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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ ニート 12ページ目

ひきこもりは甘えか?

ひきこもりに対して、まだ甘えという偏見がある」とか、「親の過保護がつくりだしたという誤解がある

といった意見が聞かれたりすることがままありますが、「そうではないのです。分かってあげてくだ

さい」なんて、まことしやかに支援者側や評論家が言うから、認識がさらにおかしくなってしまいます。

 

 

本当にひきこもり支援に携わっている者であれば、「甘え」もあることが周知の事実であることは、

分かっているはずです。

 

 

以前に、ある不登校の研修会の席で、不登校児童に関わっているという男性教師が、「あの子たち

は、純粋な子なんです。傷つきやすいだけなんです。甘えているんではありません」と、涙ながらに

発表しているのを横で聞いていて、私は、いささか引いてしまったことがありました。

そんなに感傷的になっても、正確に事実が伝わりません。

 

 

過度に保護、支援しようと考えると、事態を美化してしまう傾向があります

ある親の会の代表の方が、「私たち親がすべて悪いんです。子どもたちは悪くありません」と、興奮

して話されたこともありました。

 

 

何事も事実を客観的により正確に観ていくことが大切です。

「ひきこもりは、甘えがある」と言っても、

なんだ、それなら支援なんかするべきじゃないだろう」とか、

税金を投じる必要性があるのか」と、

単純軽薄な返しをしないでもらいたいのです。

 

 

「甘えがある」と言っているだけで、「甘えだけで、そうなっている」とは言っていません。

 

 

それに、「甘え」と言っても、誰でもが内在しているものとあまり変わりはありません

あなたは、家族に甘えることがありませんか?

赤の他人と接するのと同じように家族と接しますか?

そんなことはないでしょう。

心を許せている分、頼ったり、気遣いをおろそかにしてしまっていませんか?

着る物や物のありかも自分では分からない父親もいますね(笑)。

食器の片付けや身支度まで、妻にさせている夫もいます。

これは甘えではありませんか?

 

 

ひきもり当事者たちの甘えは、どちらかと言うと、自分に対しての甘えが強いです。

自分への「甘やかし」ですね。

 

 

困難や痛みに対して、自分を向かわせるということが、苦手。避けていることは確かです

ですが、これもまた、「克己心」という言葉があるように、あなたも「自分は克己心があって、自分を

常に律することができる」と自信をもって言えますか?

これまた、なかなか難しいところだと思います。

 

 

認識して頂きたいのは、自分に負荷を与えず、周囲に依りすがってしか生きられないほど、脆弱に

なってしまっていて、甘えよりも恐怖心の方が上回っているということです。

それほどまでに、ストレス耐性欲求不満耐性が失われているのがなぜかに関心をはらってもらい

たいのです。

 

 

「感性が研ぎ澄まされている」といった言葉で、彼らを表す方もいますが、これも先ほど言った美化

した表現でしかありません。

研ぎ澄まされているほど、洗練されてもいませんし、ガラス細工のように優美でもありません。

 

 

それどころか、心の鏡が曇りきっています。

すべてのものをありのままに映し出せなくなってしまっていて、見るもの、聞くもの、歪んでしか捉え

るしかできなくなってしまっています

自己認識にもかなりの歪みがあり、存在自体に価値がないとみなしています

そういう意味では、自分を甘やかすと言うよりは、自分を粗末に扱っています

 

 

感性が鋭いということではなく、皮を剥ぎ落とされ、丸裸にされて、赤肌を常にさらしているような状態

なのです。

だから、風が吹いても痛みで悲鳴をあげます。

保護膜を失っている状態です。

ですから、新たな保護膜で覆ってあげる必要があります。

 

 

それと合わせ、心の脱皮が必要です。

自身の今を招いた古い皮(歪んだ思い込み)に囚われ、なかなか脱ぎ捨てることができません。

長期化してくると、ひきこもり自体を自分らしさ(アイデンティティ)としてしまうほどです。

働き出しても、心の脱皮が出来ていない青年もいます。

 

 

感性が鋭いのではなく、思考の柔軟性に欠け、傷つかないでいい方法が分からず、自己破壊的に

自らを傷つけるのです。

 

 

柔軟な動きが出来る動物は、脊椎動物です。

背骨(バックボーン)をもつ生き物です。

節足動物は、厚い甲羅に覆われ、柔軟な動きが出来ません。

 

 

思考に柔軟性がないのは、バックホーン(精神的支柱)をもっていないことと、多様な価値観をもち

あわせていないからです

多様な価値観が、私たちをあらゆるストレスから守ってくれる保護膜となるのです

 

 

当事者本人のやる気が出るのを待つ支援や、簡単な作業から慣れさせていったり、人に少しずつ

慣れさせていくといった支援は、彼らに何を補ってあげればいいのかを全く理解できていない援助

です。

いたずらに時間を経過させるか、社会に一旦入ったとしても、リバウンドがあります。

 

