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HOME > 解決支援者の現場日記 : 旧ブログ > アーカイブ > 家庭問題 > 14ページ目

解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 家庭問題 14ページ目

積小為大

「信頼を築く」と申しますが、何事も積み重ねがあればこそ、それなりの結果が得られます。

今日の一手が、いつにつながるかは分からないにしても、いつかに必ずつながります。

布石を打ってこそ、成果の根拠を作り得るのです。

 

 

しかし、今日の一手の結果を今日に求めるご相談者も少なくありません。

こちらからあたえた課題に対して、「今日〇〇をやってみたのですが、ダメでした。ムダでした」

「何度言っても動きません」と、そこですぐに結論を出してしまいます。

 

 

そもそも不登校、ひきこもりは、生活習慣病みたいなものです。

長年のその家庭の日常に問題があったことで、生じた現象です。

改善を要する状態に気づけず、積み重ねてきた(そのままにした)結果です。

習慣は、衣服に染みついた臭いのように、なかなか取れません。

 

 

10年近くもひきこもっていた状態で、「半年ぐらいで治りますか?」とか、5、6年ひきこもっていた

わが子に働きかけを始め、わずか1年ぐらいで思うように変わってくれないと、あっさり諦める親御

さんもおられます。

いずれも、今の現象にしか目をやれないでいるからです。

あたかもリモコンを押して瞬時に番組(画面)が変わるように、一手で全てを変えようと期待するので

しょう。

 

 

成果を出すための小さな積み上げ(布石)の重要さが分からないでいると、それを無駄にしてしまう

こと(あっさり諦める)も平気でしてしまいます。

数年前に、勝手にあきらめてしまい、逆にわが子からせっつかれて、再び私共に頼ってこられた

ご家族もおられます。当然、数年前に積み上げてきたものを再度積み上げ直していくことから始め

なければなりません。

 

 

「子育ては、待つことが大切」と言われます。

しかし、「待つ」ことを「そのままにしておく」ことと勘違いしている親御さんも少なくないようです。

「待つ」というのは、布石を打ち続けながら待つのです

 

 

実りの収穫を待つ時に、何も手入れをしませんか?

雑草を取ったり、肥料を蒔いたり、手をかけますね。

それでも、収穫の時期(タイミング)があります。

それを「待つ」のです。

 

 

手入れをせずにそのままにしていれば、収穫どころかいずれ枯れます。

また、待てない親は、収穫の時期を子どものタイミングではなく、自分の都合に合わせようとして

います。

 

 

梅や桜は、春に咲くからいいんです。

勝手に時期を変えれば狂い咲きになってしまいます。

 

 

漫才の西川きよしじゃないですが、「小さなことからコツコツと!」です。

積小為大〉布石を確実に着実に打っていけば、必ず大きな成果が現れます。

 

 

自分の都合を優先させることは、もうやめませんか?

 

 

 

 

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詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

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 3月30日 (要予約 0120-870-996)
熊本市五福公民館 

 

3月23日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

3月31日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

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4月3日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
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自律できない子どもたち

自律とは、自分の中に判断の基準を持ち合わせ、それに従い、自身を制御、コントロールすることで

す。

自制心がなければ自律はできません。

 

 

「慎独」というすばらしい言葉がありますが、独りの時ほど身を慎むということです。

人の目が無いときに自分の行動を規制できるのは、自分自身の目です。

良心”とも言えます。

 

 

「天地神明に誓って」と申しますが、天に恥じることのないものが良心でしょう。

現代は、“天”という概念、認識が無くなってきたのではないでしょうか。

「お天道様が見てござる」と言ってたしなめてくれるお年よりも少なくなった気がします。

しかし、何かを祈ったり、感動したときなどは、自然と空(天)を仰ぎませんか?

 何かやましいとこがあると、逆に顔をうつむかせます。

 

 

良心は両親が育てる」ものです。

わが子の心の中に良心という規範を与えておかなければ、人の目さえなければ、何でもOKと

いった姿勢を身につけさせてしまいます。

 

 

道徳観と倫理観の違いから少し説明してみましょう。

「そんなことしては、人様(世間)の手前恥ずかしいことですよ」というのが「道徳観」であり、

「そんなことは、空恐ろしくてできません」というのが「倫理観」ととらえてください。

 

 

自分の行動を照らし合わせている対象が違うのです

道徳観は、人の目です。

倫理観は、内からこみあげてくるものではないでしょうか。まさに良心です。

 

 

惻隠”という言葉があります。

普通の人間性を備えている者であれば、命あるものを簡単に殺せるはずはないはずです。

人の苦しみを黙って見過ごすことはできないはずです。

この心性を“惻隠”というのです。

 

