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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 時事問題 2ページ目

親殺し(NTT出版)

なんともショッキングなタイトルです。

著者は気鋭の評論家、芹沢俊介氏です。

私はこの中の論評ではなく、題材としてあげられている事件の発生時期を見て少し驚きました。

2004年11月 茨城県水戸市 19歳青年による両親殺害

2004年11月 茨城県土浦市 28歳青年による両親・姉殺害

2005年06月 東京都板橋区 15歳少年による両親殺害

2005年10月 大阪府枚方市 12歳少年による母親殺害

2005年10月 静岡県伊豆の国市(タリウム事件) 16歳少女による母親殺害未遂

2006年06月 奈良県磯城郡田原本町 16歳少年による継母子放火殺害

2006年08月 北海道稚内市 16歳少年による母親殺害(中学時代の友人に殺害依頼)

2007年05月 福島県会津若松市 17歳少年による母親殺害

2008年01月 18歳少年による母親弟妹殺害

私が以前ブログで「不登校の増加に思う」と題して書いたことがあります。
 https://www.interbrain.co.jp/blog/2008/08/post-38.php

2003年から2005年以降当事者家族、親たちの動きに大きな変化が現れ始めました。

何がどう変わったのかその原因になるものが分からないでいたのですが、これらの事件に何らかの

ヒントがあるのかも知れません。

ただ、これらの事件が起こったので、わが子に対して過度な刺激を加えないようになったという見方

よりも、こういった事件が起こってしまうような関わり方をしてしまっている親たちが増えてきたという

見方の方が、的を射てるのかも知れません。

2008年6月に秋葉原でおこった25歳の青年による無差別殺傷事件にも著書の中で触れられていま

すが、この青年の事件の背景にあるのも親子関係です。

今大人たち、親たちが拠りどころを失っているような気がします。

常に空虚感にさいなまれ、その穴埋めにわが子を利用している気がします

利用された子どもたちは、自身の人生を生きることができず、自己の存在価値を見いだせず、リセット

ボタンを押し続けているのかも知れません。生き直し、生れ直しをしたいのでしょう。

私の好きな釈尊の金言を紹介します。

おのれこそ おのれのよるべ

おのれをおきて 誰によるべぞ

よくととのえし おのれにこそ

まことえがたき よるべをぞえん

自身をよるべ(頼り)とできる人間に子どもたちを育てたいものです。

 

 

 

家庭教育支援基盤形成事業
大野城市家庭教育学級合同学習会
『子どもの心の声を聞いていますか?』
 
講 師 中光雅紀
日 時 10月20日(月)9:45~12:00
場 所 大野城まどかぴあ 多目的ホール
加費   無料
定 員   200
主 催   大野城市教育委員会     大野城市家庭教育推進協議会
協 力   NPO法人チャイルドケアセンター大野城
申   込    NPO法人チャイルドケアセンター大野城
(問い合わせ) 大野城市白木原2-3-13
TEL 092-589-8688
 
 

お申し込みはいますぐこちら!
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

   

ひと育て家庭ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/course/cat66/

 

家族援護士養成講座
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/

 

【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

10月15日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  10月14日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp


地元の悲しい事件です。

福岡で18日にあった小1男児の殺害事件は母親の逮捕という衝撃的なものでした。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/49418

