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アダルトチルドレンからの回復
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教育: 2012年3月
アダルトチルドレンへの処方箋~愛すること働くこと
精神分析学のフロイトは、「健康な人間にできることは、愛することと働くこと」
と喝破しました。
自分自身が今、健康な状態にあるかの目安にしてもいいかと思います。
あなたは、今どうですか?
健康ですか?
「愛すること」というのは、特定な相手に対して「好き」という恋愛感情みたいなもの
ばかりではないと思います。
自然を愛するとか、芸術を愛するとか、故郷を愛するとか。
「大切に守りたい」といった感情だと思います。
それと同じように、「働く」というのも、職業に就くという意味だけではないと思いま
す。
「役にたつ」という意味あいではないでしょうか。
実際、大切にしたいものがあれば、それを温存していくために何か役立ちたいと
思いますし、大切にしたい人がいれば、まさにその人のために役に立ちたいです
よね。
私たちが何かを行動しようとする時に、自分のためよりも誰かのためにといった
感情が、強い動機づけになることは普段ありますね。
小さいころは、お母さんやお父さんのためにと、喜ぶ顔を見たくてお手伝いをしたり
とか経験ありませんか?
何か少しでも役立てることができれば、私たちは周囲から求められます。
必要とされることは、承認欲求が充たされます。
自分自身の存在の意義を自覚することができます。
また、必要とされるということは、大切にもしてもらえます。
つまり、愛されるということですね。
愛されると嬉しいですから、感謝の気持ちも出て、さらに相手を愛せるようになり
ます。
「働く」ということも、どういう風に相手にはたらきかけ、役に立っていくか考えて
みましょう。
ある職業に就くということは、実はこの「役に立つ」ということが、容易にできる
手立てとなりえます。
職業というのは、その職種を通して必ず、何らかの社会的役割を担っています。
つまり、役に立っているのです。
商品やサービス、役務などを提供することにより役立っているからこそ、対価を
得て、存続できているのです。
ですから、自分の力で役に立つ自信がなくても、何らかの職種に携わることで、
役立つことができるのです。
企業には、事業目的や企業理念といったものがあります。
これは、いわば動機です。
何事も、事を行うときには、その動機が大切です。
動機は、意欲の継続に大きく影響します。
よく「やりたい事が分からない」という理由で、とどまっている若者たちがいますが、
自分のやりたいことが見えない間は、他人(企業)の動機に乗っかっていればいい
んです。
「これはすばらしい」と思える動機の仕事に就いて、その職種での社会貢献を
体験しながら、自分の意識を高めていくんです。
自分に正直に向き合って、自分の人生を懸命に生ききっていないから、自分の
やりたいことすら分からないでいるんです。
高い動機を「志」と言います。
高い動機は、必ず社会性を帯びています。
他人の高い動機(志)にあやかって、自分を高めていってください。
そうすれば、自分の本当にやりたいことが見えてきて、大切にしたい(愛する)
ものができて、そのことのために役立ち(働き)たいと思えてきます。
次回は、働くことがACからの回復にもいかに有効かをお話ししてみたいと思います。
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から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2012年3月 3日 09:15
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