 

誰に見られるではなく、精神的に、生理的に受け付けられない。

それが倫理観です。

 

 

「天」という認識をもてなければ、母親(父親)の顔を思い浮かべては、いかがでしょうか。

何かの行動を取る時に、母親の顔を思い浮かべてその行動が取れるかです。

 

 

母親が悲しむ顔を見たくなければ、悪いことも、恥ずかしいこともできないでしょう。

吸殻や空き缶のポイ捨て、粗大ゴミの放棄、インターネット上の匿名による悪質な書き込み、

いじめ等など、自分であることが分かりさえしなければなんでもやるといった傾向が強いようです。

道徳観以上に倫理観の欠如です。

 

 

とは言っても、その母親(父親)の顔が、行動規制のはどめにならなくなってきているのかも知れま

せん。

 

 

惻隠が失われているならば、母親の悲しげな顔にも心を揺るがされることもないでしょうし、逆に

インナーマザーに支配された子どもたちは、母親の人生に取り込まれ、自分を尽くし、自分の人生を

生ききることが出来なくなってしまっています

その子たちは、自制がはたらかず、自立の前に自律すらできない子になってしまうのです。

 

 

両親が良心を育てられない時代になってきているのでしょうか・・・・・・・・・

 

 

 

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わが子から背を向けられ・・・

「子どもとコミュニケーションが取れない」「言うことを聞いてくれない」といった嘆きをよく耳にします。

「言っても動いてくれないから長びいた」

こういったご相談の場合、ほとんどそれ以前からの親子間でのコミュニケーションが取れていません。

 

 

そもそもが充分なコミュニケーションがなかったところで、子どもが不登校、ひきこもりになったからと、

急にコミュニケーションを取ろうとはかっても、子どもはなかなか聞き入れてくれません。

 

 

親に背中を向け、口をつぐんだ途端、もうそれ以上言葉をかけられなくなってしまう親御さんも少なく

ないようです。

返事を期待し、待っているのです。

 

 

子どもとのコミュニケーションは、たとえ返事がなくても語りかけ続けることが、場合によって必要なの

です。

子どもは、返事をしないまでも聞いています。

 

 

返事をしないのは、親への反抗的な意味合いだけではありません。

自分の気持ちを表す適切な言葉が浮かばないという場合や、考えの整理がつかず、言葉で返せ

ない場合もあるのです

 

 

言葉を発する(意見を言う=意思表示)ことで、それを否定されることを恐れて発しない場合もあり

ます。

否定されることは、拒絶、見捨てられることと捉えてしまうのです。

 

 

子どもたちに共通してあるのは、自尊心の欠落です。

自尊心は、自分を支える杖、背骨となります

その自尊心が健全に育っていなければ、何ものに対しても、抵抗力がありません。

ストレスに対しての脆弱さは、ここから来ているのです。

 

 

「自尊心なんかで、閉じこもることなんてあるんですか?」と質問される親御さんもおられますが、

自尊心を崩された痛みを一番知っているのは、親御さんたちのはずです。

 

 

わが子が、心を閉ざし、ひきこもり、こちらの呼びかけに何も答えなくなる。

中には、暴力で親を支配しようとする。

わが子がそんな状況になれば、親としての自尊心はズタズタになっています。

そのことで、ますますわが子との距離が開き、ただただ目の前の状況を見過ごしていくしかなくなる。

 

 

誰かに頼ろうにも、崩れた自尊心は、それ以上の辱めを受けたくない、傷つきたくないという心理に

なり、親御さん自身が、自分の殻に閉じこもってしまいます。

相談機関に訪れるのは、数年を経過してからがほとんどであることからも、このことが長期化の

ひとつの要因になっていることも事実です。

 

 

自尊心を傷つけられた痛みを理解してあげられることができれば、わが子の痛みへも寄り添うことが

できます。

わが子の理解、寄り添いが、子どもに安心感を与え、新たなことへの挑戦の勇気の後押しになるの

です。

 

 

 

 

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あらたな啓発法?

