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アダルトチルドレンからの回復
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アダルトチルドレンの処方箋~ありたい姿④
人のとる行動には、動機があります。
つまり、目的があるということです。
「何かのため」に、他でもないその行動をとります。
あなたは、かねて何かの行動を取るときに、その目的を意識していますか?
目的を意識していないと、特に習慣化された行動の場合、なかなかその行動を
変える事ができません。
たとえその行動が、自分にとって不利益を与えるものであってもです。
ある動機で行っているその行動は、ある目的のための手段であることがほとんど
です。
手段は、目的をはたすための方法論であって、その手段、方法が、目指す目的を
はたすに適切でない場合は、速やかに他の手段に切り替えるということが大切
です。
ところが、手段が目的化してしまうと、その手段がどれだけ役に立たないもので
あっても、決して手放せなくなるのです。
この『手段の目的化』が、あらゆる苦悩の源泉であるのです。
行動の動機付けには、欲求が関わっています。
自己の欲求は、常に意識されているとは限らず、意識下に抑圧され、自分でも
気づけずにいる場合があります。
抑圧された欲求は、私たちを静観しているわけではなく、常に隙をねらって、関心
の在りか、行動を方向付けます。
自覚できている欲求は、要求という形で周囲にはたらきかけますが、自覚できて
いない欲求は、要求ができませんから、代わりに症状として表します。
職場へ行く月曜の朝から、頭痛がする、お腹が痛いといったものです。
身体は正直です。意識が気づいていない不全感もキャッチして、シグナルを発して
くれます。
出社できない。部屋に閉じこもるといった行動も、いわば症状です。
発熱や下痢は、体内から病原を締め出す手段であって、目的は健康の回復です。
ですから、その行動によって、何を回復させようとしているのかを見極めることが
大切です。
人は、周囲(特に親)の期待を読み取り、それを優先させた方が自分にとって有益
だと判断した場合、自己の欲求に覆いをかけます。
押し込められ、隠された欲求は、じっとしているわけではなく、象徴的な満足を
求めようとします。
あなたが生き辛さを感じながらも、どうしても繰り返してしまうその行動が象徴して
いるものが何かを考えてみてください。
あなたは、自分の欲求に基づいた行動が取れていますか?
他人の人生を生きていませんか?
自分の人生を生ききれていますか?
マズローは、自己実現をとげた人の特徴として次のものを挙げています。
「本質的なものを皮相的なるものと区別できる」
「現実的なものと非現実的なもの、真実と虚偽、必要不可欠なものと、なくて
もすむものないし消耗されるもの、永久的恒常的なものと一時的なもの、
不変なものと変化が可能なものを識別する基準を与えることができる」
こういったことから、自己防衛だけにとどまり、自己欺瞞に陥ることが少ないの
です。
抱えている問題を解決するにあたっては、その問題が大きければ、大きいほど、
困難であれば、困難なほど、常に中心・本質を見極めていく習慣が大切です。
「何のためか」という目的を明確にし、具体的に「何を、どこまで達成するか」と
いう目標を定め、そのための手段方法を選択する。
特に手段方法は、複数用意しておかないと、ひとつきりでは、それがうまくいかな
かった時に、当初の目的まで断念してしまうということになります。
棚上げされた問題、欲求は、意識化に沈み、行動の反復を招きます。
自分でもなぜそうするのかが、分からないまま自己破壊的な行為、行動を繰り
返す(反復強迫)のです。
これが生き辛さの本質です。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2011年4月 2日 10:14
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同じカテゴリの記事
アダルトチルドレンからのQ&A~二つのゆるし ②
「子どもの自己」に許可をすることです。
「子どもの自己」は、幼いがゆえに、自分の親が弱さや限界を持っているのを
理解することができなかったのです。
親の未熟な人間性を許すのです。
親がなした行為をたしなめ、存在は許すのです。
親への赦しとは、彼らのしたことを無罪放免にすることではなく、その影響から
