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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > カウンセリング: 2010年4月

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
カウンセリング: 2010年4月

痛みの処理

様ざまな体験を通して、人は感じながら生きています。

目にし、耳にしたことから、感動したり、笑ったり、悲しんだり、時には傷つけられる

こともあります。

感覚器官を備えている以上、それは自然なことです。



問題は、感じたものをどう処理していくかで、それが場合によっては、深い傷となり

ます。

さらには、傷の痛みにどう向き合うかによって、その後の生き方に大きく影響して

きます。



これまで(過去)の処理の仕方で、これから(将来)の可能性が変わるということ

です。ですから、この処理の仕方の工夫が必要です。



投資や経費は、収益という見返りがあるから了解できます。

挫折や喪失、疎外体験などの傷つきは、見識が深まり、人間的な幅が広がり、

度量が大きくなれば、大きな財産となります。

ですから、そうできるような工夫をしていくのです。



とかく、痛みは不快なものですから、感じること自体を抑えようとしてしまいがち

です。

また、怒りや恨みの感情は、道徳観といったことから自身の中で否定してしま

いがちです。



そういった感情の抑圧が意識下に沈殿し、衝動行為強迫行為につながります。

繰り返されるしくじりや、特定の対象(場面、行動など)への不安感、恐怖感が、

これらの感情の抑圧から起こります



感情を抑圧するのではなく、その感情をどう処理していくか。

感情は、欲求とリンクしています。



何に対して、なぜその感情が怒ったのか。

どのような欲求が刺激されたから起こったのか。

それらを読み取り、適正な対応をとっていく。



ある人物との間に怒りの感情が起こった時、その相手だからこそなのか、他の

人物でも同じなのか。

その相手から何を壊されたのか、奪われたのか。

自分が失いたくなかった、守ろうとしていたものは何だったのか。

こちらの意思を相手に伝える適正な手立ては。



これらを振り返り、さらにはなぜ自分に起こったのか。その意味を考えてみてくだ

さい。




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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/  






命とはたらき、宿命と運命

 アダルトチルドレンを考える時、親、そしてその家(系)との関わり合いが、避け

られぬ問題です。



生命は、空間に生ずるのではなく、ある家に生まれ落ちます。



人種や性別、裕福な家庭なのか貧乏な家庭なのか、何番目として生まれたのか、

どういう土地、生活環境なのか。



これらは、動かせない条件です。

これが宿命と言われるものです。

まさにそこ(〇〇家)へ宿る。



ここを嘆いても仕方のないことです。

ただし、お金持ちの家に生まれることはできなかったにしても、お金持ちになって

いくことは可能です。

これが運命です。

命を運んでいく。



アダルトチルドレンは、親から与えられた悪影響により、生き辛さを感じながら

生きています。

そのことにより、親への怒りをコントロールできずに、もがいているACの方も多い

でしょう。



こう考えてみては如何でしょうか?

親から与えられたものとして、生命があります。

この生命をどう運ぶか、働かせるかは、自分次第です。



「思うように働かせることも親の影響でできなくなっている」と返ってきそうですが、

そうでしょうか?

人生の初発の条件設定を解除し、訂正すればいいんです。



人生の初発の条件設定とは?

あなたは期待に応えられなかった子どもだから、愛されず、誰からも必要とされ

ない人間です

という前提です。



罪悪感や恥辱感を抱きながら、自分を否定して生きていくように条件づけられて

います

そして誤ったアイデンティティ(存在の意味)を信じ込まされています。

そのアイデンティティの根拠を手放せずにいます。



「失敗ばかりで、結果を出せなかった」

「期待を裏切ってばかりだった」

「心配や迷惑のかけ通しだった」

「困らせ、恥をかかせてばかり」

等など。



そもそもの条件設定、前提が誤っているばかりに、偽りのアイデンティティを信じ

込み、その根拠をかき集めていたのです。



条件設定を訂正しましょう。

私は、他でもない私ならではの価値を有している、ありのままを許された、

かけがえのない必要とされる存在だ



この前提に立って、真のアイデンティティ(存在意義)を構築していくための、命の

はたらかせ方を工夫していくことで、立命していきましょう。

生命はエネルギーです。

エネルギーをどう活かすかは、主体者である自分です。




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