今日は、11日にひかえた事例劇公演のリハーサルを行いました。

演者は、全て一般の主婦の方です。

一組は、親子での共演です。

20代の青年と母親が、親子役で演じてくれます。

 

 

テーマは、『ひきこもりを招く家族トラウマ』という重いものですが、笑いあり、涙ありの痛くて、

ためになる演劇です。

 

 

演劇に携わっている方々では、全くありませんが、見事な演技を披露してくださいます。

脚本は、すべて実話に基づいた内容ですが、演者の方々も実際の子育ての苦労を経験してきた

お母さん方ですので、迫真の演技となっています。

今回は、かねて私共で行っているカウンセリングの風景も盛り込んでいます。

 

 

リハーサルの模様を見ておりまして、このような形で、子育てを今やっている親御さん方に、是非

観てもらいたいと改めて感じました。

 

 

かねて医師や大学教授の講演を聴く機会、また、自分自身が講演を行う機会もあるのですが、

講演といったスタイルより、はるかに分かり易いのです。

これまで、ドラマや映画といった形態のものも観たことはあるのですが、どうしても“創られた”と

いった感がどうしてもありました。

リアリティに欠けるのです。

 

 

この事例劇では、私が支援活動で見てきた現場を再現しています。

また、演者の方が体験者ということもあってか、リハーサル中にも感極まるといったことがあります。

先生と呼ばれるような方たちの話よりも、説得力があるのです。

私自身が、演じられている光景を観て、改めて学ばされています。

 

 

是非、多くの方たちに観てもらいたいと思います。

芝居見物のような気軽な気持ちで、当事者でなくても、親御さんたちが、いや、お子さんと一緒にで

も観てもらえる機会が増えていけばと願っています。

このブログをご覧になって、事例劇にご関心をもたれた方がおられましたら、是非ご一報頂けたら

と存じます。

 

 

◆◆◆“NPOの専門性を活かした青少年健全育成プロジェクト”◆◆◆
 

がんばれ!◆「ふくおかっ子応援団」フォーラム 開催!◆
  ~手をつなごう!青少年の健全育成サポーター~
 
【内容】
地域で活動する青少年の健全育成団体や
“青少年を見守る大人たち”すべての方を対象にした
フォーラムを2地域で開催します。
(おかげさまで北九州会場は大好評のもと終了しました)
 
「すべての青少年の明るい未来を願って~私たち大人ができること~」
をテーマにした基調講演。

◆青少年問題に直接現場で取組んでいる方
◆不登校や非行を体験した保護者の方
◆青少年自身の立場から
それぞれの話題を語り合うパネルディスカッション。

青少年の健全育成活動をするNPOが提供する
さまざまな体験型分科会などを行う予定です。
 
★筑紫会場★
○日時:2月11日(木・祝)10:00~15:00
○会場:クローバープラザ5F研修室(春日市原町3-1-7)
http://www.cloverplaza.or.jp/traffic/traffic.html ※交通アクセス
 
●基調講演:野口 義弘さん(少年警察補導員・福岡県保護観察所登録事業主)
●講演内容「信じつづければ子どもたちは応えてくれる」
非行経験のある子どもたちを積極的に雇用しているガソリンスタンドの経営者で、
彼らとの日々の関わりを通してお話しいただきます。

●パネルディスカッション「こどもたちとの関わり方」
・冨岡郁雄さん(日本ソーシャルコーチ協会)
・野口義弘さん(少年警察補導員・(有)野口石油代表)
・能登原裕子さん(非行と向き合う親たちの会ふくおか・ははこぐさの会)
・長野広樹さん(team.LIFE)
 
●4つの分科会に分かれて体験ワークショップ等
不登校・ひきこもりの解決支援(ひきこもり家族の事例劇&リコーダー演奏)
  (ひきこもりを体験した家族の再生への道をご覧ください)
②青少年とコミュニケーション(グループワーク こどもの夢応援ワークショップ) 
  (子どもたちの夢を応援するワークショップを地域でも開いてみませんか?) 
③健全育成活動実践(和太鼓・竹のスタードーム体験ワークショップ)
  (体験の少ない子どもたちに、大人から体験の大切さを伝えませんか?)
④青少年と大人の交流(トークセッション・大人VS少年のしゃべり場)
   (大人が考えているような姿が本当の姿じゃないよ!青少年と本音で語り合おう!)

○申込・問合せ先
ふくおかっ子応援団」実行委員会 担当:樺嶋
(事務局:NPO法人男女・子育て環境改善研究所内)
TEL&FAX/092-761-4346
E-mail:support@ysn-fukuoka.jp

 

 

 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 2月24日 (要予約 0120-870-996)
熊本市五福公民館 

 

2月9日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

2月8日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

【北九州出張相談会】

2月27日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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元当事者が演じる事例劇公演

福岡県主催の行事が下記日程で開催されます。
 
私共も2月11日筑紫会場の方で参加させて頂いております。
 
私共は第①分科会で、『わが子が示してくれた家族再生の道』というテーマで、元当事者母親たちによる
 
事例劇を公演させて頂きます。
 
この劇は、どのような家庭から不登校・ひきこもりが起こってしまうのかを実例を基に構成した劇です。
 
演者は全て、わが子との問題に向き合い、克服し、固い家族の絆を取り戻した元当事者の母親の皆さん
 
です
 
笑いあり、涙ありの力作です。
 
今回は特に、私共がかねてどのような相談形態を取っているのかの一端もお見せします。
 
支援活動を行っている方々にも参考にして頂ける内容だと思います。





“NPOの専門性を活かした青少年健全育成プロジェクト”
 
