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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ トラウマ 13ページ目
責任をもてない父親
「どうして、こっちが歩み寄らなければならないんだっ!」
と、ひきこもるわが子との距離を縮められない父親はとても多いものです。
特に暴力行為がある場合は、「理解しろっと言われても・・・」と納得しかねるといった表情をあらわに
されます。無理もないことでしょう。
しかし、不登校でもひきこもりでも、早期の解決をしていくためには、親の方が理解していくしかあり
ません。
それと、「理解する」ということを「本人の要求を何でも聞き入れる」といったような意味合いに捉えて
いる場合も多いようです。
「そうではない」と何度言っても、自分の方から歩み寄ることへの納得し難さが先に立つのか、なか
なかその意味合い自体を理解しようとしません。
「困ったもんだ、なんとかしてくれ」と不満をもらしますが、一番困っているのは本人自身なんです。
その困っていること(中身)を理解して頂きたいのですが、「どう分かれと言うんだ」という感じです(笑)
理解し難いのは、本人の視点に立てていないからです。
親の立ち位置、視点でしか見ていなければ、到底分かるはずもありません。
わが子の視点に降りるんです。
これが出来ないでいる。
支援者の立ち位置で、こうした父親を見ていると「まだ自分の困っていることしか頭にない」と感じて
しまいます。
また、思うようにならないわが子に対して「困ったやつだ」と不満をもらしながら、自身が解決のため
の障害になってしまっているケースも少なくありません。
父親からの本人へのアプローチを促すと、「おまえに子育ては任せていたんだから、おまえが何と
かしろっ!」と母親に丸投げしてしまう父親です。
本人(特に男子)が父親との関わり(和解など)を希望しているにも関わらず、それを拒否するのです。
わが子にどう向き合えばいいのかが分からず、向き合う勇気が出せないのです。
それだけ、これまでがわが子とのコミュニケーション、情緒的交流が充分でなかったわけです。
それ自体が、ひきこもりを招いたひとつの要因でもあります。
母親だけをカウンセリングに通わせ、自分は一度も顔を出さないケースも決して少なくありません。
母親が、わが子の視点に降り、理解し、信頼関係を取り戻そうとはたらきかけている横で、子どもを
なじる父親もいます。
支援者の視点で見れば、「本当に解決したいと思っているんだろうか?」と考えてしまいます。
理解が深まれば、日々のわが子の様子に対しての受け止め方が変わってきます。
腹立たしさだけだったものが、かわいそうに思え、申し訳なさまで感じてきます。
怒りは心身を腐敗させ、あらゆるものを歪めますので、怒りが軽減されていくことは、自分にとっての
メンタルヘルスにもなるのですから。
わが子の視点に降り、理解することへのためらいは、「責任をもつ」ことへの抵抗です。
自分自身の問題だと認識できることでこそ、わが子への寄り添いが出来てきます。
母親に対して「おまえに任せていたんだから」とか、
「子ども自身がしっかりすればいいだけのこと」
と、言っている内は、どこにも自分が責任をもつという姿勢がありません。
自ら責任をもち主体的に動いていくということが無ければ、しっかり自分の人生から責任を取らされ
ます。
つけが回ってきます。
わが子が成長し自立した姿を見られていたであろう年齢に、「誰に食わせてもらっていると思って
いるんだ」と愚痴が出てしまう状態は、まさに責任を取らされている状態ではないですか?
父親を求めるがあまり、嘆きを訴える青年たちの声を聞いている同じ父親の立場をもつ私からの
お父さま方へのエールでした。
子ども達は、父親を待っています!
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2010年5月19日 07:29
未来を拓く?
