月別 アーカイブ

  • マイベストプロ
  • イベント情報
  • トピックス

遠方からのご相談はSkype(スカイプ)でも対応可能です。お気軽にご相談ください。

Skype相談の詳細はこちら

HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > 家族問題: 2009年2月

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
家族問題: 2009年2月

子育てとインナーチャイルド

私が不登校やひきこもりの青年たちの支援活動をしているのには理由があります。

それは、学校に通えるようになってほしいとか、働けるようになってほしいということよりも、そ

の原因になったことを自分が家庭をもつまでに昇華しておいてほしいということです。

 

 

たとえ学校に戻る、働くということだけを実現できても、源泉にあるものを解決しないままだ

と、自分が家族をもった時、わが子を同じ状態にしてしまう可能性が高いのです。

 

 

次世代ACという概念がありますが、実は不登校、ひきこもりの青少年たちが次世代ACであ

ることが多いのです。つまり、その親たちがACであるということです。

 

 

夫婦は、互いが全く違う環境で生きてきて、縁があって夫婦になります。

価値観の違う男女が、それぞれの家庭で満たされなかったものを、無意識の内に互いに求

め合います

ここから、歪みが生じ、そのシワ寄せが子どもに向かってしまうのです。

 

 

子育てが始まると、その発達過程で、その時々の自身のインナーチャイルドが、顔をのぞか

せます。

例えば、5才の時の自分が満たされなかった欲求を、5才のわが子に当時の自分を重ね、そ

の欲求を充足させようとします。しかし、あくまでも目の前にいるのは、わが子であって自分で

はないのです。それに気づけず、無意識の内にわが子の心に侵入してしまうのです。

 

 

ですから、わが子にとっては、あらかた過剰なものとなってしまいやすく、その結果子どもは

窒息してしまい、自己像に歪みが生じてしまいその後の人生に暗い影を落とします。

 

 

しかし、このインナーチャイルドをはっきり自覚できていれば、子育ては自身にとってもより有

意義な機会と成りえます。

わが子の成長を支えながら、自身のインナーチャイルドも成長させていくのです。

 

 

インナーチャイルドと必ずペアにあるのがインナーペアレントです。

自身の心に居座る両親の残像です。

 

 

インナーチャイルドとの対話を通して、インナーペアレントと正面から向き合い、親になった現

在の自分が、両親との関係を読み解いていく。

そのことで、自身がACである理由が分かり、子育てをわが子と自分の成長の機会として楽し

め、わが子に健全な自己愛自尊感情を与えてあげることができ、わが子を次世代ACとし

てしまわなくてすむのです。

 

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/

 


恐ろしきかな自己認識

人間というものは本当に不可思議な生き物です。

釈迦の金言にこのようなものがあります。

 

 

ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で

話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う

 

   

私はこの「心によってつくり出される」ということを日々実感しています。

人は、自己概念自己イメージの通りにまさになっています。

自分自身が、「自分はこうあることが最も相応しい」と思っている通りの環境、状態になってい

るということです。

  

 

ひきこもりが長くなると、すっかり、「苦悩している自分が、最も自分らしい」「人や社会に怯え

ている自分が最も相応しい」と思い込んでしまっています。

だからこそ、見事にその通りに(期待通りに)なっています。

 

 

また、少しでもよい状態、状況になっていくと、「これは自分に相応しくない」とでも心の奥から

のささやきがあるのでしょうか、自ら元へ戻ってしまうことをやってしまいます。

 

 

このことは、当事者のみならず、その家族にも見受けられることなのです。わが子に変化が

起こり、状況の改善が見えてくると、前へ進むことを阻むことをやってしまうことがあります。

変化することへのためらいなのでしょう。不思議なものです。変化を願いながら、変化すること

への恐れがあるのです。

 

 

わが子がひきこもっていることが通常化(安定化)してしまうと、たとえ変化の先がより良い状

態であっても、安定を壊されることに対しての不安が起こるのです。

心配事がないと安心できない。なんとも「人間この不可解なりしもの」です

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/


1

« 家族問題: 2008年12月 | メインページ | アーカイブ | 家族問題: 2009年6月 »

このページのトップへ