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解決支援者の現場日記 不登校 4ページ目

ひきこもり・不登校~子どもはわが家の救援者


私たちの身体は、ホメオスタシス(恒常性維持機能)によって自動調整されていて、生理的バランス

が保たれ健康が保持されています。




家族も同様に、このホメオスタシスが働いています。

具体的なケースとして、子どもたちの日常からの逸脱行動があります。

子どもたちは、不均衡を呈した家族の救援者として、“揺り戻し作用”を担っているのです。

モビールという部屋飾りがありますね。

それぞれの吊り飾りがバランスよく並べられ、全体の均衡が保たれています。

飾りのひとつが落ちただけで、全体が崩れてしまいますね。

それぞれが関わり合っているからです。

家族も同じですね。誰か一人でも不具合が出てくると、家族全体に影響が出てきます。




私たちは欲求があると周囲に要求という形で表わしますが、自覚できない欲求というものもあります。

それは何らかの理由で心の奥にしまい込まれ、充たされていません。

そういった場合、症状として現れます。

胃潰瘍などはその典型です。




不登校やひきこもりといった現象は、家族病理の症状であり、「治療的行動化」と言います。

発熱や嘔吐、下痢は、身体の中の毒を吐き出すための防御反応ですが、子どもたちはつまり、

わが家の病(バランスの乱れ)を無意識に治療しているわけです。

前回の記事もご覧ください。









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ひきこもり・不登校~乱用が招くわが子のご乱心


『世間の目で自分を見ていませんか?②』「敬意」について述べました。

ひとつの命をもったわが子の尊厳に対して、敬意がなければ慎みを忘れ、愛情は簡単に侵入、

干渉へと変容し、強制、支配といったコントロールへと発展します。




過保護や過干渉、逆に子に服従、無関心といったように、子育てに関し様々な対応が問題視

されますが、これらいずれをも防げるものが「敬意」です。




「abuse」は虐待と訳されますが、本来の意味は「正しくない用い方」ということで、ちょっと

ニュアンスが違うようです。

「正しくない用い方」という意味合いで表しますと「乱用」ですね。




西澤哲氏は『子どものトラウマ』(講談社現代新書)の中で、

「子どもという存在の乱用」

「子どもとの関係の乱用」

ということについて述べています。

乱用とは、親が子どものためではなく自分のために利用することと。




親御さんたちは、よく「子どものために良かれと思って」と口にしますが、子どもたちから聞かれる

親から言われて最も嫌なことに、「あなたのためを思ってのことだよ」という言葉があげられます。

子どもたちは、それが自分のためではなくて親の都合(欲求)と見抜いているわけです。




「子どもの存在の乱用」とは、例えば過剰な学歴へのこだわりですね。

有名校を卒業させることで、親として育て上げたという一種のステータスを得るための道具

してしまう。




「子どもとの関係の乱用」は、親子関係は当然親の立場が“主”であり、子側は“従”となります。

親から要求されることに対して背き難いという関係性があります。

それをいいことに、親の欲求を満たすために子どもの行動を制約するといったことです。

「あれしなさい、これしなさい」「あれはダメ、これはダメ」です。




こういった乱用があると、子供は混乱し、やがてご乱心となるのです。

これを防ぐのが敬意をもって接するという姿勢です。

わが子は所有物でもありませんし、自分とは違う別人格をもった一人の人間、他者です。

価値観も違えば、求めるものも違います。

「侵すべからず」「立ち入るべからず」の領域をきちんと守るべきでしょう。




また、「子どもは親の言うとおりにはしないが、しているようにする」と言います。

つまり、親の生き方の写し鏡です。

気づきを与えてくれる有り難い存在なのです。

一言何か言いたくなったら、先ずわが身を振り返り反省してみましょう。








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ひきこもり・不登校~より良い生き方の探求


より良く生きていくための人生の指針、拠り所とできる精神的支柱ということを前回述べました。

Well-being(より良い生き方)という言葉を、最近福祉の分野でもよく聞きます。

良くなっていくことは幸福感につながります。

幸福感は、上向きのときに感じられるからです。




幸福になることには貪欲になっていいと私は思っています。

ですから私は、20代からの習慣で「私は日ごとにあらゆる面でドンドン良くなっていく」

という言葉を毎日欠かさず唱えています。




青年たちにも成長上達を心がけるように勧めています。

成長していくことは、嬉しいことであり、なにより心地よいものです。

娯楽も楽しいものではありますが、成長進化発展もまた楽しいものです。

そして、生きることが味わい深く面白くなってきます。




社会は、「共存・共生・共栄」の世界です。