 

心の脱皮が出来て、多様な価値観から、確たる精神的支柱をもつことができてこそ、社会へ出て行く

覚悟が出来るのです。

 

 

 

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ひきこもり支援に見る過誤

かねて相談者からの問い合わせを伺っておりますと、何を期待されておられるのかが、そこから

うかがえるのですが、改善、解決にとって、かえって妨げとなってしまうものも少なくないようです。

 

 

最も避けたいのは、「間違った問題」に対して、正しい答えを導き出すことです。

すべきでない事を効率よくやることほど、ムダ(非効率)なことはありません

 

 

問い合わせであるのは、

仕事を斡旋してくれるのですか?

何か作業所があるのですか?

当事者が集まれる場所があるのですか?

寄宿生活ができますか?預かってもらえますか?

家まで訪ねてきてもらえますか?

治療してもらえますか?治りますか?

 

 

こういった質問をみてみますと、すぐにでも家に来てもらって、親から離れた所に預かってくれて、

仕事を世話してほしいという期待が見て取れます。

「何か作業(仕事)をあてがえば、それをきっかけに社会に入れるのではないか」といった考えも

感じられます。

 

 

こういった間違った問題認識に対して、正解を提供しようとしている関係者もあります

そう、間違った問題なのですよ

 

 

数ヶ月の合宿生活の後、職場体験を経て、社会参加させるといった事業も過去にありました。

ひきこもりの相談員の養成により、訪問支援(アウトリーチ)を実施している状況もあるようです。

 

 

ひきこもりの青年たちは、本来仕事がなかったからとひきこもったわけでもありませんし、親元から

離れたら、自立心がムクムクと湧き上がってくる状態にあるわけでもありません。

当事者同士だったらつきあえるわけでもないし、ましてや「ひきこもり」という病気に罹っているわけ

でもありません(病気・障害の症状の場合もある)。

赤の他人が家に来て、声をかけられたからとて、親に対しての不信感、裏切られ感は強まることこそ

あれ、外の世界へ踏み出す勇気が出るわけではありません。

 

 

ひきこもる青年たちは、これからのビジョン(希望)を描くことができなくなっています

社会情勢の厳しさから?

いえ、それよりも、自分自身に価値を見い出せないからです。

自分という人間を理解してくれて、受け入れてくれて、求めてくれる他者がいてくれると到底思えない

のです。

周囲の期待に応えられるだけの何ものも持たない自分が、好意的に接してもらえるとは、どうしても

思えない状態にあります。

「きっと、疎外される」と信じ込んでいます。

同じ当事者の相手にさえ、自分がひきこもっていたということを知られたくないほどです。

 

 

そういった状態の青年たちに、先の内容の支援が、適切な支援だと思われますか?

正解だと思われるものを導き出したとしても、前提(問題提起)がくつがえれば(間違っていれば)、

不正解となってしまうのです

 

 

 

 

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ひきこもり支援の拡充

来月4月新年度から、これまでの活動をさらに拡充させていきます。

2年前から福岡熊本で行ってきたひきこもり無償支援活動「たらちねサポート」は、毎月の定例会

(福岡は第二日曜)の中で、参加家族同士の交流会だけではなく、ひきこもりに対しての理解を深め

るための学習会の時間を設けておりましたが、4月からさらに第三火曜日講習会を毎月開講し

ます。

 

 

「たらちねサポート」は、従来からよくある当事者家族会とは違い、単なる励ましあいの場ではありま

せん。

従来の一般的な家族会は、回を重ねるにしたがい、これといった対応策を聞けることもなく、数年や

中には、10年を越えて参加している他家族の存在を知って、解決への希望がもてず、会を離れる

ご家族も少なくないようです。無理も無い話です。

これは、グリーフ・ワーク(嘆きの仕事)を誤って認識している支援者(?)の指導によるものか、愚痴

のこぼしあいになっている傾向が多く見られます。

 

 

この「たらちねサポート」は、自助グループという形態を取り、本当の意味での「自助」、わが子の

ひきこもりを、自らの問題と受け止め、責任をもって自ら解決していけるようになるための姿勢や

知識を習得していきます

 

 

そのため、必ず定例会の中でも学習の時間を90分ほど設けています。

交流会では、他の家族の話の中から、自身の子どもへの働きかけのヒントを得ます。

性別や年齢が違っていても、必ず解決のために有益な話が聞けるものです。

 

 

私が、あらかたのご相談に対応できるのは、小学校低学年から、40代までの事例に関わり、また、

それぞれの幼年期からの成育環境、生い立ちを知りえる立場にあり、毎日複数の青少年たちと接し

(当協会ではほとんど本人が通って来られるようになっています)、本人からの生の声を聞いている

からです。

そしてもちろん私自身が、三人の子の親として、実子と二人の養女も育ててきた経験があるからです。

先月50歳を前に孫も出来ましたので、これからは祖父の立場(気持ち)も分かるでしょう(笑)。

 

