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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 家庭問題 11ページ目

ひきこもりの子をもつ親という病③

今回まで、長期化を招いている原因にもなっている「ひきこもりの子をもつ親という病」について、述べ

てみましょう。

 

 

支援のご依頼を受けてから、まず最初に行っていくことは、コミュニケーションの回復です。

社会的ひきこもりの状態に関しての定義に「ご家族以外との親密な対人関係がない状態が

6ヵ月以上続いている状態であること」とありますが、他人どころか、ほとんど親子間でも充分な

コミュニケーション(親密な関係)が取れていません。

数年も話をしていないケースはざらですし、十年以上姿も見ていないといったケースだってあります。

 

 

コミュニケーションの回復のために、様々な方法を指導しますが、それを実行に移すまでに、時間が

かかったり、また、実行したものの、「どうでしたか?」というこちらからの確認に対して、「何も変わり

ません」「内の子は、ダメですね」なんてことを、あっさりと言われます。

 

 

解決のプロにかかれば、一瞬の如く、数年もひきこもっていたわが子が、いきなり社会参加すると

でも思っておられるのか、解決を先急ぐ傾向が顕著です。

同時に、辛抱が足りない。

 

 

「なんと声をかけていいのかが、分からない」というのが多いのですが、声自体をかけられないという

ことも少なくありません。

コミュニケーションが途絶えてしまっている原因は、本人が促しに対しても動こうとしなかったり、家族

からの呼びかけにもだんだんと答えなくなり、次第に親御さんの方も返事がないので声をかけなく

なってしまったことです。

 

 

なぜ、親の言うことを聞かないと思いますか?

親を信頼していないということと、子どもは、親の言うことよりもしていることを真似るということです

いがみあっている父子が、母親の目から見ていると、そっくりということがよくあります。

「あんな親父みたいなヤツにはならない!」と毒突いてる息子が、「最近とみに父親に似てきた」と

母親が感じている話を私は支援の場でよく聞かされます(笑)。

似たもの同士。

どうやら、子どもというのは、残念ながら親の悪い所を真似てしまいがちのようです。

 

 

自分が信頼していない相手から何かを促された時、あなたはその通りにしますか?

しませんね。

ですから、こちらの言い分を聞き入れてもらうためには、信頼の回復が先ず必要なのです。

信頼関係を修復していくためには、コミュニケーションが欠かせません。

信頼を築き上げていくことは、大変な作業です。

時間もエネルギーもかかる。

土を耕し、種を植え、育てていくという発想がもてないようです。

即席の解決法を求めてこられる親御さんも少なくありません。

無償支援でも、こと自分たちが動かなければならない解決法だと分かると、その後姿を見せない

親御さんもおられるのも残念ですが現実です。

 

 

信頼を回復するためには、痛みへの寄り添い(共感)です。

共感できるためには、理解しかありません。

理解も頭で理屈が分かっても、腹に落とせなければ、行動に移せません。

肝に銘ずる」「腑に落ちる」と言いますね。

腹くくりが大切だということです。

合点がいくまで、とことん理解していくのです。

 

 

そのためには、わが子の立場になって、考えてみましょう。

子どもの目線になれば、良かれと思ってやったこと、当たり前だと思ってやっていたことなどが、

逆にダメージを与えてしまっていたことに気づけます

理解が深まれば、子どもの今に対してのいらだちも少なくなります。

理由、わけが分かるからです。

ですから、理解することは、親御さん自身のメンタルヘルスにも有効なのです。

 

 

腹くくりが出来るためには、「失うものなど何も無し」という精神です。

何か守るものがあると、踏み込めません。

親の面子や沽券に関わると思えば、それを守ることを優先させてしまいます。

結果、行動を起こせず、子どもから「腹に据えかねる」と、逆襲にあうのです。

 

 

 

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ひきこもりの子をもつ親という病

「ひきこもり」という現象の中には、様々な問題が重層的にからみあっています。

ですから、改善、解決のための対策としても、ひとつ所への対策では、事態はなかなか進展しま

せん。

 

 

未だに多くが、ひきこもっている当事者本人の(だけの)問題にしてしまおうとしています

その典型が、精神疾患、障害原因論です。

「ひきこもりの多くは、統合失調症である」

「発達障害である」

「パーソナリティー障害である」

「社会不安障害だ」

「生活機能障害だ」

「??????????何これっ?」って、感じです。

そうだとしたら、解決するのでしょうか?

