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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > アダルトチルドレン > 4ページ目

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
アダルトチルドレン 4ページ目

アダルトチルドレンへの処方箋~人生への無力感

前回「人生の自覚」ということで述べてみましたが、「自覚がなかった」という声が
多く聞かれました。


なぜ自覚がもてずにいたかにも理由があります。
それは、前回最後に述べたように、主体性が欠如していると、何ものかに依存し、
被害者意識が強くなっていることが関係します。


常に自分は犠牲者であり、「誰が悪い」「環境が悪い」「条件が悪い」と不満をもらし、
「どうせ」といったような人生に対しての無力さを感じているのです。


人生というものが、自身が主体的にはたらきかけていくことで創造できるものだと
いう実感がなく、人生へのあきらめ感までもが慢性化し、いつしか自分の人生と
いったものを意識することもなくなってくるわけです。


背景には、過度な干渉や支配、コントロール、また、関心をはらわれてこなかった
ことで自分(の人生)を大切にしていく意識が育たなかったことなどがあります。
親からの乱用によって意思を放棄してきたことに気づき、人生の取り戻しのために
自らの判断、選択が人生を創りあげることを体に浸透させ、意志にまで高めていか
なければなりません。




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アダルトチルドレンへの処方箋~人生の自覚

人生の中で何かが起こったとき、捉え方に二通りのタイプがあるようです。

ひとつは、「おこっちゃったぁ」と、あたかも不可抗力的に自分の身に降りかかって

しまったという捉え方であり、もうひとつは、「自分の判断の結果としておこった

ことだから、反省してこれからに活かそう」と捉えるタイプです。





後者が「人生」というものを自覚した生き方です。

同じACでも、回復がなされているのは、この人生の自覚をもって、結果「自己変革

を成し得た人です。





では、人生を自覚出来るためにはどうすればいいかと申しますと、

自分の判断に責任をもつということです。

この前提にあるのは、いかなることも原因があってその結果として、そのことが

起こっているということです。





自分の身に起こっているにも関わらず、その原因に自身が一切関わっていない

はずもなく、「なぜおこったのか。自分が作った原因は何か?」と考えることが

人生を自覚することであり、その原因とは、何をどう判断し、何をしたのかです。





この判断に自分なりの傾向があるのです。

この傾向を認識したうえで、より良く改善し、人生を創造していけばいいのです





いかなる判断も最終段階は、自分がしています。

最終判断までには、他者の判断を参考にはしていますが。

最終的には自分がしているわけですから、責任はしっかり自分でもちましょう。

責任をもてば変えられるのですから。





人生の自覚がないのも、これまで述べてきた主体性の欠如です。

人生の自覚がないと、後ろ向きの不平不満ばかりが多くなり、グチ、ぼやきに

終始し、自分から改善していく姿勢がなかなか出てこないようです。


いつまでも毒親がどうのこうのと言っていませんか?






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アダルトチルドレンへの処方箋~主体性の欠如

ACの嘆きの中で多いのが、毒親(あまり良い表現ではありませんが)からの被害(影響)ですね。

受けたダメージが大きければ大きいほど、恨めしいものです(笑)。

そのためか、加害者である親に対して、何らかの報復をしたいと思ってしまいやすいようです。

気持ちは分からなくもないのですが、ただそのやり方が少々問題があるようです。




どういうやり方かといいますと、「目には目を!」です。

このやり方ですと、結局は非難、批判している親と同じことをやっているようなもので、

「親がどうだこうだ」と言える立場ではなくなります


このことは意外と気づいておられないようです。




また、非難しながら、その親に相応しい子ども(自分)に自らなろうと努力(笑)しています

これでは、親を手本としているのと同じです。

批判しているつもりが、見習っているわけです。




愚かな親だから、その子である自分が自堕落な生き方をしていた方が相応しいんだ。

わが子がだらしない方が親が恥をかくし、嘆くはず


と、してやったりといった表情で話してくれた青年がいましたが、どこへ向かっていき

たいのでしょうか。

親が喜ぶことはしたくない」と言うのです。

自分が幸せになれば、親が喜び、親の思うつぼだから悔しいらしいのです。

わが子の幸福を喜ぶ親に何か問題があるのでしょうか?