先日相談者から、あるひきこもり家族会の代表者の講演録を見せて頂く機会がありました。
演題は『未来を拓くひきこもり支援』
会の名称自体に障害名を入れている団体だけに、当初からその活動を危惧していましたが、その後
の展開を時おり傍観しておりました。
『未来を拓く・・・・・』というテーマでしたので、多少の改善(笑)がなされたかな?と期待して読み進め
てみましたが、その内容は、危機感を覚えるほどのものでした。
全体を通して感じられるのは、「親」は毒であり、「人」は薬と表現しておられるのですが、ご自身
(この代表の方も当事者)も含めて、親の関わりによるひきこもりの実態には、一切触れておられない
のです。
ひきこもりは、ほとんどが病理的(精神疾患や障害)なものであり、無病理性は2~3割で、その
タイプのひきこもりは、会に入ってもらいたくない。
その理由は、反社会的な立場になるからだと述べておられます。
その上、3年がターニングポイントで、それを過ぎると、ほとんど神経症になり、最後は放置
するともう良くなることは無く、人によっては重篤になり精神障害に移行することがまれでは
ない。とまで述べておられます。
また、ひきこもりが続けば、家族機能不全、親子共依存になる。と繰り返されておられるのです
が、これは完全に見誤っておられます。
そもそもが、家族機能不全、親子共依存だからこそ、ひきこもりという現象(病理ではなく)が起こって
いるのです。
私がいつも提言しておりますように、ひきこもりというのは、親子の共同作業です。
当事者の子どもだけでひきこもるという行動は取れません。
ひきこもることができる環境、継続させる条件を与えてしまっているのは、親自身です。
この代表の論理は、「ひきこもり」という病、障害は、家族単位でどうなるものでもない。国が支援
すべき。社会全体が救済すべきだというものです。
当協会が携わってきた、それこそ3年以上、中には10年を越す、20年という事例もありましたが、
そのほとんどが無病理であり、社会参加が実現できています。
もちろん、数年を経過したために、ひきこもりの途中(原因ではない)で、神経症や対人恐怖が発症
しているケースはあります。
それでも、訓練(治療ではなく)でそれらの症状は緩和され、接客業や営業職にさえ就いています。
これらの実績からも、代表の意図するものには、戦慄さえ覚えます。
この代表が啓蒙(洗脳)している団体は、規模を拡大していると聞きます。
代表は、はばからずこうも述べておられます。
「私は厚生労働省や内閣府に百万単位の精神障害者を生み出していると。人が怖い人は
ホームレスにもなれない、こんな酷い状況にしてしまってどうするのだ!と言ったのです」
と。
自身がその酷い状況を作ってしまっていることに早く気づいてほしいものです。
現実直視を恐れず、責任転嫁をやめ、本来の親子の絆の回復(結び直し)に取り組める真の
たらちねの親御さんたちと共に、大きなうねりを起こしていきたいと決意を新に出来た思いです。
『未来を閉ざすひきこもり支援』の演題が相応しい内容でした。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2010年5月 8日 19:52
愛知県豊川市一家殺傷事件に思う
長男、ネット通販・借金200万円超 愛知・一家殺傷事件は、ひきこもり当事者家庭には、特に衝撃
を与えたようです。
http://www.asahi.com/national/update/0418/NGY201004170042.html
以降の相談業務の中で、この事件に相談者が触れることが少なくありませんでした。
インターネットの解約が凶行の直前の引き金とあって、
本人の意志に反することは避けた方がいいであろう。
そもそもインターネットは良くないのでは。
お金の与え方など、事件の全貌がまだ明らかにされていないこともあり、色々な憶測から不安感
だけがつのってしまっているようです。
結果としての惨劇は、いかなる理由であれ赦されるものではありませんので、改めて議論すること
でもありません。
考えてみるべきところは、なぜネット通販で200万円以上の借金をすることが可能であったか。
父親の給料を長男が管理することが許されてしまったのか。
十数年もの間、ひきこもることが容認されてしまったのか。
といったところではないでしょうか。
自由を許されていた状態で、いきなり自由の制約を受ければ、反発が生まれるのは自然なことです。
だからといって、解約をしたのがまずかったといった考えは、あまりにも短絡的です。
例えば、200キロにも至らんような体重で、日常生活がままならなくなっている状態の子に
「けしから!」とばかりに、突然ダイエットを強行させてみたところで、「はい、分かりました」とは
ならないでしょう。
体重は突然増えるわけではありません。そこに至るまでに何年も経過しています。
その間、親は何をしていたのかということです。
じわじわと太ってしまうことを容認し続けていたわけですから、太ってしまった後にとがめられても
素直に聞けるものではありません。
そこまでなると到底ダイエットのみでは追いつかず、脂肪の切除(これがネットの解約)といった
荒治療が必要になります。
しかし、それまでのカロリー摂取(本人の意識)が改善されなければ、ほどなく元に戻るでしょう。
あるメディアでは、「家族のSOS届かず」と記述されていましたが、青年たちのひきこもりは、それ
自体が子どもからの親へのSOSです。
子どものSOSに気づけずにいて、私たちはわが子に苦しめられてきましたというのも如何なもの
でしょうか?