「障害だから治らないですね」で終わります。(そうドクターから言われて来所された方も少なく

ありません)

 

 

病気や障害であれば、病を治すしかありません。

病を治すには、病院です。

でも本人が「俺は病気じゃない!」と行きたがらなければ、そこで終わりです。

家族に暴力をふるったり、自傷行為などがあれば、措置入院などの強制入院という対処もあります

が、誰かが血でも流さないかぎり現実はできませんので、それを期待するのもおかしな話です。

 

 

ひきこもり現象は、病を抱えているのではなく、“問題”を抱えています

「病である」に拘るのであれば、それこそ親側に病があります。

何の病かと言うと、「ひきこもりの子をもつ親」という病です。

ひきこもるという行為をしているのは、子どもですが、ひきこもれる環境、状態をつくっているのは、

その親です

 

 

全体的にひきこもりの長期化を強く感じます。

なぜ長期化してしまうのかというと、「ひきこもりの子をもつ親」という病に感染しているからです。

この病の症状を何回かに分けてこのブログで述べてみようと思いますが、今回は、感染しているか

どうかの見分け方。

その一つの判定(診断?)基準を述べてみましょう。

と言っても、わが子がひきこもっていることで既に間違いなく感染はしているのですが。

 

 

こういう言葉が出れば(思いがあれば)、感染しています。

子ども自身がやる気を出していくしかないのだから、親が懸命になってもしょうがない。

言ってもきかないものを動かすことはできない。

本人がその気になるまで時期を待つしかない

 

 

どうですか?

あなたは、この言葉が出ていませんか?

もし出ていれば、この病を治していかないかぎり、確実に長期化してしまいます。

 

 

わが子なんですから、信じて待ってあげましょう

どれだけこの甘言に惑わされた親御さん方がいるでしょうか。

もしあなたが、この言葉を発した方の支援者であれば、即刻支援者をお辞めになって下さい。

あなたの支援は、「」になります。

 

 

「信じて待つ」ことは、何もしないことではありません。

秋の実りの収穫まで何もしないで待ちますか?

手間隙かけて、実りの“時期(タイミング)”を待つのです。

 

 

それと同じで、わが子の回復力を信じて待つためには、回復力(実りを得る力=解決力)を促進する

手間隙をかける必要があります。

信じている。信頼しているからこそ、手間隙かけることなどおっくうではないはずです

おっくうな気持ちがもしあれば、病がかなり進行しています。

 

 

 

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ひきこもりを受け容れきれるために

 何事も「問題」は受け容れきれてこそ、解決へのスタートラインに立つことができます。

 不登校やひきこもりが長期化していく背景には、ひとつにはこの「受容」が困難だからと言っていい

でしょう。

それだけに、受容ができれば、問題の半分は解決したようなものです。

 

 

わが子がひきこもりと思いたくなかった

考えずにいれば、いつのまにか解決するんじゃないかと思っていた

 

 

こういった声が、当事者やその親から多く聞かれます。

こう思っていれば、どこへも相談にもいかず、何の対策もうちませんので、確実に長期化していき

ます。

 

 

受容できるためには、現実直視ができなければなりません。

これが難しい。

目の前の問題が困難であればあるほど、目をそらしたくなります。

 

 

現実直視ができるようになるためには、「現実」をどう捉えるかが肝心です。

「現実」とは、現に事実としてあることです。

事実としてそこに起こっていることです。

自分自身の身の上に起こっていることです。

ある原因があって、結果として自身の人生に起こっていることです。

その原因には、自覚できている、できていないに関わらず、自身が深く関係しています

ですから、自分が責任をもって事にあたるということです。

自己責任です。

人ごとにしてしまわない。

 

 

そもそも「問題」というものは、それまでの自分の価値観や能力の限界を超えているからこそ、

問題化(困った事態)しています。

ですから、限界(さらなる成長のための気づき)を知る機会を与えられたようなものです。

歓迎すべきことなのです。

 

 

そう考えると、今ある環境(現状=現実の状態)は、常に自分にとって、気づきを得られる最適な

環境と言えないでしょうか。

最適」であっても、「快適」であるわけではありません。

かえって、自己改善のための“気づき”を得られる最適な状態は、苦しい状態の方が多いものです。

良薬は口に苦し」です。

 

 

そういう意味で、「現実」は、いいも悪いもありのままの自分、これまでしでかしたこと(笑)をはっきり

と示しています

事実は、何のごまかしもききません。

我が事として、引き受けるしかないのです。

 

 

 

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ひきこもりを招かない子育て法

何事も起こってからでは、生じてからでは、その改善のために大変なエネルギーを要します。

ひきこもりも不登校も、必ず予兆があります。

ですから、予防が充分可能なのです。

 