 

30代のひきこもりでも、必ず学童期ぐらいに兆候が見られます。

ですから、不登校児童の話からも解決のための糸口になるものがあります。

また、ひきこもりが10年を越す場合も、あたりまえですが一日から始まっています。

ですから、ひきこもりが始まって間もない家庭は、長期の事例から、多くのものを学べますし、また、

その逆の場合も然りです。

 

 

 

4月から始める講習会では、私がこれまでブログやメルマガで語ってきました内容をさらに詳しく

事例を交えお話しし、具体的な解決策を提示します。

これら全てを無償で提供いたします。

 

 

長期化に伴う、年金所得家庭の増加、母子家庭の不登校など、経済的に民間の支援を受けられ

ない家庭もフォローすることが主たる目的ですが、専門家のいない相談窓口、誤った認識をもった

家族会、支援者などによって、長期化を招いてしまっている状況を鑑み、実施致します

 

 

9年前より行っている毎週月曜日ひきこもり無料相談窓口
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と合わせて、より多くの家庭が、長期化を食いとどめられたらとの思いで、スタッフ一同気持ちを新た

に取り組んでいきたいと思っています。

 

 

この活動は、春日市社会福祉協議会、大野城市社会福祉協議会協賛、春日市教育委員会、

大野城市教育委員会後援事業として、ご協力を頂いております。

誠にありがとうございます。

 

 

今年度最後の「たらちねサポート」は、今月13日(福岡)、27日(熊本)開催されます。

詳細はこちら

 

 

 

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ひきこもり支援と自己責任

ひきこもりに対しての支援のあり方に対して、「親の甘やかしや、当人の甘えの結果なんだから、それ

に税金を投じて支援するのは、おかしな話」といった否定的な意見もあります。

いわゆる自己責任論です。

 

 

確かに、何らかの病理や障害によらない社会的ひきこもりの場合、期間が長くなり、親子共々高齢化

し、現実の社会参加ができなくなったという理由だけで、何らかの社会保障が受けられるとなれば、

かえって、どこかで見切りをつけ、あえて長期化させる(受給条件を満たすため)家庭も出てくるの

では。

そういった家庭が、増えてくるのは国家財政を揺るがす大きな問題。という懸念もあります。

 

 

しかしです。

だからと言って、単なる自己責任論をかざしてしまえば、ますますひきこもりの長期化が進むでしょう

 

 

先ず、このことに関しては、二つの問題があります。

ひとつは、「甘やかし」といった、一部だけを見た誤った認識

そしてもうひとつには、「自己責任」の誤った解釈です。

特に、この「自己責任」についての誤った解釈は、長期化をより進めてしまう要因でもあります

 

 

お話ししましょう。

自己責任という認識は、当事者家庭も実はもっています。

ですが厳密に言うと、「自己責任と片付けられるから、わが家で何とかしなければ」と思っているとい

うことです。

どういうことかと言うと、実際は、子は「親のせいだ」と思っていますし、親は「この子の問題」と思っ

います

 

 

そういう意味では、他者責任になっています。

しかし、「世間は自己責任としか見ない」と思っています。

 

 

ですから、「自分だけで何とかしなければならない」「他人に頼ってはいけない」と考えてしまっている

です

このことが、長期化を招いてしまっています。

 

 

自己責任というのは、何でもかんでも自分だけの責任だから、人に頼らず自分で解決しなければ

ならないという意味ではありません

そのことにおいての責任を自分が負うということです。

 

 

例えば、最近戦場カメラマンの渡部陽一さんという方が、よくテレビに出演されていますが、あのよ

うな死の危険がある所にわざわざ自ら赴くことは、自己責任が必要です。

冒険家などもそうですね。

要請を受けてということではなく、好きで行っているのですから。

 

 

本来こういう場面に限って使用されるべき「自己責任」という言葉が、「自分のことだから自分でや

れ」とばかりに、人を突き放すような意味合いで、不適切な場面で使用されることが少なくないよう

です。

 

 

ホームレスの方の言葉にも、なぜそのような生活になったのか?という問いかけに対して「誰にも

迷惑をかけられないから」と、誰にも頼ってはいけないといったかまえが見られます。

最近は、無縁(孤独)という亡くなり方をされる方も増えて来ているそうですが、なぜ死に至る前に、

周囲に救済を求めないのかと思います。

 

 

「自己責任」の誤った解釈が、人の手を借りる。上手にサポートを受ける。という対応を取らせない

方に仕向けてしまっているようです

 

 