がんばれ!
◆「ふくおかっ子応援団」フォーラム 開催!◆
~手をつなごう!青少年の健全育成サポーター~
 
地域で活動する青少年の健全育成団体や
“青少年を見守る大人たち”すべての方を対象にした フォーラムを2地域で開催します。
 
「すべての青少年の明るい未来を願って~私たち大人ができること~」
をテーマにした基調講演。
 
青少年問題に直接現場で取組んでいる方、
不登校や非行を体験した方や保護者の方、
青少年自身の立場からの話題を語り合うパネルディスカッション。
 
青少年の健全育成活動をするNPOが提供する
さまざまな体験型分科会などを行う予定です。
 

 

 

 

 

★北九州会場★
○日時:1月31日(日)13:00~17:30
○会場:福岡看護専門学校水巻校 4階講堂・教室
(遠賀郡水巻町立屋敷1-14-51)JR水巻駅北口より徒歩10分

○基調講演:初鹿野 聡氏(NPO法人ハートム 理事長)
○内容:・講演「犯罪や非行の起こらないまちづくり」
      ・パネルディスカッション「こどもたちとの関わり方」
     ・4つの分科会に分かれて体験ワークショップ等
     ①不登校・ひきこもりの解決支援(参加型ワークショップ&リコーダー演奏)
     ②青少年とコミュニケーション(コーチング体験)
     ③健全育成活動実践(和太鼓・竹のスタードーム体験ワークショップ)
     ④青少年と大人の交流(トークセッション・大人VS少年のしゃべり場)
 
★筑紫会場★
○日時:2月11日(木・祝)10:00~15:00
○会場:クローバープラザ5F研修室
(春日市原町3-1-7)

○基調講演:野口 義弘氏(少年警察補導員・福岡県保護観察所登録事業主)
○内容:・講演「信じつづければ子どもたちは応えてくれる」
      ・パネルディスカッション「こどもたちとの関わり方」
     ・4つの分科会に分かれて体験ワークショップ等
     ①不登校・ひきこもりの解決支援(ひきこもり家族の事例劇&リコーダー演奏)
     ②青少年とコミュニケーション(グループワーク こどもの夢応援ワークショップ)
     ③健全育成活動実践(和太鼓・竹のスタードーム体験ワークショップ)
     ④青少年と大人の交流(トークセッション・大人VS少年のしゃべり場)
 
 
○申込・問合せ先:「ふくおかっ子応援団」実行委員会
            (NPO法人男女・子育て環境改善研究所内)
            TEL&FAX/092-761-4346
              E-mail:support@ysn-fukuoka.jp
 
 
 
 
 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 1月27日 (要予約 0120-870-996)
熊本市五福公民館 

 

1月26日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

1月28日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

【北九州出張相談会】

1月30日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

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両輪がそろわない

先日テレビを観ていると、「婚活」ならぬ「離活」といったものがあるそうです。

離婚のための活動のことです。

 

 

熟年離婚という言葉も一時流行りましたが、あまり流行ってほしくない言葉ですが、現実は身近でも

実際に聞かれます。

私自身ご相談者に「離婚されたらどうですか?」と口に出したことも実はございます。

ほとんどは母親に対してです。

 

 

相談の場に訪れるのは、ほとんどが母親です。

仕事があるなしではなく、日曜日でさえ父親が来られないことが大半です。

「ウチだけでしょうねぇ、主人が一緒に来てくれないのは・・・・」と嘆かれますが、「いえっ、ほとんど

です」とお答えしています。

講演や親の会でも父親の参加はめずらしく、父親へのグチで花が咲く(笑)場合もあります。

 

 

何がそうさせているのでしょうか。

よく聞かれるのが、「子育てはオマエ(母親)に任せていたんだから、オマエの責任だ」という言葉

です。

 

 

わが子を育てていくことを母親のみに任せるということはどういう意味なのでしょう。

その子の親として、その父親は何を親の役目と心得ておられるのでしょうか。

もしかして、働いて生活の糧を得ていくことで、務めを果たしているとでも思っていらっしゃるので

しょうか。

 

 

そう言えば、「誰のお蔭で食っていけてると思うんだ」という言葉も時おり聞かれます。

まっ、最近は「あなたの稼ぎが少ないから苦労するんでしょう」と恐妻からバカにされ、ひそかに離活

始める夫も増えてきているともれ聞くに及んでいますが(笑)。

 

 