 

ハインリッヒの法則』 というものがあります。

これ は、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する

いうものですが、ひきこもりに至る前にも、微かな兆しがあり、その背景には多くの異常があります。

背景にある多くの異常とは、主に家庭内の機能不全です。

 

 

では、実際に予防していくためにどういう関わりが必要か述べてみましょう。

ここでは、ひとつひとつの方法というよりも、どういう姿勢が大切かを述べます。

 

 

一言で言うと、独りよがりの愛情で育てないということです。

「愛情こそ必要だろう」と誰もが思われることだと思います。

「独りよがりの」というところを注意して頂きたいのです。

 

 

危ういのが、「」の部分なのです。

お分かりのように、「」が入ると、誰しも目が曇るのです。

すると、情に溺れて冷静に適切な関わりが出来ません。

 情深くして情に迷わず」の姿勢が大切です。

 

 

そのためには、「」で育てましょう。

愛で育てるというのは、大切に大事に育てるということです。

 

 

猫かわいがり」と言う言葉もありますが、ただただ愛しいということで、そのことがわが子のために

ならないのにも気がつかず、買い与えたり、食べさせたり、世話をやいたりと。

これは、大切にしていると言えません。

 

 

また、自分の都合、思惑だけで、子どもの声も聞き入れず、コントロールしようとすることも大事に

していると言えませんね。

 

 

愛で育てるというのは、口で言うほど易しくはありません。

ひとつのコツをご紹介しましょう。

敬愛」を心がけるのです。

」は、慎み、尊重するということです。

 

 

子育てにおいては、先ず親の姿勢で最も大切なことは、慎みです。

なぜなら、親の立場を利用して、いらぬことをしてしまいがちだからです(笑)。

慎みの姿勢が足りませんと、驕り、慢心を生じ、わが子をいいように扱います。

 

 

年端のいかぬ子どもであっても、一個の人格を備えた尊い存在です。

敬意をもって接する必要があります。

存在、立場を尊重し、心から信頼することです

そうすれば、子どもの中に自尊心、自己信頼感が育ちます。

 

 

そのうえで、自助力を養っていきます。

自助力とは、「自主」 「自守」 「自律」です。

自主」は、主体的な生き方。

自己判断、自己決定、自己責任ができるように。

自守」は、自分で自分を守れるように。

過度に失敗や危険を避けさせて育てると、自分を守る術を身につけられません。

自律」は、セルフコントロールです。

朝起きなどの習慣管理、健康管理、ストレスケアなどの感情管理など。

特に怒りや衝動のコントロールは大切です。

自律ができなければ、自立はありえません。

 

 

人のサポートを上手に受けることができるのも自助力です。

周囲からの好意的な手助けまで、振り払ってしまうのがひきこもりです。

予防のための子育て法から、育て直しのヒントをつかんでください。

 

 

 

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不登校を家族の絆で乗り越える②

前回ご紹介したメルマガ購読者の方からのコメントに関し、引き続きお話ししましょう。

このお母さまが取り組まれた中で、大切な3つのポイントがあります。

 

 

行動し続ける

これは、当たり前と言えば当たり前のことなのですが、意外に出来ていないことが多いようです。

見守る」ということをやっていませんでしたか?

いつも申し上げているように、「子どもを信じて待つ」というやり方は、一番の手抜きです。

子どもの“やる気”に依存した対応です。

子ども次第、あなたまかせになってしまっています。

行動は、手足を動かすことです。

自分は何もせずに、ただひたすらわが子が動いてくれるのを待つのでは、行動していることには

なりません。

 

 

だからといって、闇雲に動いても結果は出ません。

すべきでない事を効率よくやることほど無駄なことはありません。

例えば、不登校のわが子を学校に連れていくために、手際よく、見事なまでの連携で、父親が車で

校門まで連れて行き、校門で待機していた二人の教師が、力ずくで教室まで引っ張っていった事例

がありました。

この子は、ほどなくひきこもりました。

あたりまえの話です。

 

 

何が問題で、どのような状況にしていくことが最優先で求められるのかを明確にしていくことが

先決なのです。

そして、結果が出るまで(解決するまで)、あきらめず手を打ち続けることです。

 

 

笑顔とユーモアを欠かさない

笑う門には福来る

笑える状況になってから、笑うのではなく、笑える状況になるために、強引に笑顔をつくるのです。

ユーモアをまじえるゆとりをもってください。

ゆとりをもてば、寛容さも養われます。

そのためには、視点を多様にもち、大局観でものごとを捉えることです。

 

 

学校に戻ることより大切なことはないのか。

バイトを始めれば問題解決か。

そもそも、わが子だけの問題なのか。

本当に心配しなければならないこと、改善しなければならないことは何か。 

 

 

等を考えてみることで、余裕が生まれてきます。

意気消沈していては、何事も前へ進みません。

そもそも、わが子がひきこもる前に、家庭の中に怒号や罵声がありませんでしたか?

