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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 2016年2月
起点が現状変革の前提となる
その内容は、まったく変わってきます。
「子どもが勝手にひきこもっている。困ったものだ」
「子どもが怠惰で、ただ甘えているだけだ」
「精神の病か障がいだろうから、仕方がない」
「親への信頼が無く、反発しているから、親ではもうどうにもならない」
「本人が動いてくれないかぎり、どうにもできない」
「その内気づいて、動き出すはずだ。いつか、きっと」
「やる気が出れば、すぐにでも働ける」
こういった思いが前提となってしまえば、乗車ホームを乗り違えたのと同じで、
まったく見当違いの方向へ向かってしまい、やること、なすこと、すべてが
事態の解決から遠のくばかりです。
最初のボタンの掛け違いから、総崩れとなってしまいます。
上記の前提に立てば、
〈子どもが動き始めるのをただじっと待つ〉
〈叱責するか、逆にたしなめて余計に怒らせたら、ますます動かなくなるだろう
から、言うことをきいておく〉
〈家から出して、どこかに預かってもらう〉
〈時々、就労を促してみる〉
といったような、対応になってしまいます。
その結果は、状態をさらにこじらせ長期化です。
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ひきこもりは動けないから解決できる!
http://archive.mag2.com/0000282169/index.html
引きこもり自助会〈たらちね親の会〉
https://www.interbrain.co.jp/topics/2016/02/entry_1169/
当事者の青少年向けのブログはこちらです。
アダルトチルドレンからの回復
https://www.interbrain.co.jp/acblog/
『生活機能回復訓練 生活道場』
https://www.interbrain.co.jp/seikatsu_dojo/
『ニート・引きこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/
『ひと育て家庭ゼミナール』
https://www.interbrain.co.jp/course/cat66/
『家族援護士養成講座』
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/
【毎週月曜日無料相談会】
大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996 )
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp
(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2016年2月17日 23:35
目先の利益を優先させ将来を失う
客観的に見て、好ましくない行動であっても、本人なりのメリットが必ずあるものです。
ネガティブな態度は、「かわいそうな私」という自己憐憫や「同情されたい」
「責任を取りたくない」「怠惰でいたい」「現実を見たくない」「注目されたい」という、
本人の一部の利益になっています。
しかし、本人の人生全体の利益にはならないし、周囲や社会の不利益になっている
ことが多いのです。
家庭内の「現実の否認」という利益は、家族全体の調和を乱し、自己の人生を見失い
ます。
「現実の否認」とは、危険な兆候を(気づいていても)認めずに放置したり、独善的な
解釈から現実をまったく無視することです。
現実の否認は、「思考停止」を招き、それが癖となると、常に同じ過ちを繰り返します。
現実把握から傾向を読み取り、対策を打ち続け、同時にわが家にある好ましくない
習慣の枝打ちをしていくことでしか現状の改善は成し得ないのです。
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