ネットを止めさせる前にひきこもりに終止符を打たせるべきだったでしょう。
行動にいきなり制約を加えるのではなく、長男の意識への何らかのはたらきかけがなされていた
ら防げていたことではなかろうかと感じます。
決して長男がとった行動は、赦されるものではもちろんありません。
しかし、加害者の異常さだけがクローズアップされ、一方的に糾弾される報道の視点は、事実の
伝達という点で、正確さを欠いたものであり、そのことで謝った認識が広がり、ますますひきこもり
問題の長期化、深刻化を招き、次の新たな事故を誘引してしまいかねない気がしてなりません。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2010年4月22日 11:30
全てやり直し
「俺の人生を返してくれ!」
「親が変わらない限り、俺は変われない!」
「親の判断に任せていたら、間違ってばかり。親の資格がないやつが指図をするな!」
こういった言葉をわが子からあびせられると、憤まんやる方ない思いが一方でありながらも、返す
言葉を失ってしまっているようです。
中には、身内の問題や、家業の内容にまで口を出してきたりということがあります。
バイトすら経験したことのないひきこもりの兄が、大学を卒業し就職する妹に社会人としての心得
を諭し聞かせるといったケースもありました。
これらのことは、自分の問題に向きあいたくないために、他の問題に気をそらそうとしているのです。
と同時に、親の意識を自分から離したいためです。
子どもは、親の弱点とも言える子育てを非難します。
そもそも両親であること自体を批判することもあります。
「なんであんな親父と結婚したんだ!」
これでは、自分の存在そのものを否定していることになります。
多少なりとも心当たりのある親は、その弱点を突かれることで、返す言葉を失うのです。
こういった状況の中で、何が必要になってくるかと言うと、わが子の無念さを理解し、やり直して
いくことです。
与えてあげられなかったものを与え、奪ったものを補うということです。
未練があるから訴えます。
未練があるからそこに留まるのです。
未練は望みだと考えてください。
親に対して、まだ望みを抱いているんです。
過ぎた人生をそのまま与えることはできません。あの日には帰れない。
でも、取り戻しになるだけの新たな人生を創っていくための協力はできます。
「親が変われなければ・・・」と言われるまでもなく、変わっていけばいいんです。
手本を示すつもりで、人はこうまで変われるというところを見せてあげればいいんです。
そのことで、子どもに希望をもたせることも出来ます。
わが子から突きつけられ感じる痛みは、そのまま子どもが親に対して感じ続けてきたことと理解
してあげてください。
そう思えば耐えられるはずです。
わが子は、それを我慢してきたんですから。
コミュニケーションが不十分だったから、要領を得ないからできないではなく、不慣れなことこそ、
積極的にやっていくんです。
ぎこちなくていいんです。
なじまないものは、イメージすら出来にくいところがあります。
だからこそ、不慣れで、エネルギーがかかることこそ、実行していくんです。
なじんで来た生き方が、目の前のわが子の苦悩を招きました。
それを解決するためには、なじみのない生き方をやってみてください。
必ず結果が出ます。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2010年4月 8日 18:22
癒し系
不登校でも、ひきこもりでも、当事者の青少年たちは、心の傷トラウマを抱え、苦悩しています。
何ものかに怯え、身動きが取れなくなってしまっています。
ストレスに対しての抵抗力もなく、ちょっとしたアクシデントにも背中を向けてしまいます。
そんな様子を見ていれば、心の傷を癒してあげたいと思うのは無理も無いことです。
日本は、毎年3万人以上の方たちが自殺をしています。
子どもへの虐待も4万人以上です。
ストレス社会を超え、トラウマ社会の様相を呈しています。
それを反映してか、癒しグッズやリラクゼーションサロンなどもよく目にします。
