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HOME > 解決支援者の現場日記 > アーカイブ > 家庭問題: 2022年2月

解決支援者の現場日記 家庭問題: 2022年2月

ひきこもり・不登校~自分をゆるし和解する④


「ゆるし」のもうひとつは、「赦し」です。

これは、自分を断罪し貶めないことです。

自責の念から解放することです。




前々回①でも述べたように、自分を責めれば自尊心も傷つけられ、行動が止まるか、贖いでわが子に

隷属してしまうようになります。

ひきこもり現象自体が、「自己贖い」という認識が必要です。

ひきこもり者たちは、親の期待を裏切った、親に依存することで迷惑をかけている、社会からも

疎外される人間だ。といった思いで、自己贖いとして、自分を粗末にあつかうのです。

大事なのは、②でも述べたように「今」です。

過去どうしたではなく、今過去から何を学びどう活かすかです。

常に今目の前のことに、どう対処していくかが重要です。




これまでの支援活動の中でも、わが子に向き合うために早期退職までして、とことんわが子と対話を

繰り返した父親もいました。

わが子から罵られる状態でしたが、本来の親子関係を取戻し、二人で仕事を始め、後に再会した時に

「いい右腕です」と父親が嬉しそうに話していました。

また、私の目の前で、一瞬の隙に拳を突き出し母親の顔面に怪我をさせた青年がいましたが、母親は

痛みに顔をゆがめながらも、毅然とした態度で思いを伝えました。

以降何度も何度も一方通行であっても思いを伝え続け、献身的な取り組みで回復を支えていきました。




回復をなしていったひきこもり者たちは、その背景に、潔く自身の過去を振り返り、改めるべき

ところを積極的に改めていった親の存在があります。

ひきこもり者たちは、自身の痛みをただただ分かってほしいという思いでいます。

自身の中だけで抱え込んできた苦悩の意味を分かってほしいんです。

親の理解がわが子に安心感を与え、わが子もまた現状を受け入れ、前進していく勇気をもつことが

出来るようになるのです。

現実から目をそむけず、謙虚に向きあい、適切に対処していくその姿勢態度信頼感も与えるのです。




一生懸命わが子を育ててきたはずです。

だからここまで大きくなっているのですから。

足りなかったところは、これからおぎなえばいいんです。

傷ついた経験は自分にもあるはずです。

そのことを思い出し、わが子の今に共感してあげましょう。

わが子の痛み、自身の痛みにも寄り添って、先ず自身と和解してください。

自分を責めれば、自分を敵にまわします。

自分を敵にまわせば、事が思うように進みません。

和解して味方につけるのです。

そしてわが子にも、自分を味方につけることを教えてあげてください。







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ひきこもり・不登校~自分をゆるし和解する③


「ゆるし」には、「許し」「赦し」があります。

先ず「許し」に関して述べてみましょう。




「許し」とは、やり直すことを自分に許すということです。

情状酌量ですね。

誤りは誰にでもあります。

基本、親は、親としての教育訓練を行って親になっているわけではありません。

子どもを産んだ時点で、親としての立場、役割(責任)を与えられているというだけです。

ですから、子育てにおいて、不適切な対応もあります。

だからと言って、「仕方のないこと」ではもちろんありません。

教育訓練を経ていない分、子育てをしながら学び、親としての役割を十分に果たせるようになって

いかなければなりません。




大人になれば、成長しつくしたわけでも、人として成熟したわけでもありません。

ですから、学びのやり直し、子育てのやり直しを自分に許すのです。

「もう親としての資格も価値もない」ではなく、何度も何度もやり直せばいいんです。

特に父親は、子育てへの参画が少なかった分、今こそやり直しましょう!

わが子の親である限り、親としての役割(責任)からは、どこかの大臣のように簡単に

降りれないのですから。

何度でもやり直しに挑戦していく手本をわが子に示しましょう。

(続く)







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ひきこもり・不登校~自分をゆるし和解する②


自分のゆるし方を述べてみます。

そもそも自分の何を責めていますか?

わが子の不登校が始まった時、ひきこもりが始まった時、その時の対応が誤っていた。

無理強いしたのがいけなかった。

わが子のやる気だけに任せ、結果的に長引かせてしまった。

悩みにしっかり寄り添ってあげられてなかった。

子育ての時点で、安心していられる穏やかな環境をつくってあげられていなかった。

わが子の人生をゆがめてしまった。

等々。

次から次へと責める材料をあげつらっていませんか?




