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HOME > 解決支援者の現場日記 > 発達障がい > ひきこもり(不登校)~発達障がいなの?
解決支援者の現場日記
< ひきこもり(不登校)~事態に対してどう臨むか?④ | 一覧へ戻る | ひきこもり(不登校)~発達障がいなの?② >
ひきこもり(不登校)~発達障がいなの?
トラウマケアなんて到底できないと思い、あきらめて長い間放っておきました。
発達障がいでも、親が勉強する必要はあるのでしょうか?」
私は、疾患や精神障がいなどの症状としてひきこもっている場合は、「ひきこもり問題」
としてではなく、適切な治療をしてくださいと促しています。
20年ほど前から、「発達障がい」というワードがよく聞かれるようになりました。
行政主催の実務者会議でも、登壇する精神科医の話が、それまではうつ病、統合失調症と、
精神疾患のオンパレードだったのですが、ブームに乗って(笑)、発達障がいの話に
変わってきました。
もちろん、具体的な支援成功事例など一切聞かれません。
相談者の中からも、「発達障がいではないか?」「診断を受けた」という声がよく
聴かれるようになってきました。
ので、あきれつつも、あまりにも世間で発達障がいなるものが騒がれるようになってきました
ので、無視するわけにもいかず勉強を始めてみました。
そこでとても驚いたことが二つあったのです。
(続く)
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2020年7月 6日 08:39
< ひきこもり(不登校)~事態に対してどう臨むか?④ | 一覧へ戻る | ひきこもり(不登校)~発達障がいなの?② >
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ひきこもり(不登校)~世間体②
ある全国的な家族会の提言の中に『引きこもりを形態としてとらえると「世間体」が悪く隠し
そのことに因り、内在化させ深め、エンドレスの悪循環に陥る。
身体で例えれば“肺炎”だよと病状と割り切り解釈すれば「世間体」も悪くなく、病気なのだから、
施療に取組み回復へ向かい、中間施設や社会参加への道が開かれる』といった文言が過去に
ありました。
20数年も前だったでしょうか。
その間に、挙げられた病名は、気分障害、強迫性障害、人格障害、社交不安障害、発達障害など
などでした。
これらの病気だからと、割り切れて世間体を回避できたのでしょうか?
世間体(周囲の目)を気にするというのは、評価を気にしているわけですが、これはひきこもり者たち
も同じです。
他者との関わりを避けるというのは、自分のことを見知られることへの不安です。
もっとひどくなると、人前に自分の身をさらすということが恐ろしくなります。
当然外出は困難になります。
自身の評価軸ではなく、他者の評価軸でしか自分を見れないからです。
この他者の代表格が世間であり、また親であったりするのです。
「怠けるな」「甘えるな」「逃げるな」といった評価でしか見られなければ、そりゃあ、閉じこもり
たくもなります。
世間の偏見・差別に少しでも惑わされないようになるためには、自分自身の評価軸(価値観)を
しっかり確立していく必要があります。
世界観、人生観、人間観、自己観、教育観、家庭観などを見直してみてください。
あなたはどういう世界で生きていますか?
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わが子をそして自分をどのように育てていますか?
あなたにとっての家庭、家族って何ですか?
これらへの答えが、あなたの生き方を左右しています。
偏見・差別といった歪んだ世間体に惑わされないためには、事実をウソですり替えごまかすのではなく、
価値観の大転換を行いましょう。
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引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2021年8月 4日 07:46
ひきこもり(不登校)~原因は発達障がい?
不登校にしろ、ひきこもりにしろ、登校出来ないとか、働かないとかばかり問題にされていますが、
なぜそれらが出来ないでいるのかに、なかなか関心が向けられません。
とても不思議でなりません。
せいぜい、甘やかされて育って根性がないとか、ちょっとおかしな人(病気にでも罹っている)とか、
人格障害、社交不安障害のブームの後、発達障がいが流行りだしてからは、行政の支援者会議で
登壇する精神科医からは、発達の話ばかりです。
この発達障がい(現在自閉症スペクトラム)がまた曲者ですね。
発達障がいの「三つ組障害」と呼ばれているのが、
「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」「想像力の障害」です。
これらは、ひきこもり者たちの多くに見受けられる傾向です。
こういったことから、ひきこもりや不登校の原因を発達障がいとしてしまっている(誤診)
ことも少なくないようです。
私は、最初にこの「三つ組障害」を知ったときに驚きました。
それまで出会ったひきこもりの青年たちのほとんどが、その傾向があったからです。
しかし、同時に不思議だったのが、それらの傾向が改善され、社会へ巣立っていったことです。
精神科医からは「治らない」と聞かされていただけにです。
中には、私の所へご相談に来る以前に発達障がいと診断されていた青年もいました。
ひきこもり者たちは、元々人格特性にこの「三つ組障害」の傾向があり、ひきこもり生活が長引いた
ことで、さらに強まったととらえた方がいいと感じます。
さらに関心を向けた方がいいと思われることが、そもそも「三つ組障害」の傾向がなぜ備わったのか
ということです。
これらの傾向があれば、学校生活に適応し難かったり、働きにくいのも無理のないことです。
この点をなおざりにして、登校や就労を勧めるのはいかがなものでしょうか?
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2020年12月22日 07:14
ひきこもり(不登校)~発達障がいなの?③
ことを述べました。
発達障がいであると診断を受け、「治らない障がいでひきこもっているのであれば、
もうしょうがない」としてしまっている親御さんもおられます。
改善していく可能性が大いにあるのです。
もとより、発達障がいであっても、勉強が必要ないということはあり得ません。
発達障がいの特質をより深く知り、わが子の苦手を補う手立てや道具を考え、生活をより快適に
させていく工夫が必要です。
症状にもよりますが、発達障がいだから社会参加は無理で引きこもってもしょうがないという
わけではありません。
ましてや、愛着障がいの誤診だったらどうされますか?
普通に社会へ入れるわが子のその可能性を奪ってしまうことになるのですよ。
見受けられます。
学び、成長がなければ、新たに見えてくるものはありません。
ひきこもる子は、親の世界観の中だけでしか変化できません。
親が学びを怠れば、わが子の可能性の種は、芽を出せないままに終わるのです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2020年7月10日 06:46
ひきこもり(不登校)~発達障がいなの?②
前回からの二つの驚きに関しお話しします。
青年たちの傾向にとても似ていたことです。
そう、発達障がいのような特徴をもつ多くのひきこもり青年たちが、その傾向が
緩和され社会へ普通に参加していっていたのです。
そもそもできません。
「これはどういうことだろう?」と疑問をもち続けながら勉強を進めていっている内に
分かったのが、「発達凸凹」というものです。
を示す状態です。
そしてそれが、「愛着障がい」から来ており、この愛着障がいが、発達障がいと
間違って診断されていることが多いというのです。
これで疑問が解けました。
私の所へ来た青年たちが治っていったのは、発達障がいではなく、「愛着障がい」
だったからです。
「愛着障がい」とは、適切な時期に親子の間に「愛着の絆」が形成されなかったことによる
人間関係の障がいのことです。
これから述べてみましょう。
(続く)
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