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HOME > 解決支援者の現場日記 > アーカイブ > ニート: 2018年6月 > 2ページ目

解決支援者の現場日記 ニート: 2018年6月 2ページ目

ひきこもり家族会が危ない!2-③~声(訴え)を知る


前回述べた学習会は、ひきこもり者の声(訴え)を前提に行っていくべきもの

です。

シリーズ④でも述べたように、ひきこもり者の声を知らぬまま、家族が寄り

集まっても意味をなしません。

ですから、学習会には、ひきこもり者の声を知っている(聞いている)支援者が

必要です。




最も必要なものは、シリーズ⑥で述べた〈先行く家族〉の存在です。

段階的な成果を実現している家族です。

私がこれまで、この〈先行く家族〉がいない家族会が少なくないことを

話しますと、どこかの家族会への参加経験がある方なら、あらかた大きく

うなづかれます。




当協会では、目的に応じて複数の家族会を運営していますが、継続的な

サポートをしている家庭の家族会では、当事者がすでに様々な訓練を受けて

いる段階に来ている家庭や、アルバイトや就労という形で、社会参加を実現

している家庭〈先行く家族〉の参加がもちろんあります。

これから、部屋から出てくるようにはたらきかけを始めていく家庭にとって、

とても励みになります。

最初は、皆同じだからです。動けないところからスタートしています。

そして多くが、アウトリーチ(訪問支援)を必要とせず、実現しているのです。

なぜ必要としないのか。単純です。家族が動くからです。

2-①でも述べたように、ひきこもりは親子の共同作業なのですから、親が

〈ひきこもり〉を支えるのをやめて、わが子を支えることに専念すれば、

ひきこもり者たちは、動けるようになるのです。




まだ、右も左も分からないという家庭に対して開催している家族会に、

「たらちねの会」というものがあります。

この会でも、〈先行く家族〉が参加者に自身の段階的成果の経緯を話して

くださる機会があります。

同じ当事者家庭からの暗闇から光を見い出していった家族の解決の歴史の

話は、どんな精神科医や研究者の話よりも具体性、説得力があります。

〈先行く家族〉の存在が、参加者を癒し、励まし、現状改善のための長い

困難な道程を乗り越えていく勇気を与えてくれるのです。







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ひきこもり家族会が危ない!2-②~必要なこと


自分たちも当事者である自覚がもてたら、自力で生きていけないわが子を

支えていたと思っていたら、実際は〈ひきこもり〉を支えてしまっていた。

ひきこもりが継続してしまう条件をつくってしまっていたということに

気づくことが重要です。

わが子が勝手にひきこもっていたわけではないのです。

知らず知らず手を貸していたということです。




こういったことも含め、家族会の中では、必ず〈ひきこもり現象〉を理解

していくための学習
の時間が必要です。

この学習で大切なことは、あくまでも状況改善、解決のための具体的な

内容
でなければなりません。




よく見受けられるのが、医者をはじめとする精神医療関係者を招いての

疾患や障がいの解説やカウンセリングや心理学の紹介。

研究者による統計的データに基づく傾向、社会的背景や歴史の概説や

文化論などです。

これらの話は、日頃なじみの薄い内容で専門家と称される立場からの話

だけに新鮮に聞こえ、とても勉強をしたような気がしてしまいがちなの

ですが、問題解決という点で、まったく具体性に欠けます。

日々のひきこもり状況の様々な場面に対しての対処に関しての効果的な

具体案の話は、ほとんどありません。




それらの学習は、実際に自室で動けない状態から社会参加までのサポート

実績のある支援者でないとできないでしょう。

医者が、当たり前ですが病気の治し方は詳しいのと同じです。

つまり、実際に解決の経験が多い者からの情報提供でなければ、学習の

効果は期待できないということです。

これまで、対応した事例で、親が医者や身内に精神科医がいる家庭も

ありました。カウンセラーや教師のケースも少なくありません。

基本、ひきこもりは病気や障がいではないのですから。






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ひきこり家族会が危ない!2-①~当事者は誰?


