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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > 教育 > 2ページ目

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
教育 2ページ目

自己信頼感を得るためには?

信頼感を得るためには毎日の積み重ねです。
どういった人を自分なら信頼できるかを考えてみたらいいです。

 


誠実であることが必要ですね。
であれば「正直さ
出来ないこと、知らないことをしっかり認め、自分を偽らない。
自分の本音に耳を傾け、ごまかさない。

 


そして「素直さ
周囲の声にも耳を傾け、独りよがりにならない。
素直さは、どんなことにもありがたみを感じることのできる能力
とも言えます。
これは、自分の人生をすべて肯定的に受けとめられる、人生の
醍醐味を味わえる姿勢
をつくります。

 


約束を守ることは、誠実さの最もたるものでしょう。
人との約束はもちろんですが、意外に自分との約束を平気で
守らない人が少なくないようです。

 


自分との約束とは、自分で「こうしよう」と決めたことを実行することです。
決心が弱ければ弱いほど、それが自分との約束という認識がはなから
ありません。
ですから、破ったという認識もないのです。

 


こういったことが増えてくると、自分でも自分にあきれてきます。
自分への信用を失うということです。

 


約束は、責任感につながります。
自分の言動、行動、意思決定に責任をもつことは大切なことです。
責任感のない人間は信用されません。
自己弁護、自己正当化、責任転嫁をしない。

 


それから自分との信頼関係を築くためには、自分への思いやり
必要です。
一日の頑張りに対して「お疲れさま」と労う
失敗があっても「次は大丈夫!」と励まし慰める。 
成したことに対しては「よくやった!」と認め、褒める
心に栄養をしっかりあげることも忘れてはいけません

 


自信はあっても驕らず、謙遜しても自己卑下しない。
自分の人生に起こる問題には敬意をもってそれを受け入れ、その
問題を乗り越えていくことで、克己心自制心が養われ、実力
(出来ないことの克服) が備わっていきます。

 


あたりまえのことも与えられた恵みと感謝して、常に成長・上達
を心がけて、すべてを“活かす” という心がまえでいれば、周囲
の評価に依存し、惑わされることも少なくなり、自分への信頼度
が日に日に増してきます。


 

 

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アダルトチルドレンへの処方箋~自己宣誓ブログ④

三つ目の項目は、〈注意する行動〉です。
二つ目の〈挑戦する内容〉に取り組む際に気をつけたいことを一つ書きます。



挑戦するときのそのシーンを想像して頭に浮かんでくる注意点を書きます。
これまでの自分自身の行動様式から、「きっと、こういうことでやめてしまうの
では」と心配になることを前もって推測し、注意喚起しておくのです。



また、続けられそうなことにしておかなければ、注意すること自体が続けられ
そうになければ、挑戦はおぼつかないでしょう。
ここは挑戦する際の取り組む姿勢です。
現実直視しっかり観る!



そして最後四つ目の項目は、〈明日の行動予定〉です。
ここに書く内容は、最初の〈未来の自分像〉に直接関わる内容でなくてもかま
いません。
実際に明日やる予定でいることを一つ書きます。
ポイントは、具体的で身近なことで、無理なことは書きません。
『午前中に図書館へ行って本を借りてくる』といったことでいいのです。



要は、計画的な毎日の過ごし方を習慣づけるということです。
一日の始まりをその日の朝ではなく、前日の就寝前とすればいいのです
つまり、前日に翌日のスケジュール(段取り)をおよそ決めてから眠りにつくように
していくのです。
そうすれば、朝目覚めた直後から、その日一日を計画的に過ごすことができます。
朝目を覚ましてから「今日は、何をしようかなぁ~」では、充実した一日を過ごせ
ません。



〈未来の自分像 〉の達成のための必要十分条件でなくても、きっかけとなることで
よいのです。
もちろん、なんでも毎日の積み重ねが成果につながりますので、 〈未来の自分像 
につながるためのメニューを毎日の予定に必ず加えておいた方が、よりいいのは
言うまでもありません。
この自己宣誓ブログで、是非過去の自分と決別し、新たな理想的な自分をクリエイト
していってください。





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アダルトチルドレンへの処方箋~人生への無力感

前回「人生の自覚」ということで述べてみましたが、「自覚がなかった」という声が
多く聞かれました。


なぜ自覚がもてずにいたかにも理由があります。
それは、前回最後に述べたように、主体性が欠如していると、何ものかに依存し、
被害者意識が強くなっていることが関係します。


