月別 アーカイブ

  • マイベストプロ
  • イベント情報
  • トピックス

遠方からのご相談はSkype(スカイプ)でも対応可能です。お気軽にご相談ください。

Skype相談の詳細はこちら

HOME > 解決支援者の現場日記 : 旧ブログ > アーカイブ > 時事問題: 2010年5月

解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 時事問題: 2010年5月

同級生刺殺、被告の少年は発達障害 奈良地裁鑑定

29日朝日新聞の記事です。
http://www.asahi.com/national/update/0529/OSK201005280142.html?ref=rss

昨年7月 奈良県桜井市の近鉄桜井駅で起こった、高校3年生の刺殺事件です。

 

 

二人は同じクラスの生徒で、加害者の少年は現行犯逮捕され、その後精神鑑定を受けていました。

当時少年は、「学校での態度に日ごろから腹が立っていた。同じ電車で顔を見たから殺すつもりで

刺した。包丁はあらかじめ用意していた」と供述していました。

 

 

今回報道された鑑定の結果は、「アスペルガー症候群」ということです。

アスペルガー症候群は、社会性の障害、コミュニケーションの障害、想像力の障害およびそれに

基づく行動の障害のうち、コミュニケーションの障害が軽微であるものです。

 

 

言葉の遅れや知的な障害がない分、非常に分かりにくい。

特に人の気持ちを読んで人に合わせたり、二つのことを同時に行ったりができなかったりと、社会

性の部分で不都合が生じやすく、いじめの対象になったりする場合が少なくないようです。

 

 

こういった事件がある度に、「〇〇という病気、障害は危ない」と見なされてしまいがちで、不登校や

ひきこもりの中にも、アスペルガー症候群の青少年が現実いますので、「だから犯罪につながる」

「ひきこもる」と捉えるのではなく、病気や障害に対する正確な認識をもって頂きたいものです。

 

 

不登校やひきこもりに関しては、長期化したことで、経過の途上で神経症などの病理が発症した

場合もあります。その際、あたかもその病理がひきこもりの原因にすり替えられてしまっていること

があります。

 

 

病気や障害が原因であるとされた重犯罪であれば罪が問われないとするならば、その障害をもって

いる人たちがあたかも犯罪者予備軍と見なされてしまいかねませんし、不登校やひきこもり自体が

全て病理、障害と見なされれば、そこへ至る背景が何ら考慮されなくなってしまいかねません

 

 

実際、そういう傾向が強まってきています。

ひきこもりという病気(障害)だから、解決のためには薬を飲ませ、隔離、保護しようと。

 

 

ひきこもりの青年たちの中には、過去不登校を経験した者が少なくないからといって、不登校した

ら、先で必ずひきこもるというわけではないのです

 

 

一部、病気、障害があったからといって、その病気、障害が常に犯罪やひきこもりをひき起こすわけ

ではないのです

 

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2010/03/post-2.php

 

 

当事者の青少年向けのブログはこちらです。
アダルトチルドレンからの回復http://forum-hokushin.weblogs.jp/

  

お申し込みはいますぐこちら!
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

   

ひと育て家庭ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/course/cat66/

 

家族援護士養成講座
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/

 

【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 

6月8日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

6月7日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

  

 NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp 


1

« 時事問題: 2010年4月 | メインページ | アーカイブ | 時事問題: 2011年4月 »

このページのトップへ