それはさておき、先のような発言を平気でする父親は、「人はパンのみにて生くるにあらず」という

ことをご存知ないのでしょう。

わが子は金魚とは違います。

鉢に餌を放り込むだけでは、健全に育たないのです。

 

 

犬だって躾が必要です。

まして最愛のわが子、かけがえのないわが子に食事を供しているだけで、親としての務めを果たせ

ていると勘違いしていては、離活の対象となってしまいかねません。

 

 

ある心理療法家が「躾は、人生の受難を減らす方法である」と述べています。

言い得て妙です。

 

 

親の責任として、養育はもとより教育が必要です。

ヒトは教育によって人間と成っていくのです。

 

 

わが子の不登校やひきこもりに向き合えないタイプの父親に多いのは、家族に対して支配的な父親

他者(家族も含む)に関心をもてない父親のようです。

 

 

支配的な父親は、家族をコントロールしたがります

コントロールすることで、安心を得ようとしています。

それだけ情緒的に安定できないものを抱えている場合があります。

 

 

例えば、父親自身が自分の父親から安心を与えてもらえていなかったようなことです。

他をコントロールすることでしか自分を立てていられないのです。

 

 

また、関心を他に向けられないタイプの父親は、わが子との距離感をもてないままになっています

わが子に対しての厳しさや優しさの感覚が分からないでいるのです。

わが子との距離が近づき過ぎると、厳しさが威圧的となり、優しさがおもねるようなものになります。

距離が離れすぎれば、当然関心がおよびません。

 

 

このタイプの父親は、自身の親との間に身体的、情緒的スキンシップ、交流があまりなされていない

ことが多いようです。

無関心(ネグレクト)は、虐待とも位置づけられているほどです。

 

 

支配されたり、関心をはらわれなかった子どもたちは、自尊心自己信頼感が育っておらず、数々

の人生の受難に遭遇しています。

 

 

適切な躾(人生の受難を減らす方法)を与えられなかった子どもたちは、大海も知らず、金魚鉢の

ような狭い世界でしか生きられなくなってしまいます

 

 

ひきこもりの多くが男性ですが、その青年たちからの話に父親のことが多いことを知ってもらいたい

ものです。

母親をなじる父親に対して、「なぜまだ分からないんだ。アンタ(父親)のせいで俺はこうなったんだ

と罵倒した青年もいました。

 

 

青年たちは父親も求めています。

いや、父親を求めています。

自身の非を潔く認めて、詫びることのできる父親

適切に認めて、肯定してくれる父親

家族の精神的支えという意味でのリーダーシップを取れる父親を待ち望んでいます。

 

 

世のお父さま方、是非気がついてあげてください。

お願いします。

 

 

 

 

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苦悩を苦労に変える

当然のことですが、わが子が立ち止まってしまい自分の殻の中に閉じこもってしまうと、どの親御さん

も疲弊しているものです。

わが子でありながら思うにまかせないいら立ちと、先の見えぬ不安から、憔悴しきっています。

無理もないことではあるのですが、どうにか少しでも緩和させることはできないでしょうか。

 

 

私共は、親御さん方に勧めていることがあります。

日々の苦悩を苦労に変えていくということをです。

苦悩」は、思い煩い、悩むことです。

まさに「煩悩」です。

そこには痛みが伴います。

 

 

苦労」は、その後に何らかの達成がありますから、きつくても辛くないのです。

では、苦悩を苦労にするためには何が必要かと言いますと、「」です。

達成すべく「志(目標)」があれば、過程での難儀はあっても、辛くはありません。

思い煩うこともないのです。

前へ歩むことにおいて、迷いがないのです。

 

 

目の前のわが子の問題を苦悩ととらえれば、痛みを伴いますので、どうしても避けようとします。

受容ができず、長期化するのです。

 

 

苦労は避けてはいけません。

苦労(手間)は、かけないと何事も成就しません。

米という字は、八十八の手間がかかるという意味があるそうです。

苗を植えただけでは、豊かな実りは得られません。

害虫を除き、雑草を刈り取るなどの手間をかけなければなりません。

 

 

子育てはまさに手間をかけずして、何の実りがあるでしょうか。

北九州、福岡、熊本のエリアでの「無償支援活動たらちねサポート」を実施している中でも感じる

のが、この苦労(手間)をいとう親御さんが少なからずおられるということです。

 

 

わが子の状態を理解し、寄り添うために学びを深め、子どもに意識づけをしていく行動をまず親から

始めることを煩わしがるのです。

わが子の問題を片付けてくれる代行屋とこちらを思っておられるのか、無償の支援でも動かない親は

動かないようです。

だからこそ、長期化するのでしょうが。

 

 

