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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
ひきこもり 16ページ目

恐ろしきかな自己認識

人間というものは本当に不可思議な生き物です。

釈迦の金言にこのようなものがあります。

 

 

ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で

話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う

 

   

私はこの「心によってつくり出される」ということを日々実感しています。

人は、自己概念自己イメージの通りにまさになっています。

自分自身が、「自分はこうあることが最も相応しい」と思っている通りの環境、状態になってい

るということです。

  

 

ひきこもりが長くなると、すっかり、「苦悩している自分が、最も自分らしい」「人や社会に怯え

ている自分が最も相応しい」と思い込んでしまっています。

だからこそ、見事にその通りに(期待通りに)なっています。

 

 

また、少しでもよい状態、状況になっていくと、「これは自分に相応しくない」とでも心の奥から

のささやきがあるのでしょうか、自ら元へ戻ってしまうことをやってしまいます。

 

 

このことは、当事者のみならず、その家族にも見受けられることなのです。わが子に変化が

起こり、状況の改善が見えてくると、前へ進むことを阻むことをやってしまうことがあります。

変化することへのためらいなのでしょう。不思議なものです。変化を願いながら、変化すること

への恐れがあるのです。

 

 

わが子がひきこもっていることが通常化(安定化)してしまうと、たとえ変化の先がより良い状

態であっても、安定を壊されることに対しての不安が起こるのです。

心配事がないと安心できない。なんとも「人間この不可解なりしもの」です

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/


心に栄養をあたえる

日々の生活の中で、「すばらしい」という言葉を発する機会が増えてくれば、とても豊かな時

間を過ごすことができます。

なぜなら「すばらしい」の表出は、気づき発見への感動の場であるからです。

 

 

また、人に素直に「ありがとう」と言える自分になっておきたいものです。

ありがとう」と言う機会を得るということは、人から何か手助けを受けた時です。

つまり支えてもらったことに感謝する場面で「ありがとう」は出てきます。

  

 

人から手助けを受けるといっても二通りの意味があります。

情けをかけられて「かわいそうに」という場合と、「あなたのために一肌脱がせて下さい」と協

力される場合です。

もちろん、後者の意味で「ありがとう」が言える自分でありたいと思います。

 

  

人から協力してもらえる自分になっておくためには、かねてから人から「ありがとう」と言われ

る自分にしておかなければなりません。となれば、当然自分を成長させることが出来ます。

人からの協力を得られる。人の役にたつことが出来る。成長出来る。一石数鳥です。

  

 

そしてもう一つ。相手の意思に関係なく、何らかの恩恵を受けたと感じた時、感謝の気持ちが

出てきます。パストラルケアのキッペス博士は「あたりまえのことも与えられた恵みと感謝

来る心性を霊性」と定義しています。

 

 

霊性は新たな発見への感動、そしてエゴを超えた謙虚さを司るものです。

先の「すばらしい」も「ありがとう」も相手の存在の絶対肯定の言葉でもあります。

いずれも「かけがえのない」という意味がそこに込められています。

だから、この言葉をかけられていやな気持ちになる人はいません。

  

 

あなたは、すばらしい!」「あなたに、ありがとう!」と言う機会を増やしていきましょう。

そして、他者へも自分へも、

ねぎらい、なぐさめ、認め、励まし、ほめる

ことが大切です。

 

 

心に栄養をあたえるために、

今日も一日よく頑張りました。ご苦労さまでした

失敗しても大丈夫。私は信じています

私にありがとう!」

よく克服しましたね。見事です。えらい!」

と自分にも言い聞かせてあげましょう。

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
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変わるものは

自分の現在の生きにくさが、親との関わりに起因していると自覚している状態にある人を

アダルト・チルドレン(AC)と申しますが、中には、これまでのトラウマがこれからも一生自分の

生き方に影響を与えていき、トラウマの呪縛から逃れることは出来ないのだろうという絶望感

に襲われている方も少なくありません。

 