笑い声で、家の中の沈んだ空気を吹き飛ばしてください。 

 

 

肝心要は、姿勢・態度

事態の解決のための方法論にこだわるのではなく、重要なことは、事態に向き合う、姿勢態度

です。

 

 

学校に戻すためにどうするかや、働かせるためにどうするかではなく、わが子の痛みに寄り添い、

理解する姿勢がありますか?

子どもが安心して、何事かに挑戦できるための支えができていますか?

目の前の事態を受け容れられていますか?

現実から目をそむけていませんか?

夫婦で、解決のための協力が出来ていますか?

わが子だけを問題視していませんか?

 

 

メルマガにご投稿くださったお母さまからのメッセージには、これらの3つのポイントが語られてい

ます。

そして、最後まで希望を捨てないことで結ばれています。

希望は、これからを照らす光です。

即席の解決マニュアルを望むのではなく、労を惜しまず、わが子からのメッセージを読み取って

いきましょう。

  

 

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不登校を家族の絆で乗り越える

メルマガ『ひきこもりは動けないから解決できる!』の購読者の方から、ご自身の体験を是非

お伝えしてほしいと投稿がありましたので、このブログでご紹介したいと思います。

 

 

この方は、一年ほど前に最初のご投稿がありました。

中学生のお子さんの不登校に悩まれ、現実を受け入れられず、眠れない日々も続いたようです。

子どもや自分自身の自尊心を取り戻すことに重きを置き、笑顔をキーワードに「家族の絆」を深めて

いったことで、お子さんに変化が現れたようです。

今お子さんは、海外の高校に留学し、小学校の時の元気な楽しいお子さんに戻られたそうです。

ご家族が一丸となって手にした、絆の温もりを是非、下記のお手紙から味わってみてください。

 

 

ここまで来るためにたくさんの苦しみがありました。
ただ、もう家族しか本人を癒すことはできないんだと思い、日々根気強くがんばりました。

本人が、学校ではだめでも、家族はそうは思っていない、自分は学校に行ってないけれど、家族に
愛される価値ある人間なんだ
、そう思えるまでに、ほぼ2年の月日がかかりました。

不登校は日本独特の症状だと言われています。
海外のお友だちにはなかなか理解してもらえず、説明が大変でした。

社会のせいだけではありません。
けれども、やはり、受験を含む日本固有の社会的な雰囲気、独特な学校の雰囲気が、14万人にも
なる不登校を生んでいると言えると思います。

全国対応の不登校専門のカウンセラーにかかったときには、我が家がいる県からの相談が多い、
ということも言われました。
地域的にも、その県の教育委員会の方針や、風土がありその影響もあると感じました。
息子が行けなくなる直接的な原因は中学1年生のときの担任の先生でした。

いずれにせよ、不登校になるとひきこもりにつながりやすくなるため社会に貢献する人を育てること
ができません

本人の心を動かすことが大変難しかったです。
コントロールしようと思っては絶対にいけないですし登校させたいと思ってもいけない・・・
でも結果的に動きました。
そして、いつのまにか、ずいぶん成長した姿の息子に感動しました。

家族の絆は強いです。
こちらが本気で本人を愛していることを意識し、方法さえ誤らなければ、きっといつかは伝わり、元気
を取り戻していきます

家族のつながりは、笑顔です。
そして、笑いです。お母さんの失敗、それを自ら語る、そして笑いです。
明るい笑顔のあるところには、明るい未来が来ます

息子が不登校になるまでは、我が家も仲良し家族で明るい家庭でした。
でも何も知らなかった私は遅刻気味になっていた息子をなんとか不登校にさせまい、と必死に登校
させようとしていました。
毎朝のバトルに疲れ果て、結局、本人は行けなくなりもちろん、主人もそれを受け止めるのに時間が
かかりましたし家族がぎくしゃくしました。