自律力を備え主体的に生きる者同士が、互いに支え合うことでこそ成り立ちます。

自律力とは、自分で決めた規範に従い、自発的に行動し、わがままを抑える力です。

主体的に生きるとは、人生に責任をもち運命を享受していくことです。

ですから、自律力主体性を身につけていくことが、より良く生きていくための土台となります。




幸せは、「仕合わせ」とも書きます。

「仕合わせ」の「し」は「する」の意味だそうで、たとえば「仕事」とは「する事」、「仕分け」は

「分ける作業」の意味。とすれば、

「仕合わせ」とは、互いに「する」行為が「合わさって」もたらされる意味を持っています。




たとえば、夫婦や親子が、互いのために思いやりを込めた行いをし合う状態を考えれば、

それが「仕合わせ」な状態そのものになります。

それは偶然といった受け身的なものではなく、私たちがそれぞれの意思で相手のために主体的に

なす
ことによって、もたらされるものです。




自分の人生を生きるという意識が大切であり、そのためには、自分の人生に責任をもつことが肝要です。

人生に責任をもたなければ、無用な責任を取らされるはめになりますからね。

人生の指針、精神的支柱を一緒に考えてみましょう。 









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ひきこもり・不登校~後悔ではなく対処が重要②


世間の目に流され、なすべきことを先送りしてしまうのは、わが子のひきこもり(不登校)という

現象の理解ができていないことと、より良く生きていく人生の指針をもたないからです。




わが子の抱える苦悩は、生き辛さをどう乗り越え、豊かで生きがいのある人生をどう創りあげて

いけばよいのかに迷っている苦悩です。

だからこそ、子どもたちも同じように周囲の目に怯え、閉じこもってしまっているのです。

自己への信頼感がなければ、常に他者の評価に振り回され、流され、支配され、怯える生き方しか

できません。

主体的な生き方ができないのです。




ですから、学んでいかなければならないことは、どういった背景や状況から不登校やひきこもり

といった現象が起こるのか、わが子の生き辛さを解消する方法、より良く生きていくための

人生の指針であり、拠り所とできる精神的支柱をもてるようにならなければなりません。

そうして、自己への信頼感を構築していきます。




そのうえで、事態をいきなり変えようとするのではなく、事態に対しての受け止め方を変えていく

ことから始めるのです。








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ひきこもり・不登校~後悔ではなく対処が重要①


「反省点があればあるほど、何も言えなくなる」と、肩を落とす親御さんも少なくありませんが、

反省は後悔とは違います。

後ろ(過去)を振り返るということでは同じですが、反省は、「前へ向かうため」という大前提が

あります。

つまり、過去を教訓として未来に活かすわけです。




大事なことは、「過去誤りがあったから何も言えない」ではなく、結果としての今に対して、

どう対処していくかです。

対処が重要であり、まさにそこに親としての真価が問われるのです。

対処如何でこれからが変わるのですから。




誤りや過ちを認め、学びをして、わが子、わが家が抱えている問題の解決を進めていくのです。

親として成長すれば、それはわが子にとっても喜ばしいことであり、結果としてわが子の苦悩も

無くなっていきます。




よく「親が変われば子が変わる」と聞いて、わが子を変えるために一生懸命になっている親御さん

がおられますが、大きな勘違いをしておられる方が少なくないようです。

わが子を変えるのが目的ではありません。

「親が変われば」は、「成長すれば」という意味です。

目的は、自身の成長です。

わが子が変わるのは、あくまでもそれに伴う結果です。

わが子を変えようとするのは、コントロールするのと同じです。

それではこれまでの姿勢と変わりません。

このタイプの親御さんほど頓挫します。子どもはそうすぐには変わりませんから。





では、何を学んでいけばよいのでしょうか?

次回にゆずりましょう。

(続く)









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ひきこもり・不登校~世間の目で自分を見ていませんか?②


これまでの自身の子育てを振り返り、その反省(後悔?)から、自分を責め、貶めることは決して

しないこと、一生世話をすることが償いにはならないことを前回お話ししました。

責めない方がいいではなく、責めてはいけない。

そのわけを説明しましょう。




過去の誤った行為を今責めて、何が生まれますか?

わが子の現状改善にどう役立ちますか?

何も助けになることはありません。




夜泣きで何日も眠れない日が続いても、一生懸命育ててきましたよね。

片時も目が離せない日々をどれだけ心血注いで愛情いっぱい世話をしてきましたか。

そうでなければ、ここまで大きく育ってきてませんよ。

もう抱っこもできない背丈でしょう。

そもそも命がけで生みましたよね。

そんな自分を責める必要はありません!