不登校、ひきこもり支援のあり方を見ていても、ほとんどといっていいほど、癒してあげることを
第一義に考えられているようです。
自由にできる空間を提供し、無理をさせず、「安心してひきこもれる環境をあたえましょう」と言って
いる方もおられるぐらいです。
メディアで報じられる映像もまた、大抵ゲームをしたり、芸術的な創作活動をしている風景です。
もちろん、安らげる環境を与え、休ませることも必要な時期があります。
しかし、痛みが和らいだら立てるかといったら、そうではありません。
立てる(自立)ためには、癒しとは別なものが必要です。
そういう意味で、ゆっくり休ませる休養の時期に目処をつけ、修養のステップに切り替えていくことが
必要になってきます。
青少年たちが帰っていく場所は、自身が傷を受けた社会です。
保育室のような環境で、全ての負荷から遠ざけた時間を過ごさせるばかりでは、社会へ巣立って
いった時に再び、傷を受けてしまいかねません。
しかも、以前よりさらなる痛手をです。
とはいっても、〇〇ヨットスクールや、〇〇メンタルスクールのような監禁、死亡に至るようなスパ
ルタ系支援は論外です。
とかく人間は、どちらかに偏りがちです。
だからこそ中庸が尊ばれます。
「傷ついているから癒してあげよう」では、癒すことが目的となってしまいます。
目的は、あくまでも自分の足で立っていく、生きていくということです。
青少年たちは、傷つき元気を失くしているのです。
生きていくための根源の気を失っているのです。
元気を取り戻すためには、活かしてあげることです。
活き活きと自分の生命、個性、役割、を活かしていくことです。
個性や役割は独自なものです。
だからこそ価値があるのです。
自身の価値を認識できて、自分の存在を社会の中で活かしていく術を身につけさせることができれ
ば、傷の痛みは和らいでいきます。
傷を受けていたことすら忘れることもできます。
「活かされてこそ癒される」のです。
とかく支援活動している側にも、過去に傷を受けた経験がある方たちが多いものです。
そのせいもあるのでしょうが、慈悲深き観音系の支援法が目立ちます。
しかし、不登校やひきこもりの青少年たちは、様ざまなトラウマ(魔障)に怯え、立ちすくんでいます。
その魔障に対して、忿怒(ふんぬ)の形相で共に立ち向かってあげ、ひっぱりあげてあげる明王系
の支援も必要であることを心得てほしいものです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2010年3月19日 07:20
わが子から背を向けられ・・・
「子どもとコミュニケーションが取れない」「言うことを聞いてくれない」といった嘆きをよく耳にします。
「言っても動いてくれないから長びいた」
こういったご相談の場合、ほとんどそれ以前からの親子間でのコミュニケーションが取れていません。
そもそもが充分なコミュニケーションがなかったところで、子どもが不登校、ひきこもりになったからと、
急にコミュニケーションを取ろうとはかっても、子どもはなかなか聞き入れてくれません。
親に背中を向け、口をつぐんだ途端、もうそれ以上言葉をかけられなくなってしまう親御さんも少なく
ないようです。
返事を期待し、待っているのです。
子どもとのコミュニケーションは、たとえ返事がなくても語りかけ続けることが、場合によって必要なの
です。
子どもは、返事をしないまでも聞いています。
返事をしないのは、親への反抗的な意味合いだけではありません。
自分の気持ちを表す適切な言葉が浮かばないという場合や、考えの整理がつかず、言葉で返せ
ない場合もあるのです。
言葉を発する(意見を言う=意思表示)ことで、それを否定されることを恐れて発しない場合もあり
ます。
否定されることは、拒絶、見捨てられることと捉えてしまうのです。
子どもたちに共通してあるのは、自尊心の欠落です。
自尊心は、自分を支える杖、背骨となります。
その自尊心が健全に育っていなければ、何ものに対しても、抵抗力がありません。
ストレスに対しての脆弱さは、ここから来ているのです。
「自尊心なんかで、閉じこもることなんてあるんですか?」と質問される親御さんもおられますが、
