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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 家族問題: 2014年7月
ひきこもりという現実の直視、受け入れ
不登校、ひきこもりといった状態が、わが子に生じた時、その現実をなかなか
受け入れきれない親御さんも少なくありません。
たとえば、部屋に閉じこもっているじゃなし、買い物などの自分の用事がある時
は、外出も出来ているといったようなケースの場合、「ひきこもり」と認識していな
い場合があります。
そのような状態でも、数年も経過してしまいますと、社会の中で自分を活かして
いくことが、そのままではかなわなくなります。
結婚適齢期といったものがあるように、社会へ参加できる時期を逸してしまうこ
とになるのです。
また、何らかのはたらきかけをわが子に行った際に、まったく反応が無かったり、
あからさまな反発があると、それをまた受け入れられず、そのままはたらきかけ
を止めてしまったりというのがあります。
いずれも、ますます長期化を招き、問題解決をさらに困難にする悪循環になって
しまいます。
しかし、もっとも受け入れ難いことは、わが子のひきこもりの原因に親である自分
自身が関わっていたという事実です。
この事実を突きつけられたとき、受け入れられるか、られないかで、解決の如何
が決まってくるのです。
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ひきこもり・不登校の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2014年7月30日 10:56
やる気への"依存"
このことについてお話ししましょう。
確かに本人がやる気をだし、ひきこもりに終止符を打つ気にならなければ、周りが
心配したからとてどうにもならないと思えるでしょう。
だからといって、何もせずにそのやる気を待っていても、残念ながら期待するように
はいきません。
ひきこもりは、誰と会うこともなく、何をするじゃなく毎日を過ごしています。
ですから、急にやる気が出てくるはずもないのです。
何か本人へはたらきかけをしたでしょうか?
「出ていけーっ」や説教ではもちろんありませんよ。
本人が自然とやる気を出すことを待つのではなく、やる気を出させるはたらきかけを
行ったかどうかです。
何かの問題を抱えているときには、常に「このままでよいのか?」という問いを発して
おかなければなりません。
そして、現状を良くしていくだけの誰かの行動が必要です。
それは誰でしょう?
もちろん動ける人です。
当事者たちは今は動けないのでから、当然先に動いていくのは、親御さんです。
ひきこもりとう現象、問題は、もとより何らかの理由で前へ進む意欲がなくなった状態
なのですから、その解決のために、本人のやる気を頼っていても長期化するだけです。
やる気を待つのではなく、意欲が出るようにしていくためのはたらきかけ(しかけ)を
親御さんがしていかなければなりません。
親御さんが、わが子のやる気に依存していても事態の改善はあり得ないのです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2014年7月25日 22:43
ひきこもりの"やる気"を待つ
「本人を焦らせぬようゆっくりと」といったことを前に相談機関でアドバイスされた
ことがあると話してくださった方がおられました。
皆さんもいかがでしょうか?
同じようなことを言われた経験があられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしいずれも、長期化を招きかねないアドバイスです。
不必要に焦らせることはもちろん、かえって萎縮させて行動を止めてしまいかね
ませんが、「ゆっくり」なんて言っていては、本当に気づいたら5年、10年と経って
しまいます。
現実、いずれかの相談機関にご家族が出向かれた時点で、すでに1年以上経過
していることがほとんどです。
ひきこもり始めても、しばらくは様子をうかがうことが大半で、すぐに家族が動き
だすケースはまれだからです。
10年経って初めてという場合もあるくらいです。
ですから、「ゆっくり」なんて言っていては、解決が先送りとなってしまいます。
適切に焦らせるということは必要なんです。
このまま成人になってしまう。
35歳(求人のひとつの区切り)を過ぎる。
父親の定年退職がくる。
こういった状態で、ゆっくり腰をすえられますか?
急いでっ!
本人のやる気は次に述べましょう。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2014年7月23日 12:08
ひきこもりを見守ってはいけない
られます。
思いつくまま述べてみましょう。
「子どもを信じて見守りましょう」が確実に長期化を招く。
責任を回避する支援者側の無責任な対応。
「子どもを信じて」というのは、親にとっては殺し文句です。
子どもの教育は、とかく「待つ」ことが重要視されます。
逸る気持ちを抑え、じっくり待つことが子どもを育てるためには大切と言われています。
ですから、この言葉がでると、親の方も「そうだ。信じて待たなきゃ」と思うわけです。
ところが、これは体のいい現実逃避です。
単なる問題の見送り、先送りにしかなりません。
見守りはは結局何もしないということです。
ですから、確実に長期化します。
時間が経てば、いつか気づいて、やる気も出てくるだろうというのが前提になっています。
しかし残念ながら、やる気曲線は、日ごとに右肩下がりで落ちていきます。
人と関わらない期間が伸びれば伸びるほど、益々人前に自分をさらすことの抵抗が
強くっていくのはあたりまえのことです。
そもそも行動の選択肢を持ち合わせていないことで、ひきこもっているわけですから、
誰とも接触しない(他の価値観にふれない)状態で、新たな選択肢を得られるはずがない
のです。
積極的に選択肢の提供をしていかなければ、一生ひきこもらせることになります。
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ひきこもり・不登校の相談解決
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2014年7月19日 22:02
「ひきこもり」をなおすということ
いこうと思うに至りました。
それは、約20年間にわたって支援活動を続けてきた中で、この10年の状況を見て
も、長期化が進んて来ていることを強く実感するからです。
様々な形で、行政などの支援体制も用意されてきたにも関わらずです。
私はほぼ毎日、当事者の青年たちと会って、彼らの生の声を聴いています。
また、そのご家族の状況をうかがう機会を得られています。
その中で、感じたことを小さなことでもつづっていきたいと思います。
それが結果的には、当事者家庭の現状改善に役立てて頂けるような気がするのです。
それほどちょっとしたことに気づけていないがために、長期化が進んでしまっている
のを実感しているからです。
先日、毎月行われている「たらちね親の会」に初めて参加した方からこのような感想
が聞かれました。
「とてもショックでした。落ち込んでしまいました。でも、また来ました」と。
この方は、これまで他のひきもり親の会に継続して参加されていた方です。
さて、何がショッキングだったのかを次にお話ししましょう。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2014年7月18日 21:17
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