何事も現状をより良く改善していくためには、自分だけで困難な事がらの場合は、素直に人の手を

拝借することは、結果を出すために大切なことであり、決して恥ずかしいことではありません。

相互扶助を前提にした社会で私たちが生きていく上で、助けられ上手になることは、重要なスキル

です。

 

 

自分の責任を考えるとき、大切なことは、自分の人生に責任をもつということです。

自分の人生に責任をもつということは、自分の身に起こったことは、如何なることも、自分のことと

して、引き受けることです

つまり、ありのままに受容することです。

 

 

降りかかったこと(自分に責任がなくても)は避けられなくても、そのことにどう向き合い、どう対処し

ていくかは、自分の責任のもとに行っていくということです

 

 

現実を歪曲して捉えることなく(ありのままに)、事実を把握し、そのことを自分の中で、どう意味づけ

し、位置づけしていくかに於いては、しっかり自分で責任を持たなくてはなりません

 

 

自分の人生に責任をもつということは、自己信頼のもと、自分の考えをもって、主体的に行動する

ことです。

望む結果が得られなくても、他者のせいにすることなく、原因を解明し、必要な条件をそろえていく

必要な条件の中には、他人からのサポートも入っているのです。

 

 

社会の基本は、「自助・互助・公助」です。

主体性をもって(自助)、適切(本当に病理や障害からのひきこもり)であれば公助(行政)も受ければ

いいんです。

そして、自分が穴に落ちた時には、素直に助けを求め、誰かが落ちた時には、それを助けてあげれ

ばいいんです。

それが互助です。

 

 

「人には迷惑をかけられない」と気を遣ったとて、社会で生きている以上、知らないところ、見えない

ところで、誰かの支えを受けているし、その分、世話になっている。つまり迷惑をかけています。

だから、「人のお役に立つ」と考え行動を取らなければ、帳尻が合いません

 

 

以前にも「犯罪犯したわけでもなく、ひきこもっているだけで、誰に迷惑をかけていますか?」と、うそ

ぶいていた青年もいましたが、社会資源を利用しておいて、税金を納めていないことが迷惑をかけて

いるということに気づけていないのです。

 

 

責任をもつことは、他人に尻拭いをさせないことです。

現実から目をそらし、自分の人生にすら責任をもたなければ、誰かにその分シワ寄せがいきます。

「人には迷惑かけられないから」と周囲のサポートも受けず事態を放置すれば、より深刻化し、結果

的には責任放棄となってしまいます。

 

 

誤った社会の自己責任論が、ひきこもりをますます長期化、高齢化、深刻化させていくのです。

 

 

 

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生まれてきた意味を奪ってしまっては・・・

2月1日発行のメルマガ「ひきこもりは動けないから解決できる!第50号」と合わせて読んで頂きたい

内容です。

 

 

「何のためにここまで育ててあげたと思うの!老後の世話をするのは当たり前でしょう!」

とばかりに、外へ出られないのであれば自分たち親の介護をさせればいいといった発想が、長期化、

高齢化したひきこもり家庭に出て来ている現実があります。

これは、「誰のお蔭で食っていけてると思うんだ!」と言い放つ父親と同じパターンです。

生んだ親が子どもを育てるのは当たり前で、恩をきせるのはおかしな話です。

 

 

 

昨今は、にわかに「ひきこもりは発達障害」という言説が目立ってきていますが、たとえ発達障害で

あれ、ひきこもる発達障害の子どもたちは、多くが高機能です。

つまり、知的障害を伴っていません。

その分見えにくかった(分かりにくかった)わけです。

ですから、二次障害として、幼年期のころに、その行動の不可解さから、親や周囲からの厳しい叱責

などでトラウマを抱えています

 

 

ましてや、社会的ひきこもりの場合、ほとんどが家族トラウマアタッチメント・トラウマ(絆の病)に

よるものです。

そういった青年たちが、親の老後を快く看るはずがありません。

下手をすれば、虐待に及びます。

 

 

親に対して「死ね」や「ぶっ殺すぞ」という言動が出ている青年たちもいますが、本気でそこまでの

気持ちは無いにしても、訴えたいものがあるんです。

でも、一線を越えないのは、そうしたら自分も生きていけないことを知っているからです。

親に不満がなくて一緒に暮らしているわけではありません

暴言も暴力も無ければ、親への不満はないと思うのは誤りです

 

 

わが家の中で常に子どもの笑顔が見たければ、親は努力しなければなりません。

何らの努力もないまま、仮に子どもが笑ってくれていたら、心の中で手を合わせ、「ありがとう」と感謝

すべきです

それほど子どもたちは、家庭の中で親以上に我慢していることがあるのですから

 

 

