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解決支援者の現場日記 教育 : 2019年9月

ひきこもり(不登校)ーひと言申す~やるべきことが先


不登校、ひきこもりの当事者に対して、「何でもいいからやりたいことをやりなさい」

といった助言をしているのをよく聞きますが、これは適切ではありません。

言葉通り受けとめ、ゲームやインターネットに興じてしまいかねません。




もとより、やりたいことが明確にあれば、ひきこもっていません。

自身の欲求さえ分からなくなってしまっている状態だからこその今なのですから。




やりたいことの前に、やるべきことです。

「やりたいこと」「できること」「やらなければならないこと」の認識、区分け

が必要です。




やりたいことを出来るようになるために、やらなければならないことは何か?

やりたくても、「どうせできないし」とやる前から諦めていては何もはじまらない。

できないことを出来るようになるために、やらなければならないことは何か?

現在の状態だけで、自分の力量、可能性を限定してしまわない。

やりたいことを見つけるために、やらなければならないことは何か?

じっと座っていても見つかりません。




「やりたいこと」などのん気なことを言ってないで、生きていくためにやるべき

こと
を考えさせていくことが重要です。

最も優先して考えなければならないことは、現状の改善のためにやらなければ

ならないことは何か
です。

今すでにある環境、条件を活かして、その「何か」を考え、今できることから

始めていけばいいのです。







メールマガジンはこちらです。ひきこもりの原因と解決法が分かります!
【ひきこもりは動けないから解決できる!】

https://www.mag2.com/m/0000282169.html



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当事者の声からこそ、適切な解決法が見えてくるのです。
【福岡ひきこもり救援集会】

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アダルトチルドレンを超えるためのブログはこちらです。
【アダルトチルドレンからの回復】

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ひきこもり期間中 に喪失した自律性や社会性を回復していきます。

【生活機能回復訓練  生活道場】
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毎週月曜日無料相談会】【毎週火曜日若者おしごと相談室

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約  0120-870-996 )

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

 



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福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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ひきこもり(不登校)ーひと言申す~気づきと学び


『好ましい環境と好ましからざる環境が、そこに住む個人の成長に貢献する。
人は、自分が育んだ環境という果実の収穫人として、苦悩と喜びの双方から
学ぶことができる』
(ジェームズ・アレン)




ひきこもり(不登校)の解決までには、長丁場になります。

その分、家族もモチベーションをいかに維持していくかが重要です。

その際の心の技法といった考え方の工夫をしてみるとよいでしょう。




たとえば上記の言葉です。

どんなものでも今ある環境は、自分の成長にとって多くの学びを得られるという

ことです。なぜなら、その環境は、自身がつくりあげたものだからです。

わが子が動けなくなってしまっている状態を招いた環境、わが子が育ってきた

環境も、いずれも自身がつくってきた環境なのです。

ですから、どういう環境をつくってきたかを振り返り、観察することで、わが子が

ひきこもった原因が見えてきます。多くの事を気づかされるのです。

何を思い、どう行動してきたのか。それが環境をつくってきたのです。




『人々は、自分の思考を隠し通せるものだと思い込んでいる。しかし、それはまず、

習慣として速やかに具現化し、続いて環境として具現化する』


ひきこもりは、習慣の病とも言えます。

ですから、解決するためには、自身の考え方の傾向(癖)を知り、改善していく

ことです。

成長のための学びを得られるということは、今の現実に感謝でき、積極的に

問題解決をはかっていけます。

いかなる環境であれ、自分の成長にとって最適の環境であると認識すれば、

より多くのものを学ぶことができます。

「良薬は口に苦し」です。





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ひきこもり(不登校)ーひと言申す~現実直視②


「ありのままに認める」というのは、評価を差し挟まずそのまま観るんです。

ひきこもり(不登校)を「ダメ(否定)」と見てしまえば、否定的な関わりを強引に

してしまいます。




そもそも何が起こっているのかを知ろうともせずに、行為だけをいきなりたしなめ

ようとするのは避けなければなりません。

そのためには、「観る」のです。そう「見る」ではなくて。




ひきこもったのには、必ず原因があります。本人なりの訳があるのです。

しかも、それには痛みを伴っています

「観る」は、そこに至った経緯、わが子の歴史を観察することです。

見えている部分だけを見て、「あーだこーだ」言うのは、観ていることに

なりません。

根を残して草を刈り取っているのと同じで、その場しのぎです。

ほどなくしてまた生えます(ぶりかえす)。




何がわが子の心の中に起こっているのか。

何がわが家に起こっていたのか。

それが分からなくて解決するはずもありません。

観察は、しっかり目を見開き、直視しなければできません。

親、家族が現実から目をそらしていては、いつまでも解決のスタートラインにも

立てません。

いたずらに長期化させるばかりです。




「受容」は、引き受けるという側面もあります。

つまり、自分の問題として責任を引き受けるのです。

ひきこもりは、親子の共同作業です。

親もまた当事者なのです。




母親は、わが子が安心して成長できるように、適度に甘えさせ、存在に敬意をもち、

個性を認め、取り組みや成果をしっかり褒めてあげられていましたか?

父親は、その母親が安心して子育てを楽しめるようにしてあげられていましたか?

多様な価値観をもち、わが子の発育に合わせ柔軟に、指針を示してあげることが

できていましたか?




わが家に、子どもが安心して穏やかでいられぬ環境を作ってしまっていませんでしたか?

わが子に起こっていることは、自身の身に起こっていることです。

その原因に自分がいっさい関わっていないことなどあるはずもありません。

「オマエが何とかしろ」ではなく、自身の問題として当事者意識が必要なのです。







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