 

自己の苦悩を分析するために、心理学やACに関する書籍を読みあさり、そこに記述されて

いる事例が、あまりにも自分自身の生い立ちと酷似しているがために、自分の苦悩の源泉が

読み取れ、客観視できることで一瞬の救いを得られていることもあるのですが、分析から次

の具体的な解決法が分からず、笑顔が戻ったのもつかの間、再び苦悩の淵に舞い戻りま

す。

 

 

さて、実際このトラウマを越えることは出来ないのでしょうか。もちろん越えられます。

先ず大切なことは、その影響を認知することです。どのような過去の出来事から、どういった

影響を受け、自分の中にどういう傾向(反応様式)が強められてしまったのかを知ることです。

 

 

ここで誤りやすいことは、出来事にからんだ相手に対する感情(怒り、恨み、嫉妬など)が思い

出され、そのことに囚われてしまうことです。『人を呪わば穴二つ

自身の中にある幻影を見ず、事実何が出来ない状態になってしまっているのかを観察するこ

とが大切です。

  

  

不安、怖れから身を守るために身につけてしまった、生きにくい行動パターンを分析し、新た

な姿勢・態度を選択できるようになるための訓練を実行することで、人はトラウマを超えること

ができるようになるのです。

 

 

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アダルトチルドレンの自覚

私の所には、不登校やひきこもり・ニート以外にも、一般の社会生活を送っている方からの相談

もあります。会社員、OL、主婦など。

これらの方たちは、自身が「AC(アダルトチルドレン)であったか」という自覚に至った人たちで

す。

 

 

アダルトチルドレン(AC)とは、斎藤学先生の著書(『アダルトチルドレンと家族』)の中で、

自らの生きにくさの理由を自分なりに理解しようと努める人がたどりつく、ひとつの自

」と説明されています。

これは、診断のための医学用語でもなければ、人を誹謗中傷するためのレッテルでもないと

そえられています。

 

 

私自身、ACとの出会いは概念からの出会いではなく、まさに当事者との出会いでした。しか

も、その当事者たちのほとんどが、自分がACであることの自覚にいたっていない人たちだっ

たのです。

 

 

関わってきたそれらの人たち全てに共通してある特徴を感じていました。

似ている」「おそろしく似ている

これが最初の感覚でした。

 

 

そこには決まって、それぞれの家族の存在があったのです。

それまでの親との関わりの中で、歪められた自己像をもっていました。

親からの置き土産によって、成人してもなお、痛みに支配される生き方を強いられていたの

です。

 

 

私は、親の状況から彼ら、彼女らの苦悩の訳が見えてきていました。

それを本人に自覚させることで、結果、家族トラウマからの回復がなったのです。

 

 

先の著書でACの概念を知り、これらの状態がまさにアダルトチルドレンであることの認識に

いたりました。

斎藤先生は、「人はこの自覚を用いて、より有効で自由な自己をつくり、その自己を保護

するのです」と述べられております。

これは、私にとってまさに実感でした。

 

 

私は以前のブログ http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2008/06/post-a460.html 

でも、ACであることの自覚は大きなメリットがあることを述べました。

不登校、ひきこもり・ニートはもとより、いじめ、非行、家庭内暴力、DV、幼児虐待など、すべ

てが、歪められた自己像からのものです。

 

 

今、何らかの生きにくさ、生き辛さを感じながら生活しているのならば、アダルトチルドレンと

いう自覚を得ることが、解放への第一歩であるでしょう。

それは真の自己への目覚めの一歩ともなるのです。

 

 

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自分であるための自信

前へ向かう意欲がでません

なぜだろう?