子どもたちは、分かってほしいんです。

理解してもらえなかった、受け止めてもらえなかった無念を訴えているんです。

私が、親御さんたちに伝えたいのは、死ぬまで面倒みることは償いにはならない。

それどころか、子どもがこの世に生まれてきた意味を奪うことになってしまうということです

 

 

子どもは親の介護をするために生まれてきたわけじゃありません

子どもに親の老後の心配をできるだけさせないようにしていくのが親の務めです。

もちろん、子どもが自活できるように育てる。

病気や障害があれば、生活が保てるように環境を作ってあげるのが務めです。

 

 

どの子達にも、この世に生を受けてきたということは、意味価値ある存在なんです。

親の心の慰めのために、わが子の生まれてきた意味を奪うことは許されないことです。

子どもの世話をしていくといった自己犠牲的なあがないは、気づかない間に子どもにさらなる罪悪感を

抱かせてしまいます

親は償いのつもりでも、それは自己満足自分の感情処理の手段になってしまっています。

 

 

青年たちは、

自分はここにいていい

自分の存在にも価値があるんだ

自分を待ってくれる人がいるんだ

ということを自覚したいんです。

 

 

これは、障害の有る無しに関係ありません。

人は生きがいをもって生きたいんです。

友人も恋人もなく、人を愛することもなく一生を終えて、子どもたちが「生まれてきてよかった」と思うで

しょうか?

介護をさせればいいという発想は、その気持ちを踏みにじる妄挙です。

 

 

私心なくわが子の行く末を思う本当の親であれば、過ちを潔く認める力をもち、血肉を分けて生んだ

わが子との本来の絆を結び直すことを決してあきらめないはずです

 

 

大和民族は元来失敗に寛容で、見直し聞き直しをしてやり直し、よみがえることを尊ぶ民族です。

神話の神さまたちも沢山失敗しています(笑)。

そして、改心して失敗を補って余りある功績を立てているんです。

私たち人間が、失敗しないはずがないでしょう。

反省してやり直せばいいんです。

そのことは、青年たちにも教えていかなければならないことなのです。

「ひきこもったっていいじゃないか。やり直せば」と。

自分たちが先ずやり直して、わが子にやり直すことの手本を見せてあげればいいんです。

 

 

 

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ひきこもりで浮き彫りになること

不登校、ひきこもりなどの子どもの逸脱行動が生じると、浮き彫りになってくるものに、両親間の人間

関係と、問題解決能力があります。

 

 

わが家の有事であるわけですから、当然双方の協力体制が必要なのですが、全く反対の状態を示す

場合があります。

 

 

よくあるケースは、「子どものことは、母親が見るべきだろう」と、全く関与したがらない父親です。

せいぜい関わったとしても、「おまえが甘やかすからだ」と母親を非難し、「いい加減にしろっ!」と

子どもに説教するぐらいです。

 

 

これでは、状況は改善されるどころか、問題の焦点がそれ、と言うよりも、新たな火種を作ってしまい

かねません。

こういった背景には、親自身が、責任の所在が明らかになり、自身が傷つくのを避けたいという思い

もあります

何かが間違っていたということを突きつけられることが怖いのです。

 

 

人は、恐れていたことがまさに起こってしまうことも恐怖しますが、気づかぬところで問題が進行し、

これまでの生き方や価値観を覆されるであろう事件が起こってしまうと、無意識の内に目をそらしま

す。

それを見てしまうと、今までの自分を否定されてしまうように感じるからです。

 

 

そうしたことから、子どもを刺激することを一切避け、表面的に穏やかな状態を維持することにつとめ

ようとする傾向が多くあります。

ひきこもりを終わらせたいと思う反面、子どもを動かそうとして、反発されたり、抵抗されたりすること

は、避けたいのです。

自分が傷つきたくないからです。

 

 

これまでの事例でも、家の中での事であればなんとか動くと、祖父母の介護や親自身の病気の看病を

してもらい、気がついたらひきこもりが20年近くになっていたというケースがあります。

家業を好きなときだけ手伝わせ、必要なだけのバイト代を与えていた事例もあります。

 これらは、親と子互いが、最重要な問題を脇に置いてしまったがためです。

 

 

「考えないでいたら、いつか問題が無くなるような気がしていた」と言った青年もいます。

これは、問題を受容できない親も同じで、「いつか動き出すんではないかと淡い期待をしていた。まさか

こんなに長くなるなんて」といった言葉もしばしば聞かれました。

 

 

目先の安定を優先させ、時の経過による「ひきこもり」という問題の深刻化の予測が立てられていない

のです。

時の経過により、当事者のみならず両親の年齢も共に重ねられます。

定年を迎え、経済的にも、健康的にも、本人の生活を支えることがより困難となってきます。

本人も、何らの人的、時間的制約を受けない環境で何年も過ごしてしまうと、伸びきったゴムのように、

弾力を失い、わずかな負担にも耐えられなくなってしまいます。

 