自尊心を崩された痛みを一番知っているのは、親御さんたちのはずです。
わが子が、心を閉ざし、ひきこもり、こちらの呼びかけに何も答えなくなる。
中には、暴力で親を支配しようとする。
わが子がそんな状況になれば、親としての自尊心はズタズタになっています。
そのことで、ますますわが子との距離が開き、ただただ目の前の状況を見過ごしていくしかなくなる。
誰かに頼ろうにも、崩れた自尊心は、それ以上の辱めを受けたくない、傷つきたくないという心理に
なり、親御さん自身が、自分の殻に閉じこもってしまいます。
相談機関に訪れるのは、数年を経過してからがほとんどであることからも、このことが長期化の
ひとつの要因になっていることも事実です。
自尊心を傷つけられた痛みを理解してあげられることができれば、わが子の痛みへも寄り添うことが
できます。
わが子の理解、寄り添いが、子どもに安心感を与え、新たなことへの挑戦の勇気の後押しになるの
です。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2010年2月22日 11:33
「ひきこもり」の捉え方をめぐる混乱
社会的ひきこもり対策事業として支援者研修が某市で開催されました。
その中で、「ひきこもり」の捉え方をめぐる混乱として、次の三つが挙げられていました。
①ひきこもりは「状態」であり、「病気」ではないという解釈
②「精神障害を背景としないひきこもりには精神医学的な問題がない」という解釈
③「社会的ひきこもり」はおもに社会的要因を背景とする現象であるという解釈
それぞれの解釈は、それこそ、それぞれの解釈があてはまる「ひきこもり」があると認識していれ
ばいいことだと思います。
見ていますと、「病気か病気でないのか」「障害者なのか」といった論議が盛んになされている感が
あります。
当事者家族や支援者までもが、all or nothing で、生きるか死ぬか思考になってしまっているよう
です。
私がかねて懸念していることは、統合失調症や発達障害といった病理や障害の症状としてひきこも
っているケースと、病理的な背景がなくひきこもっているケースは、明確に分けて議論すべきであり、
解決のための対策が混同されてしまい、それこそ支援者自体が混乱しているということです。
病理からのひきこもりは、医療に任せるべきであり、一般の素人が手を出すべき問題ではありませ
ん。
例えば、強迫神経症が発症し、日常生活が困難となり、ひきこもりに発展したケースと、長期のひき
こもりにより、強迫神経症が発症した場合は、意味合いも、対策も全く違ってきます。
同じ強迫神経症だからと、一緒にはできません。
植物にかぶれて出た湿疹と、内臓の疾患から出た湿疹とを同じにあつかうようなものです。
私共の支援経験では、明らかに病理ではないケースがほとんどです。
それは、当協会が医療機関ではないからでしょうが、恐らく数年、十数年ひきこもっていた事実だけ
を見れば、社会不安障害、対人恐怖といった診断は出てしまうのでしょう。
しかし、投薬といった一切の治療をせずとも(もとより出来ませんが)、社会参加が出来ています。
原因となるものを外していくからです。
病理からのひきこもりは、お医者さまに頑張って頂かなければならない問題ですので、頑張って頂く
として、重要なことは、私共のような立場と、家庭がどう医療機関と連携を取っていくかです。
医療は、当事者本人が来院してこそ成り立ちます。
本人も病識があるからこそ、診断を受けたわけですから、何らかの病名が出るのは多くなるはず
です。
逆に言うと、来院できない状態のひきこもりに関しては、充分な把握ができていません。
ひきこもりという状態は、動けないからこその困惑であって、その状態を理解把握している立場と、
医療機関との連携は、急務の課題なのです。
当事者向け、支援者向けの様ざまな催しを聴いても、どうしても医療分野からの発言者がほとんど
であり、ひきこもり=病気・障害といった印象が発信されてしまっていることを危惧してしまいます。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2010年2月13日 12:06
あらたな啓発法?