古歌にこういうものがあります。

世の中に 迷いのあるこそ 宝なれ 迷いなければ さとることなし

わが子に笑顔が消えたときこそ、わが子が元気に笑ってくれる有りがたさに気づけます。

人生には捨てるものなしです。

親としての在り方に気づかなければならないことがあるからこそ、わが子が苦悩してくれているので

そのことに気づけたとき、わが家のひきこもりが解決していくのです。

 

 

 

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責任からの逃避

ある新聞に「引きこもる大人たち」という連載があっていました。

この中に40歳の男性の事例がありました。

 

 

高校卒後、28歳で国立大へ入学したものの退学。

夜間に編入するもそこでも退学。すでに30歳を過ぎていた。

これまでにもバイトや就職も経験してきたが長くは続かず、資格勉強も現在やっているそうだが。

 

 

社会や政治の批判を延々と繰り返してきた男性は、親にも怒りの矛先を向けてきたとのこと。

大学合格がどんなに大変だったか。どうして努力を認め、ほめてくれなかったか

ここまで追い込んだのは親だ

 

 

親はそんな息子に対して、

「でることはいろいろやったけど、息子はなかなか変わらない。自分たちが育てられたように育てて

きただけなのに・・・」

「働け」と何度も厳しくしかった父親は、「神様はこういう人間もつくるんだな」と最近漏らしたとのこと。

ひきこもり家庭によく見受けられる風景です。

 

 

ここで気がついていただきたいことは、

「息子はなかなか変わらない。自分たちが育てられたように育ててきただけなのに・・・」

この「自分たちが育てられたように育ててきただけ」 ここが問題なのです。

 

 

自分が育てられてきた親の子育てを無批判に継承することは、決してよい選択とは言えません

例えば、両親のどちらかが親と早くに生死別し、係わり合いが少なく育った場合、自分自身も

子どもとの係わり合いが極端に少ない場合がよく見受けられます。

これは、生死別でなくても、肉体的にも精神的にもふれあいが少なかった場合も同じです。

 

 

子どもは親の背中を見て育つ

子どもは自然に育つものだ

これは、親の傲慢さ以外の何ものでもありません。

 

 

「自分も親とそんなに会話をしていたわけではないけど、ひきこもりなどなかった」

こういった声も当事者の親御さんからよく聞かれます。

親との情緒的交流が少なかったことなどから、成人してからの人間関係に支障をきたすことが

少なくないのですが、もちろんみんながひきこもるわけではありません。

子育てにこそ大きく影響するのです

自身の親との関係からの影響が自覚できていないのです

 

 

 また「息子はなかなか変わらない」と言っています。

これも子どもを変えるのではなく、親自身が変わる必要があります

子どもが変わってくれないとしたら、親が少しも変わっていないからです。

 

 

親自身がなかなか自分たちの側にも責任があることを認めたがりません

責任を負うことに対して、あたかも非難されていると取ってしまうからです。

 

 

「親御さんにも責任があるのですよ」と言うと、「私たちが悪いと言うんですか?」

と憤慨なされる方も少なくありません。

責任を負うべきと言っているだけで、「悪い」なんて一言も言っていないのです。

 

 

大学合格がどんなに大変だったか。どうして努力を認め、ほめてくれなかったか

ここまで追い込んだのは親だ

というのは、おそらく本音でしょう。

 

 

わが子が抱えた傷を理解しようと取り組み、痛みに寄り添うことなしに、現状に対してだけ叱責

すれば、子どもはますます自分の世界へ閉じこもります

 

 

この父親は、「神様はこういう人間もつくるんだな」とつぶやいたそうですが、責任を押し付けられた

神様もお気の毒です。

 

 

人は、他人に責任をもっていけなくなると、運やツキのせいにします。

神様までもっていっては救いようがありません。

責任から逃避し続ければ、最後には自分の人生から責任を取らされることを肝に銘じるべきです

 

 

 

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わが子に蒔きおく種

 臨済宗中興の祖と称される江戸中期の禅僧白隠慧鶴施行歌というものがあります。

一節をご紹介しましょう。

 

 

今生富貴する人は  前生に蒔きおく種がある

利口で富貴がなるならば  鈍なる人はみな貧か

利口で貧乏するを見よ  この世は前生の種次第

多くの宝を譲るとも  持つ子が持たねば持たぬもの

少しも田畑譲らねど 持つ子はあっぱれ持つものぞ

 

 

ほんの一部の抜粋ですが、私はかねての支援活動の中で特に考えさせられる箇所があります。

それは、

 多くの宝を譲るとも  持つ子が持たねば持たぬもの

少しも田畑譲らねど 持つ子はあっぱれ持つものぞ

という部分です。

 

 