常に自分は犠牲者であり、「誰が悪い」「環境が悪い」「条件が悪い」と不満をもらし、
「どうせ」といったような人生に対しての無力さを感じているのです。


人生というものが、自身が主体的にはたらきかけていくことで創造できるものだと
いう実感がなく、人生へのあきらめ感までもが慢性化し、いつしか自分の人生と
いったものを意識することもなくなってくるわけです。


背景には、過度な干渉や支配、コントロール、また、関心をはらわれてこなかった
ことで自分(の人生)を大切にしていく意識が育たなかったことなどがあります。
親からの乱用によって意思を放棄してきたことに気づき、人生の取り戻しのために
自らの判断、選択が人生を創りあげることを体に浸透させ、意志にまで高めていか
なければなりません。




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アダルトチルドレンへの処方箋~尊厳性の放棄

人間の尊厳性とはなんでしょうか?

様々なことが考えられるでしょうが、ひとつには「主体性」ではないでしようか。




私たちは、自由意志というものをもっています。

あらゆる事象、環境、条件を自身にとってどのように受けとめるかがまったく

自由
だということです。

この自由意志に基づき、常に自ら環境にはたらきかけ、自分が動き、周囲を

望む方向へ創り変えていく


これが「主体性」です。




動物たちは、本能的な行動のみをとりますので、個体の行動の違いがあまり

見受けれません。

同じ状況下において、ほぼ等しく反応的な行動をとり、個体間に差がほとんど

ありません。




ところが私たち人は、失恋、ペットの死、受験不合格、思わぬハプニング等に

みまわれた時に、皆、それぞれ特有の反応を示します。

これは、それぞれの個体差によって、「対応」をしているからです。

反応」は、条件反射的でパターン化していますが、「対応それぞれの意志

により対処している
ので、違いが出てくるわけです。




ですから、人を人あらしめているものが、この主体性です

であれば、この主体性を放棄することはあってはならないですね。

がしかし、無意識のうちにこの主体性を放棄してしまっていることが少なくない

ようです。




主体性を放棄してしまっている状態とはどういう状態かと申しますと、

①自己反省がなく、責任転嫁ばかりしている。
②他者や環境に依存することが多い。人頼り。人まかせ。
③後ろ向きの不平不満ばかりが多く、グチ、ぼやきに終始し、自分から改善して
 いく姿勢がない。
④現状への不足ばかりに意識が向き、すぐ逃げようとする。
⑤常に被害者意識が強く、やらされている感がぬぐえず、自己正当化ばかりを
 考えている。





どうですか?

心当たりありませんか?

この主体性(人の尊厳性)を放棄した生き方が、何を招いてしまうかを次回から

述べてみましょう。






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アダルトチルドレンへの処方箋~自分を欺く生き方

やりたいことが見つからない

自分にむいていることがよく分からない
といったことはよく聞かれます。



これはひとつには、自身の感情を抑圧する癖がついてしまい、欲求が見えなく
なってしまっている
ということと、自分が何者かといった、自分そのものが見えて
いないといったところからきていることがあります。



感情の表出が自分にとって危険なことであるという環境で育つと抑圧してしまい
ますし、独自性を尊重されずに育ちますと、自分らしさの自覚が得られないまま
となります。



いずれの問題も、そのままの自分でいることを許されなかったことで発生したもの
です。
親の要求(都合)で動かされたという意識が強い子ほど、それへの反発心から親の
言う通りには絶対動かず、わざと反対をしてしまいがちです。



ACのひきこもりの場合でも、「親が働くことを望んでいるから働かない」と。
これは、本人は「親の言いなりにはならぬ」と思ってやっていますが、「右向け」
と言えば左。「上向け」と言えば下。と、ただ親の意志に反射的に動いているだけです
から、結局は、親に支配されているようなものです
自身の意図(目的、意志)は無いのですから



親の喜ぶことはしたくない」と積極的な社会参加を拒む青年もいます。
この場合も同じで、親が望むことは一切しないことだけに生きています。
その間に自身の人生がどうなってしまうかまで考えが及んでいません。
これでは一蓮托生、共倒れになるでしょう。