今日は、11日にひかえた事例劇公演のリハーサルを行いました。
演者は、全て一般の主婦の方です。
一組は、親子での共演です。
20代の青年と母親が、親子役で演じてくれます。
テーマは、『ひきこもりを招く家族トラウマ』という重いものですが、笑いあり、涙ありの痛くて、
ためになる演劇です。
演劇に携わっている方々では、全くありませんが、見事な演技を披露してくださいます。
脚本は、すべて実話に基づいた内容ですが、演者の方々も実際の子育ての苦労を経験してきた
お母さん方ですので、迫真の演技となっています。
今回は、かねて私共で行っているカウンセリングの風景も盛り込んでいます。
リハーサルの模様を見ておりまして、このような形で、子育てを今やっている親御さん方に、是非
観てもらいたいと改めて感じました。
かねて医師や大学教授の講演を聴く機会、また、自分自身が講演を行う機会もあるのですが、
講演といったスタイルより、はるかに分かり易いのです。
これまで、ドラマや映画といった形態のものも観たことはあるのですが、どうしても“創られた”と
いった感がどうしてもありました。
リアリティに欠けるのです。
この事例劇では、私が支援活動で見てきた現場を再現しています。
また、演者の方が体験者ということもあってか、リハーサル中にも感極まるといったことがあります。
先生と呼ばれるような方たちの話よりも、説得力があるのです。
私自身が、演じられている光景を観て、改めて学ばされています。
是非、多くの方たちに観てもらいたいと思います。
芝居見物のような気軽な気持ちで、当事者でなくても、親御さんたちが、いや、お子さんと一緒にで
も観てもらえる機会が増えていけばと願っています。
このブログをご覧になって、事例劇にご関心をもたれた方がおられましたら、是非ご一報頂けたら
と存じます。
◆◆◆“NPOの専門性を活かした青少年健全育成プロジェクト”◆◆◆
~手をつなごう!青少年の健全育成サポーター~
“青少年を見守る大人たち”すべての方を対象にした
◆青少年問題に直接現場で取組んでいる方
◆不登校や非行を体験した保護者の方
◆青少年自身の立場から
青少年の健全育成活動をするNPOが提供する
さまざまな体験型分科会などを行う予定です。
○日時:2月11日(木・祝)10:00~15:00
○会場:クローバープラザ5F研修室(春日市原町3-1-7)
http://www.cloverplaza.or.jp/traffic/traffic.html ※交通アクセス
●講演内容「信じつづければ子どもたちは応えてくれる」
●パネルディスカッション「こどもたちとの関わり方」
①不登校・ひきこもりの解決支援(ひきこもり家族の事例劇&リコーダー演奏)
②青少年とコミュニケーション(グループワーク こどもの夢応援ワークショップ)
③健全育成活動実践(和太鼓・竹のスタードーム体験ワークショップ)
④青少年と大人の交流(トークセッション・大人VS少年のしゃべり場)
○申込・問合せ先
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2010年2月 6日 20:10
ある講演から
先日、福岡県のある地域の高等学校10数校の養護教諭、保健主事の方の研修会にお招きを受け
お話しして参りました。
今回の講演では、立場上かねてより不登校ぎみの生徒や、なんらかの体調不良を訴えてくる生徒
の心理的な面にふれる機会の多い先生方を対象にしていましたので、不登校のきっかけになること
を耳にしたりすることは多いだろうことは想像しておりました。
その分、非常にデリケートなタイプで扱いにくいといったイメージや精神的に弱い、現実から逃げて
いる、暗い、コミュニケーション能力が低いなどの印象をもっておられたようです。
きっかけは、もちろんさまざまですが、いじめや学業の遅れ、学内での人間関係の問題などがよく