自分を自由にするためのものです。
相手のしたことは忘れないけれども手放すということです。
傷に対する執着から自由になることであり、犠牲者の自分でなくすることです。
恨みや憎しみ、自己憐憫から解放されることです。
過去の痛みに今を支配された状態を超え、過去のものにするという意味です。
過去は自分のすべてではなく、一部となるのです。
「ゆるす」とは、主体的に緩め、ほどき、放すこと。解き放ちです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月25日 08:18
アダルトチルドレンからのQ&A~二つのゆるし ①
そのことに感謝し、自身が行った誤りは誤りとして詫び、その上で、自分を
赦します。
「赦し」は、責任回避のために自己正当化するのではなく、未熟だったことを
認め、情状酌量とすることです。
そして、自己と和解します。
自分を責め、敵にまわしていた自分と和解し、自己信頼を取り戻していきます。
自分を赦せれば、人を赦せます。(清濁併せ呑む)
前回述べた自己洗浄は、自己研磨です。磨かれ成長していきます。(事上磨錬)
感謝し、向上心をもって人に役立つ行為を積極的に行い、感謝されることで
「赦せない心」を減らすことができます。
感謝が少ない人ほど、不平・不満が多いものです。
「難有り、有り難し」で、難事を成長、進歩、発展、向上の好機にしましょう。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月25日 07:54
アダルトチルドレンからのQ&A~ブーメランの法則
してみましょう。
洗浄の後は、成長し、美しくなります。
美しくとは、ムダやムリが無く、道理にかなった行動ができているということです。
ですから、洗浄として起こるその事柄に先ず感謝です。
人からいやなことをされた場合も、自分がそれまでに、人に迷惑をかけた分の
見返りとして戻ってきていると捉えましょう。
「お互いさま」なのですから。
ここで相手に報復してしまうと、自己洗浄にはならず、さらにネガティヴな原因を
作ってしまいます。
問題への対処の仕方の誤りを、再び繰り返すことになるのです。(反復強迫)
「類は友を呼ぶ」で、心に描くものがその状態を引き寄せる「引き寄せの法則」
よりも厳格なものは、「ブーメランの法則」で因果応報。
感謝を忘れ、毒親に報復を繰り返してしまえば、必ず自分の人生を持ち崩す
という結果が返ってくるのです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月 6日 05:09
アダルトチルドレンからのQ&A~身に起こる出来事に対して
あなたが今まさに誤って行為してしまおうとしているのと同じ過ちを、
一度目の人生において行ったかのように生きよ』(実存心理学)
これは、過去に行った行為(一度目の人生)の結果として現状が生じている
と自覚すること。
現状困難な状態があれば、それは過去の誤った判断、行為によってのもの
であり、それと同じことを繰り返してしまわないように自戒して行動していく
必要があります。
また、親と同じ過ちを繰り返していませんか?
世代間連鎖をくい止めることも、あなたの世代で行うべき課題です。
今の行動のありかたは、将来に何かを用意してしまいます。
現状の過ごし方が、将来の準備になっていることを自覚して過ごすことが
大切です。
今という時間、機会は、二度とこないのですから。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年5月13日 06:55
アダルトチルドレンからのQ&A~すべてに敬意をもつ
「敬意をもつ」とは、慎みをもって、その対象を“大事”にしていくことです。
丁寧に関わり大切にしましょう。
こちらが大切にすれば、相手もこちらを大切にしてくれます。
物を大切に取り扱えば、長く働いて(役立って)くれることでこちらを大切にして
くれるわけですし、出来事に敬意をもつというのは、丁寧に向き合い、目をそら
さず、受容するということです。
すると多くの学びの機会を提供してくれて成長させてくれるという形で、自分を
大切にしてくれます。
縁を大切にすれば、人間関係がより良くなります。
時間を大切にすると、タイミングが良くなって、チャンス(好機)が増えてきます。
ツキを呼び込むために大切なことは、笑顔と朗らかさです。
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