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アダルトチルドレンへの処方箋~過去への囚われ②
過去に囚われ、繰り返し消せない過去への嘆きを訴えていませんか?
「いつまでもそんなことを言っているから、何も変わらないのよ!」
と周囲から言われたことが幾度もあるかと思います。
「もっと違う関わり方をされていたら・・・」
あなたはきっと、過去を嘆きながら「今とは違う自分でいられたはず」といった思い
があるのだと思います。
それはもう叶わないのでしょうか?
本当に無理なのでしょうか?
実現させるための行動が取れていますか?
「それが出来ないから嘆いているんだ!」と、返ってきそうですが、「できない」と
すれば嘆きしかありません。
「やっていない」と、とってみてください。
やっていないのは、自分の意志ですから、「やろう」と決意して、やり始めたら
いいんです。
実際、私たちが普段「やれない」と言っていることの大半が、「やれない」のでは
なく、やらないでいるのです。
新たなことに取り組むことに思い切りができないので、その口実に変わらぬ過去
の出来事をもってきます。
過去に囚われるのは、それが必要だからです。
必要だからこそ、そこに拘るのです。
いや、拘らなければならない。その理由がちゃんとある。
新たなことへの挑戦をとどまらせるために、過去への嘆きはうってつけなのです。
「やらないのではなく、やれないんだ」と、自分の中でも納得させやすい(納まりが
つく)のです。
では、なぜやらない自分がいるのか?
挑戦には、必ず失敗が伴います。
その失敗がいやなのです。
失敗することで、傷つくことを避けたいのです。
二度と傷つきたくない。
そのために、過去に囚われる必要があるのです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2012年10月12日 10:01 | コメント(4)
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同じカテゴリの記事
アダルトチルドレンからのQ&A~二つのゆるし ②
「子どもの自己」に許可をすることです。
「子どもの自己」は、幼いがゆえに、自分の親が弱さや限界を持っているのを
理解することができなかったのです。
親の未熟な人間性を許すのです。
親がなした行為をたしなめ、存在は許すのです。
親への赦しとは、彼らのしたことを無罪放免にすることではなく、その影響から
自分を自由にするためのものです。
相手のしたことは忘れないけれども手放すということです。
傷に対する執着から自由になることであり、犠牲者の自分でなくすることです。
恨みや憎しみ、自己憐憫から解放されることです。
過去の痛みに今を支配された状態を超え、過去のものにするという意味です。
過去は自分のすべてではなく、一部となるのです。
「ゆるす」とは、主体的に緩め、ほどき、放すこと。解き放ちです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月25日 08:18
アダルトチルドレンからのQ&A~二つのゆるし ①
そのことに感謝し、自身が行った誤りは誤りとして詫び、その上で、自分を
赦します。
「赦し」は、責任回避のために自己正当化するのではなく、未熟だったことを
認め、情状酌量とすることです。
そして、自己と和解します。
自分を責め、敵にまわしていた自分と和解し、自己信頼を取り戻していきます。
自分を赦せれば、人を赦せます。(清濁併せ呑む)
前回述べた自己洗浄は、自己研磨です。磨かれ成長していきます。(事上磨錬)
感謝し、向上心をもって人に役立つ行為を積極的に行い、感謝されることで
「赦せない心」を減らすことができます。
感謝が少ない人ほど、不平・不満が多いものです。
「難有り、有り難し」で、難事を成長、進歩、発展、向上の好機にしましょう。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月25日 07:54
アダルトチルドレンからのQ&A~ブーメランの法則
してみましょう。
洗浄の後は、成長し、美しくなります。
美しくとは、ムダやムリが無く、道理にかなった行動ができているということです。
ですから、洗浄として起こるその事柄に先ず感謝です。
人からいやなことをされた場合も、自分がそれまでに、人に迷惑をかけた分の
見返りとして戻ってきていると捉えましょう。
「お互いさま」なのですから。
ここで相手に報復してしまうと、自己洗浄にはならず、さらにネガティヴな原因を
作ってしまいます。
問題への対処の仕方の誤りを、再び繰り返すことになるのです。(反復強迫)
「類は友を呼ぶ」で、心に描くものがその状態を引き寄せる「引き寄せの法則」
よりも厳格なものは、「ブーメランの法則」で因果応報。
感謝を忘れ、毒親に報復を繰り返してしまえば、必ず自分の人生を持ち崩す
という結果が返ってくるのです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年6月 6日 05:09
アダルトチルドレンからのQ&A~身に起こる出来事に対して
あなたが今まさに誤って行為してしまおうとしているのと同じ過ちを、
一度目の人生において行ったかのように生きよ』(実存心理学)
これは、過去に行った行為(一度目の人生)の結果として現状が生じている
と自覚すること。
現状困難な状態があれば、それは過去の誤った判断、行為によってのもの
であり、それと同じことを繰り返してしまわないように自戒して行動していく
必要があります。
また、親と同じ過ちを繰り返していませんか?
世代間連鎖をくい止めることも、あなたの世代で行うべき課題です。
今の行動のありかたは、将来に何かを用意してしまいます。
現状の過ごし方が、将来の準備になっていることを自覚して過ごすことが
大切です。
今という時間、機会は、二度とこないのですから。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年5月13日 06:55
アダルトチルドレンからのQ&A~すべてに敬意をもつ
「敬意をもつ」とは、慎みをもって、その対象を“大事”にしていくことです。
丁寧に関わり大切にしましょう。
こちらが大切にすれば、相手もこちらを大切にしてくれます。
物を大切に取り扱えば、長く働いて(役立って)くれることでこちらを大切にして
くれるわけですし、出来事に敬意をもつというのは、丁寧に向き合い、目をそら
さず、受容するということです。
すると多くの学びの機会を提供してくれて成長させてくれるという形で、自分を
大切にしてくれます。
縁を大切にすれば、人間関係がより良くなります。
時間を大切にすると、タイミングが良くなって、チャンス(好機)が増えてきます。
ツキを呼び込むために大切なことは、笑顔と朗らかさです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年4月20日 00:09
コメント(4)
らむね66 (2012年10月12日 12:06)
確かにそうだと思います。
私は「家を出て一人で暮らしたい」と母に話したあと、母が激怒して本当に死ぬかと思うくらい怖い思いをしました。
だから今、クリニックの先生が「勇気を出して、家から出たほうがいい」と言われても、また同じ目に合うのではないかと考え、
あと一歩踏み込めないでいます。それはやっぱり「できない」のではなく、過去にとらわれ怯え「やらない」のかもしれません。
中光雅紀 (2012年10月13日 07:19)
コメントありがとうございます。
恐怖心をうわまわるほど、家を出ることの必要性を感じられるように自分に問いかけてみてください。親の人生に取り込まれたままで、親の何を充たせるのか。それは親のエゴを充たすだけです。親から自立して自身の人生を生ききることこそが親孝行です。単に悲しませないことではありません。
綿密な戦略を立て、自分を解放してあげてください。
どもこ (2012年10月18日 02:10)
はじめまして。
最近自分がACだと自覚しました。
何とか回復したくて試行錯誤しているうちにこちらに辿り着きました。
書かれている文章の一つ一つが胸に染みました。
またちょくちょく覗きにきます!
中光雅紀 (2012年10月18日 22:52)
ご投稿ありがとうございました。
ACを自覚できたことは、とてもラッキーです。なぜなら、回復のスタートラインに立てたからです。
多くのACは、自覚ないまま、一生その影響を受け続け、生き辛さを感じながら生きていきます。
少しでもお役に立てて頂ければ幸いです。