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アダルトチルドレンからの回復
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命の意味
ドラマ「アイシテル」が昨日最終回でした。
ご覧になっていた方も多かったのではないでしょうか。
そして、加害者の少年、また、被害者の姉の心情に共感を得た方もおられたのではないでし
ょうか。
私がこのドラマを毎週観るようになった訳は、子どもたちの言葉が、かねて支援活動をしてい
る中で青少年たちから聞かされる声と同じものだったからです(犯罪とは関係ありません)。
最終回では、親元へ戻ってきた加害者の少年が、自分のために家族に取り返しのつかない
迷惑をかけたことを悔やみ、「生まれてこなければよかったんだ」という言葉に対して、母親
が「生まれてきてはいけない命なんてない!」と頬を叩くシーンがありました。
人間は、自分の存在そのものの意味を見失ったとき、絶望します。
行為・行動をたしなめられたり否定された時は、残念なことではありますが、やり直せばいい
だけのことで、しかし、ここに居る、ここに在ること自体を何者かに否定された場合、身の置き
所が無くなってしまいます。
家庭の中において、わが子の存在そのものを否定してしまう結果になる場面には、下記のよ
うなものがあります。
自分が何に興味をもっているのか、学校でどんなことがあっているのかに関心をもってもらえ
ない。
女(男)の子で生まれてきたことを残念がられた。
兄弟との比較で、優劣をつけられた。
一緒に遊んだり、行動を共にすることをうとまれた。
いつも親の都合を優先させられた。
ほめてくれない。
感謝されない。
親に落ち度があっても謝ってもらえない。
寄り添ってくれない(理解してくれない)。
これらのことは、ドラマの中でも表現されていたようですが、どこの家庭でも起こり得ることば
かりです。
親は気がつかない間に、わが子の存在を否定してしまうのです。
加害者の少年は、新しく生まれた弟の小さな手で、自分の指を強く握られた時、自身が犯し
た過ちの大きさを感じ、被害者の子の名前を呼び「ごめんなさい」と涙していました。
この子の過ちは、行動です。
しかし、その行動は、他の存在、命を消滅させてしまうものでした。
それはやり直しがききません。
失われた命は、戻ってはきません。
だからこそ、それだけの大きな過ちを犯した自分に対して「生まれてこなければよかったん
だ」と否定せずにはいられなかったのでしょう。
そんなわが子に対して母親の「生まれてきてはいけない命なんてない!」という言葉は、精
一杯の言葉だったと思いますし、少年にとっては、ギリギリの所での生きていくためのいちる
の望みとなったことでしょう。
ドラマではありますが、この少年のこれからは大変な一生となるでしょう。
世間の目との戦いもありましょうが、それよりも、自分を否定しながら生きていく意味を見いだ
していく困難さ、苦悩ははかり知れないものと思います。
あなたがもし今、何らかの生き辛さを感じているとするならば、自分自身の存在の実感を揺
るがしてしまうような否定感がないかどうか振り返ってみてください。
あなたにとっての成育環境は安全でしたか?
信頼できるものでしたか?
あなたは受け入れられ、関心を寄せられましたか?
ありのままを愛してもらえましたか?
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2009年6月18日 20:35
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アダルトチルドレンからのQ&A~二つのゆるし ②
「子どもの自己」に許可をすることです。
「子どもの自己」は、幼いがゆえに、自分の親が弱さや限界を持っているのを
理解することができなかったのです。
親の未熟な人間性を許すのです。
親がなした行為をたしなめ、存在は許すのです。
親への赦しとは、彼らのしたことを無罪放免にすることではなく、その影響から
自分を自由にするためのものです。
相手のしたことは忘れないけれども手放すということです。
傷に対する執着から自由になることであり、犠牲者の自分でなくすることです。
恨みや憎しみ、自己憐憫から解放されることです。
過去の痛みに今を支配された状態を超え、過去のものにするという意味です。
過去は自分のすべてではなく、一部となるのです。
「ゆるす」とは、主体的に緩め、ほどき、放すこと。解き放ちです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月25日 08:18
アダルトチルドレンからのQ&A~二つのゆるし ①
そのことに感謝し、自身が行った誤りは誤りとして詫び、その上で、自分を
赦します。
「赦し」は、責任回避のために自己正当化するのではなく、未熟だったことを
認め、情状酌量とすることです。
そして、自己と和解します。
自分を責め、敵にまわしていた自分と和解し、自己信頼を取り戻していきます。
自分を赦せれば、人を赦せます。(清濁併せ呑む)
前回述べた自己洗浄は、自己研磨です。磨かれ成長していきます。(事上磨錬)
感謝し、向上心をもって人に役立つ行為を積極的に行い、感謝されることで
「赦せない心」を減らすことができます。
感謝が少ない人ほど、不平・不満が多いものです。
「難有り、有り難し」で、難事を成長、進歩、発展、向上の好機にしましょう。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月25日 07:54
アダルトチルドレンからのQ&A~ブーメランの法則
してみましょう。
洗浄の後は、成長し、美しくなります。
美しくとは、ムダやムリが無く、道理にかなった行動ができているということです。
ですから、洗浄として起こるその事柄に先ず感謝です。
人からいやなことをされた場合も、自分がそれまでに、人に迷惑をかけた分の
見返りとして戻ってきていると捉えましょう。
「お互いさま」なのですから。
ここで相手に報復してしまうと、自己洗浄にはならず、さらにネガティヴな原因を
作ってしまいます。
問題への対処の仕方の誤りを、再び繰り返すことになるのです。(反復強迫)
「類は友を呼ぶ」で、心に描くものがその状態を引き寄せる「引き寄せの法則」
よりも厳格なものは、「ブーメランの法則」で因果応報。
感謝を忘れ、毒親に報復を繰り返してしまえば、必ず自分の人生を持ち崩す
という結果が返ってくるのです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月 6日 05:09
アダルトチルドレンからのQ&A~身に起こる出来事に対して
あなたが今まさに誤って行為してしまおうとしているのと同じ過ちを、
一度目の人生において行ったかのように生きよ』(実存心理学)
これは、過去に行った行為(一度目の人生)の結果として現状が生じている
と自覚すること。
現状困難な状態があれば、それは過去の誤った判断、行為によってのもの
であり、それと同じことを繰り返してしまわないように自戒して行動していく
必要があります。
また、親と同じ過ちを繰り返していませんか?
世代間連鎖をくい止めることも、あなたの世代で行うべき課題です。
今の行動のありかたは、将来に何かを用意してしまいます。
現状の過ごし方が、将来の準備になっていることを自覚して過ごすことが
大切です。
今という時間、機会は、二度とこないのですから。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年5月13日 06:55
アダルトチルドレンからのQ&A~すべてに敬意をもつ
「敬意をもつ」とは、慎みをもって、その対象を“大事”にしていくことです。
丁寧に関わり大切にしましょう。
こちらが大切にすれば、相手もこちらを大切にしてくれます。
物を大切に取り扱えば、長く働いて(役立って)くれることでこちらを大切にして
くれるわけですし、出来事に敬意をもつというのは、丁寧に向き合い、目をそら
さず、受容するということです。
すると多くの学びの機会を提供してくれて成長させてくれるという形で、自分を
大切にしてくれます。
縁を大切にすれば、人間関係がより良くなります。
時間を大切にすると、タイミングが良くなって、チャンス(好機)が増えてきます。
ツキを呼び込むために大切なことは、笑顔と朗らかさです。
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