普通に学校に行って元気でいてほしい、これはどんな親でもある普通の願いだと思います。
仕方がなかったと今は思っています。

どうか、他のお母様がたにもお伝えください。
望みを捨てないで、きっと何かが起きる、そのために、今できることを「行動する」ことだ、と。

その行動とは、なんでもない、でも一番大切な「家庭生活」。。。
手間暇かけた、ちょっとしたおやつや、おむすび。
お弁当、お掃除・・・

明るい言葉かけ、メッセージ、大きな声で名前を呼び挨拶すること、嫌がらなければスキン
シップ、家族揃っての食事、望みを捨てないこと、わが子はこんなすごいところがあるといつ
も思うこと、(近い人が感じている感情は、伝播しますから。)
小さいときや生まれたときのかわいかったエピソード、よいところを見つけ、さりげなくほめる
こと、手伝いを頼み、心からお礼を言うこと・・・・・
週末には家族で外食したり温泉に行ったり、遠出の旅行をしたり、いろんな景色や人々を見、
外を歩くチャンスを与えられるようにすること、

このような、なんでもない家族生活が、不登校になった本人にとっては普通よりも何倍も必要だと感じ
ました。

愛されていることの確認、そして家族への所属の欲求が満たされるまで・・・
日々、根気よく続けること・・・
いろいろとあると思います。

一筋縄ではいきません。
試行錯誤で、様々なことを試し続けてください
そして、本人が何かしてみよう、という気持ちになったときのために様々な進路を用意しておいてみて
ください。

家族を信頼して、相談してきたとき・・・・
最初の一歩が始まります・・・・

応援しています!

先が見えず、苦しんでいるみなさんに伝えたいです!
何かがきっと変わります!!

どうか希望を捨てないでいてください!

 

 

いかがでしたか?

家族再生の物語ですね。

家族には蘇生力があります。

このお母さんの素晴らしいところは、

行動し続けたということ。

笑顔とユーモアを欠かさないようにしたこと。

そして、直接的な方法論よりも事態を受け容れる姿勢・態度を重要視したことです。

これらのことについては、次のブログで詳しくお話ししたいと思います。

是非、皆さまも、このお母さまの声をご自身の家庭に活かされてください。

 

 

 

 

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ひきこもりの後遺症

「仕事に就けるためには、資格でもなければ」と、資格・技能の習得を促す傾向がありますが、注意

しておかなければならいことがあります。

 

 

ひとつは、「資格イコール仕事に就ける」ではないということ。

そして、もうひとつは、「資格イコール自信がもてる」ではないということです。

 

 

もちろん、『学校に通っておらず、働こうともせず、職業訓練も受けていない無業者』のニート

状態からは、一歩前進ではありますが、ここで申し上げることは、資格・技能がひきこもりから

脱する起爆剤には、必ずしもなるわけではないということです。

 

 

これまでも、自信がつけばという理由から、通信の大学を卒業した青年や、中には、国家資格を取得

した青年もいました。

しかし、「自信にはならなかった」という声も少なくないのです。

学歴に関して言えば、高学歴のひきこもり青年は普通にいます。

その青年たちは誰も、その学歴が「自信」の後ろ盾に成りえていません

 

 

彼らが、コンプレックスを感じ、怯えを抱いていることは、他のところにあるからです。

中には、難易度の高い資格の受験生でいることなどで、自分がひきこもりであることを否認しようと

している青年もいます

これは、親御さんも同じです。

「わが子は、ひきこもりなどではなく、受験生なんだ」と信じたいのです。

 

 

以前に、大学を卒業した後ある国家資格に挑戦し続け、30歳を過ぎ、自分が人と関われないことに

愕然とし、ひきこもりの相談会に参加し、その姿がテレビのニュースで放映され、それを偶然ご両親

が観て、親子三人で相談に来られた事例がありました。

親御さんも、テレビに映し出されたわが子の背中を観て、わが子がひきこもりであることを悟ったの

です。

親子で自覚、受容するのに、約10年を要したわけです

 

 

ひきこもる青年たちには、社会的な所属がありません。

立場をもたないということです。

学生でもない。社会人でもない。病人(療養者)でもない。

無業者であるだけでなく、無所属派という状態です。

 

 

人間には、所属欲求というものがあります。

何かに所属(参加)することで安心感を得ようとします。

ひきこもる青年たちは、家庭ですら、所属しているという感覚が希薄になってしまっています

「受け容れられていない」という思いが強いからです。

「戸籍から抜く」と言った父親や、また、親への反発心から自ら「戸籍を抜く」といった当事者もいます。

 

 

学籍を置くということは、その所属を得ることになります。

実質充分な修学がなされていなくても、立場を得られるのです。

その立場だけを得たくて、進学を希望する場合があるのです。

まさにモラトリアムです。

 

 