見受けられるものです。
ですが、ここで今回の講演でも先生方に考えて頂いたのは、なぜストレスに対してそれほど脆弱
なのかということです。
現実同じような状況に遭遇しながら、不登校になっていない生徒がいる中で、なぜその子は学校へ
行けなくなったのか。
中には「それぐらいのことで・・・」と、つい言ってしまうほどの出来事をきっかけにして、不登校が
始まる子がいます。
とかくきっかけになった出来事が原因にしたてられますが、学校に行かない理由と学校に行けない
原因とを明確に分けて考えていくことを私は常々申し上げております。
学校に行かない理由は、まさにきっかけであり、原因ではないのです。
「行かない」というのは、そこに意志があります。自分が行かないと決断しているのです。
しかし、「行けない」という状態は、仮に行きたくても行くことが叶わない何ものかがあるのです。
本人自身それを自覚できていないことすら少なくありません。
200キロ近くの体重になって、仕事どころか自分で起き上がることすらままならないほどになって、
仕事をしないで生活が親がかりになってしまっている原因を肥満だからと言えるでしょうか?
肥満は理由にはなっていますが、原因は体重をそこまでにしてしまったそれまでの食習慣にありま
す。もっと言うと生き方にあります。そしてそれを見ていた家族にも問題があります。
ストレスに対しての脆弱性は、例えるならば、三百段の階段をダッシュさせられ、頂上で十段の
跳び箱を跳ばされるようなものです。
なんでもない通常の状態で十段の跳び箱を飛び越えるのを難なくできる人でも、さすがに階段を
ダッシュさせられてからでは、跳ぶことはできないでしょう。
つまり、頂上に用意されていた跳び箱がきっかけです。
ささいなきっかけを飛び越えられないのは、それ以前にくたびれ果てた状態があったからです。
それが行けない原因です。
この三百段の階段が何だったのかということが重要なのです。
それは、子どもたちの発達段階の過程で受けてきた精神的ダメージです。
親が知らず知らずの間に与えてしまった家族トラウマです。
2月11日に福岡県の行事で「ふくおかっ子応援団」フォーラムが開催されます。
不登校・ひきこもりの解決支援の分科会で、当協会が、元当事者家族による事例劇を公演致します。
詳細はhttp://www.pref.fukuoka.lg.jp/e05/fukuoka-ouendan.html
どういう家庭環境の中で、不登校、ひきこもりが起こるのかを劇でお見せします。
三百段の階段の意味を知りたい方は、是非ご参加ください。
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和水町中央公民館
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1月16日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)
NPO法人地球家族エコロジー協会
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2010年1月11日 16:45
両輪がそろわない
先日テレビを観ていると、「婚活」ならぬ「離活」といったものがあるそうです。
離婚のための活動のことです。
熟年離婚という言葉も一時流行りましたが、あまり流行ってほしくない言葉ですが、現実は身近でも
実際に聞かれます。
私自身ご相談者に「離婚されたらどうですか?」と口に出したことも実はございます。
ほとんどは母親に対してです。
相談の場に訪れるのは、ほとんどが母親です。
仕事があるなしではなく、日曜日でさえ父親が来られないことが大半です。
「ウチだけでしょうねぇ、主人が一緒に来てくれないのは・・・・」と嘆かれますが、「いえっ、ほとんど