その後の供述が徐々に明らかになってきましたが、「何もしてくれない」 の言葉に絶望し衝動的に殺害

したもようです。

この男児は、発達障害があったようで、母親も自分の病気とあわせ大変ご苦労をされていたようです。

これまで当協会でも発達障害による不登校などの相談があっております。

実際、ご家族の育児にかかわる大変さは並大抵のものではなく、周囲の無理解さなども加わり、この

母親もかなりのストレスがかかっていたと思われます。

もちろん、殺人は何の理由であれ容認できるものではありません。ましてわが子となればです。

悔やまれるのは、相談できる相手がいなかったのだろうかということです。

私共も発達障害の相談の際は、専門機関と連携を取りますが、その難しさにいつも悩まされます。

当事者でなければ理解できない、当事者であっても判断、対応に困惑する場面が多くあります。

そのため、周囲の理解が得られにくく、無神経な言葉に傷つけられるといったことも少なくありません。

不登校やひきこもりでさえ、病気や障害だと偏見の目で見られることが多いですから、見えにくい障害

である発達障害の場合は、本人もご家族も適正な相談場所、相手を得られないことが多いのです。

以前に私の講演を聴いてご相談に来られる方も少なくありません。

話を伺っていますと、「どこへ相談に行けばよいのか分からなかった」という声もよく聞かれます。

やっと相談にいった場所からも「本人を連れてきてもらわなければ・・・」と回答ももらえず、絶望的に

なってしまっていたことも度々です。

まだまだ、不登校やひきこもり、ニートの一般的な認識には多くの誤りがあり、誤解、偏見も強いです。

 認識に誤りがあれば、相談に行く先も誤ってしまいます。

病気でない子が、薬により病的になってしまうことだってあります。

ひきこもりの場合、当事者の家族の集まりで、相談者に「もうあきらめましょう」と言っている所もあると

聞かされたこともあります。まさに、不幸な出会いです。

事件の母親も、自殺やわが子の将来を悲観的に考える前に、身近に悩みを打ち明けられる誰かが

いれば、相談する姿勢があれば、こんな傷ましいことにはならかったであろうにと胸が痛みます。

 

家庭教育支援基盤形成事業
大野城市家庭教育学級合同学習会
『子どもの心の声を聞いていますか?』
 
講 師 中光雅紀
日 時 10月20日(月)9:45~12:00
場 所 大野城まどかぴあ 多目的ホール
加費   無料
定 員   200
主 催   大野城市教育委員会     大野城市家庭教育推進協議会
協 力   NPO法人チャイルドケアセンター大野城
申   込    NPO法人チャイルドケアセンター大野城
(問い合わせ) 大野城市白木原2-3-13
TEL 092-589-8688
 
 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

10月3日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  10月2日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

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福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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ママの不幸は僕のせい

http://www.asahi.com/national/update/0821/TKY200808200380.html
6歳、捨てられてもたたかれても母をかばった

埼玉県で3月幼児3人が置き去りにされ、内2歳の子が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死傷
の罪に問われた母親の初公判の記事です。 (asahi.com)

この記事で胸が痛むのは、次男の餓死はもとよりですが、こんな虐待を受けていても「本当に全部

ボクが悪い」と母親を長男がかばっていることです。

子どもにとって親の存在は、無条件で自分を受け入れ愛してもらえるはずの存在です。だからこそ、

子どもたちは、その愛が無条件ではないということに気がついた時、命をかけてその条件にかなおう

と必死になります。痛々しいほどです。

親からの承認を得られない自分は、無価値な存在となってしまいます。

子どもたちは、親の期待や欲求を読み取ることに懸命になり、いつの日か自分の欲求に気づけなく

なってしまいます。

偽りの自分を作り上げ、それを真の自分と錯覚してしまうのです。

やがて偽りの自分だと気づいた時、もぬけの殻の自分に戦慄し、他者の視線に恐怖し、ひきこもって

しまいます

自分の真の欲求を知りたくても、すり替えられた欲求を満たすことに奔走してきた子どもたちは、発展

的な行動を誘発するだけの欲求を感じる取ることができず、強迫的行為を繰り返し、自己を破壊して

いきます。

これまで出逢った不登校、ひきこもりの青少年たちの多くが、低年齢期の親との関わりを話して聞か

せてくれました。

「ほめてもらったことがない」

「ありがとうって言ってもらえなかった」

「何をするにも否定された」

といったようなことばかりです。

「親にとっていい子の時とわがままを言った時の親の態度の落差が激しかった」

「この家で安全に暮らすためには、親の期待を読み取るしかなかった。でも他の兄弟とは違い、

僕にはそれに応えきれるだけの能力はなかった」

これらの状態の子どもたちが、存在証明をかけて、親にとって気づきやすいよう痛みを与える

メッセージを送り始めます。

不登校、ひきこもり、家庭内暴力、非行行動、いずれもが自分の存在に気づいてもらうための

精一杯の主張です。

それらは親を疲弊させ、今さらながら存在に気づいてもらえても、かえって存在を容認してもらえる

結果とはなりません。しかし、気づいてもらえるだけでも命がつながる思いなのです。

ありのままを認めてもらえず、期待にそえなかった子どもたちは、親の不幸を自分のせいだと思い

込み、偽りの自己から脱却できぬまま人生が制御不能となってしまうのです。 

 

