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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 家族問題: 2011年2月

生まれてきた意味を奪ってしまっては・・・

2月1日発行のメルマガ「ひきこもりは動けないから解決できる!第50号」と合わせて読んで頂きたい

内容です。

 

 

「何のためにここまで育ててあげたと思うの!老後の世話をするのは当たり前でしょう!」

とばかりに、外へ出られないのであれば自分たち親の介護をさせればいいといった発想が、長期化、

高齢化したひきこもり家庭に出て来ている現実があります。

これは、「誰のお蔭で食っていけてると思うんだ!」と言い放つ父親と同じパターンです。

生んだ親が子どもを育てるのは当たり前で、恩をきせるのはおかしな話です。

 

 

 

昨今は、にわかに「ひきこもりは発達障害」という言説が目立ってきていますが、たとえ発達障害で

あれ、ひきこもる発達障害の子どもたちは、多くが高機能です。

つまり、知的障害を伴っていません。

その分見えにくかった(分かりにくかった)わけです。

ですから、二次障害として、幼年期のころに、その行動の不可解さから、親や周囲からの厳しい叱責

などでトラウマを抱えています

 

 

ましてや、社会的ひきこもりの場合、ほとんどが家族トラウマアタッチメント・トラウマ(絆の病)に

よるものです。

そういった青年たちが、親の老後を快く看るはずがありません。

下手をすれば、虐待に及びます。

 

 

親に対して「死ね」や「ぶっ殺すぞ」という言動が出ている青年たちもいますが、本気でそこまでの

気持ちは無いにしても、訴えたいものがあるんです。

でも、一線を越えないのは、そうしたら自分も生きていけないことを知っているからです。

親に不満がなくて一緒に暮らしているわけではありません

暴言も暴力も無ければ、親への不満はないと思うのは誤りです

 

 

わが家の中で常に子どもの笑顔が見たければ、親は努力しなければなりません。

何らの努力もないまま、仮に子どもが笑ってくれていたら、心の中で手を合わせ、「ありがとう」と感謝

すべきです

それほど子どもたちは、家庭の中で親以上に我慢していることがあるのですから

 

 

子どもたちは、分かってほしいんです。

理解してもらえなかった、受け止めてもらえなかった無念を訴えているんです。

私が、親御さんたちに伝えたいのは、死ぬまで面倒みることは償いにはならない。

それどころか、子どもがこの世に生まれてきた意味を奪うことになってしまうということです

 

 

子どもは親の介護をするために生まれてきたわけじゃありません

子どもに親の老後の心配をできるだけさせないようにしていくのが親の務めです。

もちろん、子どもが自活できるように育てる。

病気や障害があれば、生活が保てるように環境を作ってあげるのが務めです。

 

 

どの子達にも、この世に生を受けてきたということは、意味価値ある存在なんです。

親の心の慰めのために、わが子の生まれてきた意味を奪うことは許されないことです。

子どもの世話をしていくといった自己犠牲的なあがないは、気づかない間に子どもにさらなる罪悪感を

抱かせてしまいます

親は償いのつもりでも、それは自己満足自分の感情処理の手段になってしまっています。

 

 

青年たちは、

自分はここにいていい

自分の存在にも価値があるんだ

自分を待ってくれる人がいるんだ

ということを自覚したいんです。

 

 

これは、障害の有る無しに関係ありません。

人は生きがいをもって生きたいんです。

友人も恋人もなく、人を愛することもなく一生を終えて、子どもたちが「生まれてきてよかった」と思うで

しょうか?

介護をさせればいいという発想は、その気持ちを踏みにじる妄挙です。

 

 

私心なくわが子の行く末を思う本当の親であれば、過ちを潔く認める力をもち、血肉を分けて生んだ

わが子との本来の絆を結び直すことを決してあきらめないはずです

 

 

大和民族は元来失敗に寛容で、見直し聞き直しをしてやり直し、よみがえることを尊ぶ民族です。

神話の神さまたちも沢山失敗しています(笑)。

そして、改心して失敗を補って余りある功績を立てているんです。

私たち人間が、失敗しないはずがないでしょう。

反省してやり直せばいいんです。

そのことは、青年たちにも教えていかなければならないことなのです。

「ひきこもったっていいじゃないか。やり直せば」と。

自分たちが先ずやり直して、わが子にやり直すことの手本を見せてあげればいいんです。

 

 

 

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