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アダルトチルドレンからの回復
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完璧主義の功罪
人の行動にはすべて本人なりの意味があります。
完璧主義を標榜する青年たちも少なくありません。
では、その意味は何でしょうか?
完璧でなければならない理由を考えてみましょう。
完璧であれば、予想されるのが周囲からの高い評価、賞賛です。
“完璧”ということは、この評価を過度に求めているということです。
高い評価を得なければならない訳がその本人の中にあるということです。
つまり裏返しとして、評価を得られなかったことの傷つきを体験しているのです。
恐らく存在を脅かされるほどのものだったのでしょう。
漢字の練習帳のマスから少しでも字がはみ出したら、何度も書き直していたと
いう青年もいました。
周囲からの評価が、愛されているか否かというものだったらどうでしょう。
愛されずにいて平気な人間はいません。
愛されないでいる現実から逃れるためには、アラを見せられず、失敗も許されま
せん。
しかし、それが無理だということをいつの日か感じだすのです。
そして、今度は低い評価に耐えられる(馴染む?)自分をつくりあげようとします。
それは、自分に期待しないということです。
期待できないように自分をおとしめていきます。
そのためにまた、完璧主義を強め、レベルを引き上げ、相対的に自分をより引き
落としていきます。
自己評価が低ければ、周囲からの低評価に対してもダメージが小さくて済むから
です。
「そもそもダメ人間だから」と自分を納得させるのです。
それは痛々しいほどです。
対外的には理想主義者的に完璧主義を装い、内的には完璧との差を広げ自分を
おとしめていく。
いずれも傷つかないための自己防衛策です。
失敗への過度な恐れも完璧主義のもう一つの顔です。
愛されなければならない人間にとって、失敗は孤立を意味します。
そのため、失敗を避けるために何事にも取り組まず、評価の目にさらされない
ために他者と関わらず、結果望んでいないはずの孤立を招いてしまうといった
矛盾を抱えます。
完璧主義から脱却するためには、求められる、愛されることへの過剰さがどこから
来たかを知ること。
人から愛されるためには、完全や完璧は必要ではないことを知ること。
かえって何かが足りない、苦手なことがある方が、人間味となります。
ユーモアも大切です。
相手の立場に立ってものごとを考えることが出来て、周囲や社会、自然のために
役立っていれば、愛されます。
一番には、自分を大切にして輝いていれば、必ず愛されます。
そして、完璧主義は、目の前の小さなこと(どうでもいい事)の完全さに拘っている
間に、人生を不完全燃焼、充実できないものにしてしまっているということを知る
こと。
これらのことで完璧主義から脱却することができます。
自然界に完璧はありません。
遊び(ゆとり)があります。
自然界は常に成長です。
足りないから成長できるのです。
完璧はそこで停滞です。
そういう意味でも、完璧主義ではなく、改善主義に切り替えましょう。
昨日よりも今日、今日よりも明日。
何かひとつでもいいから、よりよく改善していくんです。
そうすれば常に成長やまない自分になれます。
そんな自分って素敵じゃないですか?