家族会が、ひきこもりの解決の要になることを述べてみましょう。

家族会は、〈ひきこもっているわが子を抱えた家族(親)たちの会〉と認識

されていますが、その認識から改めなければなりません。

そうではなく、〈ひきこもりという現象を起こしている親の会〉です。

つまり、自室に居る青年たちと同じ、まさに当事者の会なのです。

だからこそ、解決の要になり、なくてはならないものなのです。




幸いにも、外出がままならないひきこもり者と違い、外出も出来ますし、

人にも会えます。

ですから、その気になれば、すぐにでも動けます。

自分たちも当事者であるという自覚がもてれば、半分は解決したような

ものです。

ひきこもり現象は、親子の共同作業なのです。




「ひきこもる子」「ひきこもりを支える親」がそろって生じている現象です。

ひきこもり(現象)を支えるから、わが子を支える(援助する)に切り替わる

ことで、改善、解決の方向へ確実に進路が変わっていきます。







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ひきこもり家族会が危ない!⑪~責任の所在


わが子の成長に最も責任を負うのは、もちろん親です。

人格形成や健康にいいも悪いも影響を与えているのが親であることは、

誰しもが承知していることでしょう。

それが、前号で述べたように「ひきこもりは子育てや家庭の問題ではなく、

社会全体の問題だ」
とある家族会の代表の方が仰っていますが、これが

まさに「8050問題」を招いているように思えてなりません。




社会に責任をもっていけば、社会になんとかしてもらおうという行動しか

とりません。(それが家族会設立の目的かも知れませんが)

しかし、事が起こっているのはわが家の中です。

わが身に起こっているのです。

自分がひきこもる子をもつ親であるのです。

ですから、そのことに責任をもつのは自分自身です。

自分の人生に起こっていることですから、自分の人生に責任をもつことは、

あたりまえのことでしょう。




仮に、そのことが生じた(起こった)原因に自身が関与していないことが

あったとしても、その影響を受けていれば、その影響に対して、どう対処

していくかは、自己の責任において判断していかなければなりません。


例えば、わが子が学校でいじめを受け不登校をしているのに、いじめを

したのは自分じゃないからと、何も対処せずほっておきますか?




責任を回避したがるのは、「責任がある」と言うのを「自分が悪い」と

捉えるからです。誰しも悪者にはなりたくありません。

だから回避、転嫁するのです。

しかし、責任の有る無しと、いい悪いは別です。

責任があるというのは、そのことにおいて、主体者、主導者として、

後始末、後片づけを最後まで行なう義務があるということです。

 

誰が悪い」といった犯人探しをするのではなく、〈どこ〉の責任を自分が


負うべきかを考えなければなりません。

災害で家が倒壊したことに責任はありません。

しかし、復興していくことには責任もってとりかかっていく必要があります。




わが子は、自分たちがこの世に、この社会に生んだ(存在させた)子です。

存在を誰からも気づかれないままにしておけますか?

自分の人生に責任をもつ姿勢、生き方が、わが子に困難を乗り越える勇気を

与えることができるのです。







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ひきこもり家族会が危ない!⑩~8050問題の意味


昨日のニュースで「8050問題」が取り上げられ、ある家族会の代表の方の

下記のような発言があげられていました。




「当事者は家族の中で孤立し、家族は社会の中で孤立してしまう。

当事者には自分を責めないでいいよ、一緒に生きていこうよと伝えたい。

親も自分たちだけで悩まないでほしい。

ひきこもりは子育てや家庭の問題ではなく、社会全体の問題だと知ってほしい」





親御さん方へ向け、当事者と同じように自責の念で自分たちを責めないように

との精一杯の配慮で最後の言葉が出ておられるのだろうとは思いますが、

「ひきこもりは子育てや家庭の問題ではなく、社会全体の問題だ」

よもや本気でそう思っておられるのではないことを祈るばかりです。




子育てや家庭の問題ではないと言うのは、何か先天的な障がいか何かですか?

先天的な疾患や障がいは、社会の問題ですか?

「8050問題」で分かるように、ひきこもりが医療ではカバーできない問題で

あることはすでに明白です。




援助、救済は確かに社会が考えていかなければならないでしょう。

社会が何らかの救済インフラを整備していくことは、もっともです。

しかし、ひきこもり自体は、社会が招いたことなのでしょうか。

発生自体に社会が責任を負わなければならないのでしょうか?
 



「8050問題」は、高齢で引きこもりだす人が増えたのではなく、若くに

ひきこもり始め、解決されないまま長期化した結果、高齢になっただけです。

ですから、「親も子も高齢で大変深刻な状態だから、社会が何とかして

ほしい」は、共感を得られる主張ではありません。




「8050問題の危うさ」
でも述べたように、こうなる結果が見えていたのに、

適切な手を打たなかった責任は、どこにあるのでしょうか。

「子育てや家庭の問題ではない」と言い切る根拠は何ですか?

私が支援活動を通し、当事者から聞かされ続けてきた中身は、まさに子育て

と家庭の話でした。

シリーズ④で述べたように、家族会は当事者の声(訴え)も知らず、誰に責任を

もっていきたいのでしょう?

