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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 2016年1月
何が困ったことか?
将来的に大変困った事態にあるのは事実ですが、当面困った状況にはないと
感じている場合が少なくありません。
なぜなら、衣食住が充たされているからです。
加えて毎月お小遣いをもらっている青年もいます。
「何とかしたい」と望んではいないのでしょうか?
もちろん「なんとかしたい」とは思っていますが、「何とかしたい」の中身が両親
とはまったく違います。
親は「なんとか解決したい」ですが、当の本人は「何とか現状を維持したい」なの
です。
自分を癒す力をもっていませんので、常に防衛の姿勢を取ります。
戦闘態勢で、不安を怒りにすり替えるか、親の弱点を突いてくるか、黙秘で周囲に
依存、責任転嫁します。
痛みを二度と味わいたくないからです。
多くを望まなければ、不自由はないのです。
何かが変わることに怯えています。
だから現状にしがみつくのです。
ですから、家族も単なる困り感だけを感じていては、現状の改善は見込めません。
問題意識をもって、考えていく必要があります。
わが子が心の奥で本当に困っていることは何なのか。
そのまにはしておけないことは何なのか。
このままの状態が続いた場合、どんな本当に困った事態になってしまうのか。
そうならないために、今誰が何を始めださなければならないのかを考え、そして
行動を起こしていく。
それが、解決に導く問題意識をもつということです。
まぐまぐメルマガはこちらです。
ひきこもりは動けないから解決できる!
http://archive.mag2.com/0000282169/index.html
ひきこもり自助会〈たらちね親の会〉
https://www.interbrain.co.jp/topics/2016/01/entry_1169/
当事者の青少年向けのブログはこちらです。
アダルトチルドレンからの回復
https://www.interbrain.co.jp/acblog/
『生活機能回復訓練 生活道場』
https://www.interbrain.co.jp/seikatsu_dojo/
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/
『ひと育て家庭ゼミナール』
https://www.interbrain.co.jp/course/cat66/
『家族援護士養成講座』
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/
【毎週月曜日無料相談会】
大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996 )
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
ひきこもり・不登校・発達障害の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp
(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2016年1月20日 18:56
支援が必要という意味
正しく理解できていないことが少なくありません。
当事者たちは、周囲からの促しに対して、素直に行動に移せる状態にはあり
ません。
反発、抵抗など、背中を向けることが通常です。
それが「支援」が必要な状態にあるということなのです。
ですから、何らかの外からの支援が必要とされるひきこもり状態の改善に対
して、「何度言っても、どうにも動かないからどうしようもない」という言い訳は、
現状をまったく捉えられていないのです。
これでは、長期化してしまうことは無理もありません。
さらには、治療を施すのではなく、訓練による再教育が必要な状態であること
を認識しなければなりません。
ひきこもる前に既に問題があったのですから、前の状態に戻すのではなく、
まったく新たな生き方を教育し直していく必要があるのです。
これまで教えられていない生き方の教育が施されなければならないのです。
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