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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
カウンセリング: 2009年10月

立場の理解

愚者の慈悲」という言葉があります。

これは、断るべき時に葛藤を避けようとして親切にふるまうことを言います。

 

 

意見の食い違いからの不快感を避けんがために、相手の意見に合わせてしまったり、自分

の意見をひかえてしまったりという過剰な対応をしてしまう傾向が見られることがあります。

これは、相手と違い意見を出すことで、相手からきらわれてしまうのではと心配し、表面だけ

相手に合わせておくのです。

 

 

この態度は、相手を気遣っているようですが、その実勝手な思い込みで、自分が単に傷つき

たくないためにとられている行動です。

これでは、相手にずるずると巻き込まれる結果となります。

 

 

そもそも他人と意見が違うのは当たり前のことであって、新たなものを創造したり、自分の置

かれている状況を客観視するためには、違う意見こそ必要なのです。

 

 

意見が違うのは、立場が違うからです。

立場が違えば、利害・損得、思惑が違います

ものごとを見る基準が違うのです。

 

 

相手から出された意見の真意を読み取るためには、相手の立場を理解する必要がありま

す。

どの立場から出された意見であり、その立場が目的としているものは、その立場にとって困る

ことは何かを見定めることで、自分の意見との相違の意味を理解することができます。

その上で、双方にとってのよりよい結果を導くための折り合いをつけていくのです。

 

 

立場を理解するためには、その立場に立つ。

その立場の身になって、実際の行動をとってみるのです。

その立場の目線に立ってみないと見えてきません。

 

 

親は子の立場に。

子は親の立場になって考えてみるのです。

 

 

折り合いをつけていく際には、譲れる部分譲れない部分を明確に区別していきます。

譲れない部分というものは、自分が自分でなくなってしまうといったぐらいのところに留めてお

くべきです。

これを譲ってしまったら、私が生きていく価値、意味が失われてしまうというぐらいのことです。

自己存在の根幹に関わる部分です。

それぐらいのところというのは、限られたことでそういくらもあるものではありません。

それ以外のところは、譲れる部分として、適度な幅で妥協し譲っていけばいいんです。

 

 

妥協という言葉には、マイナスのイメージがありますが、これは協調のための技術です。

どうでもいいことを頑なに譲らなければ、社会生活の中で常に衝突していなければなりませ

ん。

慎み謙虚さというものは人間関係において重要なスキルです。

とは言っても、譲れない部分を安易に譲っていれば、芯が無く、一貫性のない風見鶏のような

信頼置けぬ人物となってしまいます。

 

 

自己存在の根幹に関わるところを自覚するためにも、本来の自分と向き合うことが求められ

るのです。

 

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/


成長・上達を心がける

私たちが、自己信頼感自尊心を取り戻すためには、今の自分を変化させていく必要があり

ます。

今のままでは認めきれないのですから。

 

 

何らかのコンプレックスもあるでしょう。

ですから、昨日の自分よりも今日の自分が、今日の自分よりも明日の自分が、少しでも成長

するようにしていくことが求められます。

 

 

その中で、何か上達していけることに取り組んでいくことをお勧めします。

私は小学生のころから音楽が好きでギターを弾いていました。

楽器の練習というのは、やればやっただけ確実にうまくなっていきます。

その上達の実感は、さらなる練習の動機づけとなり、自信となってきます。

 

 

自分を成長させようとした時に起こりやすいことが、内部ブロックです。

前へ進もうとアクセルを踏んでも、同時にサイドブレーキを引いてしまっている状態です。

 

 

一番多いのが、失敗を恐れる心のブレーキです。

失敗することで、傷つくことを避けようとする。

自信を失いたくないからです。

失敗は活かせば進歩・成長につながります

 

 

その他にあげてみると、

周囲の評価が気になる心のブレーキ

自分をよく見せることに神経を使い過ぎます。

批判や恥は向上の糧と心得ましょう

 

 

プライドが強過ぎる心のブレーキ

自尊心と言うよりも、折れないための自我肥大状態です。

知ったかぶりや言い訳が多くなります。

 

 

難しいと感じる心のブレーキ

これは、客観的な事実よりも気分で難しいと感じていることが多いようです。

私たちの脳は、事実と仮想(イメージ)を区別することはできません。

感じただけでも行動は止まります。

困難なのか不可能なのかの事実を確認する姿勢を持ちましょう。

困難なものは、時間とエネルギーをかければ可能なことです。

 

 

意地をはり過ぎる心のブレーキ

自己防衛のため素直さ、謙虚さに欠け、自分の考えだけに囚われてしまいます。

これでは協力者をも遠ざけてしまいます。

 

 

成長・上達を心がけるためには、今の自分が周囲からどう思われているかに気を取られるの

ではなく、将来の自分が今よりどれだけ進歩するのかを重要視していく生きかたに変えていく

ことです。

常に将来への希望がもてるようになります。

 

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/ 


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