次回は、責任の負い方について話してみましょう。






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ひきこもり家族会が危ない! ⑨


シリーズ⑥で述べたように、家族会は、組織にしないことが原則です。

特に、現状改善を目的とした会であればなおさらです。

組織化する必要性がないのです。



行政や研究者からは、組織化された家族会は重宝されます。

なぜなら、定量的な分析を試みる際に、アンケートなどで調査しやすいから

です。自分たちで当事者家庭を探すことは現実困難なことです。

その手間がはぶけます。




前回⑧の事例のように、会費を徴収している家族会では、「会員を取られる」

といった発想が出てくるわけです。

現状改善を目的とした家族会であれば、必要なときに集まる集会形式

問題ありません。

会場も公共の場所を利用すれば、安価に、また無料で使用できます。




組織化された居場所ができあがると、そこが逃げ場になってしまいかねません。

家庭(現場)からのです。

解決のためには、あくまでも現場でわが子と正面から相対さなければなりません。

それを避けるための場所になってしまってはならないのです。

エネルギーを充電し、情報を交換し、一番には、具体的な対応策を学びあう場

でなければなりません。




家庭で、家族(夫や妻、きょうだい)の協力が得られていない人の場合、

「なぜ自分だけが」
という不満も積もり、家から離れて互いが共感しあえる

痛み分けの場として、無くてはならない場所となります。

特に世話役の場合、会から必要とされることが、家庭での虚無感を埋め合わ

せてくれるのです。

そうして、家族会との共依存関係が構築され、会の存続が至上目的となり、

事態の改善よりも、改善が遠い(在籍期間の長い)より多くの参加会員が

必要となるのです。




恐ろしきかな。




 



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ひきこもり家族会が危ない! ⑧


家族会では、解決のための有益な情報を共有したり、同じ境遇の身同士で

気持ちを分かち合ったり、励ましあったり。あくまで、前へ進んでいく(改善)

ためのものです。




ところが、新しく参加してきた家族に「もう、あきらめましょう」とか、

「老後の自分たちの介護をさせましょう」などと言っているところもあるのです。

私はあるひきこもり者から、「家族(親や祖父母)から、めんどうは見てあげる

から介護をしてと頼まれたことがある」と聞かされたこともあります。




また、支援団体に対しての主観的な印象(優しいとか優しくないとか、費用が

高いとか、こうしてくれない等)を会報に掲載しているケースもあります。

主観的なものは、人によって異なるものです。

例えば、相談には費用がかかるのはあたりまえと認識している方と、福祉に

お金がかかるのはおかしいと認識している方とでは、高いか妥当かのレベル

も違います。

「こうしてくれないから優しくない」もその方のあくまで自己都合です。




主観的なものは事実とは違う場合もあり、それを公平を期することが求め

られる会報に掲載することは、参加者に誤まった認識を与えかねません。

わが子の行く末に関わる大切な問題なのですから、基本、自分で足を運び、

支援者の人となりを自分の目と耳で確認すべきことです。





当協会では、連携している民間事業所があり、訓練の後、学歴や年齢、

ひきこもり期間を問わず採用していますが、そういった情報をあえて参加者

に伝えない会もあるくらいです。

ここの場合、その理由が「会員を取られたくない」でした。




当協会では、「たらちねの会」という家族会を運営しています。

この会は、会費もありませんし、毎回90分の具体的な解決のための講習も

行なっています。もちろんすべて無料です。

会費も徴収しませんので、元より誰でも(支援者でも)自由に参加できる

ものなのですが、「会員を取られる」という発想には正直唖然とさせられ

ました。家族会の本来の目的を完全に見失っておられるようです。

次回は、なぜこのような歪みが生じるのか。

家族会との共依存について述べてみましょう。






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ひきこもり家族会が危ない! ⑦


家族会に長年参加していても、わが家の事態がいっこうに改善されていない

のはなぜか?