親を困らせたくとも、自分の人生を持ち崩すことになぜ甘んじてしまって
いるか
を振り返る必要があります。
親への反発心を、現状打開のための取り組みへの恐怖心を誤魔化すための
もっともらしい口実に使っていないでしょうか?いことが見つからない」

「自分にむいていることがよく分からない」といったことはよく聞かれます。
これはひとつには、自身の感情を抑圧する癖がついてしまい、欲求が見えなくなってしまっているということと、自分が何者かといった、自分そのものが見えていないといったところからきていることがあります。
感情の表出が自分にとって危険なことであるという環境で育つと抑圧してしまいますし、独自性を尊重されずに育ちますと、自分らしさの自覚が得られないままとなります。
いずれの問題も、そのままの自分でいることを許されなかったことで発生したものです。
親の要求(都合)で動かされたという意識が強い子ほど、それへの反発心から親の言う通りには絶対動かず、わざと反対をしてしまいがちです。ACのひきこもりの場合でも、「親が働くことを望んでいるから働かない」と。
これは、本人は「親の言いなりにはならぬ」と思ってやっていますが、「右向け」と言えば左。上向けと言えば下。と、ただ親の意志に反射的に動いているだけですから、結局は、親に支配されているようなものです。自身の意図(目的、意志)は無いのですから。
「親の喜ぶことはしたくない」と積極的な社会参加を拒む青年もいます。
この場合も同じで、親が望むことは一切しないことだけに生きています。その間に自身の人生がどうなってしまうかまで考えが及んでいません。
これでは一蓮托生、共倒れです。
親を困らせたくとも、自分の人生を持ち崩すことになぜ甘んじてしまっているかを振り返る必要があります。
親への反発心を現状打開のための取り組みへの恐怖心を誤魔化すためのもっともらしい口実に使っていないでしょうか? 欲




欲求や適性が分からないのも、親への強い責任転嫁も、いずれも自分の本心を
騙し、欺いているためです。
自分の本心からの声に耳を傾けてこそ、自分が真に取るべき行動が見えてきます。





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アダルトチルドレンへの処方箋~時の要請

実存分析のフランクル心理学は、より良く生きていくための様々な示唆を与えて
くれます。



その中で、時間に対しての次のような内容があります。
あたかも既に二度目の人生を生きているかのように、そして、あたかも、
あなたが今まさに誤って行為してしまおうとしているのと同じ過ちを、一度目
の人生において行ったかのように生きよ




これは、過去に行った行為(一度目の人生)の結果として現状が生じていると自覚
すること。
「あの時あーしておけばなぁ」といったことは少なからずあったと思いますが、現在
がまさにその「あの時」であり、今どうするかで将来の状況が左右されるのです。
今の行動のありかたは、将来に何かを用意してしまいます。
現状の過ごし方が、将来の準備になっていることを自覚して過ごすことが大切です。



また、現状困難な状態があれば、それは過去の誤った判断、行為によってのもの
であり、それと同じことを繰り返してしまわないように自戒して行動していく必要が
あります。今という時間、機会は、二度とこないのですから。



私が大ファンである井上陽水の歌に「人生が二度あれば」という歌がありますが、
「もう一度やり直せたら」という思いになることは何度もあるかと思います。だから、
この人生がその二度目だと仮定すれば、今ここの時間の過ごし方を大切にできる
のではないでしょうか。



時間の流れは、絶妙なタイミングで目の前に課題を運んでくれます。
最も好ましい時期に時の要請として意味ある機会の提供がなされるという前提に
基づけば、時間を決して粗末にできないのです。





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アダルトチルドレンへの処方箋~自分に厳しく?

他人には厳しいのに自分には甘い人は、周囲からはあまり好感をもたれない
ようですが、では逆に他人には甘く(優しく)、自分には厳しいことはより望まれる
姿勢なのでしょうか?