自分に自信がないからです

 

 

こういった言葉はこれまで何人から聞いたでしょうか。

自信は確かに、行動の起爆剤になります。

 

 

ではなぜ自信がもてないのか。

その理由のほとんどが、

身に備わっているものがない

持っているものがない

達成した成果がない

といったようなものです。

 

 

つまり、知識、才覚、実績などがなんにもない。

ナイナイづくしだから、見劣りして自信がもてない。

 

 

以前「信念とは?」 http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2008/06/post-1c61.html

と題して述べたこともありますが、

自信とは、これからの自分の可能性、成長を信じることです。

 

 

ですから、今ある知識、才覚、実績を基準に自信をもとうと思っても、もてるまでに時間がか

かります。

今すぐにでも自信をつけようと思ったら、先ず(目標)を明確にもつことです。

できればその志は、誰が聞いても「それは素晴らしい!」と思えるような内容がいいですね。

 

 

平和や豊かさ、環境改善など、個人的な満足ではなく、社会の満足に寄与できるような目標

がいいでしょう。

その方が、高い志をもっている自分というものを肯定できるようになります

志に自分を引っ張りあげてもらうんです。

もちろん、自分が興味のある、楽しめるもの。生きがいにできるようなものです。

世間の目を気にしたカッコつけの目標ではダメです。

さらに、その志に向かって、達成するために日々邁進していくのです。

 

 

そうすれば、そんな自分に自信をもつことができます。

なぜなら、将来大きく成長できる可能性があるからです。

これからの自分に自信をもつことができるようになります。

 

 

もちろん、そこまでの間、日々邁進していくというのは、小さなハードルの低い目標を数多く立

て、それを一つ一つクリアしていくことです。

それが確証のない未来を信じる根拠となり、信念にまで発展します。

 

 

過去の結果をどういう態度で受け止め、未来に向けてどういう姿勢で望むかに自己存

在の真価が問われます

これからの成長を基準にすることで、今すぐにでも自信をもつことが出来るのです。

 

 

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セルフイメージの初発

トラウマは解消したいが、そのための改善行動ができないということをよく聞きます。

また、不安がったり、怒りを何かに向けることには一所懸命なのですが、その不安や怒りを

取り除くことには、不熱心な人たちを多くみます。

 

 

こういった場合、何が障害要因となってしまっているかを考察することが大切です。

改善のための行動を妨げている要因です。

 

 

一般的なのが、うまくいかない、失敗することへの恐怖心です。

そもそも「きっと、失敗してしまうだろう」と思うネガティブな思考が大きな障害要因となってい

ます。

 

 

このネガティブな思考はどこからきているかというと、それがセルフイメージです。

自分が自分をどう想っているか。

このセルフイメージが非常にネガティブなものになっています。

否定的なセルフイメージがあるために、「自分はどうせ失敗する」という思いが、行動を起こす

前から出てくるのです。

 

このセルフイメージがどのように形成されるかというと、その始まりは、乳幼児期です。

自分の存在が周囲(親)から、好意的に受け入れられている、愛されているという実感、身近

な人間は安心して信頼できる、周囲は安全な環境であるといった実感を得られていれば、健

全なセルフイメージが構築されていますが、そうした実感が得られていなかった場合、セルフ

イメージは歪んでしまいます。

 

 

このことが、土台、基礎となり、その人の一生に影響を陰から与えます

 

 

特に親から与えられる不適切なセルフイメージは、本人も気づけぬまま、人格形成に口をは

さみ続けます。

 

 

親がわが子をどうみるかは、親の資質、経験・体験からの価値観、つまり親自身の世界観

からでしかみることができません。それは親の器量でしかはかれないということです。

だからこそ、不適切、不適格なセルフイメージを与えられていることが少なくないのです。

 

 

しかし、そのことに気づけずに、また気づいても、そのセルフイメージを後生大事にしてしまっ

ています。

 

 

乳幼児期はまだ未成熟なために、親から与えられたセルフイメージに対して、無批判に無抵

抗に受け入れています。それは無理もないことです。

しかし、私たちはそれをどこかで見直すべきなのです

成熟した今の自分であれば、それに抵抗することも否定することもできるはずです。

自分自身の器量を拡大することで、健全なポジティブなセルフイメージを構築することがで

きます。

 

