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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > 不登校: 2009年1月

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
不登校: 2009年1月

アダルトチルドレンの自覚

私の所には、不登校やひきこもり・ニート以外にも、一般の社会生活を送っている方からの相談

もあります。会社員、OL、主婦など。

これらの方たちは、自身が「AC(アダルトチルドレン)であったか」という自覚に至った人たちで

す。

 

 

アダルトチルドレン(AC)とは、斎藤学先生の著書(『アダルトチルドレンと家族』)の中で、

自らの生きにくさの理由を自分なりに理解しようと努める人がたどりつく、ひとつの自

」と説明されています。

これは、診断のための医学用語でもなければ、人を誹謗中傷するためのレッテルでもないと

そえられています。

 

 

私自身、ACとの出会いは概念からの出会いではなく、まさに当事者との出会いでした。しか

も、その当事者たちのほとんどが、自分がACであることの自覚にいたっていない人たちだっ

たのです。

 

 

関わってきたそれらの人たち全てに共通してある特徴を感じていました。

似ている」「おそろしく似ている

これが最初の感覚でした。

 

 

そこには決まって、それぞれの家族の存在があったのです。

それまでの親との関わりの中で、歪められた自己像をもっていました。

親からの置き土産によって、成人してもなお、痛みに支配される生き方を強いられていたの

です。

 

 

私は、親の状況から彼ら、彼女らの苦悩の訳が見えてきていました。

それを本人に自覚させることで、結果、家族トラウマからの回復がなったのです。

 

 

先の著書でACの概念を知り、これらの状態がまさにアダルトチルドレンであることの認識に

いたりました。

斎藤先生は、「人はこの自覚を用いて、より有効で自由な自己をつくり、その自己を保護

するのです」と述べられております。

これは、私にとってまさに実感でした。

 

 

私は以前のブログ http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2008/06/post-a460.html 

でも、ACであることの自覚は大きなメリットがあることを述べました。

不登校、ひきこもり・ニートはもとより、いじめ、非行、家庭内暴力、DV、幼児虐待など、すべ

てが、歪められた自己像からのものです。

 

 

今、何らかの生きにくさ、生き辛さを感じながら生活しているのならば、アダルトチルドレンと

いう自覚を得ることが、解放への第一歩であるでしょう。

それは真の自己への目覚めの一歩ともなるのです。

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/


自分であるための自信

前へ向かう意欲がでません

なぜだろう?

自分に自信がないからです

 

 

こういった言葉はこれまで何人から聞いたでしょうか。

自信は確かに、行動の起爆剤になります。

 

 

ではなぜ自信がもてないのか。

その理由のほとんどが、

身に備わっているものがない

持っているものがない

達成した成果がない

といったようなものです。

 

 

つまり、知識、才覚、実績などがなんにもない。

ナイナイづくしだから、見劣りして自信がもてない。

 

 

以前「信念とは?」 http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2008/06/post-1c61.html

と題して述べたこともありますが、

自信とは、これからの自分の可能性、成長を信じることです。

 

 

ですから、今ある知識、才覚、実績を基準に自信をもとうと思っても、もてるまでに時間がか

かります。

今すぐにでも自信をつけようと思ったら、先ず(目標)を明確にもつことです。

できればその志は、誰が聞いても「それは素晴らしい!」と思えるような内容がいいですね。

 

 

平和や豊かさ、環境改善など、個人的な満足ではなく、社会の満足に寄与できるような目標

がいいでしょう。

その方が、高い志をもっている自分というものを肯定できるようになります

志に自分を引っ張りあげてもらうんです。

もちろん、自分が興味のある、楽しめるもの。生きがいにできるようなものです。

世間の目を気にしたカッコつけの目標ではダメです。

さらに、その志に向かって、達成するために日々邁進していくのです。

 

 

そうすれば、そんな自分に自信をもつことができます。

なぜなら、将来大きく成長できる可能性があるからです。

これからの自分に自信をもつことができるようになります。

 

 

もちろん、そこまでの間、日々邁進していくというのは、小さなハードルの低い目標を数多く立

て、それを一つ一つクリアしていくことです。

それが確証のない未来を信じる根拠となり、信念にまで発展します。

 

 

過去の結果をどういう態度で受け止め、未来に向けてどういう姿勢で望むかに自己存

在の真価が問われます

これからの成長を基準にすることで、今すぐにでも自信をもつことが出来るのです。

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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セルフイメージの初発

トラウマは解消したいが、そのための改善行動ができないということをよく聞きます。

また、不安がったり、怒りを何かに向けることには一所懸命なのですが、その不安や怒りを

取り除くことには、不熱心な人たちを多くみます。

 

 

こういった場合、何が障害要因となってしまっているかを考察することが大切です。

改善のための行動を妨げている要因です。

 

 

一般的なのが、うまくいかない、失敗することへの恐怖心です。

そもそも「きっと、失敗してしまうだろう」と思うネガティブな思考が大きな障害要因となってい

ます。

 

 

このネガティブな思考はどこからきているかというと、それがセルフイメージです。

自分が自分をどう想っているか。

このセルフイメージが非常にネガティブなものになっています。

否定的なセルフイメージがあるために、「自分はどうせ失敗する」という思いが、行動を起こす

前から出てくるのです。

 

このセルフイメージがどのように形成されるかというと、その始まりは、乳幼児期です。

自分の存在が周囲(親)から、好意的に受け入れられている、愛されているという実感、身近

な人間は安心して信頼できる、周囲は安全な環境であるといった実感を得られていれば、健

全なセルフイメージが構築されていますが、そうした実感が得られていなかった場合、セルフ

イメージは歪んでしまいます。

 

 

このことが、土台、基礎となり、その人の一生に影響を陰から与えます

 

 

特に親から与えられる不適切なセルフイメージは、本人も気づけぬまま、人格形成に口をは

さみ続けます。

 

 

親がわが子をどうみるかは、親の資質、経験・体験からの価値観、つまり親自身の世界観

からでしかみることができません。それは親の器量でしかはかれないということです。

だからこそ、不適切、不適格なセルフイメージを与えられていることが少なくないのです。

 

 

しかし、そのことに気づけずに、また気づいても、そのセルフイメージを後生大事にしてしまっ

ています。

 

 

乳幼児期はまだ未成熟なために、親から与えられたセルフイメージに対して、無批判に無抵

抗に受け入れています。それは無理もないことです。

しかし、私たちはそれをどこかで見直すべきなのです

成熟した今の自分であれば、それに抵抗することも否定することもできるはずです。

自分自身の器量を拡大することで、健全なポジティブなセルフイメージを構築することがで

きます。

 

 

不安や恐怖から脱するためには、そのための行動を取らなければなりません。

苦悩の中に留まっているのは、セルフイメージに原因があることをお話ししました。

そして、この不安、恐怖そのものがセルフイメージから発せられているものなのです。

 

 

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