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解決支援者の現場日記
< ひきこもり・不登校~わが子の側に立って | 一覧へ戻る | ひきこもり・不登校~現象が教えてくれること >
ひきこもり・不登校~時間は有限です。
年の瀬
一年が経つのは早いものです。
時間は、何を行うにも必要になるものです。
それだけに、かねてより大切にしていくといった意識が求められます。
自身が希望していることを実現するために時間が費やされているかを、点検してみましょう。
不登校児童やひきこもり者たちは、昨日と同じ時間の過ごし方をしています。
しかも、実現のための投資ではなく、貴重な時間をただ潰しています。
不登校やひきこもりを招いた原因の解決に費やさなければならない時間が、ゲームやネット等の
娯楽(現実逃避)に使われています。
娯楽は、息抜き、エネルギー充電にはなりますが、それは手段です。
それこそ疲れた心を元気づけ、現状を改善していくのが目的ですが、それは成されず、娯楽自体が
目的となってしまっています。
時間の使い方は、家族も同じです。
現状改善のための時間が、毎日の生活の中で使われていますか?
マンネリ化を最も気をつけなければなりません。
不自然な生活も通常になってしまうと、違和感を感じなくなり当たり前になってしまいます。
「機が熟するのを待つ」ことに時間を費やしていると認識している親御さんも少なくないよう
ですが、確実に長期化します。
しているでしょう?
お酒や味噌などの熟成とは違うのです。
美味しいものができあがるのは、微生物の“はたらき”があってこそです。
ひきこもりは寝かせてはまずいのです。
命は、寿命という時間制限があります。
つまり、私たち一人一人に与えられている時間は無限ではないのです。
山で遭難した時の、リュックに入っているペットボトルの水です。
洗顔には使わないでしょう。
限られた時間を何に使うかは重要なことです。
現状の改善、問題(原因)の解決のために費やされている時間がなければ、機が熟することはない
のですから。
もちろん、その行動が本当に解決のためになることなのかを吟味することは忘れないでください。
コラムも参考にして頂ければ幸いです。
※現在、オンラインでの無料相談も承っております。(スマホ、タブレット可)
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地域の当事者家族会に参加して落胆している方、ここでは希望を実感できますよ!
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大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996 )
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2021年12月27日 09:05
< ひきこもり・不登校~わが子の側に立って | 一覧へ戻る | ひきこもり・不登校~現象が教えてくれること >
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ひきこもり・不登校~現象が教えてくれること
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、還暦を迎えこれまでを振り返る機会が多くありました。
不登校・ひきこもり支援を始めてからもう27年ほどになります。
時々、「なぜ支援を始められたのですか?」と尋ねられることももちろんありましたが、自分自身も
ふと思い返してみることがありました。
よく自身が体験者であったり、わが子が当事者であったりという方が支援の立場になっておられる
ことがあるようですが、私の場合はいずれでもありません。
また、教員や医療、福祉の現場からこられた方もよくありますが、それでもありません。
ですが、それがかえって良かったように思えます。
どんなことでも、門外漢の視点からの発想の方が、かえって表面的なことに惑わされず、本質を
押さえられるということがあります。
斬新なヒット商品もあらかたそんなところから生み出されます。
なぜなら、全く違う視点からそのことを観ているからです。
「専門」というのは手慣れている分、とかくバイアス(先入観、思い込み、偏り)がかかってしまい
やすいものです。
私が元教員でしたら、不登校は先ず学校、学業優先といった支援になっていたでしょう。
医療・福祉からでしたら、どうしても「病理」という目で見ていたことでしょう。
ですが私は、人は正常に悩み、怯え、憤るものだと考えていました。
もっと言うと、正常でありながらも狂気さえはらむ生き物です。
人間は戦争を起こします。
私欲のためだけに人も殺めます。
皆病人ですか?
学校に行かないだけで、引きこもっているだけで病気ですか?
