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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 時事問題: 2008年10月
「よい子」が人を殺す(尾木直樹著)
先日芹沢俊介氏の「親殺し」(NTT出版)をご紹介しましたが、同じテーマを扱った教育評論家尾木直
樹氏による『「よい子」が人を殺す』(青灯社)も読んでみました。副題は~なぜ「家庭内殺人」「無
差別殺人」が続発するのかです。
著書によると、殺人事件の半数近くが「家庭内殺人」であり、親殺しは、その26%を占めているとのこ
とです。子どもたちによる凶行の共通性を分析し、次の三点をあげています(要約)。
①おとなしく、真面目、勉強もできる「よい子」
②親などから抑圧的な期待をかけられている
③進学や就職の時に大きな挫折体験をし「若者の社会的排除」を経験している
芹沢氏の「親殺し」もこの本も、各事件の青少年やその家族背景を詳しく述べられていますので、事件
にいたる経緯がよく見えたのですが、同時に、私がかねて相談を受ける家庭にとても酷似していること
に気づかされました。①②は不登校、ひきこもりの青少年たちにも共通しているものですし、③はひき
こもり・ニートの青年たちによくあることです。もちろんこれらの事件の中には、不登校経験者やひきこ
もり当事者もいますので、当然なのかも知れませんが。
しかし、決して誤解していただきたくないことは、不登校やひきこもりの青少年たちは、犯罪者予備軍
ではないということです。私が縁あって関わってきた多くの青少年たちは、犯罪を想起させるような子
どもたちではありませんでした。
ただ思うことは、家族の関わり方如何によっては、衝動的な凶行に導いてしまう可能性もあるんだと
いうことです。やはり、かねがね私自身述べていますように家族の有り様は重要なことであります。
実際にこれまで、親に限らず他の誰かを「ぶっ殺してやりたい!」といったことを口に出す青年もいまし
た。しかし、それが実際の行動につながらなかったのは、親の理解があったからです。子どもの抱え
る苦悩、痛みへの共感があったからです。事件に見られる親たちの態度には、全くといっていいほど
それがありません。
①の「よい子」というのは、あくまでも親、大人の目から見ての「よい子」です。つまり、親にとって都合
の「いい子」ということです。②の利己的で独善的な期待にさえ、懸命に応えようとした子どもたちです。
そうしなければ、その家では生き残っていけなかったからです。
芹沢氏は、親殺しに先行する子殺し(存在論的死)と表現しています。
ブログ「親殺し」https://www.interbrain.co.jp/blog/2008/10/ntt.phpでも述べたように、こういった事
件が起こってしまうような関わり方をしてしまっている親たちが増えてきているのが現実であれば、早
急な社会的対策をうっていかなければなりません。まさに阿鼻叫喚の地獄絵です。
当協会の支援方針では、不登校、ひきこもりなどは、「絆の病」ととらえています。
したがって、家族間の信頼関係の回復、絆の結びなおしによる解決をはかっていきます。
徹底して、子どもの痛みへの理解を進めていきます。
そのことにより、ひきこもり期間に関係なく、ほとんどの青少年たちが自らの意志で協会を訪れ、新た
なステップを踏み出していっているのです。
いまだわが子へのコントロール幻想から抜けきれず、挙句の果てには、精神病だから親の言う事を
聞けないんだとばかりに病人にしたてあげてはばからない親たちへ警鐘を鳴らし続けていかなければ
ならないことが私たちの社会的ミッションでもあります。
当事者の青少年向けのブログはこちらです。
アダルトチルドレンからの回復http://forum-hokushin.weblogs.jp/
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2008年10月17日 19:56
親殺し(NTT出版)
なんともショッキングなタイトルです。
著者は気鋭の評論家、芹沢俊介氏です。
私はこの中の論評ではなく、題材としてあげられている事件の発生時期を見て少し驚きました。
2004年11月 茨城県水戸市 19歳青年による両親殺害
2004年11月 茨城県土浦市 28歳青年による両親・姉殺害
2005年06月 東京都板橋区 15歳少年による両親殺害
2005年10月 大阪府枚方市 12歳少年による母親殺害
2005年10月 静岡県伊豆の国市(タリウム事件) 16歳少女による母親殺害未遂
2006年06月 奈良県磯城郡田原本町 16歳少年による継母子放火殺害
2006年08月 北海道稚内市 16歳少年による母親殺害(中学時代の友人に殺害依頼)
2007年05月 福島県会津若松市 17歳少年による母親殺害
2008年01月 18歳少年による母親弟妹殺害
私が以前ブログで「不登校の増加に思う」と題して書いたことがあります。
https://www.interbrain.co.jp/blog/2008/08/post-38.php
2003年から2005年以降当事者家族、親たちの動きに大きな変化が現れ始めました。
何がどう変わったのかその原因になるものが分からないでいたのですが、これらの事件に何らかの
ヒントがあるのかも知れません。
ただ、これらの事件が起こったので、わが子に対して過度な刺激を加えないようになったという見方
よりも、こういった事件が起こってしまうような関わり方をしてしまっている親たちが増えてきたという
見方の方が、的を射てるのかも知れません。
2008年6月に秋葉原でおこった25歳の青年による無差別殺傷事件にも著書の中で触れられていま
すが、この青年の事件の背景にあるのも親子関係です。
今大人たち、親たちが拠りどころを失っているような気がします。
常に空虚感にさいなまれ、その穴埋めにわが子を利用している気がします。
利用された子どもたちは、自身の人生を生きることができず、自己の存在価値を見いだせず、リセット
ボタンを押し続けているのかも知れません。生き直し、生れ直しをしたいのでしょう。
私の好きな釈尊の金言を紹介します。
おのれこそ おのれのよるべ
おのれをおきて 誰によるべぞ
よくととのえし おのれにこそ
まことえがたき よるべをぞえん
自身をよるべ(頼り)とできる人間に子どもたちを育てたいものです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2008年10月 8日 18:01
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