ひきこもる青年たちが抱えている怯えは、能力的なものよりも、もっと根源的なところから来ている

ものです。

存在の原初に関わるものです。

たとえ何かが出来る人間でも、結局は自分は誰からも認められない。

受け容れてもらえない人間

と信じ込んでいます。

 

 

それほどまでに自分を否定している青年が、履歴書に書ける程度の資格や免許を取ったからと

いって、それだけでは、社会へ入れる原動力にはなり得ないのです。

 

 

前回のこのブロクでも、震災の瓦礫に例えてお話しましたが、TVニュースでは、瓦礫の撤去に

100年はかかるだろうという報道もありました。

ひきこもりの期間が長ければ、長いほど、その後遺症とでもいうべき自己存在への不全感は、甚大

なものです。

家族にも数年間も顔を見せず、声も出さなかったことで、声を発することが怖ろしくてできないと

言った(筆談)青年もいます。

 

 

人が自尊心自己信頼感といったものを失うと、自分が何者かということも分からなくなり、急激

に失速していきます。

それは、わが子が閉じこもり、無言の反旗をひるがえされ、全く力の及ばぬ状態になってしまった

親御さんが、親としての自尊心をなし崩しにされ、動きが取れなくなってしまっている光景からも、

歴然としていることです。

長期化の要因にもなっています。

 

 

青年たちの目線に立った、家族や支援者が多くなってこなければ、長期化は止まらぬでしょう。

 

 

 

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ひきこもりの終わりは?

東日本大震災の連日のニュースは、現実のことかと受け容れがたい惨状を映し出しています。

その中で、懸命に生きていこうとしている子どもたちの笑顔に救われる思いです。

 

 

巨大な津波は、一夜にして全てのものを飲み込み、根こそぎ人々から大切なものを奪っていきまし

た。

散在する瓦礫をすべて片付け終わるのにどれほどの時間がかかるのでしょうか。

瓦礫がなくなっても、それから元の状態にまで復興していくまでには、さらに膨大なエネルギーが

必要になってくると思います。

 

 

ひきこもりという現象も、このような災害と同じようなところがあります。

ひきこもりが災害というわけでは、もちろんありませんよ。

 

 

外出ができない、部屋から出ないといった状態から、自分の意志で外出できるような状態になって

くると、それだけで、ひきこもりがあたかも終わった(解決)と捉えてしまう傾向も強いようです。

もっと言うと、「外出などは普通に出来ていたので、ひきこもりとは思わなかった」と、十年近く社会

生活を送っていない状態を見過ごしてきた事例も複数例あるほどです。

 

 

「外へ出られるんだから、バイトでも始められるだろう」

「これまでの遅れを取り戻すためにも、一日も早く仕事に就いてほしい」

「本人がやる気にさえなれば、できるだろう」

こういった声が、親御さんからよく聞かれることなのですが、これは、無茶な話というものです。

 

 

津波が通り過ぎたら、それで終わりでしたか?

残されたのは、無残な瓦礫の山です。

余震も未だに続いています。(昨日7日23時30分にも宮城県沖でマグニチュード7.4の余震)

 

 

ひきこもりの長期化により、あらゆる問題(残骸)が山積しているのです。

外出ができるようになったとはいえ、それは波がおさまったにしか過ぎません。

現状改善のための支援団体に通うようになったといっても、余震(不安感)はまだ続いているのです。

いつ、ひきこもりに戻ってしまうか、予断を許さない状態です。

ですが、この辺りのことが当事者家族も分かっておられないことが多いようなのです。

 

 

当協会では、ほとんどのケースで、訪問支援を実行せずに当事者の青年たちが、自分の意志で

出向いて参ります。

もちろん、そのようにご家族と動機づけをしていった、その結果です。

そこまでに至るまでには、様ざまな葛藤、一進一退があります。

 

 

ご両親は、これまでの自分たちのわが子への関わり方に、正面から向き合うことが必要です。

自分たちの過ちの大きさに、愕然としてしまうこともあります。

気づかない間にわが子へ与えてしまったダメージに、自責の念に押しつぶされそうにもなります。

そこまでの懸命な取り組みをしてきたにも関わらず、いや、そうだからこそなのか、当事者本人が

動き出した途端、油断が出てまいります。

「やり遂げた。もう、親としての役割は終わった」

「あとは、自分で頑張りなさい」と。

親御さんの役割は、ここで終わりではないのです。 

 

 

いざ、自分の意志で動きだしても、それからは瓦礫、残骸の撤去です。

ひきこもりの期間が長ければ長いほど、その量もかなりのものです。

瓦礫、残骸は、復興の障害となってしまっているものです。

 

 

瓦礫、残骸の撤去は、トラウマのケアです。

特に、社会不適応を招いてしまった、自己認識の歪みを肯定的に修正する必要があります

その上で、社会適応のためのスキルの修得、向上を行い、自分の人生の取り戻しが必要です。

ひきこもりの期間が長ければ長いほど、年齢を重ねているということと、履歴の空白、失われた能力

など、甚大な障害要因もあります。

これらのことは、家族がみんなでやっていくことです。

瓦礫の撤去を一人にさせますか?