自分が立派になれば、親の手柄にされてしまうとでも思っているのでしょう。




ここには主体性といったものが見えません。

自身の行動、生き方の基準が、常に親の感情、顔色です。

どこに主体としての自分があるのでしょうか。

親の操り人形のまま一生を過ごしたいですか?






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アダルトチルドレンへの処方箋~尊厳性の放棄

人間の尊厳性とはなんでしょうか?

様々なことが考えられるでしょうが、ひとつには「主体性」ではないでしようか。




私たちは、自由意志というものをもっています。

あらゆる事象、環境、条件を自身にとってどのように受けとめるかがまったく

自由
だということです。

この自由意志に基づき、常に自ら環境にはたらきかけ、自分が動き、周囲を

望む方向へ創り変えていく


これが「主体性」です。




動物たちは、本能的な行動のみをとりますので、個体の行動の違いがあまり

見受けれません。

同じ状況下において、ほぼ等しく反応的な行動をとり、個体間に差がほとんど

ありません。




ところが私たち人は、失恋、ペットの死、受験不合格、思わぬハプニング等に

みまわれた時に、皆、それぞれ特有の反応を示します。

これは、それぞれの個体差によって、「対応」をしているからです。

反応」は、条件反射的でパターン化していますが、「対応それぞれの意志

により対処している
ので、違いが出てくるわけです。




ですから、人を人あらしめているものが、この主体性です

であれば、この主体性を放棄することはあってはならないですね。

がしかし、無意識のうちにこの主体性を放棄してしまっていることが少なくない

ようです。




主体性を放棄してしまっている状態とはどういう状態かと申しますと、

①自己反省がなく、責任転嫁ばかりしている。
②他者や環境に依存することが多い。人頼り。人まかせ。
③後ろ向きの不平不満ばかりが多く、グチ、ぼやきに終始し、自分から改善して
 いく姿勢がない。
④現状への不足ばかりに意識が向き、すぐ逃げようとする。
⑤常に被害者意識が強く、やらされている感がぬぐえず、自己正当化ばかりを
 考えている。





どうですか?

心当たりありませんか?

この主体性(人の尊厳性)を放棄した生き方が、何を招いてしまうかを次回から

述べてみましょう。






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アダルトチルドレンへの処方箋~自分を欺く生き方

やりたいことが見つからない

自分にむいていることがよく分からない
といったことはよく聞かれます。



これはひとつには、自身の感情を抑圧する癖がついてしまい、欲求が見えなく
なってしまっている
ということと、自分が何者かといった、自分そのものが見えて
いないといったところからきていることがあります。



感情の表出が自分にとって危険なことであるという環境で育つと抑圧してしまい
ますし、独自性を尊重されずに育ちますと、自分らしさの自覚が得られないまま
となります。



いずれの問題も、そのままの自分でいることを許されなかったことで発生したもの
です。
親の要求(都合)で動かされたという意識が強い子ほど、それへの反発心から親の
言う通りには絶対動かず、わざと反対をしてしまいがちです。



ACのひきこもりの場合でも、「親が働くことを望んでいるから働かない」と。
これは、本人は「親の言いなりにはならぬ」と思ってやっていますが、「右向け」
と言えば左。「上向け」と言えば下。と、ただ親の意志に反射的に動いているだけです
から、結局は、親に支配されているようなものです
自身の意図(目的、意志)は無いのですから



親の喜ぶことはしたくない」と積極的な社会参加を拒む青年もいます。
この場合も同じで、親が望むことは一切しないことだけに生きています。
その間に自身の人生がどうなってしまうかまで考えが及んでいません。
これでは一蓮托生、共倒れになるでしょう。



