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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
不登校: 2009年11月

親との対峙

両親との関わりの中で受けたダメージにより、生き辛さを感じているACの最大

の課題は、その親を許すことができるかということでしょう。



親との新たな関係を築き上げるためには、何を与えてもらえなかったのか

何をさせられたのかを振り返ることが必要です。

ただし、ここで誤ってしまいがちなことが、親への責任追及です。

ここでの目的は、断罪ではなく、あくまでも受けた影響を客観的に把握するという

ことです。



影響により、今の自分が何ができなくなってしまっているのか

何を恐れてしまうのか

何をしでかしてしまうのか

を自覚することです。



なぜなら、受けた影響を軽減していくことが目的だからです。

親の責任を追及したところで、影響が消えるわけではありません。

もちろん、親自身がその責任に対して、謝罪などの充分な償いを自ら行ってくれ

ればその意義はありますが、多くはそれを期待できません。



誰がそうした」となると、怒りや恨みの感情が自然わきおこります。

誰が」ではなく、「どういう背景(環境、条件)があって、そうなったか」と考えて

ください。



夫婦喧嘩の絶えない家庭だった。

母親を殴る父親のいる家庭だった。

何事にも干渉してくる母親のいる家庭だった。

意思表示をすることを許さない父親のいる家庭だった。

病弱な母親のいる家庭だった。

など、自分が育ってきた背景を見てみるのです。



そこから受けた影響で、過剰に安寧や周囲からの承認を求めようとするあまり、

自分を出さず、周囲におもねる生き方を選択してしまい、依存的になってしまった

など、今に与える強制力を確認するのです。

それにより、自身のとる行動の意味を知ることができ、修正、改善がはかられます



とは言っても、「それさえなければ・・・」と悔やみたくなるのが人情です。

と同時にやはり親に対しての怒りや恨みがわいてしまいがちです。



こう考えてみてください。

子ども産む喜びを得られるためには、女性として生まれる必要があります。

歌舞伎役者として幼いころから舞台をふむためには、歌舞伎役者の親をもたな

ければなりません。

親に早くに死に別れたことで、医者を志した人もいるでしょう。



自分の命の目的の中に、「何かを学ぶため」というものがあるとしたなら、

女性として生まれた。

歌舞伎役者の親をもった。

親が早くに亡くなった。

というものは、すべてそのための必要条件です。



であれば、親のありようを含めた、自身の生い立ちの背景が何を学ぶための

必要条件かと考えてみるのです

そこに必ず発見があります。

とことん考えてみてください。

そこに見いだされたものが、これからの自分の生き方に豊かさを与えてくれる

ヒントになり、新たな親との関係を構築することにもつながるのですから。




『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/


自由に生きる

今の時代は、価値観が多様化し、様ざまな選択肢の中から自分により適したものを

 

選ぶことができるようになりました。

 

しかし、その一方で、「○○の自由」といった自由主義が、横行している

 

ようです。

 

 

 

 

私はかねがねこの「自由」という言葉の意味がはき違えて使用されているような気

 

がしてなりません。

 

 

 

 

「勝手気まま」「自分の勝手」という意味で使われているようですが、

 

本来「自由」は、自らに由る」つまり、自分自身に対する揺るぎない

 

信念を拠り所として、周囲からの様々な規範や束縛から解き放たれ、

 

とらわれることなく自律的に主体的に行動するところにこそ、存在する

 

のです。

 

「独りよがり」や「気まま」では決してありません。

 

 

 

 

自己の精神の主体的立場が確立でき得ていない者は、舵の無い船のように、さまよ

 

える難破船となるでしょう。

 

 

 

 

自己や自己の可能性に向き合える「環境」を自らに用意することが大切で

 

それぞれが自分の個性に気づき、また他の個性、違いを認め合う心の広さ持ち得

 

れば、子ども、大人それぞれの世界で「いじめ」もなくるはずです。

 

 

 

 

昨今は、「人権」「人権」と声高に叫ばれ、悪しき「平等主義」が横行しています

 

が、各個人間に見られる相違は、明らかに尊重されなければなりません。

 

 

 

 

人間の価値は、それぞれの人の適性にあり、その能力を見ることであるはずです。

 

公正でありながら平衡のとれたもの「公平」の概念こそが、個性を育む価値

 

なるのです

 

 

 

 

福沢翁は、「教育の力は唯人の天賦を発達せしむるのみ」として、教育とは、

 

そのものの適性の発見、そのものの自然の能力培養であることを述べ

 

ています。

 

 

 

陽明学者の安岡正篤先生は、天賦された素質能力を「天命」といい、

 

それを知るのが「知命

 

それを発揮し、自分を尽くすのが「立命

 

と述べておられます。

 

 

 

自分自身の天命を自覚し、志を立て、自身を信頼できてこそ、自らに

 

由る自分が構築できるのです。

 

そうなってこそ、全き自由人と呼べるのでしょう。

 

 

 


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から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
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福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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