です」とお答えしています。
講演や親の会でも父親の参加はめずらしく、父親へのグチで花が咲く(笑)場合もあります。
何がそうさせているのでしょうか。
よく聞かれるのが、「子育てはオマエ(母親)に任せていたんだから、オマエの責任だ」という言葉
です。
わが子を育てていくことを母親のみに任せるということはどういう意味なのでしょう。
その子の親として、その父親は何を親の役目と心得ておられるのでしょうか。
もしかして、働いて生活の糧を得ていくことで、務めを果たしているとでも思っていらっしゃるので
しょうか。
そう言えば、「誰のお蔭で食っていけてると思うんだ」という言葉も時おり聞かれます。
まっ、最近は「あなたの稼ぎが少ないから苦労するんでしょう」と恐妻からバカにされ、ひそかに離活
を始める夫も増えてきているともれ聞くに及んでいますが(笑)。
それはさておき、先のような発言を平気でする父親は、「人はパンのみにて生くるにあらず」という
ことをご存知ないのでしょう。
わが子は金魚とは違います。
鉢に餌を放り込むだけでは、健全に育たないのです。
犬だって躾が必要です。
まして最愛のわが子、かけがえのないわが子に食事を供しているだけで、親としての務めを果たせ
ていると勘違いしていては、離活の対象となってしまいかねません。
ある心理療法家が「躾は、人生の受難を減らす方法である」と述べています。
言い得て妙です。
親の責任として、養育はもとより教育が必要です。
ヒトは教育によって人間と成っていくのです。
わが子の不登校やひきこもりに向き合えないタイプの父親に多いのは、家族に対して支配的な父親
か他者(家族も含む)に関心をもてない父親のようです。
支配的な父親は、家族をコントロールしたがります。
コントロールすることで、安心を得ようとしています。
それだけ情緒的に安定できないものを抱えている場合があります。
例えば、父親自身が自分の父親から安心を与えてもらえていなかったようなことです。
他をコントロールすることでしか自分を立てていられないのです。
また、関心を他に向けられないタイプの父親は、わが子との距離感をもてないままになっています。
わが子に対しての厳しさや優しさの感覚が分からないでいるのです。
わが子との距離が近づき過ぎると、厳しさが威圧的となり、優しさがおもねるようなものになります。
距離が離れすぎれば、当然関心がおよびません。
このタイプの父親は、自身の親との間に身体的、情緒的スキンシップ、交流があまりなされていない
ことが多いようです。
無関心(ネグレクト)は、虐待とも位置づけられているほどです。
支配されたり、関心をはらわれなかった子どもたちは、自尊心や自己信頼感が育っておらず、数々
の人生の受難に遭遇しています。
適切な躾(人生の受難を減らす方法)を与えられなかった子どもたちは、大海も知らず、金魚鉢の
ような狭い世界でしか生きられなくなってしまいます。
ひきこもりの多くが男性ですが、その青年たちからの話に父親のことが多いことを知ってもらいたい
ものです。
母親をなじる父親に対して、「なぜまだ分からないんだ。アンタ(父親)のせいで俺はこうなったんだ」
と罵倒した青年もいました。
青年たちは父親も求めています。
いや、父親を求めています。
自身の非を潔く認めて、詫びることのできる父親。
適切に認めて、肯定してくれる父親
家族の精神的支えという意味でのリーダーシップを取れる父親を待ち望んでいます。
世のお父さま方、是非気がついてあげてください。
お願いします。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2009年12月15日 14:12
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