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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 不登校: 2011年2月
ひきこもり支援と自己責任
ひきこもりに対しての支援のあり方に対して、「親の甘やかしや、当人の甘えの結果なんだから、それ
に税金を投じて支援するのは、おかしな話」といった否定的な意見もあります。
いわゆる自己責任論です。
確かに、何らかの病理や障害によらない社会的ひきこもりの場合、期間が長くなり、親子共々高齢化
し、現実の社会参加ができなくなったという理由だけで、何らかの社会保障が受けられるとなれば、
かえって、どこかで見切りをつけ、あえて長期化させる(受給条件を満たすため)家庭も出てくるの
では。
そういった家庭が、増えてくるのは国家財政を揺るがす大きな問題。という懸念もあります。
しかしです。
だからと言って、単なる自己責任論をかざしてしまえば、ますますひきこもりの長期化が進むでしょう。
先ず、このことに関しては、二つの問題があります。
ひとつは、「甘やかし」といった、一部だけを見た誤った認識。
そしてもうひとつには、「自己責任」の誤った解釈です。
特に、この「自己責任」についての誤った解釈は、長期化をより進めてしまう要因でもあります。
お話ししましょう。
自己責任という認識は、当事者家庭も実はもっています。
ですが厳密に言うと、「自己責任と片付けられるから、わが家で何とかしなければ」と思っているとい
うことです。
どういうことかと言うと、実際は、子は「親のせいだ」と思っていますし、親は「この子の問題」と思っ
ています。
そういう意味では、他者責任になっています。
しかし、「世間は自己責任としか見ない」と思っています。
ですから、「自分だけで何とかしなければならない」「他人に頼ってはいけない」と考えてしまっている
のです。
このことが、長期化を招いてしまっています。
自己責任というのは、何でもかんでも自分だけの責任だから、人に頼らず自分で解決しなければ
ならないという意味ではありません。
そのことにおいての責任を自分が負うということです。
例えば、最近戦場カメラマンの渡部陽一さんという方が、よくテレビに出演されていますが、あのよ
うな死の危険がある所にわざわざ自ら赴くことは、自己責任が必要です。
冒険家などもそうですね。
要請を受けてということではなく、好きで行っているのですから。
本来こういう場面に限って使用されるべき「自己責任」という言葉が、「自分のことだから自分でや
れ」とばかりに、人を突き放すような意味合いで、不適切な場面で使用されることが少なくないよう
です。
ホームレスの方の言葉にも、なぜそのような生活になったのか?という問いかけに対して「誰にも
迷惑をかけられないから」と、誰にも頼ってはいけないといったかまえが見られます。
最近は、無縁(孤独)死という亡くなり方をされる方も増えて来ているそうですが、なぜ死に至る前に、
周囲に救済を求めないのかと思います。
「自己責任」の誤った解釈が、人の手を借りる。上手にサポートを受ける。という対応を取らせない
方に仕向けてしまっているようです。
何事も現状をより良く改善していくためには、自分だけで困難な事がらの場合は、素直に人の手を
拝借することは、結果を出すために大切なことであり、決して恥ずかしいことではありません。
相互扶助を前提にした社会で私たちが生きていく上で、助けられ上手になることは、重要なスキル
です。
自分の責任を考えるとき、大切なことは、自分の人生に責任をもつということです。
自分の人生に責任をもつということは、自分の身に起こったことは、如何なることも、自分のことと
して、引き受けることです。
つまり、ありのままに受容することです。
降りかかったこと(自分に責任がなくても)は避けられなくても、そのことにどう向き合い、どう対処し
ていくかは、自分の責任のもとに行っていくということです。
現実を歪曲して捉えることなく(ありのままに)、事実を把握し、そのことを自分の中で、どう意味づけ
し、位置づけしていくかに於いては、しっかり自分で責任を持たなくてはなりません。
自分の人生に責任をもつということは、自己信頼のもと、自分の考えをもって、主体的に行動する
ことです。
望む結果が得られなくても、他者のせいにすることなく、原因を解明し、必要な条件をそろえていく。
必要な条件の中には、他人からのサポートも入っているのです。
社会の基本は、「自助・互助・公助」です。
主体性をもって(自助)、適切(本当に病理や障害からのひきこもり)であれば公助(行政)も受ければ
いいんです。
そして、自分が穴に落ちた時には、素直に助けを求め、誰かが落ちた時には、それを助けてあげれ
ばいいんです。
それが互助です。
「人には迷惑をかけられない」と気を遣ったとて、社会で生きている以上、知らないところ、見えない
ところで、誰かの支えを受けているし、その分、世話になっている。つまり迷惑をかけています。
だから、「人のお役に立つ」と考え行動を取らなければ、帳尻が合いません。
