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2017年1月
アダルトチルドレンからのQ&A~幸福感を得られるために
とかく幸福とみなされやすいのが、モノや経済的に豊かな状態。
地位や名誉に恵まれているといった目に見える部分、客観的な尺度によって
はかられてしまいがちですが、〈幸福感〉の実感というものがより重要です。
客観的に幸福そうな状態にはあっても、当人は幸福感を得られていないケース
もあります。
客観的にどうあれ、自分自身が幸福感を得られていればそれで十分なはずです。
では、その幸福感を得られるために何が必要かと言いますと、以前の自分より
いまの自分の方がより好ましく、日々新しい発見があって成長しているという実感、
すなわち成長・発達感が、精神的健康や幸福感の基盤となります。
上向きのときに、人は幸福感を感じるものです。
ですから、常に向上心をもって、自分のこれからを上向きにしていけばいいのです。
それから、幸福感に大きく関わってくるものが、自尊心と自己信頼感です。
〈自尊心〉を育てるためには、ありのままの存在価値の自覚。強みを培うことです。
主体性、向上心(進歩・発展・成長)、創造性、協調性(調和・幸福)、利他心などの
強みを具えていきます。
強みは才能とは違います。才能は自動的なものですが、強みは自発的なものです。
才能は有る無しがどうしてもありますが、強みは意志と選択により築くことができます。
強みを発揮すると、誇り、満足感、喜び、達成感といったポジティブな感情が生まれます。
〈自己信頼感〉は、自分の置かれた状況をより良く変えるため、何らかの努力をしている
という自覚が、自己信頼に向かって前進させます。
逆に何らかの不本意な状況に遭遇した際に、自己正当化ばかりで責任転嫁をし、
自滅的に状況から逃れようとしてしまう態度は、自己信頼を損ねます。
自信を具えるためには、才能、能力をその根拠とするのではなく、姿勢と態度を
後ろ盾とすればよいのです。
日々の過ごし方、生活の態度が、自信につながるように整えていきます。
そのためには先ず生き方の姿勢です。
姿勢とは、それぞれの対象をどう捉え、どういう心がまえでいるかです。
自分の人生に責任をもち、目的、目標をもった計画的な生き方をしていく。
時間は、目標達成のために投資します。
より良く生きていく、周囲に役立つ生き方ができるためには、知識や技術の修得が
必要です。修得した知識や技術がいかんなく発揮されるためにも、態度が肝心です。
姿勢がかねての態度として現れるのです。
姿勢・態度を整えていくことで、自尊心と自己信頼感を育てていくのです。
幸福感を得られるためには、生きがいのある高い志と向上心をもって、強みを養い、
自己成長のために日々姿勢・態度を整えていくことです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2017年1月 2日 08:54
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