白隠禅師は、経済的なことで表現していますが、人並みはずれた能力があったからとて、必ず

幸福になれるかというとそうではない。 

親がわが子に財産を残したからとて、それに相応しい器の者でないと身上つぶしてしまう

お金など残さなくても、持つべき子は自力でしっかり財を成す。

わが子の繁昌祈るなら  人を倒さず施行せよ

と、わが子にはをのこすべきことを諭しています。

 

 

私が考えさせられるというのは、徳をのこすことはもとよりですが、わが子にのこす(植える)ものは、

自尊心自己信頼感であるべきだと思うのです。

自尊心自己信頼感が健全に育っていなければ、学歴をつけてあげようと親が努力して(それこそ

お金をかけて)も、不登校になったり、高学歴でも就職面接すら行けない。

また、せっかく大きな会社に就職できても、仕事のミスや上司からの叱責ひとつで、ひきこもりに

なってしまうことだってあるのです。

 

 

逆に自尊心自己信頼感が育っていれば、どんなトラブルやアクシデントに見舞われても、なん

とか解決してしまいます。

親身になってくれる協力者もいるからです。

 

 

私たちは人生早期の発達段階で、自身の人生の“前提”が決定されてしまっているようです。

しかもそれは、養育者に完全にゆだねられているのです。

 

 

前提とは何か?

自分が生きていく環境は、信頼できる人たちと安全に暮らせる環境であり、自分は周囲の人たちか

ら、愛され、求められると自分を信頼していける人生か、常に裏切られ、傷つけられることに怯え、

自分が生きていっていい理由、意義を見いだせない人生かということです。

 

 

どちらの前提で人生をスタートするのかが、養育者の関わり方によって決められてしまうのです。

そして、この前提をプログラムされたことには、本人は気づけず、特に否定的前提は、成人してのち

もあらゆる場面で手を出し、口を出し、本人を脅かします

 

 

ストレスに対しての脆弱性や、常に印象、憶測、気分で物事を判断し、否定的結論から前向きな

行動をとらない癖が身についてしまうのはこの前提のせいなのです

 

 

自分を信頼できれば、親から自立することができます

家族だけとの人間関係に依りすがり、自分の世界に閉じこもる行動は、自分を信頼できずにいる

からです。

 

 

誤った前提を与えてしまったわけは、養育者(親たち)が、自身の人生の初期に満たされなかった

欲求を子育てにおいて無意識の内に満たそうとしてしまったためです

それは、不適切で不健全なわが子への関わりとなり、存在に対してのダメージを与えてしまうの

です。

 

 

自尊心自己信頼感という種さえしっかり植えていれば、

少しも田畑譲らねど 持つ子はあっぱれ持つものぞ

で、親に与えられなくても必要なものはすべて自分で手にしていける人生を送ることができるように

なるのです。

 

 

 

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親子の絆の結び直し

私共が関わったあるご家族のお父さまから手記がよせられました。
承諾を得て、全文を掲載させて頂きました。

******************************************************************************

「本当は、●●の山で人知れず死ねばよかった。」

と娘の衝撃的な本音を女房から聞かされてのは、彼女が●●の大学を中退して●●へ戻って来た

4年前でした。

 

それから、娘は次第に何をするにも消極的になっていきました。

戻ってきた当初は、時々外出することもあり、親として活動的になって欲しい一心で自動車運転免許

を取ることを勧めましたが、それも自動車学校へ入学して最初の一日でつまづき、それっきり通うこと

もありませんでした。


 
又、自信を付けたい為に始めたダイエットも失敗に終わり、自信喪失を加速させる結果となり、

とうとう完全な「ひきこもり」状態となりました。
 
 

それまでに、よかれと思って大学の心療内科や精神科のカウンセリングを受けさせましたが、逆に

他人との接触を拒絶する傾向がひどくなる一方で、回復の目途さえ立てられない状況に陥りました。

 

その当時は、娘は家族さえ顔を合わせることすら拒み続け、家庭の中が重苦しい毎日でした。

 

NPO法人 「地球家族エコロジー協会」をインターネットを通じて知ったのは、「なんとかしなければ」

と焦っていた2年前のことです。

 

最初の1年間は、ひきこもっている娘の内面を理解する為に、これまで親としてどう子供と接して

きたかや、気付かずに親として「支配的、強制的」に振舞うことで、どれ程の精神的な苦痛を娘に

及ぼしてきたかなど、これまでの家庭生活のなかで、気付きもしないことを省みる貴重なカウンセ

リングを女房と共に受けさせて頂きました。

 

娘の精神年齢が止まってしまった状態を戻すには、娘 本人の問題だけでなく、我々親がどう子供の

成長の為にどう考えて、どのように接すれば良いかを学ばせて頂くことができました。

 