親を困らせたくとも、自分の人生を持ち崩すことになぜ甘んじてしまって
いるか
を振り返る必要があります。
親への反発心を、現状打開のための取り組みへの恐怖心を誤魔化すための
もっともらしい口実に使っていないでしょうか?いことが見つからない」

「自分にむいていることがよく分からない」といったことはよく聞かれます。
これはひとつには、自身の感情を抑圧する癖がついてしまい、欲求が見えなくなってしまっているということと、自分が何者かといった、自分そのものが見えていないといったところからきていることがあります。
感情の表出が自分にとって危険なことであるという環境で育つと抑圧してしまいますし、独自性を尊重されずに育ちますと、自分らしさの自覚が得られないままとなります。
いずれの問題も、そのままの自分でいることを許されなかったことで発生したものです。
親の要求(都合)で動かされたという意識が強い子ほど、それへの反発心から親の言う通りには絶対動かず、わざと反対をしてしまいがちです。ACのひきこもりの場合でも、「親が働くことを望んでいるから働かない」と。
これは、本人は「親の言いなりにはならぬ」と思ってやっていますが、「右向け」と言えば左。上向けと言えば下。と、ただ親の意志に反射的に動いているだけですから、結局は、親に支配されているようなものです。自身の意図(目的、意志)は無いのですから。
「親の喜ぶことはしたくない」と積極的な社会参加を拒む青年もいます。
この場合も同じで、親が望むことは一切しないことだけに生きています。その間に自身の人生がどうなってしまうかまで考えが及んでいません。
これでは一蓮托生、共倒れです。
親を困らせたくとも、自分の人生を持ち崩すことになぜ甘んじてしまっているかを振り返る必要があります。
親への反発心を現状打開のための取り組みへの恐怖心を誤魔化すためのもっともらしい口実に使っていないでしょうか? 欲




欲求や適性が分からないのも、親への強い責任転嫁も、いずれも自分の本心を
騙し、欺いているためです。
自分の本心からの声に耳を傾けてこそ、自分が真に取るべき行動が見えてきます。





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アダルトチルドレンへの処方箋~生き方の習得

過去の痛みに今を支配されているACの人たちを見ていると、その痛みを招いた
(トラウマ化した)気質(受け止め方)や、痛みからの逃れ方をなかなか捨てきれ
なかったり、変えられなかったりがあります。
生き方自体を変えていくという発想があまり見られないようです。



これは、持続的な痛みにさらされ、反応的な行動が身に備わってしまったから
でしょう。
つまり、その場の痛みを和らげるために、反射的(自動的)に体を動かしてしまう。
感情を抑圧することも瞬時に行われるようです。
それが普通(あたりまえ)に行われているから、「変わる」という感覚が起こらない
のかも知れません。
学習されたものという認識がないのだと思います。



こういった状態から脱するためには「意志」の力が必要です。
意志による主体的な生き方を身に備えていくのです。



そうすれば、反射的に反応するのではなく、意志による判断で対応を選択して
いける
ようになります。



では、その「意志」の力はどのように備えていけばよいでしょうか?
意志には、方向性推進力があります。



心がどこに向かっているのか。
そして、行動を促がすだけのそのことにおいての意味あいをどう感じているのか。
要は「価値観」になってきます。



何を価値あるものとみなし、心をそこに常に向けられるか。
より良い生き方ができるために、それまでの価値観を見直し、生きていく方法を
習得していく必要があります。
家を建てる方法があるように、より良い人生を立てる方法があるのです。
普遍的な誰にとってもより良い生き方ができる方法があるのです。






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アダルトチルドレンへの処方箋~時の要請

実存分析のフランクル心理学は、より良く生きていくための様々な示唆を与えて
くれます。



その中で、時間に対しての次のような内容があります。
あたかも既に二度目の人生を生きているかのように、そして、あたかも、
あなたが今まさに誤って行為してしまおうとしているのと同じ過ちを、一度目
の人生において行ったかのように生きよ