ただです。ただ、反省は必要です。

どんなに一生懸命でも、不適切だったところはあるはずです。

でなければ、わが子がこうはなっていません。




愛情はあったでしょう。

でも、「敬意」はどうでしたか?

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干渉へと変容し、強制支配といったコントロールへと発展します。




言葉をもたぬ時から、人は周囲の環境から様々なものを読み取ります。

不安も恐怖も、安心もぬくもりも読み取ります。

小さなまなこで、両親の表情も見ていますよ。

もちろん声も聴いています。

言葉は分からなくても、声のトーンで感情を読み取れます。




今は、自身や誰かを責めることよりも優先すべきことがあります。

責めれば、責められた方は激しく抵抗します。

そこには衝突(争い葛藤)しか生まれません。

最優先でなすべきことは何ですか?

一緒に考えていきましょう。

(続く)








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ひきこもり・不登校~世間の目で自分を見ていませんか?①


長期化が進んでいる原因のひとつとしてあげられていることに、親が世間体を気にして

相談に行ったり、救援を求めないというものがあります。

確かにそうですね。




世間体を気にするということは、世間の否定的な声に同調しているということです。

つまり、甘やかしや干渉し過ぎによる結果であると、いくばくかでも自身で感じているのでしょう。

世間の無責任な声、誤った認識などに同調する必要はありません。

わが子の問題ですから、助けてあげられるのは世間ではなく、親自身です。





もちろん、自身でも自覚があるのであれば、それはそれで対応していかなければなりません。

ただ、その場合、自責感から過度の罪悪感をもち、親としての自尊感情が崩され、わが子に対して

無抵抗になったり、償いを始めてしまいます。

償いはやがて自己犠牲的な生き方を招いてしまいます。

わが子を差し置いて何かを楽しむことなどやってはいけないと、自身の喜びを一切放棄し、

命尽きるまで面倒をみることで贖おうとします。

あたかも「自分が幸せなんかになってはいけない」とばかりに。




これは、何の償いにもなりません。

なぜなら、わが子の状態は何も変わらないからです。

問題は何も解決しないからです。

もし、世話をやき続けることが喜びとなってしまっていたら、なおさら償いでも何でもないですね。




自身を責め、貶めることが償いではありません。

決して自分を責めないでください。

責めない方がいいではないのです。

責めてはいけないのです。

なぜか?

