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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
カウンセリング: 2009年7月

性格だから変われない

自己否定の材料には、容姿や能力の他に、性格が多くあげられます。

もっと引っ込み思案でなければ・・・

人見知りしなければ・・・

物怖じしなければ・・・

等など

 

 

しかし、これらの劣等感をもっている青年たちは、性格うんぬんではなく、実はこういった性格

によって創られた自分の人生に不満を抱えているのです。

ですから、本当に希望しているのは、満足できる人生の方です。

 

 

「性格が人生を創る」と言いますが、本当にそれだけでしょうか?

つまり、性格だけが人生を創造するのでしょうか?

多くの青年たちが、性格が人生を創り、その性格は変えられないから、結局人生はもう変え

られないと思い込んでいることが少なくありません。

結論から申しますと、たとえ性格が大きく変わらないとしても、人生、生き方を変えることは、

可能なのです。

 

 

例えば、性格をパターン化して分別する血液型や星座占い、はたまた県民気質などで、「そう

そう、当たってるー」と騒いだりしていますが(笑)、似た性格パターンの人が皆、同じような人

生を歩んでいるでしょうか?

もちろん違います。

それぞれが固有の生き方をしています。

 

 

では、性格を変えられなくてもどうやって人生を変えていけはいいのでしょうか。

それは、道具技術システムを活用すればいいのです。

 

 

「仕事術」「整理術」といった「〇〇術」というものがありますが、これらはより効率的に物事を

進めていくための技術です。思考法などもそれに入ります。

思い悩んでいる時に、確認しておきたいことは、事実に基づいていることか、非合理的

理的ではないかということです。

 

 

周囲から変に思われている気がする」これは、事実ではなく、単なる憶測、思い込みで

す。

高校を中退した自分は人生の敗北者だ」これは、あきれるほど、非合理的であり、非論

理的です。

 

 

道具というのは、例えば思考法の道具にあるのは、言葉です。

私たちは何事かを考える時に必ず使用するものが、言葉、概念です。

言葉による定義づけにより、思考を整理、統合し、新たなアイデアを抽出することができま

 

 

システムというのは、仕組みです。

新たな習慣を身につけ、人生を創造するためには、意志力だけでは心もとないところがあり

ます。そこで必要になるのが仕組みです。

仕組みは、想定した結果を導くための流れです。

右へ左へ流れの方向を変えながらも、川下へ流れていく川のように、一旦システムに乗せれ

ば、必ず望む人生を創り出せるのです。

 

 

同じ思考法(術)、道具、システムを使えば、性格の違う別々の人間が、共通の所定の結果を

出せるのです。

このことが、性格が変わらなくても、人生を変える事が可能であることをありありと示してい

ます。

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/


魂の牢獄

かつて「自分は囚人です」と言った青年がいました。

この青年は10年以上にわたるひきこもりを経験した青年です。

囚われ」という字を見てみると、囲いの中に人が閉じ込められている様子を表しています。

そういった意味では、ひきこもりの状態を実はよく表しているのです。

 

 

ひきこもりは、外出するとかしないとかの問題ではなく、自身の見識や信念にのみ囚われ、周

りとの間に、周囲と自分を隔てる高くて厚い壁、塀を築いてしまい、その中に閉じこもってしま

っている状態です。

そこでは、自由気ままなようでいて、現実は決してそうではなく、むしろ過度な罪悪感恥辱

から、見えない鎖で拘束され、自由を奪われています。

 

 

先の青年も、自分が選択してきた生き方に罪悪感を感じ、罰を与えられた囚人と例えたので

した。

罪悪感や恥辱感が強まると、自分の中のもう一人の自分が、自分がひきこもりであったこと

を密告しようとします。

それが、さとられ恐怖見知られ恐怖です。

 

 

周囲に自分がひきこもっていたことが分かってしまうのではないか、自分に経験が少なく、で

きないことが多くあることを覚られてしまうのではないか、自分の心の奥を見透かされてしまう

のではないかと怯えるのです。

そしてその恐怖から逃れるために、ますます自分が創りだした牢獄の中に自分を閉じ込めよ

うとします。

 

 

そこから脱するためには、囚われ拘りを捨てることです。

それに必要なことは、気づきです。

aha experience(アハ体験)ならぬ、「あっ、そうかぁ!」という閃きです。

心の目が開かれ、新たな世界が開かれる体験です。

価値観が180度変わってしまうほどの霊的覚醒です。

霊的覚醒に関してはこちらhttps://www.interbrain.co.jp/spiritualcare/をどうぞ

 

 

閃きという字をよく見てください。

新たな門出に人が立っています。

 

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/


不安と恐怖を超えて

私たちの行動を妨げるものに、不安や恐怖といったものがあります。

これらの苦悩は、多くは痛みを伴います。

であるからこそ、その苦痛から逃れるために、私たちはあらゆる手段を使います。

 

 

現実逃避である「否認」が最も手短にとられる手段でしょう。

また、「怒り」というエネルギーに変えて、痛みを麻痺させることもします。

抑うつ的になり、あたかも仮死状態で死んだフリというのもあるでしょう。

 

 

いずれも、紛らわしであり、それで痛みが消えるわけではありません。

かえって、心の奥底に沈殿し、たまった水のように腐敗し、悪臭を放ってきます。

その悪臭は、歪んだ想念となり、心身を蝕みます。

 

 

ある時期(主に幼年期)、感情を表出することが自身に危険を及ぼす環境にあった場合、成人

してもなお、感情を押し込めることを身につけてしまっています。

涙を見せれば、「泣くなっ!

笑えば、「うるさい!

怒れば、「なんだその態度は!

というような環境の中にあっては、感情を不要なものとして切り捨ててしまうのです。

 

 

押し込められた感情のひび割れから、不安、恐怖が吹き出してきます。

不安、恐怖を緩和していくためには、その対象を知る(見る)必要があります。

その正体を暴くのです。

 

 

その対象は、自分にとって脅威と感じられるものであったのでしょう。

自分に対して絶大な威力をもって、自分の中の何ものかを奪い、破壊したのです。

この奪われ、破壊されたものが何かが重要になってきます

 

 

それををどうやったら守ることができるかを考えてみましょう。

未成熟な子ども時代には、守ることができなかったものでも、今のあなたであれば守る手立

てがきっとあるはずです。

過去に失ったものを再度手に入れる力も、今は持っているのですから。


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