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解決支援者の現場日記 時事問題: 2019年10月
ひきこもり(不登校)ーひと言申す~感謝・希望の効用
謙虚になれるためには「感謝」です。
手助けしてくれる人がいますか?
自身の人間関係の円滑さをはかるめやすは、
希望は、想像力をポジティブな物事へと向ける力があります。
解決という視点から物事を考える、このポジティブな心がまえが、問題解決の努力に
貴重な広がりをもたらすのです。(「楽観脳」プライス・プリチェット著)
想像力は創造力です。
創造力とは、視点を創りだす力、新しい視点から解釈する力です。
わが子の状態を新たな視点から見直して下さい。
という楽観の姿勢をもっていきましょう。
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【ひきこもりは動けないから解決できる!】
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地域の当事者家族会に参加して落胆している方。ここでは希望を実感できますよ!
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https://peraichi.com/landing_pages/view/tarachine
ひきこもり者たちの苦悩の叫びをあなたの街に届けます。
当事者の声からこそ、適切な解決法が見えてくるのです。
【熊本ひきこもり救援集会】
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不登校・ひきこもり・アダルトチルドレンのメンタルケア
【付設心理教育カウンセリング・オフィス〈ふぉーらむ北辰〉】
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アダルトチルドレンを超えるためのブログはこちらです。
【アダルトチルドレンからの回復】
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ひきこもり期間中 に喪失した自律性や社会性を回復していきます。
【生活機能回復訓練 生活道場】
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【家族援護士養成講座】
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【毎週月曜日無料相談会】【毎週火曜日若者おしごと相談室】
大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996 )
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp
(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2019年10月28日 07:28
ひきこもり(不登校)ーひと言申す~「8050問題」講演会にて③
講師のI氏が理事として参加している全国家族会傘下の地元の家族会の方(父親)が、
ご自身の体験を話されました。
単身赴任の間にご子息がひきこもり状態となり、定年退職を迎えられ、ご自宅で
暮らすようになってから、わが子のひきこもりと向き合うことになったそうです。
暗中模索の中、家族会の存在を知り尋ねていかれた。
それまでは、働くことを促したり、厳しいことを言ったりしていたそうですが、
家族会で様々な学習をしている内に、その誤りに気づき、わが子を肯定的に理解し、
信じて見守ってあげるようになったとのことです。
家族会の有用性は、このブログでも度々お話ししています。
当協会でも、目的に合わせ3種類の家族会(下記参照)を運営しています。
(当サイトトップ画面の動画で家族会の様子がご覧に慣れます)
解決のためには、何より親が当事者意識をもち、自分自身の問題として受け止めて
いかなければなりません。
わが子へのはたらきかけを続ける中で、思うようにならず心が折れそうにもなります。
そういったときに、親たち同士で支え合うといったことがどうしても必要になってきます。
ただ、その運営の在り方を間違えると、かえって有害となってしまいます。
この父親の話で驚いたのは、家族会に10年間通っているそうです。
ご子息の状態は、いまだ社会へ入れぬままということでした。
その要因のひとつは、父親の言葉にもあった「信じて見守る」です。
わが子の気持ちが前向きになって、動き出すのを待っていても、いたずらに時間が
経過するだけです。
10年もの時が経過していることに疑問をもてないことが、問題です。
その家族会が本来の機能を果たせているかを見極めるひとつの指標は、ズバリ解決なき
ままの長期間参加者が多数いないかです。
特に運営メンバーがそうであれば、有害な救済策が行なわれていると言えます。
わが子を理解することはもちろん最も大切なことですが、厳しいことも何ひとつ言わず、
元気になるまでムリをさせず、したいようにさせてあげることではありません。
回復できる可能性を信じてあげることは重要ですが、わが子の判断力に期待するのは
危険です。
なぜなら、適切な現状認識ができず、行動の選択肢をもちあわせず、判断力、決定力、
実行力に難をかかえている状態にあるからです。
その状態のわが子が自ら動き出す(やる気を出す)のを、ひたすら待っていては、長期化
するのは当然の理です。
親自身が当事者意識をもち、自らが変わり、動き、はたらきかけ続けることしか解決の
道はないことにもう気がつくべきです。
状況の概説や、支援や制度の問題点ばかり解説する講演などが多いようにかねてから感じます。
当事者家族を対象にした催しであれば、解決法を期待して参加される方たちをがっかり
させないことを一番に考えるべきだと思います。