 

家庭教育講演会
『ひきこもりの終わらせ方』 8月23日(土) 熊本市
『脱ニート・ひきこもり』    8月24日(日) 春日市
https://www.interbrain.co.jp/lecture/

 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

8月27日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  8月26日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

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福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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不登校の増加に思う

8日の新聞に「不登校」の増加の記事が出ていました。小中学生が07年度は計12万9254人で、

2年連続で増加。特に中学生は過去最高を更新したようで34人に1人にあたり、どのクラスにも

1人はいるという状況のようです。

文科省は、06年10月にここ福岡県であった中2のいじめによる自殺が社会問題化したこともあり、

「嫌がるものを無理に行かせることはない」と考える保護者が増えたことなどが増加の理由とみて

いるそうです。

実際そうなのでしょうか?

私は、この2年が特別増えたわけではなく、それまでが体調不良が伴えば、不登校ではなく病欠

扱いにしたり、保健室登校を出席扱いとしたりなどの数字操作で強引に減らしていただけと思って

います。不登校が減る要因が見当たりませんので、減少するはずがありません。

スクールカウンセラーの配備や適応指導教室の設置が功を奏しているとの意見が多分出てくる

とは思いますが、実際には機能していないことが実状です。

相談を受けていて03年ぐらいから保護者の意識に変化が出てきだしたことは感じていました。

特に05年後半から何かが大きく変わった気がします。ですから、06年のいじめ自殺の影響とは

別の何かがあることを私は感じています。

この記事を書いている途中、たまたま見た統計資料で、20歳から29歳の自殺者数の推移で、

03年、05年と急に増えているというものがありました。統計局のものです。

これらも何か関係があるのでしょうか?

何がどう変わったかというのは、正直はっきりとしたものは言えません。

ただ、「様子を見ていればそのうち・・・」との楽観論から不登校が長期化し、「もうどうにもならない」

との悲観論からひきこもりが高齢化していっている気はします。

いずれも、保護者が動かなくなってきたと言えるでしょう。

いや、動けないのかも知れません。怖くて。何を恐れているのか。

うかつに刺激してしまうと、思い余って自殺されたり、家庭内暴力やわが子から殺されることをです。

青少年の傷害、殺人事件、特に親族殺人などの年間推移の統計資料を詳しく調べてみると何かが

推察されるかも知れません。

思春期の子どもへの関わり方に苦慮している親御さんたちの話はよく聞きます。また、支援活動の

中でも、「子どものいやがる事は厳しく言えない」とか「いやがる顔は見たくない」「きらわれたくない」

といった声もよくあります。

総じて考えると、対応が分からず事態を見送ってしまっているということなのでしょう。

しかし、であるならば対応策を知るための積極的な動きがあってもよさそうだがと思うのですが、この

動きが実は鈍くなってきているのです。学ばない親たちの増加。

ここには、親自身の生き方の問題が反映している気がしてなりません。

 