長期化を招いている最大の要因は、世間体を気にしたあまりの初期の対応の手抜かりです。
つまり、偏見・差別といった心の歪みが本質にあります。
不登校・ひきこもりが病理であれば、社会生活を送る多くの人達もまた、しっかり病人ですね。
「やる気が出る薬を精神科でもらえる」といったとんでも話を本気で言っていた親御さんも
おられました。
そんな薬が本当にあれば、不登校やひきこもりも、ましてや先進国の中でもトップレベルなほど
の自殺が改善されないままでいるわけはないでしょう。
病気のせい、社会のせい、先祖の祟り、罰当たり、憑きもの、名前が悪い、生まれが悪い、
親が悪い、子が悪いと思っている方たちに噛みしめてもらいたい言葉があります。
「病は薬で治すものではなく、病が私たちのあり方、生き方を治す薬なのだ」
アーノルド・ミンデル博士(プロセス指向心理学創始者)
わが子の不登校、ひきこもりこそが、自身の親として、人としてのあり方、生き方をより良く
改善していく機会を与えてくれているのです。
そのことに気づけた家庭だけが、不登校、ひきこもりに終止符を打つことが出来ているのです。
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NPO法人地球家族エコロジー協会
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https://www.interbrain.co.jp
(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2022年1月 4日 06:57
ひきこもり・不登校~わが子の側に立って
不登校でも引きこもりでも、ここまで長くなってくると、「学校に行かなくたっていいじゃないか」
とか「生きているだけでいいじないか」といった意見も聞かれるようになりました。
こういった意見は、支援者側からも発せられる場合があります。
ほとんどが、二者択一、二分法思考から来ています。
ゼロか百かの偏った考えです。
学校はあくまでも手段です。
大事なことは“目的”です。
何のために学校があるのですか?
「手段に囚われる必要はない」という点からは「行かなくてもいい」となるでしょうが、そこからです。
学校生活でこそ得られるものを、行かないでどこでどう補うつもりですか?
自学自習が家で出来ていますか?
他者と関わることでの社会性はどう身に着けますか?
体育祭や文化祭、修学旅行など、その時期でしか味わえない学校行事の思い出に代わるものを、
どこでどう経験させてあげられますか?
具体的な手段が見えていますか?
ただ家にいて、ゲームやネットで時間をつぶす生活が続いていて、「行かなくていい」と安心して
いて大丈夫ですか?
行けない状態にあるものを行かせる必要は全くありません。
当たり前の話です。
しかしです。
本来の学校の目的、学校で備えられるものを備えていけるだけの他の手段を用意してあげることが
大切なのです。
「嫌がることを無理強いすることはない」というだけの考えは、あまりにも安直です。
不登校から引きこもりに発展するケースが少なくないことを認識するべきです。
「不登校は不幸ではない」といったフレーズも聞こえますが、不幸ではないにしても、行けるに
こしたことはないんです。
「生きているだけでいい」という意見も、本気で思っておられるのでしょうか?
基本、ひきこもりは病気でも障がいでもありません。
学歴がある者もいます。
五体満足がほとんどです。
これから誕生してくる子どもでもあるまいし、本気でそう思えますか?
これは、自己都合的ないらぬ期待をせず、腹をくくって解決に取り組むといった親が覚悟を決める
ための意味あいということであれば、まぁいいのですが。
単にあきらめ的な自分の気持ち(焦り)を納得させるための思いだとしたら、それこそ自己都合の
勝手が過ぎます。
そもそも当事者たちは〈生きてるだけの生活〉に満足なんかしていません。
ただ飯を食い、排泄し、時間つぶしにゲームやネットで一日を過ごす。
満足していれば、もっと上機嫌です。
現実は常に不機嫌、抑うつ状態です。
人としての尊厳性すら失いかけています。
それを「生きているだけでいい」と放置するのですか?
彼ら、彼女らは“普通”を望んでいます。
何ら高望みはしていません。
「フツーになりたい」です。
だからと言って、働かせることを最優先することが、その“普通”ではないですよ。
普通に人に癒されたい。人を愛したい。自分を好きになりたい。大事にしたい。信頼できるように
なりたい。夢を追いかけたい。生きていることを楽しみたい。幸せでいたいです。
生きているだけでいいなんて、本人たちが思うはずがないじゃないですか!