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NPO法人地球家族エコロジー協会
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https://www.interbrain.co.jp
(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2019年10月25日 05:23
ひきこもり(不登校)ーひと言申す~「8050問題」講演会にて②
これまでのひきこもり支援が、充分な支えになっていたかという話の中で、目立って
いたのが、相談窓口でかえって傷ついてしまう相談者が多いということです。
支援者から、上から目線で子育てを否定されたり、責められたりと。
これは、私自身かねて相談をお受けしている時に、ご相談者からお聞きすることでも
あります。
行政が用意している「専門」窓口と言われる場所へ行っての話です。
未だに、「本人を連れて来てください」と言っている状況もあります。
勇気を出して、やっとの思いで相談に出向かれたのに、二度と相談に行きたくなくなる
のは当然です。
「8050問題」が生じるひとつの要因には、これらの支援する側の問題があるのです。
I氏は、相談窓口の改善を指摘しつつ、家族会・当事者会の必要性を訴えていましたが、
実は、ここにも大きな問題があるのです。
I氏は、ジャーナリストだけに、自己責任論で本人の努力を云々言うのではなく、
「地域共生社会」で、居場所支援が必要と主張しておられますが、「自己責任」という
ものを少し取り違えしておられるようです。
ジャーナリストの役割は、社会の問題点を追及し、変革していくことをひとつの使命に
しておられるのだと思いますが、この「ひきこもり問題」は、偏見や差別を無くすと
いった社会の変革を待つ対策では、解決が間に合いません。
すぐに「8050問題」となってしまいます。
「8050問題」は、法改正などが行なわれない限り、現行の「生活困窮者自立支援法」
でも救済は不可能です。
社会がどうだこうだではなく、それぞれの当事者家庭が、わが家の問題に責任をもって
対処していくことが必要なのです。
「自己責任」の取り違えというのは、「自分が悪いんだから自分でなんとかしろ」と
いうことではなく、いいだの悪いだのではないのです。
責任の「有る」「無し」と、「いい」「悪い」の評価は別です。
「責任がある」は「あなたが悪い」ではありません。
自分の身に起こっていることに、自分が責任をもつのは当たり前です。
自分の人生に責任をもつことができていないから、ひきこもりが生じ、しかも長期化
していっているのです。
責任の自覚が必要なのです。
そして、自分一人でなんとかしなければならないということでもありません。
自分ができないことは知人でも社会でも遠慮せず手を借りて、責任もって問題を解決
していくということです。
ですから、「自己責任論ではなく、社会の問題として・・・・」なんて声高に主張
してしまうから、かえって解決が遠のくのです。
そもそも家庭は、一番身近な小社会です。小社会(個々の家庭)が乱れていて、社会全体
が良くなるはすがないではないですか。
国民一人一人の心が平安でいられてこそ、その国全体が平安になるのです。
I氏もこの辺りに気づいておられないようですが、影響力のある方だけに、執筆や講演
で、誤まった認識が広がることを懸念してしまいます。
また、全国家族会の理事という立場もおありのようですので、この家族会の問題点に
ついては次回述べてみましょう。
(続く)
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2019年10月23日 06:22
ひきこもり(不登校)ーひと言申す~「8050問題」講演会にて①
長年ひきこもりの取材を行い、TVなどでもひきこもりについてコメントしている
著名なジャーナリストI氏の講演会が、精神保健福祉行政の主催で行われ、参加して
参りました。
テーマは「8050問題を考える~家族や社会ができる事」
ひきこもりに関する普及啓発を図る事を目的に、ひきこもり者を抱えるご家族や
一般市民等を対象に催されたものです。
普及啓発は大事なのですが、だからこそ、ただただ気の毒な現状にあるといった
印象にならない内容にしていくべきだと、報道などに対してもいつも感じます。
今回の講師は、ジャーナリストの方で、支援者ではありませんので、具体的な解決の
手立てに関してまでは話がなかったのはやむを得ませんが、「家族や社会ができること」
と副題もつけられていますので、当事者家族の参加者の方は、「できること」を当然
期待しておられたことと思います。
殺害事件や親の死体遺棄事件など孤立した親子の悲劇が事例として話され、残念ながら
決して解決に向けて希望のもてる内容ではありませんでした。
今回は「8050問題」でしたので仕方がないのかも知れません。
「8050問題」は、ひきこもりの状態を解決するということでは、極めて困難なこと
だと思います。後は、社会的資源などを利用しての生き残り策を図るだけです。
だからこそ、「8050問題」にまでなってしまわない取り組み、予防が必要なのです。
「予防」は、イコールひきこもりの解決です。
今回は、2部構成で、経験者や当事者家族との対談も後半にあったのですが、精神疾患等
が背景にあるひきこもりと社会的ひきこもりをゴッチャにしている状況がまだまだあります。
これは分けて考える必要があります。
また、講師が理事をしている家族会傘下の地元の家族会の方(父親)のお話がありましたが、
ここにも大きな考え違いをしている箇所がいくつかありました。
このことについても、これから述べてみたいと思います。
(続く)
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2019年10月21日 05:28
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