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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 教育: 2015年1月
変化
に対して、「待つ」という傾向がとても強く感じられます。
どういうことかと言いますと、「変わって(よくなって)いけばいいのだが」と、あた
かも環境や状況が自然と良くなっていくことを待ち望んでいるのです。
まずそれはあり得ません。
「問題」というものは、時間の経過だけで、解決するものでは決してないのです。
当たり前のことですが。
解決していくためには、解決するための具体的な行動(方法)をとっていかなけ
ればなりません。
“変化”には二通りあります。
より良くなっていく変化と、より悪くなっていく変化です。
変化を待っていれば、多くはより悪くなる変化が起こります。
より良く変えていくためには、「自ら変化を起こす」といった姿勢が必要です。
「解決していく」「大丈夫にしていく」という風に、自分から変化を起こしていかな
ければ、待ったからとて、事態は決して良くなりません。
そもそも「その内本人も気がついて動き出すだろう」といった、何らの根拠もない
ことを期待して待っていたからこそ、ひきこもりという現象が継続化(長期化)
してしまったわけですから。
つまり、親御さん自身に「変化を起こす」という視点、意識がなく、変化をただ
待っていたからいたずらに時が経過してしまったのです。
本人も、現実を直視せず、「いつか朝起きたら、問題が消えてなくなっていれば」
といった見通しが何もない中で、座って待っていた結果がひきこもりなのです。
「待ちの姿勢」は、望まぬ(想定外のこと)結果を招きます。
変化は、自ら起こしていくものなのです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2015年1月 7日 00:20
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