 

 

仕事ができるようになったからといっても、周囲との協調ができず、長続きせず、転職を繰り返したり、

こらえ性が無く、常に人間関係のトラブルを抱えているようでは、解決したことにはならないのです。

 

 

人を愛すことができ、人間関係を保ちながら働くことができ、社会的な自立が成しえてこそ、復興

(ひきこもりの克服)できたと言えるのではないでしょうか。

 

 

 

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詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 

4月18日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

4月25日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

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ひきこもり支援の拡充

来月4月新年度から、これまでの活動をさらに拡充させていきます。

2年前から福岡熊本で行ってきたひきこもり無償支援活動「たらちねサポート」は、毎月の定例会

(福岡は第二日曜)の中で、参加家族同士の交流会だけではなく、ひきこもりに対しての理解を深め

るための学習会の時間を設けておりましたが、4月からさらに第三火曜日講習会を毎月開講し

ます。

 

 

「たらちねサポート」は、従来からよくある当事者家族会とは違い、単なる励ましあいの場ではありま

せん。

従来の一般的な家族会は、回を重ねるにしたがい、これといった対応策を聞けることもなく、数年や

中には、10年を越えて参加している他家族の存在を知って、解決への希望がもてず、会を離れる

ご家族も少なくないようです。無理も無い話です。

これは、グリーフ・ワーク(嘆きの仕事)を誤って認識している支援者(?)の指導によるものか、愚痴

のこぼしあいになっている傾向が多く見られます。

 

 

この「たらちねサポート」は、自助グループという形態を取り、本当の意味での「自助」、わが子の

ひきこもりを、自らの問題と受け止め、責任をもって自ら解決していけるようになるための姿勢や

知識を習得していきます

 

 

そのため、必ず定例会の中でも学習の時間を90分ほど設けています。

交流会では、他の家族の話の中から、自身の子どもへの働きかけのヒントを得ます。

性別や年齢が違っていても、必ず解決のために有益な話が聞けるものです。

 

 

私が、あらかたのご相談に対応できるのは、小学校低学年から、40代までの事例に関わり、また、

それぞれの幼年期からの成育環境、生い立ちを知りえる立場にあり、毎日複数の青少年たちと接し

(当協会ではほとんど本人が通って来られるようになっています)、本人からの生の声を聞いている

からです。

そしてもちろん私自身が、三人の子の親として、実子と二人の養女も育ててきた経験があるからです。

先月50歳を前に孫も出来ましたので、これからは祖父の立場(気持ち)も分かるでしょう(笑)。

 

 

30代のひきこもりでも、必ず学童期ぐらいに兆候が見られます。

ですから、不登校児童の話からも解決のための糸口になるものがあります。

また、ひきこもりが10年を越す場合も、あたりまえですが一日から始まっています。

ですから、ひきこもりが始まって間もない家庭は、長期の事例から、多くのものを学べますし、また、

その逆の場合も然りです。

 

 

 

4月から始める講習会では、私がこれまでブログやメルマガで語ってきました内容をさらに詳しく

事例を交えお話しし、具体的な解決策を提示します。

これら全てを無償で提供いたします。

 

 

長期化に伴う、年金所得家庭の増加、母子家庭の不登校など、経済的に民間の支援を受けられ

ない家庭もフォローすることが主たる目的ですが、専門家のいない相談窓口、誤った認識をもった

家族会、支援者などによって、長期化を招いてしまっている状況を鑑み、実施致します

 

 

9年前より行っている毎週月曜日ひきこもり無料相談窓口
https://www.interbrain.co.jp/counseling/

と合わせて、より多くの家庭が、長期化を食いとどめられたらとの思いで、スタッフ一同気持ちを新た

に取り組んでいきたいと思っています。

 

 

この活動は、春日市社会福祉協議会、大野城市社会福祉協議会協賛、春日市教育委員会、

大野城市教育委員会後援事業として、ご協力を頂いております。

誠にありがとうございます。

 

 