そういった点に気がついたことは良いことです。

気がつけているからこそ、このブログを読まれているのだと思います。

大事なことは、それらを反省に留めるということです。

後悔し責めないことです。

後悔と反省は、似て非なるものです。

後悔はただ悔やむ。

反省は、前へ進むために、一旦後ろを振りかえることです。

ですから、過去をこれからに活かすことが前提です。

決して自分を裁かないでください。




今大切なことは、それらの反省点に対して、どう対応していくかです。

誤ったことをしない人間はいません。

誤ったからダメだではなく、誤った行為にどう臨むかです。

もちろん、自身が負うべき責任を自覚し、やり直しをしていくことです。

『過ちて改めざる、これを過ちという』

これが大基本です。

(続く)









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ひきこもり・不登校~自分をゆるし和解する①


親が解決のための行動が取れるようになるために必要なことは?

親自身が、自尊心を「回復していく」ではなく、「これから育てていく」ということです。

わが子の引きこもり(不登校)を、当初受け入れられないでいたのは、そもそも自尊心が充分に

保てていたとは言い難いからです。




そのためには、先ず、自分をゆるすことです。

このブログをご覧になっている方は、恐らく、わが子が不登校なり引きこもりなりになっている

ことに、自身も何らか関わっているだろうという認識(反省)はもっておられることでしょう。

「自分はわが子から困らされている親」という認識の親御さんは、まず読みませんからね(笑)。

それこそ、「引き出し屋」に依頼するような発想となるでしょう。

ですから、きっとあなたは、親としての自分を責めておられるのではないかと思います。

それをやめるんです。

責める必要はありません。

自分を責めず、ゆるしてください。

責めていては、自尊心などもてません。

わが子と向き合えるためにも、自分を大事にしてください。

そして、わが子にも、自分を粗末にしない生き方をこれから教えてあげなければなりません。




後悔、罪悪感から自分を責めてしまえば、それを償おうとします。

「自分はもう何もわが子に言えない。できない」となってしまい、その通り何もしなくなります。

それでは当然解決しません。

また、一生面倒をみることが償いと勘違いしてしまっているケースもあります。

大いなる勘違いです。

本人は、そんなこと望んでいません。

償いはやがて贖いとなり、自分の人生を代償として、笑ってはいけない、楽しんではいけない、

幸せになってはいけないと思い込んでしまいかねません。

真面目な親御さんほど、そうなりやすいですが、これも誤りです。

笑っても、楽しんでもいいんです。

わが子と一緒にそうできるようにしていくんです。

もちろん、自己を犠牲にしてわが子だけ幸せにではなく、共により幸せな人生を創っていくんです。

共にです。

自分をどうゆるせばいいか、これから述べてみましょう。

(続く)








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ひきこもり・不登校~「8050問題」は防げる?③


親が解決のための行動が取れない理由は何でしょうか?

対外的には、いわゆる世間体です。

ある全国的組織の家族会の創設者(故人)は、「病気と思えば世間体はかわせる」と言っていましたが、

人格障害社交不安障害発達障害と、次から次へと病を出してきましたが、組織が大きくなるばかり

で、実情は解決どころか「8050問題」へと発展してきました。




世間体をかわすのではなく、世間の未熟さからの歪んだ偏見を、意に介さないでいられる自分を

構築することが重要です。

内に対しては、わが子の嫌がる顔や反発を恐れてしまっていないでしょうか。

これは、親自身が傷、トラウマを抱えていることが多いようです。

わが子から頼られたい、必要とされたいという思い(傷)から、世話をやくことで頼らせるように

コントロールします。

一方で、子どもは「愛されたい」という思い(傷)から、愛されている実感を得たく、世話をやかせる

ことで親をコントロールします。

これが共依存という呪縛です。

互いの求めが一致し、抜き差しならぬ関係をつくってしまい、親離れ、子離れといった互いの自立を

妨げてしまうのです。




では、親自身が抱えているトラウマとは何でしょうか?

これもまた、生い立ちの中で受けてきた自己信頼、自尊心のゆらぎです。

自尊心にゆらぎがあると、他者をコントロールすることでそれを支えようとします。

わが子から背を向けられることで、その傷ついた自尊心を今また大きく揺さぶられてしまって

いるのです。

これらのことから、解決のために今何が最も求められるかが見えてくると思います。

(続く)








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ひきこもり・不登校~「8050問題」は防げる?②


動ける人が動く。

これが基本です。

なぜ長くなってしまっているか。

親からの声で多いのは、

「いつか動き出すと思っていた」

「どうしていいのか分からなかった」

「親が言っても聞かない」


等です。




「いつか動き出すと思っていた」

これはせいぜいひと月です。

理由次第ですが、打ち明けないことがほとんどですから、理由も分からないところで「いつか…」は、

全く根拠がありません。




どうしていいのか分からなければ訪ねることです。

「求めよさらば与えられん、尋ねよさらば見出せん、叩けよさらば開かれん」

という言葉がありますね。

相談窓口や学習会、家族会、書籍やインターネットでも構いません。

答えを見出せるまで、訪ね歩いて門を叩くことです。

労を惜しまない。




「言っても聞かない」に関しては、支援が必要だということです。

言って動くなら支援は必要ありません。

もとより長期化しません。

「親に反発します」それが支援が必要という意味です。

親が言って聞かないのであれば別の方法を考えなければなりませんし、そもそもなぜ聞かなくなって

しまっているかです。

「何度言っても聞きません」と仰いますが、何度ではなく、なんと言っておられますか?