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めぐりあわせ

東京都八王子市の書店で女性の店員と客が刃物で襲われた無差別殺傷事件が起こりました。

容疑者は警視庁の調べに「最近あちこちで通り魔事件が起きており、刃物なら簡単に殺せると

思った」と供述しているそうです。

茨城県土浦市で3月、8人が包丁で刺されて死傷し、6月8日には東京・秋葉原で17人がナイフ

で刺されるなどの事件がありましたが、こういった通り魔事件を見ていますと、「なぜこの人が、

そこで被害にあってしまうのか」と悲嘆に暮れます。

「他でもないなぜその人でなければならなかったのか」

秋葉原の事件の容疑者も今回の容疑者も共に「誰でもよかった」と供述しています。

誰でもよかった中で、なぜその人だったのかです。

これが「めぐりあわせ」というものでしょう。

いじめや不登校、ひきこもり、ニートなど、親御さんは「なぜこの子なのだろう」「なぜわが家で

という難問にぶつかります。もちろん、子どもたちは「なぜ自分が・・・」という思いです。

こういった苦痛をSpiritual Pain(存在の痛み)と申します。

自己の存在と意味の消失から生じる苦痛です。

めぐりあわせ存在の痛みはリンクしています。

不登校やひきこもりのきっかけになっているものに、いじめや転校、教師や友人とのトラブル、家族の

病気などがあります。もちろんこれらは、単なるきっかけにしか過ぎず、本質的な原因は他にあります。

しかし、最後の引き金になったのは確かです。

見事なまでに負のめぐりあわせの憂き目に会っています。「なぜその時期に転校になるのか」「あの人

とさえ出会わなければ」など、天の計らいか、いたずらかと思ってしまいます。

他でもないわが子がなぜひきこもったのか? 不登校になったのか?をじっくり考えてみましょう。

まさにわが子に起こったということで、自ずとそのルーツに立ち返らざるを得ません。

二人の男女がめぐりあわせにより夫婦となり、この子が産まれ落ちました。

農耕社会では、豊作を願い、自力の及ばぬ天候のめぐりを慎み、敬い、感謝をもって天にぬかずき

祈りました。子育ても同じです。

わが子の健康と幸福のためにも良きめぐりあわせに会うように、慎みをもって祈る習慣をもちましょう。

めぐりあわせを良くする秘訣は、わが子の心に自尊感情自己信頼感、感謝の心を育てることです。

それらが育つことで、人生を大切に生きる姿勢が身につきます。自他の生命を粗末にしない生きかた

ができるようになるのです。 

 

 

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八代市厚生会館  7月31日 (要予約 0120-870-996)

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「この子のため」は誰のため?

親はわが子の将来を想い、健康や幸福を願います。しかし、その願いが誰のためかを振り返る必要が

あります。「もちろん、わが子のためじゃないですか」とおっしゃるでしょうが、本当にわが子のためで

しょうか?

親ですからわが子に期待することは自然です。「こうなってほしい。ああなってほしい」と。

でもその期待のわが子像は、子どもたちのありのままの個性を無視した親のエゴであることが少なく

ないようです。親同士の集まりで、子どもたちの通う高校や大学の話題がつきないことにも現れている

気がします。

大分県の教員採用汚職事件で、小学校の校長、教頭が逮捕されていますが、誰のためだったので

しょうか。「長男がこれまで2回、採用試験に落ちた。長女も初めての試験だったので、2人を何とか

合格させたかった」と答えたそうですが、生徒たちに不正で教員になったことを隠し続けながら教鞭を

とるわが子の心中を考えることはなかったのか。わが子の苦労を思うよりも、子供を教員に育て上げ

たことへの世間からの賞賛をお金で買ったのではと思ってしまいます。

不登校やひきこもりがなぜ長期化するのか。

「本人がその気にならなければ」とあたかも子どもたちの意思を尊重しているように見えますが、実際

は、子どもにはたらきかけることで、何かが出てくることがためらわれるのです。子どもたちが胸に

しまい込んでいたことが、明らかになることを恐れているのです。

あえて見過ごしていたものをここで白日の下にさらすことを避けたいのです。

ここでも「誰のため?」という問いかけを促したくなります。

現状のわが子の状態は、両親のこれまでの価値観の総和です

なにものかを優先させてきたことで、後回しにしてきたものがあります。その後回しにしてきたものの

中に、本来わが子の健全な成長のために最も必要なものがあったのです

それに気づいてください。

子ども達は待っています。

現実から逃げない、困難にも真正面から向き合うことのできる範となる人物の存在を。

怖くて逃げたくなる自分に行動の規範を示してくれ、失敗も懐ふかく受け止めてくれる親の存在をドア

の向こうから求めています。

自身が優先させてきたものを手放せない間、ひきこもりは終わらないことに気づいてください。

 

 家庭教育無料講座 『不登校・ひきこもり全て答えます』
~当事者家族・支援者・関係者のために~
7月27日(日)13時30分~16時30分
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秋葉原通り魔事件