 

花は落ち、枝は枯れても、土中の根が生きていれば、必ずまた花を咲かせます。

逆に根腐れしていれば、幹から倒れます。

土中の見えない部分(本質的な問題)を疎んじていると、大きな代償を払わなければならなくなります。

 

 

現状改善のために能動的な行動を促すと、いやがる。反発する。落ち込む。という理由で、何も刺激

しないままに、過ごしている場合が少なくありません。

中には、「相談に行ってみようと呼びかけたが、いい返事が返ってこなかったので様子を見ていました」

と、数年たってから、当協会に再び来られ、「なんとかならないでしょうか?」と訴えられることもありま

す。

いい返事が返ってこないことは当たり前のことで、無意味なことです。

あたかも、自分が動かないでいい口実を作ってもらっているようなものです。

 

 

その数年の間に、先ず親がやるべきことをやって、根っこ(問題の本質)をしっかり観て、自分が傷つく

ことを避けることなく(わが子のためですから)、創意工夫をしながら、たゆまず働きかけを続けていかな

ければなりません。

夫婦で責め合ったり、あなた任せにしている場合ではないのです。

わが子のひきこもりであぶり出された問題こそ、しっかり受け止め、見直し、改めていけば、必ず、

解決していきます。

  

 

 

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内閣府 若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)

今年2月に熊本市で、内閣府の「青少年育成のための地域連携推進事業」があり、「ひきこもりから

見る青少年問題」という演目で、私もお話させて頂きました。(講演録はこちらです)

7月には、内閣府より「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」が発表されて

います。

 

 

この中で、企画分析委員である吉川武彦教授のコメントがありますので、少しご紹介したいと思い

ます。吉川教授は、国立精神・神経医療センター精神保健研究所の名誉所長です。

 

 

冒頭で、

常にお断りしてきたことであるが、「ひきこもり」は精神医学概念ではないことである

「ひきこもり」状態をもって精神疾患が示す一症状ということはできないばかりか、「ひきこもり」を

精神疾患の診断名として用いることはできない

と述べておられます。

 

 

また、繰り返し『再度お断りするが「ひきこもり」は精神医学的診断に馴染むものではない』と断言

しておられます。

 

 

家族関係のもつれから「ひきこもり」状態になるものもあり、その一端を示せば家族からの強い

過干渉によって自己肯定感をもてないまま成長し、他者との関係構築が不得手となったものに

「自閉」という精神病理を見いだすことは無理があろう。さらにこのような人が自分を卑下し自己

の無能力感を抱き罪悪感をもつようになったからと言って「うつ病」と診断することは許されない

はずである』とも述べておられます。

 

 

この家族関係によるものに関しては、私が先の講演で詳述しております。

この吉川教授のコメントでも分かられるように、ひきこもりを即精神疾患や障害と見なすのは、

大変危険であります

 

 

しかし、一部の(とは言っても全国組織)親の会では、国の財政支援にしがみつけとばかりに、

ひきこもりを障害と見なしたいようです。

福岡にも傘下の組織があり、そこを訪れた方が私の所へも来られ、「いきなり病気と言われました」

と困惑しておりました。

 

 

会の代表は、「長期重篤なひきこもりは、生活機能障害となってしまう」と述べておられるが、

ひきこもりの長期化は、親子の二人三脚で行われるということを自覚しておられないようです。

生活機能障害なるものだけを問題視した発言であり、また重篤と、あたかも先に病理があるかの

ような表現で、背景としての家族(親)の関わりが全く話題にものぼりません。

 

 

例えば、わが子の体重が200キロにもなり、仕事が出来ず生活保護を申請したとして、それが

まかり通るでしょうか?

200キロにまで体重が増えるのには、それまでの期間があります。そこへ至らないまでに途中で

気づくべきでしょう。

 

 

とにかく、私が申し上げたいのは、長期化させないのはもちろん、動けないわが子に生きる希望を

与えられるのも親御さんであることです。

ひきこもりは、障害や病気の場合でない限り、親御さん次第でほとんど解決がつくのです。

  

 

 

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受容ができているか

わが子の不登校やひきこもりを前にして、戸惑うのは無理もありません。

何が起こったのかさえ分からないでいるからです。

 

 

しかし、ここでこのままを続ければ確実に長期化します。

また、何が起こったか、問題は何かを分からないままに策を講じてしまうと、かえって事態を混乱させ

ることになります

 

 

不登校の場合は、過度な登校の促しをしたり、学校側に働きかけてもらったり、ひきこもりの場合は、

部屋から引きずり出したり、働くことを強要したり。

また、いずれも、本人の様子を黙って見てしまうといった誤った対応をしてしまいがちです。

 

 

方法は、何が問題で、改善、解決しなければならないことが見えていてこそ選択できるものであって、

見えていない時点で、「どうしよう?」と考えても適切な選択はできません

 

