を展開しているものです。

情報提供」「相談体制の整備」「学習機会の提供」の三本柱で地域で展開していくようです。

情報提供」で言えば、私共の活動の中でも、「どこへ相談に行ったらよいのかが分からない」「適応

指導教室の存在さえ知らされなかった」といった声も何度も聞かされています。せっかくの社会資源

があってもその告知が不十分で機能しければ何の意味もありません。

また「相談体制の整備」では、特に家庭教育という内容の相談体制は、乳児期から思春期、ひきこも

りといった問題では、成人まで対応しなければなりませんし、知育・徳育・体育・食育、非行、いじめ、

不登校と幅広い相談内容が想定されます。

それぞれ専門の者が対応しなければ、やっと足を運んだのに何の答えも得られずとなってしまいます。

学習機会の提供」に関しては、何事も予防という観点から、事が起こる前の対策が必要ですから、

特に家庭教育に関しては、親は子どもができて初めて親になったに過ぎません。親としての教育を受

け、ましてや、親としての資格を取得したわけでもありませんから、分からないことだらけです。

特に今は、核家族、少子化などで近くに両親が居ないといったケースが多く、相談できる相手が居ない

といったことがあります。親になることはできても、親であり続けることは難しいことですから、自ずと

親としての学習の場、機会を提供していくことは重要な課題だと思われます。

今ほとんどの家庭が、機能不全を起こしています。不登校、ひきこもり・ニートの増加、児童虐待、

親殺し、子殺しといった陰惨な事件を見れば明らかです。

したがって、家庭教育の見直しが急務の課題です。単なる躾教育ではなく、子どもたちが本来の個性

を伸ばしていける、健全な発育を促す教育・共育が必要だと思います。 

 

家庭教育支援基盤形成事業
大野城市家庭教育学級合同学習会
『子どもの心の声を聞いていますか?』
 
講 師 中光雅紀
日 時 10月20日(月)9:45~12:00
場 所 大野城まどかぴあ 多目的ホール
加費   無料
定 員   200
主 催   大野城市教育委員会     大野城市家庭教育推進協議会
協 力   NPO法人チャイルドケアセンター大野城
申   込    NPO法人チャイルドケアセンター大野城
(問い合わせ) 大野城市白木原2-3-13
TEL 092-589-8688
 
 

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家族援護士養成講座
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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

10月3日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  10月2日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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