もっとも大切なことは、今は学校に行けなくても、働けなくてもいいから、不登校や引きこもりを
招いたそもそもの原因を解消してあげることです。
当事者たちの実態を度外視した意見は、さらに事態の長期化(深刻化)を招くでしょう。
美辞麗句にはくれぐれもご注意を。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2021年12月21日 06:38
ひきこもり・不登校~自分を守るのは自分②
考えてもみて下さい。
既に数年も経過してきている中で、突然「このままでどうするの?」と問いかけられたからとて、
素直に動き出せるはずもありません。
履歴には空白があるうえ、起きたいときに起き、寝たいときに寝る。ゲームやインターネットを
好きなだけいつでもできる環境で過ごしてきた状態で、様々な制約を受けながら、責任を全うして
いかなければならない社会での生活に、おいそれと入っていけるはずもありません。
わが子の立場になって考えていくべきです。
そうすれば、怒りも嘆きも緩和され、わが子からの言葉に傷つけられることも少なくなって
くるでしょう。
生きていく中で抱える幾多の問題は、その問題でこそ気づきを得なければならないことがあるから、
他でもないその問題が起こっているのです。
健康上の問題であれば、かねての食生活の乱れや過重なストレス等に気づける機会となりますし、
経済的な問題であれば、浪費癖などを考える必要がありますよね。
つまり、その問題から自分に向けてメッセージが投げかけられているということです。
ですから、わが子のひきこもりは、まさにわが子からの問題提起です。
ひきこもるという生き方で、伝えられているメッセージがあるという事です。
「不意打ちを食らう」とダメージが大きいものです。
ですが、打たれるのが分かっていれば、心づもりと身構えが出来ていますので、そう痛みも感じ
ませんよね。
猪木のビンタみたいなものです(笑)。
ですから問題に対しては、主体的にその意味、そこからのメッセージを自ら読み取っていくといった
姿勢が大切なのです。
徹底的にわが子の立場になり、暴言や反発の姿勢から、気づき、反省、学びが出来れば、傷つく
ことは少なくなります。
傷つくことは許さず、やり直すことを自分に許してあげましょう。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2021年12月17日 06:44
ひきこもり・不登校~自分を守るのは自分①
ひきこもり現象は「二度と失敗して傷つきたくない」という思いから、「失敗しない唯一の方法は
何事にも挑戦しないこと」という結論に導き出された生き方です。
ひきこもり者たちにとっては、「失敗=傷つき」になっています。
「傷つく」と言った場合、多くは「傷つけられた」という意味合いになっています。
つまり、相手からバカにされたり、からかわれたり、侮辱されたりして傷つけられたわけです。
被害者意識になりやすいために「傷つけられた」となるわけです。
しかし、傷ついた時というのは、実は傷つくことを自分が自分に許してしまっているのです。
傷つくような言葉があったにせよ、その言葉の意味をどう解釈するかで傷つき度が大きく変わって
きます。
例えば、人に皮肉られているのに落ち込みもせず笑っていて、周りから「あなたよく平気で
いられるね!」って言われて「えっ?皮肉なの?」といった場面がありますね。
これは、本人は皮肉と取っていないからです。
また、失敗して恥をかいたと傷つく場合もあります。
人から何か言われたわけでもなくても。
これは、自分で自分を貶め傷ついているのです。
誰でも傷つきたくはないものです。
であれば、たとえ相手から傷つけられるような言葉をかけられたとしても、「私は決して傷つく
ことを自分に許しません」と自分自身に宣言して、その言葉の意味、相手のその行為の意味を
解釈し直してみましょう。
もちろん、全く傷つかないではなく、「0か100」ではなく何でも割合です。
「少々傷ついた」くらいで収まれば心配ないのですから。
暴力行為などで肉体を傷つけられることは別ですよ。鋼の肉体ではないのですから。
学校の先生からビンタを打たれることは昔はありました。
今でしたら、それこそすぐ体罰で大変な問題となるでしょうが、このビンタも、誰からされたかで
傷つき度が違います。
かねてのその先生と生徒との信頼関係しだいです。
信頼関係があれば、生徒は傷つきませんし、かえって感謝したりもあります。
つまり、その行為が意味するものしだいということです。
わが子から返ってくる暴言が嫌で、何もはたらきかけが出来ないでいる親御さんもいます。
ひきこもり者は、失敗したくないという理由で現状維持を図っています。
そこへ前へ進むことを促すわけですから、反発があるのは当然のことです。
わが子の言葉、在りようをどう解釈するかで、傷つくことを避けることは可能です。
主体的な姿勢でもって傷つくことを自分に許さない。
自分を被害者の立場に置かないことです。
このことをわが子にも教えていかなければならないのですよ。
(続く)
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2021年12月15日 07:30
ひきこもり・不登校~大掃除の季節です!