特に運営側、世話役の方たちが前回⑥で述べた〈先行く家族〉になりえて

いないことに他の参加者は疑問を感じないのでしょうか。

疑問を感じた参加者は、会を離れていきます。




シリーズ③
でも述べたように、家族会へ参加していることがトランキライザー

となり、ひととき親としての罪責感や焦りを緩和してくれる効果があります。

ただし忘れてならないことは、わが子に向き合い、現状を改善していくため

の具体的なはたらきかけを学ぶ
ことです。

疾患や障がいの症状を学ぶのではなく(多少は必要ですが)、引きこもりと

いう現象が起こる背景、仕組みを理解する。

最も必要なことは、当事者たちの慟哭の中身(訴え)を知ることです。




家族会に参加することだけでとどまってしまっているのは、あたかも神経症

を患っているのと変わりません。

ユング(分析心理学)は「神経症とは常に、当然引き受けるべき苦しみの

代用物なのである」
と述べています。




どういうことかと言うと、わが子の引きこもりと真正面から対峙する苦痛

から少しでも離れたいがために、家族会の活動(代用物)に熱心になるのです。

わが家ではなく、他の家族のお世話に没頭する方もおられます。

ひきこもり者の中にも、政治や環境問題に熱弁をふるう者がいます。

これも同じです。

こういう笑い話もあります。

ゴミの分別に異常に厳しく、家族にもそれを強要する。

地球環境には優しいが、家族には厳しい引きこもり者です。

自身の問題から目をそらしたいために、他の問題に意識を向けるのです。

過度な潔癖や確認を繰り返す強迫性障がい(強迫神経症)が、引きこもり者に

まま見られるのもまさに同じ現象です。




そもそも、ひきこもり現象は、それを必要とするような家族関係の中から

生じるものですので、その家族間の人間関係に適切に介入する支援がほどこされ

なければ、何らの効果もない
のです。

神経症的な家族会への参加が、かえって「8050問題」を促進してしまうこと

を次回は述べてみましょう。







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ひきこもり家族会が危ない! ⑥


家族会で当事者同士が集まり、励ましあったり、慰めあったりするのは、

あくまでも引きこもるわが子の現実から逃げず、改善のためのはたらきかけ

ができる元気を蓄えるためです。

わが家だけではないという安心感を得て、情報を共有しあい、様々な視点

を取り入れていく場です。




わが子にはたらきかけを継続して行っていくということが大前提です。

このことが忘れられ、親が安心感を得ることだけが家族会の目的となって

しまっているようです。




そうするとどうなるか。

本来の目的よりも会の存続が最優先となってしまうのです。

存続のために、会を組織化していこうとしてしまいます。

運営側(世話役)をおき、代表者を定め、事務局などを設置していきます。

そうなれば、会費等を徴収せざるを得なくなります。




家族会は組織にしないことが原則です。

必要な時に集まる〈集会〉でよいのです。

事務所経費や会報発行の通信費など、固定費をつくれば、会費をねん出

するために会員の退会を防ぐ、在籍期間をより長くという発想になって

しまいます。つまり、解決しないままの家庭が長く参加してくれていた

方がよい
わけです。




家族会に必要なものは、事務所でも会報でもなく、〈先行く家族〉

つまり、段階的な成果を出している解決に向かっている参加家族の存在です。

段階的な成果というのは、はたらきかけによって、自室から出てくるように

なった。外出するようになった。会話をするようになった。暴力がおさまった。

家事をするようになった。バイトをするようになった。外部のサポートを

受けるようになった。など、親の継続的な取り組みによって成し得た変化です。

これらの結果を出している〈先行く家族〉の存在が、新たな参加者に希望や

挑戦への勇気を与えるのです。




私が知り得ている範囲でも、その〈先行く家族〉がいる家族会はほぼありません。

特に長年会に尽力している世話役ほど、改善されていないようです。

だから長くおられるのでしょうが。

ブログ①でもご紹介したケースで、10年も家族会に参加していて解決が

なされていないことに疑問を感じられませんか?

その疑問にお答えしていきましょう。






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ひきこもり家族会が危ない! ⑤


老いた家族の介護疲れからの傷ましい事件が、ニュースにあげられることが

ありますが、そういうことにならないよう介護をする側がストレスを吐き出し、

心を癒せる場として集まれる集会所をテレビ番組で観たことがあります。

とても良い取り組みだと思いました。




ひきこもり家族会にも、このような機能がひとつとしてあるでしょう。

ところが、介護の場合は毎日とどまっていられないまさに日常があります。

ですから、同じ境遇の人たちとの心休まる歓談で元気を回復しても、一日

たりとも休めることはなく、再び現実が待っています。

その現実に向き合い、臨めるように、ひと時のエネルギー充電をするわけです。




でもひきこもり家族会の場合、注意しなければならないことは、グチを

こぼしたり、慰めあったり、談笑したりすることだけに終わってしまいがち

ということです。

つまり、充電したであろうに家に戻れば、状況改善のための何らのはたらき

かけもないまま、閉ざされた部屋そのままのあたりまえの風景がただ静か

に過ぎているのです。




そうなると、家族会がただ、当事者同士が集まりおしゃべりができる憩いの

的なものになってしまいます。

現実に取り組めるためのエネルギー充電という目的が、見失われてしまいます。

そうなれば、その場(会)を残す、維持することだけが目的となってしまい

かねない
のです。

改善、解決目的の家族会ではなくなってしまうのです。

会の存続が第一目的となってしまうその危うさを次回述べてみましょう。






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