今年度最後の「たらちねサポート」は、今月13日(福岡)、27日(熊本)開催されます。

詳細はこちら

 

 

 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 

3月22日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

3月21日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

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生まれてきた意味を奪ってしまっては・・・

2月1日発行のメルマガ「ひきこもりは動けないから解決できる!第50号」と合わせて読んで頂きたい

内容です。

 

 

「何のためにここまで育ててあげたと思うの!老後の世話をするのは当たり前でしょう!」

とばかりに、外へ出られないのであれば自分たち親の介護をさせればいいといった発想が、長期化、

高齢化したひきこもり家庭に出て来ている現実があります。

これは、「誰のお蔭で食っていけてると思うんだ!」と言い放つ父親と同じパターンです。

生んだ親が子どもを育てるのは当たり前で、恩をきせるのはおかしな話です。

 

 

 

昨今は、にわかに「ひきこもりは発達障害」という言説が目立ってきていますが、たとえ発達障害で

あれ、ひきこもる発達障害の子どもたちは、多くが高機能です。

つまり、知的障害を伴っていません。

その分見えにくかった(分かりにくかった)わけです。

ですから、二次障害として、幼年期のころに、その行動の不可解さから、親や周囲からの厳しい叱責

などでトラウマを抱えています

 

 

ましてや、社会的ひきこもりの場合、ほとんどが家族トラウマアタッチメント・トラウマ(絆の病)に

よるものです。

そういった青年たちが、親の老後を快く看るはずがありません。

下手をすれば、虐待に及びます。

 

 

親に対して「死ね」や「ぶっ殺すぞ」という言動が出ている青年たちもいますが、本気でそこまでの

気持ちは無いにしても、訴えたいものがあるんです。

でも、一線を越えないのは、そうしたら自分も生きていけないことを知っているからです。

親に不満がなくて一緒に暮らしているわけではありません

暴言も暴力も無ければ、親への不満はないと思うのは誤りです

 

 

わが家の中で常に子どもの笑顔が見たければ、親は努力しなければなりません。

何らの努力もないまま、仮に子どもが笑ってくれていたら、心の中で手を合わせ、「ありがとう」と感謝

すべきです

それほど子どもたちは、家庭の中で親以上に我慢していることがあるのですから

 

 

子どもたちは、分かってほしいんです。

理解してもらえなかった、受け止めてもらえなかった無念を訴えているんです。

私が、親御さんたちに伝えたいのは、死ぬまで面倒みることは償いにはならない。

それどころか、子どもがこの世に生まれてきた意味を奪うことになってしまうということです

 

 

子どもは親の介護をするために生まれてきたわけじゃありません

子どもに親の老後の心配をできるだけさせないようにしていくのが親の務めです。

もちろん、子どもが自活できるように育てる。

病気や障害があれば、生活が保てるように環境を作ってあげるのが務めです。

 

 

どの子達にも、この世に生を受けてきたということは、意味価値ある存在なんです。

親の心の慰めのために、わが子の生まれてきた意味を奪うことは許されないことです。

子どもの世話をしていくといった自己犠牲的なあがないは、気づかない間に子どもにさらなる罪悪感を

抱かせてしまいます

親は償いのつもりでも、それは自己満足自分の感情処理の手段になってしまっています。

 

 

青年たちは、

自分はここにいていい

自分の存在にも価値があるんだ

自分を待ってくれる人がいるんだ

ということを自覚したいんです。

 

 

これは、障害の有る無しに関係ありません。

人は生きがいをもって生きたいんです。

友人も恋人もなく、人を愛することもなく一生を終えて、子どもたちが「生まれてきてよかった」と思うで

しょうか?

介護をさせればいいという発想は、その気持ちを踏みにじる妄挙です。

 

 

私心なくわが子の行く末を思う本当の親であれば、過ちを潔く認める力をもち、血肉を分けて生んだ

わが子との本来の絆を結び直すことを決してあきらめないはずです

 

 

大和民族は元来失敗に寛容で、見直し聞き直しをしてやり直し、よみがえることを尊ぶ民族です。

神話の神さまたちも沢山失敗しています(笑)。

そして、改心して失敗を補って余りある功績を立てているんです。

私たち人間が、失敗しないはずがないでしょう。

反省してやり直せばいいんです。

そのことは、青年たちにも教えていかなければならないことなのです。

「ひきこもったっていいじゃないか。やり直せば」と。

自分たちが先ずやり直して、わが子にやり直すことの手本を見せてあげればいいんです。

 

 

 

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大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 

2月8日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

2月7日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

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