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HOME > 解決支援者の現場日記 : 旧ブログ > アーカイブ > トラウマ: 2008年7月
解決支援者の現場日記 : 旧ブログ トラウマ: 2008年7月
私はあなたの子どもです
夫婦がやがて親になる。わが子が誕生し、夫、妻の役割に父親、母親の役割が増える。
親になることよりも、親であることは難しいものです。
子どもが大人に成っていくと共に、夫婦も子育てを通して両親に成っていくのです。わが子から親とし
ての自覚を促されていき、親であることができるようになっていきます。
不登校、ひきこもり、ニートのご相談者は、多くが身を潜めて来訪されます。また、お身内が来られ、
「どこかへ相談に行くことを促しても、周囲の目を気にして動こうとしない」といったことも聞かれます。
ご両親のお気持ちはよく分かります。実際に知人から子どもへの関わり方を非難されたり、相談窓口
で子育てに関して叱責されたりした経験をもたれた方の話を聞くことも少なくありません。
私がよくご相談者にお伝えするのは、「これまでよりも今」ということです。
これまでのわが子への関わり方を嘆くのではなく、大切なことは今どうするかなのです。わが子が
不登校やひきこもりになった時にどういう姿勢、態度でのぞむかということです。
実際に子どもたちからよく聞かれるのは、自分が不登校したり、ひきこもった時の両親の対応ぶり
です。
狼狽したり、激情したり、黙殺したりがあれば、子どもたちは依るべき頼りを失い、絶望の淵に沈みま
す。それが新たなトラウマともなります。子どもたちは、自分を理解してほしい、信頼し、受け止めて
ほしいと願っています。
有事の時の身の処し方にこそ親としての真価が問われるのです。
お父さん、お母さん、無責任な周囲の批判の声をはね返す勇気をもってください。
今わが子に何が出来るかを考える事が大切です。これまでに悔いがあればあるほど、自身をいさめ、
やり直す潔さが必要です。
「私はあなたの子どもです」というわが子の声を忘れてはなりません。
この子の親であり続けるために。
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~当事者家族・支援者・関係者のために~
7月27日(日)13時30分~16時30分
大野城まどかぴあ 会議室3
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ひと育て家庭ゼミナール
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【毎週月曜日無料相談会】
大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
【熊本出張相談会】
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)
八代市厚生会館 7月31日 (要予約 0120-870-996)
相談料3千円
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp
(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2008年7月18日 18:54
家庭に何を求めていたのだろう
わが子との関係を考える時有効な手立てとして、自分自身が「家庭」に何を求めていたのかを考えて
みることがあります。
私たちは、親、兄弟、家族との人間関係の中で満たされなかったものを、他の人間関係の中で満たそ
うとします。親との関わりの中で得られなかったものを心の奥へしまい込んだまま、それに気づかず、
無意識のうちに他者との間柄でそれを埋め合わせようとします。
親から十分に得られなかったものを配偶者から得ようとしてしまう妻(夫)や、自分の親との間で得られ
なかったものをわが子との関係で補おうとする親などです。
不登校やひきこもり、ニートといった状態のわが子の問題解決をはかる時、自分自身がどんな家庭
を築き上げようとしていたかを考えてみてください。知らず知らずの内に、自分が子どもだった時に
「家庭」に望み叶わなかったことを求め、理想としていたのではないでしょうか。
子どもができる前、夫婦二人の時は、それぞれ両親の人間関係を見て育ち、それざれの結婚観に
基づいて夫婦関係をもっていたと思います。
これらによって、家庭が営まれ、まさに今わが子が学校に行けず、ひきこもっています。
両親それぞれが、「家庭」に求めていたものを振り返り思い返すことで、わが子に与えてしまった
心の負担に気づくことができます。
子どもたちは、親の求め(期待)に敏感です。それは、生れ落ちたこの家庭で愛され生き残っていく
ために必要なことだからです。ですから必要以上にそれに応えようとします。しかしそのことは、
未成熟な子どもの心に大きな負荷を与え、深い傷痕を残し、無力化させます。
期待が大きければ大きいほど、期待に応えた時のみ賞賛を与える「条件つきの愛情」になって
しまい易く、そうなると子どもは、親の期待に応えられない自分を無価値な人間とみなしてしまい
ます。自分の存在が無価値なものとなることは、誰にとっても恐怖です。
妻としての価値、嫁としての価値、母親としての価値、父親(一家の主)としての価値などを揺るが
す出来事が大人である父親、母親にとっても恐怖なように、なおさら子どもにとっては自己存在の
消滅に匹敵するほどの戦慄を覚えることなのです。
「なぜ登校させようとしているのか?」「なぜ働かせようとしているのか?」を考える時、今わが家の
問題は何かを考えてみてください。
「そもそも自分は両親とどういう親子関係であったのか」「どういう家庭を築きたかったのか」
「わが子に求めていたものは、わが子から得られるものであったのか」を。
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熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)
八代市厚生会館 7月31日 (要予約 0120-870-996)
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NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp
(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2008年7月17日 20:41
ニート・ひきこもりエンパワー教室
トップページでもお知らせしておりますが、いよいよ『ニート・ひきこもりエンパワー教室』を開講します。
この教室は、国や地方行政が取り組んでいるニート対策、また、民間NPO団体などが取り組んで
いるものと大きく違う点があります。もちろん同様のものであればわざわざ開講する意味がありま
せん。
何が違うのか? それは、徹頭徹尾ニート・ひきこもり当事者の目線、状況に合わせたカリ
キュラムということです。
先ず、「教室に通うどころじゃない。外出さえ出来ません」という状態からの支援体制があります。
これまで、合宿生活をしながら社会参加への準備をしていく各種施設への参加を希望しながら、
当事者がそこまでの状態にないご家庭は、結局は「いつかその日が来たら・・・」と口惜しい気持
ちであてのないその日を待っておられたことと思います。
この教室では、そういった状態にあるご家庭のフォローアップから行います。10数年の支援実績
から当協会の最も得意とするところです。
次に、産業カウンセラーによるキャリアコンサルティングですが、学歴や就労経験のある者を対
象にした一般のキャリアコンサルティングではなく、ニート・ひきこもりの青年たちの支援実績から
のまさに彼らに必要なノウハウを提供するコンサルティングです。上級家族援護士として当協会
で長期ひきこもりの青年を社会参加させてきた実績のある講師が指導していきます。
そして、教室参加者は全て、これまで長い長いトンネルを抜けてきて、これから社会に向けて大き
く飛び立とうとしている仲間たちです。今やインターネット、ブログなどパソコンの利用は様ざまな
分野で行われております。事務系の職種のみならず、パソコン操作の習得は必須の課題となっ
ています。ここでは、プロの検定講師により資格取得までを指導していきます。
これまでは、会員家庭のみに提供していた支援メソッドを一般の青少年へも公開し、より多くの
当事者青年たちへの後押しができればとスタッフ一同はりきっています。
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熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)
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福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2008年7月14日 19:44
あきらめず問題を解決する
とてもうれしい報告がありました。
30代後半の青年が長いトンネルを抜け、社会参加の切符(会社の内定)を手に入れました。
ここでもあったのは、家庭内での偏った強迫的コミュニケーションです。
指示、命令だけの父子間の会話、父親の圧力に対して制止できず子どもを守りきれなかった母親。
母親もまた、自身の厳格な父親からの威圧的な躾により、自由な言動を許されず、トラウマを抱え
ながら生きてきて夫の高圧的な態度に怯えてきました。このようなケースは決して少なくありません。
70代後半のこの母親は、捨て身の決心でわが子に向き合いました。コミュニケーションを言葉だけに
頼らず、工夫をしながら繰り返し繰り返し、わが子に訴えました。
問題の在りかをたえず確認しながら、ただただ問題の解決、わが子のこれからを信じて取り組んで
きました。
ひきこもりが長期化すると、問題の所在が不鮮明になりがちです。いつのころからか、わが子のひき
こもりが通常化し、失われるものに気づかぬまま、現状に変化を加えることをかえって恐れ、拒み始
めます。
昨今よく目にする発達障害の研究分野では、実行機能の障害という表現があります。実行機能とは、
自分の考えを持って長い目で見て自分に有利になるような選択をすること、よりよい将来のために
行動することです。
まさにこの実行機能の障害がおこってしまい、今の状態を維持しようと無意識に家族が動いてしま
うのです。それを打開するためには、外からの風を吹き込まなければなりません。もちろん第三者の
介入のみならず、家族の決してあきらめないという決心・実行が必要です。
当協会では、これまで10年を超える長期のひきこもり、30代以上の社会参加を実現してきました。
この夏からは、これまでの実績ノウハウを駆使したパソコンの資格取得+キャリアコンサルティング
+トラウマケアを総合的に行っていく「ニート・ひきこもりのスキルアップ教室」を開講します。
いずれもプロの講師、実践家が担当していきます。もちろん、教室に参加すらできない、外出も
ままならないといった状態にも対応します。先の青年もそのような状態からのスタートでした。
国や地方行政が行っているニート・ひきこもり支援対策では、訓練期間途中での脱落などが
あっているようです。それは、主に個別のトラウマケアがほとんどなされていないことと、経験
ゼロレベルでのキャリアコンサルティングがなされていないためです。トラウマを抱え、コミュ
ニケーションも円滑にとることができない状態で、バイトなどの就労経験もない青年たち対し、
就労意欲のある者を対象とした一般的な就労支援法は不適切です。国などが前提としている
のは就労意欲があることですから、やむを得ないのですが。
また、訓練開始にあたっての当事者の動機付けが不十分なことも要因としてあります。親に
促され仕方なく参加したといった状況も少なくないようです。
当協会では、この動機づけから行っていきます。家族の共同意識でそれは可能となります。
当協会の支援形態は、機能不全家族の機能回復、絆の結び直しによる自立支援です。
家族の蘇生力により、本来のわが子の状態に戻った時、結果として自立できるのです。
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相談料3千円
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2008年7月 1日 07:19
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