他人に優しいはいいとして、問題は「自分に厳しい」というところです。
「厳しい」という意味を「辛くあたる」というように取り違えてしまっている向きも
少なからず見受けられます。



特に機能不全家族で育ったACは、存在や関係を乱用されて育ってきたせいか、
自分自身を乱雑にあつかってしまう傾向があります
過度に我慢したり、周囲に助けを求めなかったり、結果問題を一人で抱え込み
自滅してしまう。
完璧主義的に成果のレベルをあえて上げ、自分を追い込んでしまう傾向もあり
ます。(結局はたどり着けないのですが)
そしてそんな自分にダメ出しし、否定する。



こういったところは、表面的にはあたかも自分に厳しいように映りますが、これは
単に自分を粗末にあつかっているだけです



そもそも厳しくというのは何のために、つまり「目的」は何でしょう?
それは、自分を「成長(成熟・発達)させる」ためでしょう。
であれば、厳しくしていくことは冷たくあたるのではなく、自分の生活態度を成長
していくように規制していくことです。
自分に誓い、約束し、セルフ・コントロールしていくことです。



目的はあくまでも自己の成長ですから、くじけそうになれば「大丈夫!必ずでき
る!」と励まし、失敗しても「心配ない。やり直せばいい」と応援し、努力を「よく
頑張ったね」と認め、実行できたことには「天晴れ!」と褒め、一日の労に対して
は、「ご苦労さまでした」とねぎらう。



成長を促していくことが第一義ですから、自分を大切にして成長を阻む悪習慣を
厳しく戒めていくことが大切です。



「他人に優しく」は、敬意をもって寛容に接し、そして自分には、「厳しく」ではなく、
優しい言葉で心にしっかり栄養を与え、信頼し、より良く成長していくように大切に
育てていきましょう。






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アダルトチルドレンへの処方箋~生き辛さの正体

生き辛さ」というものを考えてみましょう。


日々の生活の中で、私たちが生き辛さを感じる時というのは、事が思うにまかせないときではないでしょうか。
思うようにならない時でも、「しょうがない」とあきらめきれればまだいいのですが、どうしてもこだわりを外せませんと、もやもやしたものが残ります。


分かってはいてもその行動が取れなかったり、気持ちとはうらはらのことを逆にしでかしたりと、望まぬ結果を自ら招いてしまうことが「生き辛さ」であると思います。


「本音と建前」というものがありますが、本音で行動を取るタイプか建前で行動を取るタイプか。
建前でしか行動出来ず常に不満足感を抱いている人もいるでしょうし、本音で行動するがあまり、損ばかりしている人もいるでしょう。
いずれにせよ、なぜその結果を招く、他でもないその行動を取ってしまうのかを考えてみてください


そこに信念とでも言うべきある「思い込み」がありませんか?
どうせ自分はうまくいかない」とか「まともに評価してもらえるはずもないし」とか。


また、人は「好ましからざる自分」「不都合な自分」というものを必ずもっています。
たとえば、波風を立てるのがいやで、ついつい周囲にあわせてしまう自分がいたり、職場で誰かが成果を出すと、それを妬んでしまう自分がいたりであったりとか。
こういった場合、そんな自分の一面を受け入れられず、否定し抑え込んでしまうことがあります。


このように強い「思い込み」や蓋をして隠してしまっている自分がいますと、自分の気づかぬところで、足を引っ張ってしまうことになるのです。
これが「生き辛さ」の正体でもあります。


ただなんとなく」と導かれたその行動が、実は他から方向づけられた自分や自ら否定した自分によって操られていたことを知ることが、生き辛さからの回復の第一歩になります。




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アダルトチルドレンへの処方箋~自己を肯定するには

日本の子どもたちが、先進国の中でも他国と比べ自尊感情がとても低いという
ことが言われています。
これは子どもに限ったことではないと思います。



あなたはどうですか?
自分を肯定できていますか?
自分が好きですか?
「私は私が大好きです!」と言える人は少ないでしょう。



誰しもコンプレックスの一つや二つはあるものです。
このコンプレックスや短所と認識している部分が、自分を好きになれない原因に
なっているのではないでしょうか。
また、過去にとった自分の行動、しでかしてきたことを振り返ると、なかなか肯定
できないのかも知れません。



では、いかに自分を肯定し好きになっていけるかを一緒に考えてみましょう。
先ずは、過去に成したことだけを自己評価の基準にしないことです。
過去がどうあったということよりも、今がどうか、これからのために今をどう過ごし
ているか
が重要です。



あなたの人生の主役はあなた自身です。
その役柄はどんなものでしょう?
あなたならではの役割を意識していますか?
俺がやらなきゃ誰がやる?」といった使命感に基づいた取り組むべきものが
自覚できていますか?
それが自覚できていなければ、今を有意義に過ごすことが出来ていないでしょう。