ひきこもりを始めた当初、ごく普通のサラリーマンの家庭で育ち、息子と同様な育て方、接し方をした

のに「何故、娘だけがひきこもりに!」と自問自答しながら苦しんでいましたが、1年間の女房と一緒

に通ったカウンセリングを受けて、ようやく親として至らなかった部分の多さに、気付かされました。

 

1年間の親としてのカウンセリングが終わり、娘一人のカウンセリングが始まりました。

その後、娘の強い要望と家族内での話し合いで、今年から自立の為に一人でアパート暮らしを始め

ました。

 

今では、あれほど嫌っていた女房とも気軽に話すこともでき、時々家族そろって映画やショッピング

へ行くこともでき始めました。

自転車で市内の図書館や買い物に出かけることが多くなり、今では体重も徐々に減り始めたことも

あり、彼女自身の自信もつき始めているようです。

又、最近働きたいと思い始めているようでフリーペーパーの求人誌を見ているようです。
 
 

今は、まだ完全な自立には至っていませんが、子供が自立できるためにできる限り世話をやかずに

自主性に任せることが、一番良い事だと女房と話をしています。
 
 

4年前の行き詰った家庭生活にも、ようやく明るい兆しが見え始めた今日この頃です。

本当にありがとうございました。

 

******************************************************************************

このご家族にも長い戦いがありました。

ご家族それぞれが共に苦しんできました。

でも、支えあえたのもまた家族です。

 

 

私は、先ず「子どもたちを理解するところから初めてください」とご両親に申し上げています。

理解というのは、何も子どもの言い分を全て聞き入れ、安心してひきこもれる環境を与えるといった

ような類のまやかしではありません

 

 

ひきこもるという状況、状態を理解してほしいということです

なぜ、ひきこもるという生き方を選択したのかを理解てしいくのです

必ず原因、理由があります。

 

 

もちろん、子どもたちは全てを語ってはくれません。

中には、親への暴力という形でメッセージを発信している場合もあります。

 

 

そこから少しでも理解していくためには、親自身の学びが必要なのです。

親が変われば、子は変わる」とよく申しますが、そう簡単にはいきません(笑)。

正確に申しますと、「親が変わって、子どもに気づきを与えることができれば、子は変わる」です。

気づきを与えられなければ、親の期待をよそに子どもは少しも変わってくれません。

 

 

そもそも子どもが変わることを期待して何かを始めること自体が誤っています

そうなるとあらかた「こんなに努力してるのに、いい加減にしてっ!」とグチが出て、もとの木阿弥

です。

自分がより良く変わることを考え実行していれば、結果的に子どもに気づきを与えられます

何をどう変えるのかが重要なことなのです

 

 

このご両親は、娘さんに問題意識をもたせ、自らの意志で前へ進ませるまでに一年かかりました。

学びを深め、親御さんが成長していくことで、本人自身が第三者のところへ出向くようになるのです。

ご両親だけではなく、お兄さんの支えもありました。

本人への働きかけは、家族はもとより、本人を小さいころから知っているおじさん、おばさん、従兄弟、

近所の知り合いでもかまいません。

これまでも、本人を子どものころから知っている近所の方に協力してもらったケースもありました。

理解者であれば、協力して頂ける人員は一人でも多くいた方がいいのです。

 

 

本人自身が、ひきこもりを脱したい。前へ進みたいという意志がでなければ、無理にどこかへ連れて

いっても意味がありません。(もとより行きませんが)

両親による本人への意識づけは、家庭内暴力がある場合でも可能です。

コミュニケーションの回復から始まり、信頼関係の再構築によりそれが可能となるのです

 

 

もちろん、それらをどうやって実現するかは、学習がなければ難しいものです。

「コミュニケーションを取ってください」「自信をつけさせてください」といったアドバイスを医療機関など

からもらっている事をよく聞きますが、具体的にどうやってそれをするかの指導がなく、ほとんど失敗

に終わっています。

 

 

本人のみを問題視している間は、長期化するのみで解決に至りません

「わが家の問題」と両親が認識し、痛みへの共感的理解による寄り添いによって、子どもたちは、

最初の一歩を踏み出せるのです

 

 

手記の中にもあるように、特に葛藤の激しかった母親とも行動を共にするほどコミュニケーションも

すっかり回復しています。

絆の回復です。

 

 

最後に申し添えておきますが、この娘さんのひきこもりの根本的原因は大学中退ではありません。

プライバシーに関わることですので申し上げられませんが、中学以前からそれはすでに始まって

いるのです。

子ども達の笑顔が戻ってくるのも、親御さん次第なのです。

 

 

 

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