これは、過去に行った行為(一度目の人生)の結果として現状が生じていると自覚
すること。
「あの時あーしておけばなぁ」といったことは少なからずあったと思いますが、現在
がまさにその「あの時」であり、今どうするかで将来の状況が左右されるのです。
今の行動のありかたは、将来に何かを用意してしまいます。
現状の過ごし方が、将来の準備になっていることを自覚して過ごすことが大切です。



また、現状困難な状態があれば、それは過去の誤った判断、行為によってのもの
であり、それと同じことを繰り返してしまわないように自戒して行動していく必要が
あります。今という時間、機会は、二度とこないのですから。



私が大ファンである井上陽水の歌に「人生が二度あれば」という歌がありますが、
「もう一度やり直せたら」という思いになることは何度もあるかと思います。だから、
この人生がその二度目だと仮定すれば、今ここの時間の過ごし方を大切にできる
のではないでしょうか。



時間の流れは、絶妙なタイミングで目の前に課題を運んでくれます。
最も好ましい時期に時の要請として意味ある機会の提供がなされるという前提に
基づけば、時間を決して粗末にできないのです。





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アダルトチルドレンへの処方箋~自分に厳しく?

他人には厳しいのに自分には甘い人は、周囲からはあまり好感をもたれない
ようですが、では逆に他人には甘く(優しく)、自分には厳しいことはより望まれる
姿勢なのでしょうか?



他人に優しいはいいとして、問題は「自分に厳しい」というところです。
「厳しい」という意味を「辛くあたる」というように取り違えてしまっている向きも
少なからず見受けられます。



特に機能不全家族で育ったACは、存在や関係を乱用されて育ってきたせいか、
自分自身を乱雑にあつかってしまう傾向があります
過度に我慢したり、周囲に助けを求めなかったり、結果問題を一人で抱え込み
自滅してしまう。
完璧主義的に成果のレベルをあえて上げ、自分を追い込んでしまう傾向もあり
ます。(結局はたどり着けないのですが)
そしてそんな自分にダメ出しし、否定する。



こういったところは、表面的にはあたかも自分に厳しいように映りますが、これは
単に自分を粗末にあつかっているだけです



そもそも厳しくというのは何のために、つまり「目的」は何でしょう?
それは、自分を「成長(成熟・発達)させる」ためでしょう。
であれば、厳しくしていくことは冷たくあたるのではなく、自分の生活態度を成長
していくように規制していくことです。
自分に誓い、約束し、セルフ・コントロールしていくことです。



目的はあくまでも自己の成長ですから、くじけそうになれば「大丈夫!必ずでき
る!」と励まし、失敗しても「心配ない。やり直せばいい」と応援し、努力を「よく
頑張ったね」と認め、実行できたことには「天晴れ!」と褒め、一日の労に対して
は、「ご苦労さまでした」とねぎらう。



成長を促していくことが第一義ですから、自分を大切にして成長を阻む悪習慣を
厳しく戒めていくことが大切です。



「他人に優しく」は、敬意をもって寛容に接し、そして自分には、「厳しく」ではなく、
優しい言葉で心にしっかり栄養を与え、信頼し、より良く成長していくように大切に
育てていきましょう。






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アダルトチルドレンへの処方箋~楽観のすすめ

生きる意欲をもてるためにはどうすればいいか?
この質問はよく投げかけられます。



意欲をもてるためには、自分なりの生きていく意味を見い出すことが必要です。
そのためには「人生を味わう」という姿勢が大切です。



人生を味わうためには、心にシャドーコンプレックスをできるだけ作らない
ようにする。
シャドー(影)とは、自分にとって認め難い、好ましからざる不都合な一面を
心の裏側に押し込めてしまった部分です。
コンプレックスは、過度な不適切な思い込みです。