自分を尽くし、人生を生ききる一生懸命さが足りないのです。
自分がどういう環境に生れ落ち、何をしてきたかは、監督から与えられた役柄
(条件)みたいなものです。
自分なりの主人公のイメージ像を膨らませ、役作りを行い、これからのシナリオを
創っていくのはあなたの仕事です



例えば、貧しい家庭に育った男の役柄を与えられた時、あなたはそのまま一生
貧しい男の物語を創りますか?
それでは何の面白みもありません。想像力がそれこそ貧困過ぎです。
成り上がっていって、大金持ちになっていくサクセスストーリーの方が楽しめます
よね。興行収益も上がるでしょう(笑)。



自分がどういう環境に生れ落ち、過去に何をしてきたかは、これからの人生を
味わい深いものにするための材料(必要条件)です。
これから創りあげる役柄の人生とかけ離れていればいるほど、面白くてワクワク
するものです。
過去がどうだったか、何を成したかではなく、これまでをどう受けとめ、今をどう
生きているかこそが、自分を肯定できる基準となるのです。





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アダルトチルドレンへの処方箋~毒親への復讐

親を困らせたい
一太刀浴びせたい
親の喜ぶようなことはしたくない
こういった言葉を聞かされることが度々ありました。



毒親へのそれぞれの思いであるわけですが、今の生き方がそのための毎日になってしまっていたとしたら・・・・



自分の受けた痛みを分からせたいという思いが強いのだと思われますが、そのために困らせることで、自分までもが困った事態にさらに(既になっているでしょうから)なってしまっては元も子もありません。



例えば、親を困らせるために成人してもなお働かず、精神的にも経済的にも疲弊させているケースがありますが、確かに親は困り果てるでしょうが、自身はどうなのでしょうか?
へたをすれば一生自力での生活ができなくなってしまいかねません。
特に経済的に自立できないでいれば、毒親(と認識している相手)に一生物乞いをして終わる人生になってしまいます
それで「困らせてやったぞ」と気持ちが晴れるのでしょうか?



また、自身が成長し、現状がより良く改善される(例えば自堕落な生活が)ことは、親の思う壺、親が喜んでしまうことだから、あえて現状を積極的に改善することをしないで親を悩ませ続けるといったケースもありますが、これもまた自己破壊的な所業です。
本当に認識しているような毒親であれば、わが子が成長することはかえって喜ばないのではと思うのだが。



親を喜ばせたくないというのなら、もし親が自分(わが子)の幸福を願っているとしたら、わざわざ不幸にでもなろうとするのだろうか?
自身が幸福を願うのであれば、毒親に自身の不幸を願ってもらわなければなりません
それこそ、わが子の不幸を願う親なんて毒親でしょう。
となれば、毒親であり続けることを自分自身が希っていることにはならないだろうか?



「親が喜ぶから自分は成長しない」と言うのであれば、成長を願っている親は毒親なんだろうか?
自分が成長してしまえば、結果親を困らせない、悩ませない子になってしまうから、それはしゃくだからということであろうが・・・・



自分が抱えた痛みを分からせたいと「目には目を」的な復讐をすれば、結局自分の身を持ち崩すことにもなりかねないので、何をしているか分かりません。
本当に毒親であれば、自分(わが子)の成功や幸福を妬むはずですから、毒親が歯ぎしりして悔しがるほど、成功し幸福になればいいんです。



毒親に毒された自分が幸福なんかなれない」と思っていますか?
だとしたら、「親を困らせたいから」とか「親を喜ばせたくないから」とかと言って、現状を改善してこなかったのは、主体性を欠いた人間逃げ口上、責任転嫁ということになります。
自分が変われるのは親次第ということであり、一生毒親に支配、束縛され、隷属し、しがみついた人生に甘んじることになります。
あなたはそれで満足ですか?



毒に侵されたのであれば、解毒(脱トラウマ)して、主体的に自分を再生(再誕)させていけばいいんです。
社会に貢献できて人から求められ愛される人間になったら、その時「人に求められる自分を生んだことだけは、あなたを認めてあげましょう」と毒親を肯定できるようになります。
自分を成長させればさせるほど、その自分を存在あらしめた親を受容、肯定できるようになるのです。




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NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
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