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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
カウンセリング: 2010年10月

できないのではなく、やらないだけ

支援者の立場からアドバイスをしておりますと、よく聞かれるのが、

やろうと思うのだけれども、なかなかできない」という言葉です。

この場合、ほとんどが、まだ本気でやろうと考えていないのです。

 

 

何事も行動につながるためには、本気になることが必要です。

本気ということは、現状への不満に対して、いらぬ条件をつけず、改善、

解決することを心底望んでいるということです。

 

 

いらぬ条件をつけずというのは、

〇〇が変わってくれなければ・・・」とか、

〇〇が足りないから・・・」とか、

状態がきびしいから・・・」とか、

できない理由をあげて言い訳とせずにということです。

 

 

そもそも状況が、自分にとって、改善し難いことだから、不満がつのって

いるわけであって、すんなりいきにくいのは当たり前のことです

「状況がもっと良ければ変えられるのに」というのは、おかしな話です。

簡単に変えられるのであれば、はなから不満は溜まりません。

 

 

結局、不満やグチをこぼしながらも、現状に甘んじるのか、そのままには

しておけないと、積極的に自分から動いていくのか二つにひとつです。

 

 

最も多いのは、「(自分ではなく)誰かが動いてくれれば」という他人まか

せの対応です。

 

 

特に、不満を感じる現状をつくったのが、特定の誰と位置づけている場合

は、その人が変わらなければ、何も変わらない(改善しない)と思い込ん

でいます

 

 

これでは、どこにも主体性がありません。

その誰かに依存しているわけですから、その不満の矛先である人物に

結果、隷属しているのと同じです

自分が良くなるのも悪くなるのも、その人次第ということですね。

人生の主体者としての自分は、どこにあるのでしょう。

 

 

また、何が足りないとか、何が難しいからできないではなく、その足り

ない条件などを揃えていくことからが、自分が行っていくことなのです

改善、解決のために必要な条件は何で、その条件を揃えていくため

には、何からどう始めていけばよいのか。また、協力者がいる場合は、

その協力者との交渉も必要です。

 

 

結果というものは、必要な条件が整った時に現実化するものです

既に今ある条件も活かしていくという発想も必要です。

もっというと、悪い条件だと思われるものも、見方を変えて活用していく

ことも大切です。

 

 

結果を出すために必要な条件も分からぬまま、また、既にある条件を

度外視したまま、不足への不満ばかりをもらしていることが多いようです。

 

 

現状への不満があれば、先ず、本気で変えようと決心しているか、その

ために新たな事へチャレンジすることをためらっていないか、失敗する

ことを過度に恐れていないかを問いかけてみてください。

グチやボヤキは、自分や周囲のやる気をそぎます

 

 

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楽観的に生きる

ものごとを常に否定的にとらえる強迫観念に煩わされている人がいます。

もっと楽観的に生きられないものかと思いますが、当人たちは何ものかに急きたて

られるかのように、ものごとの暗部、裏、マイナス面を嗅ぎだそうとします。

 

 

その原因を過去のトラウマやコンプレックスといってしまえばそれまでですが、人間

には自由意志というものがあります。

自らの精神の自由性責任性によって、これらに抵抗できる自由ももっているの

です。

 

 

何事かに拘り、囚われていれば、その自由さを欠き、現状に停滞しいつまでも苦悩

から離れることができません。

自ら苦悩にしがみつき、手放すことができないでいるのです。

焼けた石をもったら、すぐに放り投げなければ、火傷をします。

 

 

楽観的に生きられるための私がお勧めしていることをご紹介しましょう。

トラウマやコンプレックスが刻まれている潜在意識や深層意識の浄化(癒し、修復)

に最も有益なのは感謝」です。

この感謝が、楽観的に生きるためにも必要なのです。

何事も何時でも感謝をしていくことがポイントです。

そのためには、「あたりまえのことも与えられた恵み」と感謝するんです。

 

 

病気や怪我もなく無事に終わった1日に感謝していますか?

たとえ体調不良でも、発熱などで身体が病原と闘って、治そうとしてくれています。

ありがたいことではないですか。

 

 

人の好意も、あたりまえと思っていては感謝の気持ちはおこりません。

飲食店などで、店員から受けたサービスにお礼も言わぬ横柄な客を見かけますね。

「お金を払っているんだから、あたりまえだろ」と思っているからです。

 

 

慢心は、心を濁します。

お日さまを遮る雲のようなものです。

くもった鏡は、ものごとをありのままに映し出せません

だから、勝手な思い込み(コンプレックス)を招き、誤った判断をしてしまうのです。

 

 

では、あたりまえのことも与えられた恵みと感謝できるための方法をご紹介します。

先ず、なにごとも「面白い」と感じることです。

これは、「味わってみる」といったイメージです。

 

 

例えば推理小説を読む楽しさは、犯人を探り当てることですよね。

現象をひとつひとつひも解きながら、仕組まれたものが複雑であればあるほど、

面白いですよね。

料理の醍醐味も、色んな味わいを堪能することです。

とかく、辛いことやいやなことは、避けようとしてしまいがちですが、それもまた人生

の妙味。味わってみるんです。

 

 

その出来事をどう活かせるかを考えてみましょう。

「与えられた恵み」という前提に立てば、恵みの先にあるのは豊かさです。

自分が今より豊かになるということは、成長できるということです。

ですから、成長できるためにどう活かすかを考えてみるのです。

そうして考えていくと、「楽しく」なってきます。

犯人を推理していくようにです。

 

 

こうして楽観的にものごとを受け入れられるようになっていきます。

楽しみが増せば、次第に「嬉しく」なってきます。

嬉しくなれば、笑顔や笑い声も出て、明るくなってきます。

そうして、自然と感謝できるようになります。

嬉しい時、思わず「ありがとう!」って、出ますよね。

 

 

こうやって、生きていることを面白く、楽しく、嬉しくしていくと、自然と感謝できる

ようになります

特に困難で辛いことこそ、与えられた恵みと受け止めて、楽観的に乗り越えて

いきましょう!

 

 

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