以前にも「犯罪犯したわけでもなく、ひきこもっているだけで、誰に迷惑をかけていますか?」と、うそ
ぶいていた青年もいましたが、社会資源を利用しておいて、税金を納めていないことが迷惑をかけて
いるということに気づけていないのです。
責任をもつことは、他人に尻拭いをさせないことです。
現実から目をそらし、自分の人生にすら責任をもたなければ、誰かにその分シワ寄せがいきます。
「人には迷惑かけられないから」と周囲のサポートも受けず事態を放置すれば、より深刻化し、結果
的には責任放棄となってしまいます。
誤った社会の自己責任論が、ひきこもりをますます長期化、高齢化、深刻化させていくのです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2011年2月18日 17:35
生まれてきた意味を奪ってしまっては・・・
2月1日発行のメルマガ「ひきこもりは動けないから解決できる!第50号」と合わせて読んで頂きたい
内容です。
「何のためにここまで育ててあげたと思うの!老後の世話をするのは当たり前でしょう!」
とばかりに、外へ出られないのであれば自分たち親の介護をさせればいいといった発想が、長期化、
高齢化したひきこもり家庭に出て来ている現実があります。
これは、「誰のお蔭で食っていけてると思うんだ!」と言い放つ父親と同じパターンです。
生んだ親が子どもを育てるのは当たり前で、恩をきせるのはおかしな話です。
昨今は、にわかに「ひきこもりは発達障害」という言説が目立ってきていますが、たとえ発達障害で
あれ、ひきこもる発達障害の子どもたちは、多くが高機能です。
つまり、知的障害を伴っていません。
その分見えにくかった(分かりにくかった)わけです。
ですから、二次障害として、幼年期のころに、その行動の不可解さから、親や周囲からの厳しい叱責
などでトラウマを抱えています。
ましてや、社会的ひきこもりの場合、ほとんどが家族トラウマ、アタッチメント・トラウマ(絆の病)に
よるものです。
そういった青年たちが、親の老後を快く看るはずがありません。
下手をすれば、虐待に及びます。
親に対して「死ね」や「ぶっ殺すぞ」という言動が出ている青年たちもいますが、本気でそこまでの
気持ちは無いにしても、訴えたいものがあるんです。
でも、一線を越えないのは、そうしたら自分も生きていけないことを知っているからです。
親に不満がなくて一緒に暮らしているわけではありません。
暴言も暴力も無ければ、親への不満はないと思うのは誤りです。
わが家の中で常に子どもの笑顔が見たければ、親は努力しなければなりません。
何らの努力もないまま、仮に子どもが笑ってくれていたら、心の中で手を合わせ、「ありがとう」と感謝
すべきです。
それほど子どもたちは、家庭の中で親以上に我慢していることがあるのですから。
子どもたちは、分かってほしいんです。
理解してもらえなかった、受け止めてもらえなかった無念を訴えているんです。
私が、親御さんたちに伝えたいのは、死ぬまで面倒みることは償いにはならない。
それどころか、子どもがこの世に生まれてきた意味を奪うことになってしまうということです。
子どもは親の介護をするために生まれてきたわけじゃありません。
子どもに親の老後の心配をできるだけさせないようにしていくのが親の務めです。
もちろん、子どもが自活できるように育てる。
病気や障害があれば、生活が保てるように環境を作ってあげるのが務めです。
どの子達にも、この世に生を受けてきたということは、意味や価値ある存在なんです。
親の心の慰めのために、わが子の生まれてきた意味を奪うことは許されないことです。
子どもの世話をしていくといった自己犠牲的なあがないは、気づかない間に子どもにさらなる罪悪感を
抱かせてしまいます。
親は償いのつもりでも、それは自己満足、自分の感情処理の手段になってしまっています。
青年たちは、
「自分はここにいていい」
「自分の存在にも価値があるんだ」
「自分を待ってくれる人がいるんだ」
ということを自覚したいんです。
これは、障害の有る無しに関係ありません。
人は生きがいをもって生きたいんです。
友人も恋人もなく、人を愛することもなく一生を終えて、子どもたちが「生まれてきてよかった」と思うで
しょうか?
介護をさせればいいという発想は、その気持ちを踏みにじる妄挙です。
私心なくわが子の行く末を思う本当の親であれば、過ちを潔く認める力をもち、血肉を分けて生んだ
わが子との本来の絆を結び直すことを決してあきらめないはずです。
大和民族は元来失敗に寛容で、見直し聞き直しをしてやり直し、よみがえることを尊ぶ民族です。
神話の神さまたちも沢山失敗しています(笑)。
そして、改心して失敗を補って余りある功績を立てているんです。
私たち人間が、失敗しないはずがないでしょう。
反省してやり直せばいいんです。
そのことは、青年たちにも教えていかなければならないことなのです。
「ひきこもったっていいじゃないか。やり直せば」と。
自分たちが先ずやり直して、わが子にやり直すことの手本を見せてあげればいいんです。
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