今年ももう終わりますね。
昨年からのコロナが少し収束しつつあるかなと思っていたら新たなオミクロン株で、来年こそは
安心できる年になるように願いたいものですね。
この季節、いつもお話ししていることがありますが、ひきこもり・不登校解決にとっての大掃除の
有効性です。
「えっ?大掃除が?」と懐疑的になればもちろん実行しませんよね。
その姿勢が、継続しているひとつの要因です。
自身の見識ばかりに囚われている、それでは新たな道は開けないでしょう。
大掃除と言っても、ただゴミを捨てるだけではありません。
家具の配置を変えたり、カーテンの色を変えたり、照明を変えたりと、「生活の場」としての
機能性を上げ、一番には家中の雰囲気を変えるのです。
家具の位置が変われば、流動線も変わります。
習慣になっている動き方も変わるのです。
しばらくは不慣れで戸惑うでしょう。
それがいいんです。
不慣れさをいかに増やしていくかが解決のためのポイントです。
ひきこもりは「生き方(習慣)の病」です。
もちろん家族全員のですよ。
ですから、いかに過去からの(悪)習慣をぬぐい取れるかです。
「家庭」とは庭ですよね。
枯山水の見事な庭園と、雑草だらけの庭と、どちらが一服のお茶も美味しくなりますか?
家中の雰囲気を明るく、穏やかで和らいだものにしましょう。
さらには、賑やかにしていくんです。
音楽を流してもいいでしょう。絵や写真を飾ってもいいでしょう。
もちろん、一番必要なものは笑顔です。
「笑える状態になりたい」ではなく、「笑っていればその状態になっていく」のです。
「笑う門には福来る」です。
コロナ禍でのステイホームを強いられ、様々な生活様式が変わっていきました。
働き方にも大きな変化が起こりました。
新たな工夫により、今までのムダな習慣も浮き彫りになりました。
わが家がより過ごしやすくなるための工夫をしてみてください。
環境を変えることは、土壌改良と同じです。
作物がより良く育つために土壌を改善していきますね。
栄養分のない土壌では十分に育ちません。
「培う」という言葉は、「土養う」という意味からきているそうです。
元気を培う環境を作りましょう。
事態を変えるためには、先ず事態に向き合う姿勢を変えることです。
「大掃除をしたくらいで・・・」という姿勢でいれば、事態の改善は到底望めません。
その悪しき習慣(心の癖)が、今の事態を招いたのですから。
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【家族援護士養成講座】※現在オンラインで一人からでも受講できます。
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不登校・ひきこもり・アダルトチルドレンのメンタルケア
【付設心理教育カウンセリング・オフィス〈ふぉーらむ北辰〉】
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【アダルトチルドレンからの回復】
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ひきこもり期間中 に喪失した自律性や社会性を回復していきます。
【生活機能回復訓練 生活道場】
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【毎週月曜日無料相談会】【毎週火曜日若者おしごと相談室】
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引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2021年12月13日 07:41