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2009年12月16日 09:18 | コメント(1)
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同じカテゴリの記事
アダルトチルドレンからのQ&A~二つのゆるし ②
「子どもの自己」に許可をすることです。
「子どもの自己」は、幼いがゆえに、自分の親が弱さや限界を持っているのを
理解することができなかったのです。
親の未熟な人間性を許すのです。
親がなした行為をたしなめ、存在は許すのです。
親への赦しとは、彼らのしたことを無罪放免にすることではなく、その影響から
自分を自由にするためのものです。
相手のしたことは忘れないけれども手放すということです。
傷に対する執着から自由になることであり、犠牲者の自分でなくすることです。
恨みや憎しみ、自己憐憫から解放されることです。
過去の痛みに今を支配された状態を超え、過去のものにするという意味です。
過去は自分のすべてではなく、一部となるのです。
「ゆるす」とは、主体的に緩め、ほどき、放すこと。解き放ちです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月25日 08:18
アダルトチルドレンからのQ&A~二つのゆるし ①
そのことに感謝し、自身が行った誤りは誤りとして詫び、その上で、自分を
赦します。
「赦し」は、責任回避のために自己正当化するのではなく、未熟だったことを
認め、情状酌量とすることです。
そして、自己と和解します。
自分を責め、敵にまわしていた自分と和解し、自己信頼を取り戻していきます。
自分を赦せれば、人を赦せます。(清濁併せ呑む)
前回述べた自己洗浄は、自己研磨です。磨かれ成長していきます。(事上磨錬)
感謝し、向上心をもって人に役立つ行為を積極的に行い、感謝されることで
「赦せない心」を減らすことができます。
感謝が少ない人ほど、不平・不満が多いものです。
「難有り、有り難し」で、難事を成長、進歩、発展、向上の好機にしましょう。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月25日 07:54
アダルトチルドレンからのQ&A~ブーメランの法則
してみましょう。
洗浄の後は、成長し、美しくなります。
美しくとは、ムダやムリが無く、道理にかなった行動ができているということです。
ですから、洗浄として起こるその事柄に先ず感謝です。
人からいやなことをされた場合も、自分がそれまでに、人に迷惑をかけた分の
見返りとして戻ってきていると捉えましょう。
「お互いさま」なのですから。
ここで相手に報復してしまうと、自己洗浄にはならず、さらにネガティヴな原因を
作ってしまいます。
問題への対処の仕方の誤りを、再び繰り返すことになるのです。(反復強迫)
「類は友を呼ぶ」で、心に描くものがその状態を引き寄せる「引き寄せの法則」
よりも厳格なものは、「ブーメランの法則」で因果応報。
感謝を忘れ、毒親に報復を繰り返してしまえば、必ず自分の人生を持ち崩す
という結果が返ってくるのです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月 6日 05:09
アダルトチルドレンからのQ&A~身に起こる出来事に対して
あなたが今まさに誤って行為してしまおうとしているのと同じ過ちを、
一度目の人生において行ったかのように生きよ』(実存心理学)
これは、過去に行った行為(一度目の人生)の結果として現状が生じている
と自覚すること。
現状困難な状態があれば、それは過去の誤った判断、行為によってのもの
であり、それと同じことを繰り返してしまわないように自戒して行動していく
必要があります。
また、親と同じ過ちを繰り返していませんか?
世代間連鎖をくい止めることも、あなたの世代で行うべき課題です。
今の行動のありかたは、将来に何かを用意してしまいます。
現状の過ごし方が、将来の準備になっていることを自覚して過ごすことが
大切です。
今という時間、機会は、二度とこないのですから。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年5月13日 06:55
アダルトチルドレンからのQ&A~すべてに敬意をもつ
「敬意をもつ」とは、慎みをもって、その対象を“大事”にしていくことです。
丁寧に関わり大切にしましょう。
こちらが大切にすれば、相手もこちらを大切にしてくれます。
物を大切に取り扱えば、長く働いて(役立って)くれることでこちらを大切にして
くれるわけですし、出来事に敬意をもつというのは、丁寧に向き合い、目をそら
さず、受容するということです。
すると多くの学びの機会を提供してくれて成長させてくれるという形で、自分を
大切にしてくれます。
縁を大切にすれば、人間関係がより良くなります。
時間を大切にすると、タイミングが良くなって、チャンス(好機)が増えてきます。
ツキを呼び込むために大切なことは、笑顔と朗らかさです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年4月20日 00:09
コメント(1)
かなぎ (2009年12月17日 01:36)
私の場合、自分に期待しない事で自分を納得させてましたね。
それ故に過度に自己評価が低くなって、本来評価していい事が見えなくなっていました。
さらに過去に遡ると、自分の得意な分野でしっかり親に評価されなかったという意識が、完璧主義に奔る一因になったと思えます。
得意な分野で親に認めてもらう為、95点のテストを100点にする為に拘るといった具合に…