自分の中に良しとできない部分(例えば親を憎む気持ち等)があっても、その
ことを否認しない
そんな気持ちはもっていないと自分に嘘をつかない
そんな自分を断罪(否定)しない



そういう部分も「自分」なんです。
否認すればするほどシャドーが増幅されます



また否認すれば、正直さ素直さが失われます。
正直さや素直さが失われると慢心が生じます。
慢心は、疑念や拘り、怒りを生み、心を濁らせます
コンプレックスは、素直にものごとを受け止められなくします。
人生を味わうためには、この素直さが要になります



素直さを、「何事にもありがたみを感じれる能力」と捉えてみてください。
「ありがたや、ありがたや」(笑)と何事に対してもありがたみを感じることが
できれば、あたりまえのことも与えられた恵みと感謝することができます。
このあたりまえのことも与えられた恵みと感謝 することが「楽観」です。



ありがたみを感じれるということは、そこから何かを得る、つかむことができる。
つまり「恵み」です。
その恵みとは、「気づき」と「学び」そして成長です。



恵みの先には、必ず豊かさがあります。
人生を味わい深く感じられることこそ豊かさではないでしょうか。
つらい(辛い)出来事こそ、そこから学びを得ることが多いものです。
良薬は口に苦し」です。
酸いもからい(辛い)もあるから食事は楽しいんです。
ですから人生もしっかり味わってみましょう。
ありがた味も味のひとつです。



学び成長できれば、痛みは軽くなります。
痛みにも感謝できます
人生を味わっていくのが主体的な生き方であり、生きていく醍醐味です。



理想主義的な(希望)をもった現実主義者になってみましょう。
何事も現実を直視し、現実からスタートです
現実を否認しない。
理想も大切です。
未来には保障がないからこそ希望をもつのです


過ちをおかすのも自然なことです。
愚かな自分も否定せず、自分の人生に責任と関心をもって、面白み(興味深さ)
とありがたみを感じながら、楽観的に生きてみましょう
こうして人生に対しての態度を切り替えることで、生きていく意味を見出し生きる
意欲がもてるようになります。
るようになります。るるる 



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アダルトチルドレンへの処方箋~生き辛さの正体

生き辛さ」というものを考えてみましょう。


日々の生活の中で、私たちが生き辛さを感じる時というのは、事が思うにまかせないときではないでしょうか。
思うようにならない時でも、「しょうがない」とあきらめきれればまだいいのですが、どうしてもこだわりを外せませんと、もやもやしたものが残ります。


分かってはいてもその行動が取れなかったり、気持ちとはうらはらのことを逆にしでかしたりと、望まぬ結果を自ら招いてしまうことが「生き辛さ」であると思います。


「本音と建前」というものがありますが、本音で行動を取るタイプか建前で行動を取るタイプか。
建前でしか行動出来ず常に不満足感を抱いている人もいるでしょうし、本音で行動するがあまり、損ばかりしている人もいるでしょう。
いずれにせよ、なぜその結果を招く、他でもないその行動を取ってしまうのかを考えてみてください


そこに信念とでも言うべきある「思い込み」がありませんか?
どうせ自分はうまくいかない」とか「まともに評価してもらえるはずもないし」とか。


また、人は「好ましからざる自分」「不都合な自分」というものを必ずもっています。
たとえば、波風を立てるのがいやで、ついつい周囲にあわせてしまう自分がいたり、職場で誰かが成果を出すと、それを妬んでしまう自分がいたりであったりとか。
こういった場合、そんな自分の一面を受け入れられず、否定し抑え込んでしまうことがあります。


このように強い「思い込み」や蓋をして隠してしまっている自分がいますと、自分の気づかぬところで、足を引っ張ってしまうことになるのです。
これが「生き辛さ」の正体でもあります。


ただなんとなく」と導かれたその行動が、実は他から方向づけられた自分や自ら否定した自分によって操られていたことを知ることが、生き辛さからの回復の第一歩になります。




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