 

不安や恐怖から脱するためには、そのための行動を取らなければなりません。

苦悩の中に留まっているのは、セルフイメージに原因があることをお話ししました。

そして、この不安、恐怖そのものがセルフイメージから発せられているものなのです。

 

 

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「運」とトラウマ 第四回

「運」を開く三つ目のキーワード「」についてお話ししましょう。

「活」は、活力、活動、活躍などの言葉がありますが、“活かす”という意味ですね。

料理も素材の味を活かしてこそ美味しいものです。

そのためには、その性質をよく知ることが大切です。

 

 

日本の文化には、そのものをありのままに活かすという姿勢が見られます。

例えば家屋に使う材木も、それぞれの形状を活かし、適正な場所に利用します。

庭園もそれぞれの樹木の枝ぶりを活かし、人工的なものではなく、自然な風景を演出します。

また、「借景」といって、遠くに望む背景の風景までを取り入れ、全体の庭園にしあげます。

 

 

機会や経験、体験を活かせば、私たちは成長できます。

失敗も活かせば、成功のための必要条件となります。まさに成功の母です。

 

 

何でも「活かす」という発想をもっていれば、転んでも、傷ついてもそれを教訓とできるので

す。

活かすためには、それを知ることに努めます。

トラウマ体験も、なぜ起こったのか、なぜ傷ついたのかを知ることで、その痛みを克服するこ

とができます。

 

 

さらには、なぜ自分に起こったのか。

他でもない自分になぜふりかかったのかを考察することで、自分自身を知ることができます

そこに、傷つくことを許してしまっている自分がいたことに気づけるのです

と同時に、起こった出来事が、自分自身の成長にとっての必要条件だったことの自覚に

も至り得ます

 

 

「運」を開くためには、蒔いた種からの必然的な結果に対して、今の自分がどういう姿勢・態

度でのぞむかがキーとなります。

アダルトチルドレンは、わが親との関わりをどう意味づけるかで、本来の自分に戻れるかどう

かが左右されます

 

 

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「運」とトラウマ 第三回

新年明けましておめでとうございます!

初詣、三社参りは行かれましたか?

私は例年ですが、母の暮らす実家熊本市のお宮に元旦にお参りし、2日に産まれた土地の

お宮、そして3日に現住所のお宮に参拝しています。

お参りの際には、おみくじやお守りを求められたことと思います。

 

 

さて、「運」を意識することが、トラウマを昇華することにも有効であると述べました。

その意味合いをお話ししましょう。

 

 

「運」を意識するということは、廻り合せを良くすることに努め、悪くすることをひかえるというこ

とです。

 

 

これまで、一回、二回とそれぞれ「運」を開くキーワードの「」と「」を説明しました。

「運」、「ツキ」というと、何か偶発的、偶然的なニュアンスで受け止めている方もおられるでし

ょうが、「運」は必然的なものです

志を抱き、すべてに敬いの姿勢をもってのぞめば、自然廻り合せがよくなってきます。

 

 

言ってみれば、法則ルールに基づいて結果が出ているということです。

そう考えた時、

どうしてそういう結果が出たのかの原因を追究し、なぜそれが自分に起きたのかの意味

を自然と熟考していくでしょう。

 

 

このことが実は、トラウマの昇華にとって最も重要なことなのです。

なぜ自分自身が、傷つくことにみまわれ、まさに傷ついたのか

これを知ることが、トラウマを超える階段の上り口に立つことになるのです。

 

 

「運」を開く三つ目のキーワード「」がここに関連してきます。

次回説明してみましょう。

 

 

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「運」とトラウマ 第二回

今年最後の記事です。

運を開くキーワード「」をお話しします。

 

 