 

先ず必要なことは、「受容」することです。

わが家に不登校、ひきこもりが起こっているという事実を受けいれることです。

 

 

ここで重要なことは、子どもに起こっている出来事というとらえ方ではなく、わが家、自分自身の問題

と捉えることです。

 

 

“問題”というのは、その時点で、ひとつの自身の限界を知らせてくれます。

ですから、それまでの自分を振り返り、とらえ直す機会を与えてくれます。

そのことは、新たな価値観を得る機会を得られるということでもあります。

 

 

何ができないでいるのか

何が分からないでいるのか

なぜ、できないでいるのか

何がそうさせているのか

何を考えずに過ごしてきたのか

などを気づかせてくれます。

 

 

わが子に起こった不登校、ひきこもりという問題に真摯に向き合い、自己の成長のための気づきを

得ていくんだという姿勢になれれば、受容することができます

そのためには、限界を認めきれる謙虚さが必要です。

 

 

新たな価値観を得ることで、行動を改善することができます。

行動改善、自己変革には、価値観の転換が必要です。

 

 

現状は、それまでの自身の価値観に基づいた行動の結果です。

現状の問題を解決していくためには、視点を変え(価値観の転換)、問題から実行すべき課題を読み

取っていき、現実に行っていくことしかありません。

 

 

現実をありのままに認めるということは、そのままにすることでは決してありません。

そのままにできないからこそ「問題」なのです。

変化を起こしていく。

 

 

「受容」できるために、問題を理解し、新たな価値観を得るためには、“学び”しかありません。

親御さんが先ず、労を惜しまず学んでいくことです。

分からないことがあれば、足を使って「聞く、尋ねる、調べる」が基本です。

 

 

わが子にも自身の問題を受容することを教えていかなければなりません。

そのためには、親が模範を示すことができなければ、子どもには伝わりません。

一番良くないのは、親ができもしないことを子どもにはさせようとすることです

子どもからは信頼を得られません。

信頼が得られなければ、子どもは親の促しに応じません。

 

 

 

 

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当事者に必要なことは?

今月5日付けの産経ニュースで、

ひきこもりの分析で対立 厚労省「精神障害」、内閣府「社会風潮」

という記事が掲載されていました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101205/plc1012050908005-n1.htm

 

 

切り取った断面が違うだけであって、何も対立しているわけではないと思うのだが、こういった記事は、

表現が断片的ですので読み取り方がとても難しいと思います。

 

 

ある地区の精神保健福祉行政がとったひきこもりアンケートが私の手元にもありますが、内容はという

と、わざわざ取らなくても、実際に直接的に支援に携わっている者であれば、分かりきったことであり、

およそ想像のつく解答ばかりでした。

 

 

一番に疑問に思うことは、その分析(?)結果から、何をしようというのかということです。

 

 

例えば、この記事の中でも内閣府の調査では、、「職場問題」「病気」「就職活動失敗」が3大要因

だったということなのだが、「それで?」という感じです。

 

 

さぁ、どうしましょう?

 

 

「病気ではしょうがない」

「仕事に恵まれず気の毒でしたね」

ということですか?

 

 

データーを取るには、目的があると思います。

もちろん、そのことにおいての解決のためのはずです。

ところが、データーを取ることが目的となってしまい。

取って“完了”になっていることが多いようです。

 

 

解決のために必要な項目のデーターを取らなければならないのですが、それができていないようです。

 

 

産経ニュースの記事の中でも、石井氏が「適切な支援がなされていない証明だ」と述べているが、

こういった調査でも分かるように、データーが解決のために活かされていないから、無理も無いと思う。

 

 

当事者家族が必要なことは、一般解ではなく、特定解です

あくまでも、その家のその家族の問題をどう解決するのかです。

 

 

大学を卒業後、一度の就職試験の失敗で10年以上ひきこもっていたケースなどもあります。

さぁ、どうしましょう?

原因が「就活失敗型」だと分析しても解決の何の手立てにもなりません。

 

 

適切な支援とは何でしょう?

本人は最初は動けません。

であれば、相談者に対して「本人を連れて来てください」では、支援とはほど遠い(論外)ですし、

「話を聞いてあげるだけでも気持ちを軽くしてあげられる」と数年話を聞いてあげるだけでは、自然に

あきらめるのをただ待っているようなものです。

 

 

家族は、事態の解決のために何が必要かが分からないでいます。

なぜなら、起こっている事態の意味が分からないでいるからです。

起こっていないことと信じ込みたくて、目をそらしている家庭もあります。

やったほうがいいだろうことは分かっていながらも、実行できない家族もいます。

そして、中には、ひきこもってはいても困っていない家庭もあるのです。

正確に言うと、わが子のひきこもりの問題よりも、より優先させたいことをもつ家庭もある

のです。

そういった家庭は、まだ本気では困っていません。

 