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ひきこもり・不登校~心のケアの危うさ


不登校でもひきこもりでも、まだまだ「個」の問題として捉えられている状況を感じます。

私は不登校児童の支援から始めましたが、どの子どもたちも、元気がないのにはちゃんと

理由がありました。

もちろん病気ではなくです。




その子の背景にある様々な対象との関係性の中で、悩みをかかえ落ち込んでいたわけです。

ですから、未だに個人の心にだけ焦点を当てていることに強い違和感を感じます。

そもそも「人間」は、他との間柄の中で生きているから「人間」なのです。

人柄や家柄とつきあっていかなければなりません。

当然、悩ましいことが色々とあります。

そういった“関係性”で問題を捉えていかなければ、

「その子の問題」としている内は、本質的な解決には至らないでしょう。




小沢牧子氏は、著書『「心の専門家」はいらない』の中で、

「「心の専門家」が「心」の領域に関心を限定して仕事をしようとすれば、その仕事は

当事者の現実からズレてしまうことは避けがたい。

もしも本人をとりまく関係の問題、状況の問題を視野に入れずに、悩みや苦しみを相手の心の問題

に閉じ込めるならば、それはことを歪曲する行為となるであろう」


と述べています。




また精神科医の斎藤学氏は、著書『家族依存症』の中で、

「学校制度を支える教師たちの中にも、学校に来ない子を見てあわてたり、障害児と決めつける人

がいて、そこに過剰な心理療法主義に冒されて、社会というものが見えなくなった精神科医や

治療者がそろうと
、現在の登校拒否問題の図式が一応できあがります」


と、同じように当事者個人の問題と捉えることに対して警鐘を鳴らしています。




不登校、ひきこもり現象の当事者は何も子どもたちだけではないのです。

家族(親、きょうだい)も当事者であるという自覚をもって対処していかなければならない問題なのです。









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ひきこもり・不登校~成長と勇気


前回、九州大学名誉教授井口潔先生の「ヒトは教育によってはじめて人間になることができる」

という言葉をご紹介しました。

これは、ヒト科という生き物が、教育を受けることによって人間に成長していくということです。

ヒトは、人間に育てられてこそ言葉を覚え、人間らしい暮らしができるようになります。

他の動物と違うところですね。




問題解決にあたっても、「学ぶ」ということがとても重要です。

学ぶためには、向上心が必要です。

私はかねて、「向上心は幸福感につながる」と言っています。

なぜなら、幸福感は、上向きのときに感じるものだからです。

収入でも成績でも健康でも、より良くなっていっていると幸福感を感じられますね。




ですから、向上心をもって何かを学べば、実力も上がるし、幸福感も感じられると、一石二鳥です。

そうなれば、当然自己信頼感も高まりますので、一石数鳥です。

自己信頼感が高まれば高まるほど、将来への希望がもて、困難なことにも挑戦していける勇気

もてます。

「難しくて大変だろうけど、私ならきっとうまくいく」という気持ちで臨めるのです。

成長していくことを楽しめる、喜べる価値観をもってください。




これまで、非常に厳しい現状の中でも、そこに向き合い、わが子からの反発や非難も真摯に受け止め、

解決を成し得た親御さんたちは皆、自身が学んでいこうという姿勢がありました。

わが子のやる気を黙って待つでもなく、人任せにするでもなく、自身が学び成長したことで、

家族の蘇生力を発揮し絆を取り戻した結果、解決していったのです。





こちらのブログでは、ちょこちょこと書き綴っていきますので、その都度次回へと続いていくものと

ご承知おきください。






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ひきこもり・不登校~今の楽を優先すれば


「どうせムリ」ということで言いますと、「性格だから変わらないし」という声をよく聞きます。

「何を言っても性格が変わるわけではないし」という理由で、何らのはたらきかけもせず、

いたずらにひきこもりを長期化させている親御さんも少なくありません。

こういう家庭では、子ども(当事者)も「何を聞いても言われてもオレの性格は変わりませんから」

と言う傾向がありますね。




「性格は変わらない」という考えの方は、「教育」というものをどう捉えておられるのでしょうか?

性格(人格)が何をしても変わらないのであれば、教育は無力であり、無用ということになります。




昔、同じ支援する立場の方から、「中光さんは、親にも色々アドバイスしているそうですね。

今さら親は変わらないですよ。無駄にエネルギーを消耗するだけですから子どもだけに絞った方が

いいですよ」と言われたことがありました。

正直同じ支援者の立場として、愕然としました。

親抜きで何を解決しているのだろうと。

学校に戻したり、働かせてそれを解決としているのだろうかと、いらぬ世話ながら疑念を抱きました。




九州大学名誉教授の井口潔先生は、「ヒトは教育によってはじめて人間になることができる」

と述べておられます。

教育とは生物学的に見れば、「ヒトが人間になるための過程を助ける営為」ということです。

「性格ですから変わりません」と仰る方は、「私は教育を受けても何も吸収できません」と

言っているのも同然です。




人は気づきがあればいつでも変われるのです。

拘り囚われがあれば、まさに囚われ人で囲い(口)の中で拘束され自由を奪われます。

極めて狭い世界観の中でしか生きられないのです。

ひきこもりそのものです。

気づき閃きがあれば、新たな世界への門出に立てるのです。

「閃」は、人が囲いから出て門の前に立っていますよね。




挑戦(現状改善)を怖れ、本音では現状維持を望んでいると、「ムリ」という言葉が出てくるのです。

だから本音の通りに現状が変わらぬのです。

現状維持を望む理由のひとつには、波風を立てたくないというものがあります。

罵声をあびせられるじゃなし、暴力をふるわれるじゃなし、穏やかにひきこもっているような場合

に多いのが、変にはたらきかけをして、今の平穏な毎日が乱されるくらいなら今のままの方が、

まだましだからといったことです。




さて、これは今だけを見ていることになりますね。

「8050問題」は、親亡き後への危機感からのもののはずです。

つまり、将来への心配、不安です。

「ことを荒立てたくない」の姿勢は、その将来をまったく無視したものではありませんか?

現状は偽りの平穏であり、嵐の前の静けさであるということを認識しなければなりません。

現状に甘んじていれば、将来大嵐がやってきます。

親亡き後、その大嵐に巻き込まれるのはきょうだいたち(他の子ども)です。




ひきこもり問題は、解決していくこと自体は難しくはありません。

ですが、確かに親の拘りや囚われを外していくのは簡単なことではありません。





こちらのブログでは、ちょこちょこと書き綴っていきますので、その都度次回へと続いていくものと

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