」には、慎むも入っています。自己を慎まなければ何をも敬えません。

敬うということは、相手を尊重するということです。

  

 

人間関係においては、互いの立場というものがあります。

特に社会生活の場においては、この立場の認識はとても大切なものです。

相手の存在そのもの、また立場に対して敬意を表すこと。

その基本が挨拶返事です。

 

 

挨拶はそこに相手が居ること(存在)の認証であり、人間関係の潤滑油です。

返事は「ハイ!」。これは「」の意です。相手を拝することです。

たとえ相手が、自分より年少者や後輩、また子どもであっても、一個の人格をもった人間で

す。相手の立場にたって、身になって、意見を尊重することは大切なことです。

意見を尊重するということは、何も言うがままに聞き入れるということではありません。

より理解することに努め、受け入れられない場合は、相手にも理解してもらえるよう説明し、

双方にとって、より良い結果となるアイデアを考えるのです。

  

  

時に人間関係においては、人格的になかなか敬えないという相手もあったりします。

その際も、立場に対しての敬意はやはり必要です。

きらいな上司だからと、互いの立場もわきまえない態度は、社会人としての見識に欠けます。

極端なケースで、犯罪者にも人権の尊重がありますよね。   

 

 

日本人はそういった意味では、物に対しても敬意をもっている民族でもあります。

針供養、人形供養、眼鏡供養なんていう慣習がありますね。先日新聞で、広告業界が広告供

養を行った記事も見ました。これらは、物に対する敬意からくるところのものですね。

物を敬い大事に扱えば、長く役に立ってくれます。

リサイクルも物に対しての敬意ですね。

 

 

「敬い」があれば、驕りや慢心は抑えられ、相手をコントロールしたり、相手の領域に過度に

入したりを防ぐことができます

何よりも、尊重されていやな気持ちになる人間はいませんので、人間関係は円滑になってい

きます。

「敬」は確実に運を開きます。

皆さまにとって、より良き新年を迎えられますことをお祈り申し上げます。

一年間ありがとうございました!

 

 

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「運」とトラウマ 第一回

運を開くキーワードの「」からお話ししましょう。

「志」とは、“心指し” 自分が本気で達成したい目標です。

目的が明確になった具体的な到達点です。

 

 

正月を迎え、初詣に行かれると思いますが、お宮で色々願い事を祈られることでしょう。

「祈り」という行為のそもそもの意味をご存知でしょうか。

 

 

「いのり」は“意宣り”です。「意志を宣言する」という意味です。

神主さんが祝詞(のりと)を奏上してくれますが、「祈る」といのは、神前でアファーメーション

(自己宣言)することです。おねだりすることではありません。

 

 

有言実行、自分の目標を「必ず達成する!」と誓うのです。

そもそも五円、十円で三つも四つもお願い事を他力本願で叶えてもらおうなんて意識が、あさ

ましい。

志、立たざれば、天下に成すべきの事なし(陽明学)』という先哲の金言もあります。

 

 

志が無ければ、ゴールが見えないのと同じです。

自分がどこへ向かうかも分からない。

無目的で生きれば、常に迷い、惑わされ、苦悩、トラウマを抱えます。

 

 

志が明確になれば、心(潜在意識)の働きで、手足の動きがその達成のために総動員され、

実現するための必要条件を引き寄せ始めます

 

 

”(はく)という言葉があります。気魄の魄です。一種のエネルギー、力です。

凝縮された想念、魄は、達成への道を開き、気づき、閃きを与えてくれて、自分を後押ししてく

れます。そしてストレスへの抵抗力も増します。

 

 

「トラウマが重く、志をもつ気力も出ない」「将来への希望がもてない」という人もいるでしょう。

これは逆です。

志が無いから、過去の痛みに今を支配されるのです

志は、自分を向上、成長させ、イキイキと活かしてくれるので、トラウマの痛みも自然と癒え、

ゴールを目指し横道にそれずに前進させてくれます。

 

 

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