「いい加減バイトでもしなさい!」では動きません。




当協会では、「言っても聞かない」と言っていたその親御さんに言ってもらって、本人に働きかけて

もらっています。

極力自宅訪問はしません。

本人のテリトリーだからです。

親御さんには、ひきこもりという現象の理解を徹底してもらいます。

理解が深まれば、自ずと「なんと」声をかけてあげれば良いのかが分かってきます。

わが子の気持ちに寄り添うことが出来てくるのです。

安心感が出てくることで本人自身で動き出せるようになります。

だから訪問が必要ないのです。




さて、述べたようにいずれも“行動”が必要だということですね。

ではなぜ、その行動が取れていないのでしょうか?








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ひきこもり・不登校~「8050問題」は防げる?①


「8050問題」が取り沙汰されるようになり、どうやったら防げるのかといったことを尋ねられる

ことが度々あります。

この質問の背景には、ほとんど「なぜこんなに長くひきこもってしまうのか?」といった疑問が

あります。

10年、20年、30年もの長い間、家の中だけに居ることが逆になぜできるのかと、不思議でしょうが

ないのです。

コロナ禍において、国民の多くは、外出自粛によりかなりのストレスがたまっています。

早く出かけたい、人と会いたいと願っているような状況ですから、これだけ長きに渡って社会生活

を送らないでいられることが、到底理解できないのです。

もっともなことです。




ですが、長期化の理由はいたって単純です。

ひきこもり者たちは、日毎に社会(人)への恐怖感を募らせています。

例えば、これまで生き慣れた場所に何らかの事情で足が遠のいていた場合、久方ぶりに出向く

となると、誰しも抵抗を感じますよね。

それが10数年、数十年に及べば、そりゃあますます行き辛くなるのは自然です。

つまり、長期化は、ひきこもり者本人は日増しに抵抗感が強くなっていくわけですから、そうさせ

ないためには、家族(親)が適切な対応をしていくしかないのです。

つまり、ひきこもってしまったことは本人に起因する問題ですが、継続、長期化はほぼ親の問題

なのです。




もちろん、いずれも本人だけ、親だけといったことではありません。

0か100ではありませんから。

「どちらが悪い」といったことではないのです。

その発想自体も、ひきこもり現象の発生に大きく影響している一因です。




「誰が問題解決の主体者か?」です。

長期化は、「本人が気づいて、やる気を出さなければどうにもできない」と考えていれば、解決の

見通しはたたないでしょう。

しかし、実際は先に述べたように親の問題、親が主体者ですから、充分解決の望みがもてるわけです。

なぜなら親は動けるのですから。

ではなぜ、これほど長期化が進行しているのでしょうか?



(続く)








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ひきこもり・不登校~自身が取るべき責任は?


どうしても、「学校に行って欲しい」とか、「働いて欲しい」とかといった目先のことに囚われ

やすいところがあります。

近視眼的にしか物事を捉えられず、大局観で捉えることが出来ていないのです。




生きていれば様々なことが起こります。

「人生ままならぬ」という声もよく聞かれますが、何があっても、そこからより善く、豊かに幸せに

なっていったらいいのではないですか?

ですから、ままならぬ状態があっても、どうやっていけば幸福感を味わえるようになるかで考えて

みては如何でしょうか。

水戸黄門ではありませんが、「人生楽ありゃ苦もあるさ~♪」で、楽(甘)と苦(辛)と色々あるから

味わいなんです。




ままならなさをどう受け止めるかです。

「自分には責任はない。自分は悪くない。」

こう捉えていれば、自分はいつまでも動きません。

いいだの悪いだのの問題ではなく、たとえ出来事が生じた原因は他者にあったとしても、出来事に

関与していれば、それにどう対処していくかは自分の責任において行っていかなければなりません。

自己の人生に責任をもたなければ、幸せには決してなれないのですから。




二宮尊徳「不作為の罪」と言って説いたものがあります。

『人間世界におりながら、屋根の雨漏れを見過ごして座視していたり、道路の破損を傍観する

ばかりでなく、橋が朽ちて穴があいたり、また壊れかかっても平然として、手当をしないような

ものは、人道の罪人だ』


危険を知っても行動しない無責任な傍観者を戒めたのです。




本来の自分の人生の歩みにどう戻っていいのか分からないでいるわが子の現状に、どう関わって

あげたらいいのかに責任をもっていきましょう。








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ひきこもり・不登校~現象の根っこを捉えていく


コロナ禍においてご相談を受けていますと、「外出自粛でなおさらわが子にはたらきかけが

しにくくなりました」

「家族会などの催し物も中止していて親も何もできません」といった不満(?)、嘆きがよく

聞こえてきます。

このブログを読まれているあなたも、そう感じておられますか?