今日の新聞にも秋葉原の事件が大きく報道されていました。

携帯電話の掲示板に、事件に至るまでの経緯を実況中継のように書き込みしていたとのこと。

犯罪心理学などの識者が、「ゆがんだ自己顕示」と分析していました。

書き込みの中で私の目に留まったのは、

「小さいころからいい子を演じさせられていたし、騙すのには慣れてる」

「いつも悪いのは全部俺」

「隣の椅子が開いている座らなかった女の人が、2つ隣が開いたら座った。さすが、嫌われ者

の俺だ」

という部分です。

これらの書き込みから、なぜこれほど歪んだ形でここまで自己顕示しなければならなかったの

かが、見えてくるような気がします。

今朝、TVのワイドショーで流れているのが少し耳に入りました。容疑者の生い立ちに関わるもの

だったようです。

「作文も絵も親がかいたもので賞をとりました」

「親の検閲が入っていました」

「実力がある弟の方が成績を取り出してからは、親の関心は弟に移りました」

容疑者の母親は、非常に教育熱心で、子どものテストの点数を話題にするほどだった。

容疑者が短大に行ったことを近所には隠し、有名大学に進学したと嘘を言っていた。

近日には週刊誌等にも掲載されると思いますが、これが真実だとするなら、先の書き込みの内容

は、十分理解できます。

小さいころからいい子を演じさせられていたし、騙すのには慣れてる

きっと、成績もよく、聞き分けのいい子を親から要求、いや強制させられていたのでしょう。

その家で生き残っていくためには、それに従うしかなかったのでしょう。

「隣の椅子が開いている座らなかった女の人が、2つ隣が開いたら座った。さすが、嫌われ者

の俺だ」 こういった内容は、私は支援活動の中で出逢った青年たちからよく聞かされます。

ありのままを許されなかった子どもたちが、社会生活の中で周囲から批判されたり、否定され

る機会に遭遇すると、すべてを自分に結びつける「関係妄想」や「被害妄想」が強くなってしま

う傾向があります。

もちろん、だからといって容疑者のおこなったことが赦されるわけではありません。

若い犯罪者を生み出す背景を考えなければならないと思うのです。

犯罪という形で、他者をも巻き込み自分に制裁をくわえたい若者たちが生まれてくる、その元型

(アーキタイプ)を知るべきだと。

犯罪者予備軍って、日本にはたくさん居る気がする

容疑者のこの言葉に、社会はただ批判するだけでいられるのだろうか?

 

 

 

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熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

八代市厚生会館  6月11日 (要予約 0120-870-996)    

相談料3千円

 

 

 


硫化水素自殺~死に急ぐ若者たち

連日、硫化水素による自殺の報道がされている。

記事によると今年に入ってからでも、2月29日24歳男性、3月27日27歳男性、

4月17日18歳男性、4月19日28歳男性、25日には都内で3名、北九州で

46歳の男性、26日には大分で31歳女性、古賀市で26歳男性、横浜では17歳

の男子高校生が自殺している。

今年1月ごろからインターネット上にその手口が紹介されるようになったと記さ

れているが、何の目的でその生成法を書き込むのだろう。また、若者達は何故

死に急ぐのだろうか。

これからの自分自身を考えた時に、明るい未来がそんなに想像できないのだろうか。

きっと未来自体を想像できないのだと思う。一年後、十年後の自分を想像すると

いった習慣がないのだと思う。将来を悲観するというよりも、未来なんてその時に

なってみないと分からないといった感じなんだろう。だから、目の前の辛い現実を

解決できた将来を想像できず、その場から逃げることを選択してしまうのだろう。

想像力の貧困さを考える時、いじめ問題にもいたる。これ以上痛めつければ死

んでしまう。ということすら想像できない。

何れの問題も、想像力の貧困さと生命の軽視がある。

背景には、生まれた時から豊かに物に囲まれ、あたりまえの世界観の中で生きて

いるからだろう。新たなる創造は、想像力から生まれる。あたりまえにある世界で

は、想像力をはたらかせる必要がない。

生命もまさに生まれた時にはすでにある。親から命を受け継いだという意識すら

無いのだろう。この若者たちが生命に気づくのは、自らが死を考えた時かも知れ

ない。しかもそれを苦痛を感じなければならない忌まわしいものと。

だから、その生命を抹消することで苦痛から逃れようと死に急ぐのだろう。


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