 

本当に病気や障害であれば、速やかに治療ルートに乗せるべきですし、福祉で保護すべきでしょう。

しかし、そうでなければ、上記のような状態の家庭、家族に解決のために何が必要か、何から始める

べきかを適切に伝えられる支援が求められます。

 

 

考えあぐねている内に長期化し、当初無かった病理が発症してしまう場合もあります。

以前中学生の不登校から40歳までひきこもったという事例もありましたが、その方は、4年ほど前

から、強迫神経症が発症していました。かなり重篤な状態でした。

 

 

当協会が福岡、熊本で毎月開催しているひきこもり無償支援活動「たらちねサポート」は、まさに何が

必要かを理解して頂く場です。

誰でもが利用できるよう、会費制などもとらず無料にしています。
https://www.interbrain.co.jp/topics/2010/12/post-2.php

 

 

 

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原因と結果の法則

世の中のことは、原因と結果の法則で動いています。

その結果が生じているのは、必然的にその結果を招くだけの原因をそれまでに作っているからです。

 

 

偶然子どもが学校へ行かなくなったり、部屋にひきこもりだすわけではありません。

ですから、解決するためにも、同じように解決するための原因を作らなければなりません

 

 

蒔かぬ種は生えぬ」と申しますが、種を蒔く(原因を作る)ことなく、収穫(好ましい結果)を得ることは

できません。

 

 

この当たり前のことが、実際はなされていないことが少なくないのです。

「昼夜逆転が直らない」

「やる気が見られない」

「言う事を聞かない」

と、よく親御さんから聞かれます。

 

 

では、それらが改善するための原因を作っているかといいますと、あらかた口やかましく言っている

だけです。

これでは、原因作りとは言えません。

言ってすぐ動くぐらいなら、はなからひきこもるようなことはありませんからね。

 

 

原因と結果の間には、時間の経過はあります。

種を蒔いてもすぐ芽が出ないのと同じです。

「桃栗3年、柿8年」と申しますね。

すぐに目覚しい変化が見られなくても、蒔いてさえいれば、やがて結果が出ます

土の下の様子は見えませんが、日ごとに変化しているのです。

ですから、日々種まき(原因作り)を続けるのです。

 

 

解決のための原因作りのひとつは、習慣の改善です。

不登校やひきこもりが始まってからのわが家の習慣、始まる前からの習慣を見直してみてください

よく見受けられるのは、家庭の習慣そのままに、子どもだけに変化、改善を期待することです。

これは無理な話です。 

 

 

わが子が毎日家に居るというのがあたりまえ(通常)になってしまっている家庭では、「居る」というのが

前提で、習慣ができあがっています

ですから、その習慣が残ったままでは、子どもに変化を起こすことは期待できません。

  

 

子どもの顔を見ない(部屋にいるから)

声をかけない(返事がないから)

行動を促さない(不機嫌になるから)

 

  

こういったかねての習慣のままでは、何も変化は起こりません。

そもそも、不登校やひきこもりが始まる前から、これらの傾向はありませんでしたか?

 

  

子どもの事に関心をもって、子どもの表情や態度の変化に気づけていましたか?

子どもへの挨拶、意識的な会話に努めていましたか?

子どもの不機嫌な顔を見たくない、過度にいやがられたくないという自分の側の理由で、言うべき

ことも言わないでいませんでしたか?

始まる前からの習慣も見直しましょうというのは、こういうことです。

 

 

昼夜逆転を改善するためには、夜更かしができない環境を作らなければなりません。 

深夜、テレビやインターネットを使用できない状態を作っていますか?

朝、起床できる工夫(起こし方等)を家族でできていますか?

何よりも、なぜ昼夜逆転は改善しなければならないのか(あたりまえだからではなく)を認識させられ

ていますか?

 

 

関心をもたないとか、ほめない認めないとか、話を聞かないとか、一方的に押し付けたりとか、やる気

を減退させてしまう要因にもなっていた関わり方を、親の方から積極的に改善できていますか?

 

 

「子ども達は、親の言うとおりにはしないもの。親がやっているように真似てする」とは、よく言われる

ことです。

言っている事が一貫していない、言動と行動が一致していないでは、子どもは親を信頼できず、言う

ことを聞きません。

かねての親の態度や行動に相応して動くものです

 

 

蒔いた種(作った原因)の通りに、結果が出ています。

わが子の不登校、ひきこもりは、身の不運でもたまたま(偶然)でもありません。

起こるべくして(原因が有って)、起こっています。

 

 

現状の放置(無為無策)は、確実に事態を悪化、深刻化させます。

招いた原因を知り、改善、解決に導く原因を作る「学び」が、親御さんに必要なのです

 

 

 

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