こういった声から言えることは、「だから長期化する」です。

嘆いているようにできないから長期化するではないですよ。

外出自粛も家族会も関係ありません。

そんな考えのままでいるから長期化するのです。

ひきこもっているから外出させる?

家族会や講演会に参加することが親のすること?

これでは、いつまでも解決しないのは当たり前です。




いったいわが家に何が起こっているのですか?

それが見えていなければ、その問題は片づけられないままです。

物事は、認識することでこそそこに存在します。

つまり、自分が認識できていなければ、そこに問題が有っても、自身の中ではその問題が存在せず、

当然解決のための手を何ら打たないということです。




解決や実現のためには、本質根本に戻って考えることが重要です。

お子さんは、ただ働いていないのですか?

働きさえすればOKですか?

それでもう何の問題もありませんか?

不登校も同じですね。

登校さえしてくれれば問題なしですか?

そもそも解決の目的は何ですか?

何のために、何をどうしようとお考えですか?

頭を人に預けそこを誤ってしまうと、引き出し屋(悪徳業者)のようなマヤカシ業者に、大事な

わが子を傷つけられるばかりか、わが子からの信頼まで失うことにもなります。

先月27日東京地裁で、業者と母親の共謀が認められた判例もありました。




子どもたちは、苦悩した結果社会参加が出来なくなってしまっているのです。

ですから、どうあることがわが子にとっての幸せなのでしょう?

わが家にとっての解決の状態が、明確に見えているかを先ず確認してみてください。

ひきこもり現象をより理解し、あるべき姿が見えてくれば、親のなすべき事が分かってくるはずです。

(続く)









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ひきこもり・不登校~長期化の間に失われるもの


ひきこもり(不登校)が長引いてしまうことで、どのようなものが失われてしまうかを述べてみます。

先ず、〈コミュニケーション・スキル〉です。

コミュニケーションは、情報の交換情感の交流です。

これは、元々がどちらかと言うと苦手な方であることが多いですので、なおさらというところが

あります。

多くは、家族とのコミュニケーションもほとんど取られていませんので、挨拶や返事すらできなく

なってしまいます。




コミュニケーションに関連して、〈アサーション・スキル〉も欠落します。

これは、協調的な自己主張です。

意思表示は出来ても、それが決して状況、立場に相応しいものにはなっていないということが

あります。

以前、医者との電話でのやり取りを録音したものを私に聞かせてくれた青年がいました。

私に自分の正当性を認めて欲しかったようですが、その内容たるや、到底冷静に聞き入れられる

ものではありませんでした。

電話の向こうでタジタジになっている医師の姿が想像できるほどでした。

感情的で、一方的で、自己都合だけのもの言いになっていました。

一生懸命気をつかいながら話されている医師が、本当に気の毒でした。




それから、〈ソーシャル・スキル〉です。

社会生活においての対人関係を円滑に進めるためのスキルですね。

当然、社会から離れて独りで毎日を過ごし、他者に気をつかうという場面がほぼありませんので、

社会性はどんどん失われます。

よく「やる気さえ出れば」という言葉をご家族から聞きますが、やる気が出たとしても、これらの

スキルが無ければ、必ず社会の中で躓きますので、また戻りかねません。

ひきこもり(不登校)は、単なるやる気の問題ではないのです。




失われるものとして特に強く感じるのは、学習意欲学習能力です。

何かを学び、自己を成長させていこうという意欲がとても減退しています。

これは、「否認」の姿勢が強くなっている分、素直さ正直さが無くなっているからだと思います。

現実直視を避け、考えることを止めているからです。

その上、自己信頼感が低く、自分が成長できると思えないことが影響しています。

自分の将来を、今の自分に託せないのです。あてにできないということです。




失われてしまう最大のものは、縁と機会です。

より良い人生にしていくためには、人や事象とのが何より大切です。

その縁(つながり)により、様々な機会を得られ、自分をより良く成長させていくことができます。

ひきこもり(不登校)の根っこにある問題は、実存的な苦悩です。

つまり、自己の存在意義を自覚できないことでの苦悩です。

他とは違う自身の独自性役割生きていく目的などを自覚できるのは、他者と関わっていて

こそです。

ですから、ひきこもり者たちにこそ最も必要なものを、彼らは自ら遠ざけてしまっているのです。

自分を映す鏡を失ってしまっているのです。




長期化すればするほど、日ごとに社会適応力を失ってしまっていることをご家族は認識すべきなのです。









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